ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

韮崎

2009年07月31日 06時59分44秒 | 山旅
瑞牆山荘から韮崎までの途中はどうやら結構な観光地になっているらしい。増富ラジウム温泉、みずがき湖、フラワーセンター、ハイジの村・・・路線バスもそれらの観光地を一々廻って行く。それでも1時間チョットで韮崎駅に着く。運賃2000円は少し高い気もするが、今どきの田舎の路線バスはこのくらい取ってもまだ赤字なんだろうな。
韮崎駅のホームから観音様が見えた。これも観光地だったのかな・・・
14:34の高尾行き普通列車に乗り込む・・・
なんやかやで、8泊9日、天気はイマイチだったが久々の山旅を楽しんだ・・・

下山

2009年07月31日 06時22分41秒 | 山旅
未明からドタドタの大雨。天気予報でもどうやら秩父一帯は大雨注意報が出ている様子。最悪じゃん!・・・諦めて二度寝・・・
再度の目覚めに、一発屁をコク・・・「ブリッ・・」やべ!クソが散った!
どうも腹が張ってると思っていたが、雨で濁った水場の水をそのまま飲んでいたため下したらしい。あわててズボンを脱いで、飛び散ったクソを濡らしたテッシュで一生懸命拭き取る。クソを漏らすなんて何年ぶりだろう?なんて思いながら何度も何度も拭き取る・・・。気持ち綺麗に見えても臭いがまったく抜けない。どうしようもねー・・・。
外はまだ雨・・・そのうち腹も増々下ってきた様子で完全にヤバくなってきた。
えぇーい!ままよ。こんな天気では登山者もいないだろう、と下はスッポンポンで、上だけカッパを着て雨の中、茂みに入ってクソを放る。案の定ビチョビチョのスープ状態・・・便所ではなく、申し訳ないと思ったが、この雨がすぐに流してくれるだろう、と自己弁護。
それでも出すモノ出せばそれなりに落ち着く。テントに戻ってほっと一息・・・ふとホームレスの生活、ってこんな感じなのかなぁ・・・なんてよぎる。
なんとなく、又寝て、10時過ぎ再び目が覚める。雨は上がってきた見たいで空も少し明るくなってきている。天気予報はまだ数日天気は悪いと言う。九州、中国では大雨の被害も出ているらしい。なんか先週の梅雨明け宣言にまったくだまされたような気になってきた。
ヤメ!下山!決めた!
今から1時間で富士見平、そこから30分で瑞牆山荘。腹が下っていて、朝から何も食べてないが、下りだけなら何とかなるだろう。そこまで行けばバスもありそうだし・・・。
急遽荷物をまとめ、泥とゴミと虫のついたままのテントを畳んで袋に入れてザックにくくりつける。このテントは家では絶対広げたくない、と思いつつ・・・。
まだ、少し霧雨が降っている中、富士見平に向かう。一度往復した道だけに安心して歩ける。富士見平から先の下山道もチト急なところもあったがそこそこ順調に下って瑞牆山荘に到着。なんと下界はけっこう晴れて夏の陽射しが暑いくらい!振り返ると瑞牆山もけっこうはっきり見えている。
この次は晴れているときにもう一度チャレンジしてみたいかも・・・
昼過ぎのバスで韮崎に向かう。

瑞牆山

2009年07月31日 06時07分41秒 | 山旅
今日も曇り時々ガス。朝、アルファ米の五目ご飯に水を加え、若干の鶏そぼろを加えてフタをした簡易弁当をこしらえて、水と行動食、防寒着など持ちカッパ着て、身軽で瑞牆山に向かう。途中、富士見平の方の小屋の方がよさげ。ただ水場は大日の方が近そう。天鳥川を渡ると一気の登り。ただ空荷のせいかそれほどきつくなく登れた。
やはり山頂はガス覆われていてで何も見えない。他に一人登山者がいたが、「大雨にならなかっただけマシですかね・・・」などと慰めあうのが精一杯の強がり・・・
そそくさと下り、テント場に戻り、せっかく作った弁当に汁物を加えて昼飯にする。さて、どうするか?まだ昼前・・・ただ天気は相変わらずはっきりしない・・・とりあえずもう一日様子みて・・・などとダラダラと半日過ごす・・

