11月27日(火)の6校時に5年1組で、校内研の公開授業の1つとして家庭科の授業を東江一美先生が実践しました。
今回は、恩納村の栄養教諭の又吉さんとTTでの指導となりました。
授業は、展開やその目標を達成する手立てが明快でとても素晴らしい授業でした。
【授業内容の概要】
①11月27日(火)の給食の献立から、どのような食材が使用されているかを考え⇒それを3つの働きに分類
3つの働き 1. おもにからだをつくる 2. おもにからだの調子をととのえる 3. おもに熱や力のもとになる
の表に、今日の給食の食材を一人ひとり、働きを考えて分類作業。
作業を通して、食材が3つのカテゴリーにバランスよく配列されていることに気づく。
② 栄養教諭の又吉さんから、給食の献立には、3つの働きがバランスよく使われているかを解説。
・骨(カルシウム)は、20歳までに。
・いま食べている食事が大人になったときの体の土台になる。
・食べ物が偏りすぎるとどうなるかを、血液の状態を実際に見せて、その大切さを実感させる。
③ 事前に家庭で食事を作る際に気をつけている点を子どもたちがアンケートした結果を集計したグラフを提示
・それぞれの家庭の食事で気をつけていることを紹介
・一番多かった回答を隠し、みんなで考える⇒回答「栄養のバランスを考えて作る」
④ 給食と家庭での調理の大事なポイントの共通点を考える。
・給食「栄養バランスを考えて調理されている」
・家庭「栄養バランスを考えて作る」
やはりどれも、発達段階、成長のために、栄養バランスを考えて、日々の食事を食べていることのありがたさに気づく。
⑤ 感想を書き⇒発表
・栄養バランスの大切に気づいた。
・栄養のバランスを考えて作ってくれる給食調理場の方々や家庭の方に感謝の気持ちを持つ。
また、「ICT活用」でも
【ICT活用】
①導入:「フラッシュ食育」⇒3つの働きを分類する
②導入:「今日の給食の写真を拡大提示」⇒今日の給食のメニューからどんな食材が使われているかを想起させる。
③まとめ:「アンケート結果」を実物投影機で拡大提示。1番多い回答を付箋紙で隠し、何かを考えさせる。
【栄養教諭の先生とのTTについて】
栄養教諭の先生とのコラボの授業がとても良かったです。
専門的な立場からの意見は、とても学ぶことが多かったです。
実際の給食を作る立場からの視点で教えていただいたり、専門的な立場からの知識を子ども達も知ることができ、普段の授業をより深めることができます。
又吉先生からも、気軽に声かけて頂き、授業で一緒に取り組むことができるとのことでした。
又吉先生の姿勢や授業の解説もとてもわかりやすく勉強になりました。
何よりも、一美先生の授業構成が明確で、授業がよどみなく進みました。
板書に、3つの食品の働きの表の活用にICTも活用と、従来の指導にICTを上手に活用している良い見本の例です。
ICTも日常的に活用している一美先生だからこそ、適時に授業に効果的に活用しています。
子ども達にとっても、学びの多い授業になったと思います。