五日目。
風が夜中じゅう少し吹いていたが、明け方にはピタッと止んだ。
風のせいばかりではないと思うが、夜中に何度か目が覚めた。もしかして行程が楽過ぎて疲れが足らないのか?それともサプリメントに飲んでいる「ニンニク」とか「マカ」がそれなりに効いているのかもしれない。
一週間以上の縦走にはやはり基本のカロリーの他に「ビタミン類」「ミネラル類」は必須なようで、サプリメントなど利用して補給していかないと突然足が攣ったり、痙攣したり、また肩コリが普段以上にキツクなるなどのビタミン類欠乏症状が出てくるので気をつけないとならない。
つい数年前までサプリメントはネイチャーメイドとかサントリーとかのブランドものがほとんどでそれなりの値段がしていたが、今は100均のダイソーでおおかたの種類が揃う。それも20日分で105円の超安値で。
高価なメーカーブランドものとどのくらい効果に違いがあるのかわからないが、取りあえずこれでも摂取していないのとはだいぶ違うようで、おかげさまでシャリバテ以外の障害はなんとか回避している。
目が覚めたのが3:50。天気はどうやら晴れ、っぽい。いつものようにテントの中でシリアルの朝食を取りながら荷物をまとめる。今日はどうやっても黒部五郎小舎までしか行けない。行程的に3時間半。それを考えるとけっこう気が楽。どう考えても楽勝でしょう・・・
出発前、友人に昨日のお礼とあいさつをして5:00出発。
登り始めて間もなく、分岐の前に後ろから朝日が昇る。暫し立ち止り眺めていると、あまりにも神々しくて、何か宗教にでも入って拝みたくなってくるような気もしてくる。
小屋の前でも10~20人ぐらいの登山者が朝日を眺めているのが見えた。
風が夜中じゅう少し吹いていたが、明け方にはピタッと止んだ。
風のせいばかりではないと思うが、夜中に何度か目が覚めた。もしかして行程が楽過ぎて疲れが足らないのか?それともサプリメントに飲んでいる「ニンニク」とか「マカ」がそれなりに効いているのかもしれない。
一週間以上の縦走にはやはり基本のカロリーの他に「ビタミン類」「ミネラル類」は必須なようで、サプリメントなど利用して補給していかないと突然足が攣ったり、痙攣したり、また肩コリが普段以上にキツクなるなどのビタミン類欠乏症状が出てくるので気をつけないとならない。
つい数年前までサプリメントはネイチャーメイドとかサントリーとかのブランドものがほとんどでそれなりの値段がしていたが、今は100均のダイソーでおおかたの種類が揃う。それも20日分で105円の超安値で。
高価なメーカーブランドものとどのくらい効果に違いがあるのかわからないが、取りあえずこれでも摂取していないのとはだいぶ違うようで、おかげさまでシャリバテ以外の障害はなんとか回避している。
目が覚めたのが3:50。天気はどうやら晴れ、っぽい。いつものようにテントの中でシリアルの朝食を取りながら荷物をまとめる。今日はどうやっても黒部五郎小舎までしか行けない。行程的に3時間半。それを考えるとけっこう気が楽。どう考えても楽勝でしょう・・・
出発前、友人に昨日のお礼とあいさつをして5:00出発。
登り始めて間もなく、分岐の前に後ろから朝日が昇る。暫し立ち止り眺めていると、あまりにも神々しくて、何か宗教にでも入って拝みたくなってくるような気もしてくる。
小屋の前でも10~20人ぐらいの登山者が朝日を眺めているのが見えた。
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テン場にはすでにいくつかのテントが張られていた。が、場所はまだ十分空いている。空いているなかで一番よさげな場所を選定し、風対策に大きな石を確保してテントを張る。がっちり張り綱と石を結び付ける。
テントを張り終えて、ゆっくりコーヒーなど沸かして飲んだり、他の登山者の観察したり、のんびりしながら、時間もあるし、体力も回復したから、双六にでも登ってみようかな?など思っていたら、急に空模様がおかしくなってきてガスがテン場に広がってきた。およよ、である。少し冷たい妙な風も吹き出してきた。相変わらずの山の天気の変化の速さに改めて感心してしまった・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
2:00過ぎには本降りではないが、パラパラと小雨も降った。昼間の雨は今回初めてだったが、それも直ぐやんだ。
昼前は超晴れの天気で小屋の屋根には布団が広げて干してあったが、若いスタッフがあわててそれを取りこんでいた。
夕方、カレーを作って、食べていると、テントの外から名前を呼ばれた。
友人がたまたまここでテン泊をしていて、見つけたので声を掛けてくれた、とのこと。たまげた!夏休みで槍ヶ岳、穂高近辺に行くとは言っていたがまさか、ここで遭うとは・・・
夕食時、暫し歓談して、アルコールなども相伴にあずかり、盛り上がってしまった。おまけに食料まで貰ってしまった。感謝、感謝である。
