ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

不帰岳避難小屋中(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 20時42分10秒 | 山旅
中はちゃんときれいに掃除されていて片付いていた。シュラフや防寒用の衣類も何点か置いてあり、自炊用の鍋釜や食器も少しあった。
取りあえず、濡れたものを全部干す。ザックの中身を全部広げる。テントもついでに広げて干す。やはり建屋はいい。テントとは違う。他に登山者も来ずまったく貸切状態。目一杯荷物を広げて、寝床もシュラフを借りて贅沢に作ってゆっくり落ち着く。快適。水場も近くにあり、これなら食料さえあれば当分住めるなぁ・・・などと思ってしまう。
明日の天気を心配しながらもゆっくり休む。

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白馬登山口(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 02時54分21秒 | 山旅
17日目。
3:30に起きる。天気は???やっぱ曇りっぽい・・・たまにはいい方に外れてくれないかなぁ・・・と願う。取りあえずいつものように朝食とりながら荷物をまとめ出発の準備。テントも畳んで5:00意を決して出発。まずは林道を登りつめて行く。40分も歩いたろうか、林道終点に白馬登山口の標識を見つけた。
林道左側のゴロゴロの沢を踏み跡を探しながら登っていく。途中高巻の登山道がどこかにあるだろうと注意していたつもりだが、つい見落とした。ゴロゴロの沢をそのまま登って行く。途中に○マークや岩に番号なども書いてありそれに釣られて上がっていったのだが、突然、水の滴り落ちる岩の下に来てしまう。・・・??どうもおかしい・・・が、取りあえず取りついてよじ登ってみる。今度はもっと大きな岩が行く手をふさぐ・・?ん~ん、なんどか最後に確認したマークとの間を行き来して途中に分岐を見落としてないか探すがそれらしき道は全くない。また岩をよじ登るが、やはりおかしい・・・都合の悪いことに雨が降り出した。カッパを着てまたまた周りをウロウロして考える・・どうも違う。だいたいこんな水がドバドバしたたり落ちてくる沢の大岩を一般の登山者のおばちゃんたちが登れるわけがねーよな・・・それでもなお周りに高巻の道がないかウロウロ探す。小一時間も迷って、ようやく諦める。多分違うはず。どこかで道を見逃しているはず、と思う。もしこれが正道でも今の自分の能力ではこんな調子で何時間も登りをこなすことなどできるわけない。
と、諦めて下って行く。このまま道が見つからす、挫折するのもつらいがしかたない。一度宿に帰って詳しく聞きなおして出直すか?それとももうめんどくさいから欅平から帰るか・・・そこまでマイナス思考に落ち込んでしまった。
15分も戻ったろうか、あった!行く手左側の樹林帯との沢の境に赤いリボンがぶる下がっていた・・・やはり見逃していた・・・自分が情けない・・・そのリボンのところにきて樹林帯の中の方を覗くとしっかり普通の登山道がある。これっきゃねーよな!しかし、あの沢の岩に書いてあった○マークとか番号はなんだったんだ!!!って話。多分沢屋のマーキングだったんだろうな。
時間的にすでに1時間半以上はロスしている。どうする?今から登る。それとも出直して明日にする???エイ!行ってしまえ!悔しさ半分、やけくそ半分で雨の中再び上を目指す。
登山道のありがたみが身にしみる。歩きやすいことこの上ない。タッタカ、タッタカ、遅れを取り戻そうとけっこうハイピッチで登り続ける。細かい雨が降り続いて周りはガスでほとんど風景も見えない。足元と目先だけを確認して登り続ける。
ま、不帰岳避難小屋までは5時間ということだからなんとか夕方までには着くだろう

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河原の露天風呂(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 02時42分19秒 | 山旅
連泊決定ということで、取りあえず雨の止んでいる間を見計らって、河原の露天風呂を探検する。すばらしい、実際に自作露天風呂に入っている観光客がいた。
話聞くと、河原の水と温泉の熱湯の引き入れ比率が難しく作るのはけっこう大変、とのことだった。それを聞いて即諦めた・・・
源泉も近くにボコボコ湧きでていて、けっこう面白い。
一日ブラブラしていたが、天気は思ったほど悪くはならなかった。この程度なら明日、清水、白馬に行けそうな気がする・・
夕方、宿の親父さんがスイカなど差し入れしてくれる。「山登るなら喰って行きな・・」と。超、感激である。感謝である。
普通は、キャンプ場ってたいがいキャンパーは受付の金を払ったら後は勝手にどうぞ、というような感じであまり相手にされないのに・・・。

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祖母谷温泉連泊(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 02時30分41秒 | 山旅
16日目。
4:30に目覚める。天気は相変わらず雲が厚く垂れこめている。取りあえず風呂に入る。
朝ぶろの気持ちよさ!最高の贅沢!!!
風呂に浸かりながら今後の予定を考える。
第一案、ここから欅平に戻ってもう帰る
第二案、清水、白馬に登り返して大雪渓を下り猿倉から帰る
第三案、白馬から朝日、栂海新道を親不知まで縦走する。
究極は第三案なのだが、食料はギリギリありそうなのだが、気力がどうももうあまりない。やはり前回同様温泉に浸かると里心がついてしまうようである。
天気がますます悪くなるようなら、もう欅平からの帰宅もしょうがないと思う・・・
ただ、東京へ帰る交通の便を考えると白馬ぐらいまでは行きたいのだが・・・
いずれにしても天気次第か・・・
その天気予報は昨日とほぼ同じ、とのこと。降ったりやんだり・・・ん~ん、戦意喪失だなぁ~。とりあえず、もう一日様子を見よう。と連泊することに決定。それでも天気が回復しないようなら欅平戻りも致し方ないか・・・
他のキャンパーはみな出発の準備。みんなまじめだなぁ・・・