大日小屋

2009年07月31日 05時53分24秒 | 山旅
昼前、大日小屋に到着。ここにするか富士見平にするか迷ったが、結局、「早め、早めのコンタ○ク・・・」のCM的に、ちと早いが、ここでテント張る。天気も相変わらずの時折小雨だし・・・。
小屋は沢の少し下の方にあり、入口に宿泊料2500円の札が置いてあった。一応寝具なども用意してあるようだが、これで2500円はちと高いんじゃないの・・・?と思った。無人だがもし管理人がたまたま見回りに来て2500円取られるのももったいないとテントにしてしまった。
後から3人組のおじさんが来たが、「春先にも泊まったよ。」と言いつつしっかり無賃で泊まっていった様子。

瑞牆遠景

2009年07月31日 05時43分11秒 | 山旅
ガスで何も見えない金峰山をそそくさと後にする。岩の尾根をよたよた雨で濡れた石に足を滑らさないように慎重に下っていく。途中、千代の吹上がガスの中に薄く浮かび上がるのをみて、一瞬、「マジかよ・・・」と思ったりしながら高度を下げて行くと、前方のガスの中から瑞牆山が浮かび上がってきた。ちと感動もんだった。

金峰山

2009年07月31日 05時35分09秒 | 山旅
今日も天気は曇り時々小雨。昨日よりはいくぶんマシ。朝、意を決してテントを畳んで出発。行程的には多少の雨でもなんとかなる、と覚悟。
朝日峠、朝日岳を越えて金峰山に到着。案の定、ガスで何も見えない。目の前の五丈石も霞んでる。登ることもできるようだが、まったくその気にならない。
晴れてれば、「奥秩父一の展望」ということなので相当眺めはいいのだろう。
残念!

大弛小屋

2009年07月31日 05時17分55秒 | 山旅
今夜はここで幕営。テント場は林道駐車場のすぐ脇。車で来てそのままキャンプもできる便利な場所。ただ平日と言うことで今日の天泊者は自分一人。小屋の主人も用があるとかで、テント代を受け取ったらそそくさと山を下りて行ってしまった。
翌る日、雨時々曇・・・停滞。夜半、未明のテント打つ雨脚で既に戦意喪失。
昼前、小降りの中を「夢の庭園」を散策したが、時折サーっと降る雨に落ち着かずそそくさと引き上げる。小屋に置いてあった雑誌などちらほら読みながら日がな一日ぼーっと過ごす。
こんな天気でも数人の登山者が下りてきたり、登って行ったり・・・やはり百名山だからか・・・。2日目の晩はテントも他に2張りあった。

木の階段

2009年07月31日 05時11分20秒 | 山旅
前国師を過ぎて大弛峠までの登山道の6,7割の行程に木製のがっちりした階段が組んであるのには恐れ入った。登山道や環境保護の為の設備なのだろうが、すれ違って登ってきたお父さんが「もう、階段は勘弁してもらいたい・・・」とこぼしてたのには同情してしまった・・・

国師ヶ岳

2009年07月31日 04時59分10秒 | 山旅
甲武信ヶ岳山頂で景色を楽しむ余裕もそこそこに下って、水師、富士見、東梓と稜線をひたすら進む。国師ノタルあたりから徐々にきつくなり始めいくつかのピークを過ぎるごとにペースが落ちていく。ようやく天狗尾根からの合流地点まで登り切った時は、コースタイムを大きくオーバー。国師ヶ岳の頂上に着いたときはコースタイムを1時間以上オーバー。いくら疲れたとは言え、ちとかかり過ぎ、逆に不可解・・・地図のコースタイムは本当にあっているんか?ちと信用できなくなる。
途中樹林帯の中では時折陽射しもあったのだが、国師山頂に着いたときはガスが上がってきていて、隣の金峰も見えなくなっていた。