普段は日の入りとともに就寝していたのだが、めずらしく夜8時近くまで起きていた。
すごい、夜更かしである・・・(笑)
テントを張り終えて、ゆっくりコーヒーなど沸かして飲んだり、他の登山者の観察したり、のんびりしながら、時間もあるし、体力も回復したから、双六にでも登ってみようかな?など思っていたら、急に空模様がおかしくなってきてガスがテン場に広がってきた。およよ、である。少し冷たい妙な風も吹き出してきた。相変わらずの山の天気の変化の速さに改めて感心してしまった・・・
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2:00過ぎには本降りではないが、パラパラと小雨も降った。昼間の雨は今回初めてだったが、それも直ぐやんだ。
昼前は超晴れの天気で小屋の屋根には布団が広げて干してあったが、若いスタッフがあわててそれを取りこんでいた。
夕方、カレーを作って、食べていると、テントの外から名前を呼ばれた。
友人がたまたまここでテン泊をしていて、見つけたので声を掛けてくれた、とのこと。たまげた!夏休みで槍ヶ岳、穂高近辺に行くとは言っていたがまさか、ここで遭うとは・・・
夕食時、暫し歓談して、アルコールなども相伴にあずかり、盛り上がってしまった。おまけに食料まで貰ってしまった。感謝、感謝である。
普段は日の入りとともに就寝していたのだが、めずらしく夜8時近くまで起きていた。
すごい、夜更かしである・・・(笑)
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10:30、双六小屋に到着。小屋の前のテーブルでは登山客が三々五々、休憩したり、食事をしたりしている。
ここの小屋にはジョッキの生ビールがあり、今日みたいな晴れの暑い日には最高である。
そして、なんと、水場がある!やっと、である!!!思えば、初っ端の中房温泉の登り口以来、実に四日目にしてようやく、”水”にありつけた。それが一番の感激!!!小屋の前の流しの蛇口をひねると冷たい水がドバッー、っと、流れ出てくる。冷たくて、おいしい。水はやっぱ一番重要で絶対必要だよなぁ~。生き返る・・・
テントでキャンプするにしても、水場のあるなしでは雲泥の違い。気持ちの余裕もそうだが、作るメニューの違いも大きい。水場がない時にはなるべく水が少なくて済むメニューにするのは勿論のこと、他に、食べ終わった後の食器類の洗いも簡単に済ませられるメニューにしなくてはならない。当然油ものの調理など水場のないキャンプ場ではほとんどやらない。
キャンプでの食事の蘊蓄や能書きはいずれまた書く時があると思うのでその時詳しくアップするつもりである。なんせ、20日分の食料を普通に持っていこうとしたら大変な量になる。また、ゴミの始末など、縦走2週間以上もそのまま貯め込んだら、持って来た食料以上に膨れ上がってしまう。ゴミをいかに減らすか?はすでに山旅の計画の段階から考えていかねばならない最重要事項の一つである。
ま、20日分も食料を持って縦走する登山者はそうそういないと思うので一般の参考にはならないかもしれない・・・
と言うことで水場に魅かれて、今日はやはりここでテン泊することに決定~!
ここには、また、富山大の診療所もある。が、こちらにはなるべく世話になることはないように気をつけたい。
ここの小屋にはジョッキの生ビールがあり、今日みたいな晴れの暑い日には最高である。
そして、なんと、水場がある!やっと、である!!!思えば、初っ端の中房温泉の登り口以来、実に四日目にしてようやく、”水”にありつけた。それが一番の感激!!!小屋の前の流しの蛇口をひねると冷たい水がドバッー、っと、流れ出てくる。冷たくて、おいしい。水はやっぱ一番重要で絶対必要だよなぁ~。生き返る・・・
テントでキャンプするにしても、水場のあるなしでは雲泥の違い。気持ちの余裕もそうだが、作るメニューの違いも大きい。水場がない時にはなるべく水が少なくて済むメニューにするのは勿論のこと、他に、食べ終わった後の食器類の洗いも簡単に済ませられるメニューにしなくてはならない。当然油ものの調理など水場のないキャンプ場ではほとんどやらない。
キャンプでの食事の蘊蓄や能書きはいずれまた書く時があると思うのでその時詳しくアップするつもりである。なんせ、20日分の食料を普通に持っていこうとしたら大変な量になる。また、ゴミの始末など、縦走2週間以上もそのまま貯め込んだら、持って来た食料以上に膨れ上がってしまう。ゴミをいかに減らすか?はすでに山旅の計画の段階から考えていかねばならない最重要事項の一つである。
ま、20日分も食料を持って縦走する登山者はそうそういないと思うので一般の参考にはならないかもしれない・・・
と言うことで水場に魅かれて、今日はやはりここでテン泊することに決定~!
