ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

ガスに覆われる黒部五郎カール(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 22時49分33秒 | 山旅
登ってきた登山道を大展望の分岐まで下り、尚も急勾配をカール底部へ向かって降りて行く。
写真の下側の中央やや左よりに雷岩。でも実際には行きも帰りも素通りしてしまった。
写真上部の中央やや右より、ガスの境に小舎が見える。こうやってみるとなかなか距離がある。実際に下りだと思ってナメていたせいもがるが、けっこう疲れた。
天気も大崩れはなさそうだが、それでも序々に序々に雲が低くなってきている。


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山頂まで雲海・・(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 22時32分35秒 | 山旅
山頂はガスがかかったり晴れたりしていたが気持ち的にじょじょにガスの割合が長くなってきているような気がする。
稜線コースの矢印が写真の左の方に見えるのだが、その矢印の先はガスでほとんど視界が見えない。どうも稜線コースを下る自信がなくなってきた。
それに、晴れていれば、景色も楽しめるだろうが、ガスで足元だけ見て神経使いながら歩くだけ、というのもはっきり言って魅力を感じないし・・・
それに午後、雷注意報が出る、なんていう話もあったし・・・
稜線コースは次回晴れた時、と言うことで、来た道のカールルートを下山することにする。

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黒部五郎岳山頂(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 22時06分36秒 | 山旅
ようやく山頂到着!時刻は11:00ちょい過ぎ!なんとかギリチョンでガスより先に登頂できた。薬師岳がど~んと見えた。しかし、あとは読売新道の赤牛岳がやっと見えたぐらいで他はガスと雲海に覆われてしまっていた。でも、薬師岳の雄姿が見えただけでも感動もんである。
たまたま一緒のタイミングで、真っ赤な制服のグリーンパトロール隊の若い隊員が登って来た。朝、太郎平小屋を出発して来たそうな。最初見た時はまったくわからなかったが、偉い派手な真っ赤制服で、頂上をウロウロしながら、岩陰などに落ちているゴミや煙草の吸殻を拾い集めているので、えらい真面目な若者だなぁ・・・なんて感心していた。
少し話しかけて会話をしていたら、「これが仕事なんです・・」と。その時初めて彼らがグリーンパトロール隊だということを知った。と言うかグリーンパトロール隊の存在そのものも初めて知った。ちょっと興味津々で内情を根掘り葉掘り色々聞いてしまった(笑)
ま、山が好きでないと務まらない仕事だということだけは理解できた。
朝、テントを出る前に仕込んだシャケ五目弁当などを平らげ、菓子をポリポリ食べているといよいよ山頂にまでガスが上がってきた。

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黒部五郎岳山頂ドアップ(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 21時55分40秒 | 山旅
なんとか山頂まではガスが上がっていない。が、時間の問題か・・・
しかし、すごい山頂!ほとんど直角に落ち込んでいる、というかえぐれている感じ。どう言う成形過程でこんな巨大ユンボでえぐられたような造形ができるのだろうか?ちと不思議・・・
山頂に向かって登っている登山者が見える。山頂にも何人かいる様子。
相変わらず自然に対比して人間のなんとちっぽけなことか・・・
別に宗教家でも哲学者でもないが、何だか考えてしまう・・・

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ますますガスが上がってきた(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 21時48分41秒 | 山旅
みるみるうちにガスが稜線を覆い始める。
ガスで日差しが遮られるとカールの雰囲気もまたガラッと変わってしまう。見事なぐらい表情が違う。
ちと、先を急がねば・・・悠長に写真など撮っているヒマがなくなってきた。
行きはカールを登って、帰りは稜線ルートを戻ろうと思っていたのだが・・・

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稜線ルートに雲が・・(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 21時34分47秒 | 山旅
稜線への急登に取りかかり始めたころ、対面の稜線に突然雲が湧きあがってきた。
オヨヨ・・・である。さっきまであれほど快晴で暑いくらいだったのにこの突然の変化はなんなんだ!?おまけに少し冷たい風も出てき始めた。
そう言えば出掛けに宿のスタッフが天気は午後から曇りで、夕方には雷注意報も出ているので、気を付けて。と言っていた。でも、時刻はまだ11時前なんだけど・・・。
しかし、泣く子と地頭と天気には勝てないもんなぁ・・・

