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藁をも掴む14! 朱 大衛(西武)投手

2011-10-22 22:35:00 | 今日の更新

朱 大衛(23歳・西武)投手 (中部大第一出身-07年西武D3位)

蔵の入団前評価:指名見送り

投打に高いポテンシャルを秘めながらも、実戦力に欠ける完全に素材型の選手でした。技術的にも、精神的にも未完成の選手であり、プロ入りには時期尚早だと評価した選手でした。

入団5年間で、一軍出場は無し。昨年は、イースタンで2勝1敗0S 防御率 6.82。今年は、9試合 0勝1敗0S 防御率 4.82と成績を向上させたが、見切りをつけられた。もう少し今年の成績を細かく観てみると、18回2/3イニングで、被安打はイニング数を上回る22安打。球の威力・配球などが、ファームレベルでも苦しかったことがわかる。特に四死球は、イニング数を上回る22個を記録し、ピッチング云々ではなかったということ。奪三振は9個で1イニングあたり 0.48個と 三振を奪う決め手に欠けていた。この数字からも、その防御率以上に内容は厳しく、まだ23歳という若さながら、見切りをつけられてしまったのも致し方ない成績だった。

12球団でも、育成には定評のある西武でも、育てることができなかった素材型。ただこれは、当時の寸評の最後に(氏名をクリックすれば観られます)「圧倒的な資質を持つものは、アマよりもプロ向きだと言う考え方も出来る。しかし実戦でアピール出来ない選手を、そうはプロは何年も面倒は見てくれない。まずは、野球の基礎をアマで構築して、それからでもプロに入るのは遅くはないだろう。彼には、その基礎があまりにも不足している印象を受ける。素材を活かすのも殺すのも、しっかりした土台があるかどうかなのだから。」と当時記載した通りで、あらかじめ予見できたことではないのだろうか? 私は凄腕スカウト陣で知られる西武だが、この指名は完全に先物買いであり、時期尚早の指名だったと評価する。プロに入るには、そこに入るまでに学んでおく基礎力・総合力というものがあり、それを満たさないものは、非凡な将来性があろうとも、私は断じて獲るべきではないと考える。