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露天風呂(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 02時14分32秒 | 山旅
湯船も広く、目の前に祖母谷の河原も広がり開放感も最高。なんてったってテント場に近いのがいい。歩いて10秒、パンツもはかないでタオルで押さえるだけで往復できる。なんせ母屋からより近いのだから・・・
今まで泊ったキャンプ場の中で最高に気に入った場所!水場もテン場内にあるし・・・
夕方になってようやく雨も上がりテントの設営をして、濡れたカッパや洋服、靴などを風呂場の脱衣場に干す。これもいい!!!テントの中ではどうしようもないし。
夜になっても風呂とテントを裸で行き来して、露天風呂を満喫する。夜には電気まで・・・素晴らしい!!!

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テント場(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 02時00分30秒 | 山旅
受付で幕営代を払う。風呂は昨日も入ったし、どうしようか?と思ったが、男性用の露天風呂がテント場の隣にある。めちゃくちゃ近い!と言うかもう内風呂感覚。これで入らないわけにはいかないでしょう!って感じ。それに阿曽原と違って24時間いつでも入れるのも魅力。一発で気に入ってしまった。
入浴料も払って、早速テントを張ろうとしたが、再び突然雨脚が強くなる。一旦露天風呂のひさしの下で雨宿り。この雨宿りができる場所があるのも良かった。20~30分止むのを待っていたが一向に止む気配がない。「もう、いいや」とテント張る前に風呂に浸かる。
きっもちいい~!!!生き返る。湯加減も熱くもなく、ぬるくもなく丁度いい・・・。それにシャンプーとボディソープまで置いてある。すばらしい!!!
雨が止むまで、湯船に浸かったり体洗ったり休んだり・・・露天風呂を満喫。他に客もおらず貸切状態。極楽、極楽・・・

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祖母谷へ(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 01時29分40秒 | 山旅
少し買いたい食料などもあったのだが、この欅平には駅構内に土産物屋と立ち食いのそば、コーヒースタンドがあるだけ!知らなかった。駅と言うイメージから想像して、街とまでは大きくはないにしろぐらいの集落はあって、コンビニに一軒ぐらいはあるだろう、と思っていたが、大違い!そんなコジャレた店どころかよろずやも飲食店も一軒もないところだった。単なる観光の基点だっただけ。ちとビツクリ。そしてガッカリ・・・
土産物屋なども覗いてみるが、買いたいようなものはない。まだ帰るわけでもなしなおさらである。
それより、なにより人が多すぎて、酸欠気分になってしまった・・なんか息苦しい・・・
少し休憩して雨が小ぶりになった時を見計らって、祖母谷温泉へ向かうことにする。駅前の広場を階段を下って、林道を再び山の奥に向かって歩いて行く・・・

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欅平駅構内(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 01時22分27秒 | 山旅
相変わらず天気は雨が降ったり止んだり・・・それも降る時はけっこう本降り・・・観光客も大半が駅構内の売店や飲食店で雨宿りがてらたむろしていた。なんか東京の山手線の駅と変わらない人ごみにちと唖然とした。なんせ、今日一日、阿曽原から水平歩道を歩いて来て、出会った人数が2人組一組と単独が一人の3人だけ・・・それがこの狭い駅構内に数百人も人があふれているこの極端さ・・・まぁたまげました・・・

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欅平駅(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 01時18分04秒 | 山旅
1:20欅平駅に到着!長かった!!!そしてここは下界そのもの!8月のお盆の週末、一般の観光客でメチャクチャ混んでいた。なんか、カッパは着ているものの全身ビチョ濡れで大きな荷物背負って薄汚れた格好はどうも場違いな感じさえしてしまった。

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志合谷トンネル(北アルプス2010年夏)

2010年09月11日 00時43分24秒 | 山旅
水平歩道のハイライト、真っ暗なトンネルに到着。入口はトンネルというより洞窟?手彫り感満点。ヘッドライトを念入りに点検。トンネルの途中でライト切れたら大変だろうし。
慎重にトンネルに入って行く。ほんとに直ぐに真っ暗!ヘッドライトに浮かぶ内部はやはり手彫り感が漂うトンネルと言うより洞窟に近い。足元に水も溜まっている。ゆっくり一歩ずつ進んでいく。最初は緊張したが、2,3分もするとなれる。と、逆に少し楽しい。まるでインディージョーンズになった気分でアドベンチャー感覚。ただ調子に乗り過ぎると水たまりにズボッと足が入るところもあるので気をつけた方がいい。
7,8分?10分近く歩くとようやく出口に辿りつく。うん、楽しい・・・思ったほど怖くもなかった。

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