ここには、また、富山大の診療所もある。が、こちらにはなるべく世話になることはないように気をつけたい。
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双六小屋が見えてきた。なんか懐かしい。昨年、一昨年と何度か泊っているからか・・・
小屋の左側の白っぽい部分がテント場。双六岳と樅沢岳の間の鞍の底部分で、天候によってはけっこう強い風が吹き抜ける。強風でテントが煽られるのは見たことがあるが、もっと強いと飛ばされたりしたこともあるそうな。
強風、って、けっこう怖い・・・片山右京が富士山でテント飛ばされた仲間が遭難した事例もまだ記憶に新しいし・・・
ここのテン場でテント張る時は、張り綱を固定するのに少し大き目の重たい石を選んで括りつけるようにしている。特に風上側にはデカ目の石を。
以前、登山用品店にテントの対風速耐久度のデータのようなものはあるのか?聞いたことがあるが、わからないとのことだった。メーカーは当然ポールの強さの実証試験などやっているだろうから、ある程度の数字はあるのだろうが、一般には公表していないようだ。
店員曰く、「あまりに強風が強くてヤバそうな時はポールを外すのが一番安全」とのことだった。
小屋の左側の白っぽい部分がテント場。双六岳と樅沢岳の間の鞍の底部分で、天候によってはけっこう強い風が吹き抜ける。強風でテントが煽られるのは見たことがあるが、もっと強いと飛ばされたりしたこともあるそうな。
強風、って、けっこう怖い・・・片山右京が富士山でテント飛ばされた仲間が遭難した事例もまだ記憶に新しいし・・・
ここのテン場でテント張る時は、張り綱を固定するのに少し大き目の重たい石を選んで括りつけるようにしている。特に風上側にはデカ目の石を。
以前、登山用品店にテントの対風速耐久度のデータのようなものはあるのか?聞いたことがあるが、わからないとのことだった。メーカーは当然ポールの強さの実証試験などやっているだろうから、ある程度の数字はあるのだろうが、一般には公表していないようだ。
店員曰く、「あまりに強風が強くてヤバそうな時はポールを外すのが一番安全」とのことだった。
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どうするか?思案しながらも樅沢岳を下っていく。
目の前に双六岳が広がる。どっしりとデンと鎮座している印象。行く先の登山道もはっきり見える。あれを登って行くんだよなぁ・・・
そう言えば、樅沢岳でアマチュアカメラマンが二人、三脚を構えて写真を撮っていたが、他にもでかい三脚やカメラを持った登山者にすれ違ったり遭ったりする。双六小屋を基点にこのあたりを探索、撮影しているカメラマンが多い気がするが、やはり双六小屋の主人の小池潜さんの影響なのだろうか・・・
昨年、泊った時に二言三言会話を交わしたが、写真家の大家という言うより気さくなおじいちゃん、と言う感じで好印象だった記憶がある。
今年も元気なのだろうか・・?知り合いでもなんでもないが、会って「コンニチワ」ぐらい挨拶を交わしてみたい気もする・・・
目の前に双六岳が広がる。どっしりとデンと鎮座している印象。行く先の登山道もはっきり見える。あれを登って行くんだよなぁ・・・
そう言えば、樅沢岳でアマチュアカメラマンが二人、三脚を構えて写真を撮っていたが、他にもでかい三脚やカメラを持った登山者にすれ違ったり遭ったりする。双六小屋を基点にこのあたりを探索、撮影しているカメラマンが多い気がするが、やはり双六小屋の主人の小池潜さんの影響なのだろうか・・・
昨年、泊った時に二言三言会話を交わしたが、写真家の大家という言うより気さくなおじいちゃん、と言う感じで好印象だった記憶がある。
今年も元気なのだろうか・・?知り合いでもなんでもないが、会って「コンニチワ」ぐらい挨拶を交わしてみたい気もする・・・
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10:00ようやく樅沢岳到着。頑張った割にタイムオーバー30分、って、どう言うこと?そんなにキツイアップダウンがあった印象もなかったのだが・・・
