昨夜から雪が降り続き今朝の積雪は55センチになった。

窓辺のガーベラ

アマリリス

子供のころ印鑑用の朱肉について、祖母や母から舐めたら死んでしまうよと何度となく言われてきました。
小学生の時のある日、どうしてそうなったか覚えていないが
指先に朱肉をつけてしまった、自分は死んでしまうと思い恐ろしくなって
家庭菜園の奥まで走って行った。
しばらくグズグズと怖い怖いと、(遠くに母屋が見えたので多分サヤエンドウかキュウリを植えていたのだと思う)泣きそうになっていたが
ふと自分がこうしているのは死ななかったせいだと気づき
明るい気持ちで家の中に入っていったことを鮮明に覚えています。
ガーベラとアマリリスの花の色を見て思い出したことでした。
水銀の毒をお母様がそんな言葉で教えて下さった、指に着いたくらいでは大丈夫、大きくなられたとき、印鑑を持ってない時は拇印とか、そんなご経験もおありだったのでしょうけれど。
朱肉の赤は水銀朱で作られていて毒性があるはずです、只近年はそういった事に特にやかましいので問題ない筈です。
20年ほど前油絵をしていた頃の輸入物の高級品がそれで水銀なのでどっしり重かったです。
エメラルドグリーンは砒素、黄色はカドミュウムだった時代で今は絶対安全です。
子供にとっては死とは恐ろしいものですから祖母や母の教え(?)は効き目があったのでしょう。
拇印とかはだんだん大人になっていくとき自然に覚えることでしょう。
70年以上前のことですから子供にとっては死ぬよというのは覿面な戒めだと思います。
含有物の水銀などの毒性は大きくなるに従って覚えていきましたよ。
油絵を描いておられたことあったのですね。
調べてみると昔は の件、年の差を感じますね。
あの日以来朱肉が付いたときはゴシゴシ拭いて洗った記憶があります。
今は体に悪いものを使うことは、厳しく取り締まっていると思いますけどね。
子どもの頃、白粉の鉛でなくなったという話を聞きました。
アマリリスもガーベラもこの時期元気に花咲かせるということは、室内は快適ということやねえ。
高知雪は降ってないけど。家全体の暖房なんてできてないので、寒暖差が激しいです(笑)
昔役者さんたちの白粉かぶれの話もよく聞いていたので子供心にも死とは怖いものだと思っていたのでしょうね。
押入れの布団の間に潜ってもし死んだらあの子は悲しんでくれるだろうかと一人空想していたこともあったのですよ。
部屋の温度差にはくれぐれも気を付けてください。