ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

名護市長選が始まった(20220116)

2022年01月16日 | 沖縄暮らし

2022年1月26日(日)晴れ 

名護市長選挙が本日告示され、始まりました。渡具知武豊氏(現職)(自民・公明推薦)とVS岸本洋平氏(共産、立民、社民、にぬふぁぶし、れいわ推薦)の一騎打ちです。

 現職は、新基地誘致派です。その肝心な姿をベールで隠してきました。今回も同様です。国と県の動きを見守るといいながら、辺野古美謝川の付け替えを容認。この付け替えをやらないかぎり大浦湾の埋め立て工事は不可なのですから、止める気があるなら、ここを市の権限でおさえることができた。それをスルー。国からの米軍再編交付金(補助金)で保育園の保育料を無料にしたり、小学校の給食費を無料に。

 一方で、岸本洋平氏は、はっきりと基地建設ノーを掲げている。基地建設容認の見返りの米軍再編交付金を受け取らなくても、先の無料化を継続できると訴えています。

 人間誰でもお金が欲しい。しかし米軍再変交付金はあくまでも米軍の軍事戦略に貢献するもの。中国と張り合うための交付金となっている。そんなので、お金をもらって、いいのかという問題です。米国・米軍べったりの日本政府は、「こっちの水が甘いぞ」と、この25年間ささやいてきましたが、今回の名護市長選も、名護市民がそうした嘘・欺瞞を見抜けるのかが勝負所となります。

 全国の皆様、ご注目ください。そして何よりもお願いしたいことは、この問題が何故、「日本国民」の問題であるのかを考えて頂きたい。

1月15日 辺野古テント村前

イソヒヨドリが近づいてきた。(同日)

テント村

辺野古テント村 子どもたちの未来がかかっている選挙です。だからこそ、「あきらめないこと」なのです。しかしそう願う私たちを脅かすのは、お金と権力です。世界最大の軍事大国アメリカの核戦力に頼り切っている日本政府の政治を打破できなければ、前に進みません。しんどいことですが、奪われてきた過去を思い、奪われている現在を透視し、取り戻すのが、名護市長選です。重すぎる課題ですが、だからこそ、多くの皆様のご支持と、鋭い洞察が不可欠となります。


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