本日2023年1月17日(火)曇 ある取材の都合で、本日、今年初めて辺野古に行ってきました。ゲート前に行ったら、「県警です」と名乗る男が近づいてきたので、何事かと思ったら、「撮影するなら、気をつけてくださいね」と言われてしまった。
私は、「余計なお世話だ」と言わなかった。「そうですね。十分に気をつけています。私たちも、運転手さんも、ガードマンや皆さんも」と丁寧に応じました。ごちゃごちゃになると、思わぬところで交通事故は起こりかねない。誰が怪我をしても、死んでも嫌じゃないですか。細心の注意を払うのは当然です。この限りで私は誰に対しても、注意を怠らないようにしているつもりです。
第4ゲートの角に、新たにデカイカーブミラーがつけられていました。掘削して埋める方式ではなく、場所がないせいか、コンクリートでガチンコに撃ち固めてありました。これなら大型トラックがぶつかっても倒れなさそうな頑丈さ。このカーブに新たにゲート(第4)を作ることが危険だと、沖縄防衛局はわかっているようです。
「お互いに注意しましょう」というのは市民社会の常識だと私は考えています。しかし今政権が進めている戦争政策が進んでいけば、全く違ってしまいます。味方と敵が峻別され、味方は100点、敵はゼロ点。殲滅する対象でしかない。「お互いに気をつけよう」などの観念はゼロになっていきます。
そしてさらに問題なことは、権力はがっちり人々を「味方か否か」を見極め、監視することが常態になります。市民は監視されていきます。先ほどの警察官のような心遣いは全く評価されない社会になるのです。
私は戦争反対ですが、それってどういうことなのかを考えたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。