ま、左俣岳のあたりですでに前半の貯金を使い果たしていたあたりからそんな予感はしていたが・・・
どうやらやはり軽快に調子よく歩けるのは2,3時間が限度の様子。
山頂で朝、出る前に仕込んだシャケ弁を喰いながら、軽く思案・・・
ここから双六小屋まで下って30分、その先3:30・・・
2時か2時半頃には黒部五郎小舎に着ける計算・・・
少し頑張ってみる???自分に問いかけるが返事がない・・・
天気は?上々。昨年来た時はガスで何も見えなかった。鷲羽が目の前にこんなに見えるなんて、まったく知らなかった。
気分は?先に行きたいような、双六でもいいような・・・
体力は?ギリで大丈夫そうだが、最後の1,2時間はバテバテのコースタイム大幅オーバーの覚悟はいりそう。それでも3時~3時半ぐらいまでには着けると思うが・・・
どうも、進むかとどまるか、踏ん切りがつかない、と言うか、決定打がない・・・ん~ん・・・
ま、左俣岳のあたりですでに前半の貯金を使い果たしていたあたりからそんな予感はしていたが・・・
どうやらやはり軽快に調子よく歩けるのは2,3時間が限度の様子。
山頂で朝、出る前に仕込んだシャケ弁を喰いながら、軽く思案・・・
ここから双六小屋まで下って30分、その先3:30・・・
2時か2時半頃には黒部五郎小舎に着ける計算・・・
少し頑張ってみる???自分に問いかけるが返事がない・・・
天気は?上々。昨年来た時はガスで何も見えなかった。鷲羽が目の前にこんなに見えるなんて、まったく知らなかった。
気分は?先に行きたいような、双六でもいいような・・・
体力は?ギリで大丈夫そうだが、最後の1,2時間はバテバテのコースタイム大幅オーバーの覚悟はいりそう。それでも3時~3時半ぐらいまでには着けると思うが・・・
どうも、進むかとどまるか、踏ん切りがつかない、と言うか、決定打がない・・・ん~ん・・・
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多分、時間的にも地図の地形的にも左俣岳だと思う。
あれほど元気だった足取りもこの辺まで来るとさすが少し疲れてきて足が重くなってくる。目の前の登っていくつづら折りの登山道を見上げて「マジかよぉ~・・・」と思うようになると既に疲れが来ている兆候。逆に元気な時は、次のピークではどんな光景、新しい景色が展開されるのだろう?との期待感で無意識のうちに足が前に出て進んでいく。
そして疲れてくると意思も軟弱になってくる。
理想なら双六越えて黒部五郎まで行きたいのだが・・・そのためにあまり休憩も取らず、先を急ぎぎみで歩いてきたのだが・・・
すでに、出発の時に思っていた「本当なら・・・」が、「理想なら・・・」に一歩後退し始めている。
もう、少し先に行って、その時の天気、気分、体力かな・・・とは言っているものの、多分、双六泊まりになる確率が既に60~70%ぐらいに跳ね上がっている・・・
軟弱なんちゃって縦走屋の典型かも・・・???
あれほど元気だった足取りもこの辺まで来るとさすが少し疲れてきて足が重くなってくる。目の前の登っていくつづら折りの登山道を見上げて「マジかよぉ~・・・」と思うようになると既に疲れが来ている兆候。逆に元気な時は、次のピークではどんな光景、新しい景色が展開されるのだろう?との期待感で無意識のうちに足が前に出て進んでいく。
そして疲れてくると意思も軟弱になってくる。
理想なら双六越えて黒部五郎まで行きたいのだが・・・そのためにあまり休憩も取らず、先を急ぎぎみで歩いてきたのだが・・・
すでに、出発の時に思っていた「本当なら・・・」が、「理想なら・・・」に一歩後退し始めている。
もう、少し先に行って、その時の天気、気分、体力かな・・・とは言っているものの、多分、双六泊まりになる確率が既に60~70%ぐらいに跳ね上がっている・・・
軟弱なんちゃって縦走屋の典型かも・・・???
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