甲武信ヶ岳

2009年07月31日 04時24分14秒 | 山旅
今日も天気は曇り。早朝避難小屋を出発して、甲武信に向かう。相変わらず軟弱に木賊山はパス!巻き道を甲武信小屋へ。行程がゆるい性もあるだろうが、今日で5日目だが、まだ体力的にはそんなに落ちてないのか、ほぼコースタイムで登り切る。
曇りながらも雲が高く、富士山、南アルプス、北アルプスがほぼ見えた。遠くに小さく槍の穂先も・・・これから向かう国師、金峰、瑞牆も・・・

破不山避難小屋

2009年07月31日 03時55分41秒 | 山旅
昼過ぎ、到着。時間的にはまだ十分甲武信ヶ岳まで行けたが、ここなら金もかからんし・・・と言うことでここで宿泊。すでに先客が中でテントを張っていた。どうやら雨が漏るらしい。なるほど天井を見上げるとけっこう隙間から曇り空が見えている。早速、隣にテントを張らせて貰う。板の間に張るテントはけっこう快適。床は平らだし、テントの廻りに靴や小物も並べられる。
先客は、昨晩着いて、今日は天気イマイチなので朝から酒飲んで様子見していたとのこと、優雅な山旅である。うらやましい・・・ちょっとお酒なども頂いて、時折振る雨も肴にして盛り上がってしまった。
夕方、他に3人組が到着したが、外にテントを張っていた。

雁坂峠

2009年07月31日 03時48分36秒 | 山旅
日本三大峠・・・全然知らんかった・・・
去年、三伏峠に行った時もまったく気がつかなかった・・・
今年は是非残りの「鉢ノ木峠」にも行ってみたい・・・
この峠を過ぎてから、甲武信から下りてくる登山客とちょこちょこすれ違い始める。やはり百名山だけあって人気があるのだろう。
天気は相変わらずパッとしない。晴れてれば行く手に甲武信も見えていることだろう・・・

樹林帯

2009年07月31日 03時33分33秒 | 山旅
天気は今日も曇り。早朝に朝飯掻き込んで弁当仕込み、テントをバタバタ畳んで一仕事。いつもこれでもう少し疲れてしまう。6時前に天気を心配しながら出発。
燕山、古礼山、水晶山・・・朝、静かでしっとり、しっぽりとした樹林帯の中の苔むした尾根道を歩いていると普段の120%、200%の森林浴をしている雰囲気が味わえる

多摩川源流

2009年07月31日 02時57分57秒 | 山旅
笠取山をパスして巻き道を進むと「水干」の標識。多摩川の源頭、東京湾まで138kmだと。
へぇ~知らんかった、ここが多摩川の源流とは・・・
もう少し先の雁峠分岐近くには小高いところに「多摩川、荒川、富士川の分水嶺」の石塚もあった。この付近一帯は、東京都水道局が金を出しているようで、「源流のみち」として整備されていて、廻りの登山道に比べて格段の立派さ。逆に、山の中でちと違和感を感じてしまうくらい・・・
雁峠山荘で泊まろうかと思ったが、あまりにボロいし水場もちと不明だったので、笠取小屋にテント張る。庭先にはテーブル、イスもあり、大菩薩も見えて、ロケーションは申し分なかった。オヤジさんも気さくで、水場も近くにあり、また今度落ち着いて来てみたい、と思った。

将監峠

2009年07月31日 02時41分18秒 | 山旅
今日も曇り。雲取の避難小屋を天気を心配しながら早朝に発つ。
三条ダルミから三ツ山、飛龍山と時折霧雨の中をとっとこ尾根道進む。なんか気分的余裕もなく、飛龍山山頂もパス!
なおもとっとこ進み、ようやく将監峠。天気の性もあったのかもしれないが、ひっそりとした静かな峠にはどことなく旅の情緒が漂っていた。昔の人々はどんな思いでこのうら寂しい峠を越えて行ったのか・・・?ほんとはもっと感傷に浸っていたかったのだが、どうも落ち着かない。天候状況によってはここで宿泊も考えたがなんとか保ちそうな雰囲気、先へ進むことにした。がここから唐松尾山、笠取山への尾根道は結構キツかった。