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黒部五郎岳道標(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 20時56分00秒 | 山旅
この道標も年季が入っていそうでいい味出している。手彫りの文字、錆びたブリキの笠木、既にひび割れて節も浮き上がってしまった柱・・・年代もんなんだろうなぁ・・・
なんかいちいちすべてに感激している自分がいる・・・
でも、ほんと、それほどすべてが素晴らしかったんだよなぁ・・・

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黒部五郎岳カールその3(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 20時47分59秒 | 山旅
ちょっと無いながらも知恵を搾ってチングルマを前景に入れてみた・・・
右上のピークが頂上部分。まだまだだいぶ時間はかかりそう。
同じような写真ばかり撮って時間喰ってないで少しは先進まないと・・・
それにしても飽きない、すんばらしいカール!
日にちに余裕があったら連泊してもっともっとこの自然を満喫したい・・・

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黒部五郎岳カールその2(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 20時37分14秒 | 山旅
ルンルン気分で先へ進んでいく。段々と目の前に岩の絶壁が近づいてくる。その迫力はハンパない!!
その岩壁の見事さに、ロッククライミングができるなら登って行ってみたい欲望に駆られる。
残念ながら、ボルダリングもロクにこなせないので夢のまた夢の話である。
もう、写真も何枚撮っても飽きることはない。デジカメの便利さありがたさが身に染みた。
プロはどうやって、この迫力を写真に表現するのだろう・・・ちと考えてしまった・・・
やっぱセンスなんだろうなぁ・・・

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黒部五郎のカールその1(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 20時14分38秒 | 山旅
小舎を出発して、小一時間樹林帯を歩くと、突然視界が開けてカールに出る。地図にも書いてあるが、「巨岩が点在する」の言葉通り、巨岩がゴロゴロであった!太古の昔、正面の切り立った岩肌あたりからボロボロ崩れて転がり落ちてきたんだろうな・・・と勝手に想像する。
岩肌の白さ、草原の緑、そして空の青さ!最高のコントラストで感激もんであった!!涙がチョチョ切れるくらい嬉しかった。
前方の雪渓の雪解け水がいたるところ小さな小川となって、サラサラ静かな音を立てて流れていく。風もほとんどなく、その小川のせせらぎだけがこの世の音。もう、BGMもipodも何もいらない。自然にどっぷり浸かって同化する、ってこんな感じなのかも・・・時たまウグイスが「ホーホケキョ」を下手クソに「ホー、ホッ、ケッ、キョ・・・」などと鳴いているがそれも御愛嬌で愛らしくにも聞こえてしまう。
実に楽しいハイキング!!!

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小舎から見た黒部五郎岳(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 08時36分17秒 | 山旅
左側にちょこんと見えているのが黒部五郎岳。天気もいいし最高!
取りあえずテントを張り終えて、ザックに雨具、防寒着、弁当、菓子類、水などを放り込んで黒部五郎岳を目指す。デジカメも忘れずに・・・
テントやキャンプ用品のないザックのなんと軽いことか・・・いつもこのくらいの軽量で縦走できればなんと楽なことか・・・
足取りも軽快に小舎を出発。

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黒部五郎小舎(北アルプス2010年夏)

2010年08月31日 08時07分31秒 | 山旅
8:20小舎に到着。樹林帯の中、小舎の赤い屋根が見えてからの最後の下りが意外と気分的に長かった。
五郎平の開けたくぼ地に建てられていて、周りの山の斜面の森林と平坦部分の草原のバランスが絶妙でロケーションの雰囲気は最高にいい。黒部五郎岳も間近に見ることができる。
天気も良く、まだ朝早い時間にも関わらず、行き交う登山者でにぎわっていた。
素晴らしい!ゆっくり眺めて一服したくなる気持ちは良~くわかる。
テント場は小舎から少し離れたところにけっこう広く整備されていて、こちらの雰囲気も申し分なく良かった。
直ぐにテントを張り、寝袋や衣類などなるべく乾きやすいようにテントの中で広げる。天気が良く日差しが強いので、テントの中も直ぐに暑くなる。おかげさまで良く乾く。ただ、食料まであったまってしまうのが少し気になったが・・・

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