山崎 敏(30歳・西武)投手 (平成国際大-04年西武自由枠)
蔵の入団前評価:☆☆☆☆
当時新興の大学リーグだった関甲新リーグに、観戦仲間の間で素晴らしい左腕がいると聞いて足を運んだ思い出深い投手。小柄ながら素晴らしい腕の振りと滑らかな体重移動をする左腕で、当時活躍していた 河本 育之(ロッテ-巨人など)投手のような活躍が、将来見込めると期待し高い評価をした選手。
ただ今思えば、躍動感のあるフォームと勢いのある球には惚れ惚れしたが、当時から細かいコントロールや投球術には欠け、球の勢いで押す単調さがあった。一部の人しか知らない逸材で、それを確認できた喜びもあり、その力以上に力を過信してしまった部分があったことも、否定できないかなと思える部分も。
プロ入り後で実績らしい実績を残せたのは、2007年 45試合 3勝3敗0S 防御率 3.86の、この年ぐらい。あとは、戦力として計算できた年は、プロ入り8年間の中ではなかった。今年は一軍登板はなく、ファームでも11試合 0勝3敗 防御率 4.42に留まった。もう少し内容を詳しく見てみると、18回1/3イニングで、被安打は30と大幅にイニング数を上回り、球の威力・配球などに課題があったことが想像される。四死球は13個とやはり四死球率 71.0%は多すぎ。細かい制球力の改善もなされなかったようだ。また三振も13個と1イニングあたり0.71個と決め手不足の部分も、改善できたわけではなかったようだ。すでに30歳にもさしかかり、ボールの勢いも衰えて来る年齢。その割に制球力や変化球の改善が望めなければ、そろそろ見切りがつけられてもいたし方ないだろう。またトライアウトでも、貴重な左腕とはいえ、拾ってくれる球団があるのかは微妙なところ。
私の評価方法において、これまで3回の大きな変革があった。その第一は、観戦時にすべての配球を記録し、三振や打たれた球種、すべてのコースなどをメモする習慣を持ったこと。第二は、選手評価に技術的な考察するようになったこと。第三に性格的な側面も加えるようになったことである。ただこの9年目前以前の観戦では、このいずれもを採用はしておらず、あくまでも観たままの感想をメモするスタイルだった。そう考えると、まだまだ評価の仕方も未熟だったのかなあと思える部分もある。☆☆☆☆を付けて高く評価したが、その力以上に入れ込んでしまい、選手の能力を測りかねた選手であったと反省したい。
蔵の入団前評価:☆☆☆☆
当時新興の大学リーグだった関甲新リーグに、観戦仲間の間で素晴らしい左腕がいると聞いて足を運んだ思い出深い投手。小柄ながら素晴らしい腕の振りと滑らかな体重移動をする左腕で、当時活躍していた 河本 育之(ロッテ-巨人など)投手のような活躍が、将来見込めると期待し高い評価をした選手。
ただ今思えば、躍動感のあるフォームと勢いのある球には惚れ惚れしたが、当時から細かいコントロールや投球術には欠け、球の勢いで押す単調さがあった。一部の人しか知らない逸材で、それを確認できた喜びもあり、その力以上に力を過信してしまった部分があったことも、否定できないかなと思える部分も。
プロ入り後で実績らしい実績を残せたのは、2007年 45試合 3勝3敗0S 防御率 3.86の、この年ぐらい。あとは、戦力として計算できた年は、プロ入り8年間の中ではなかった。今年は一軍登板はなく、ファームでも11試合 0勝3敗 防御率 4.42に留まった。もう少し内容を詳しく見てみると、18回1/3イニングで、被安打は30と大幅にイニング数を上回り、球の威力・配球などに課題があったことが想像される。四死球は13個とやはり四死球率 71.0%は多すぎ。細かい制球力の改善もなされなかったようだ。また三振も13個と1イニングあたり0.71個と決め手不足の部分も、改善できたわけではなかったようだ。すでに30歳にもさしかかり、ボールの勢いも衰えて来る年齢。その割に制球力や変化球の改善が望めなければ、そろそろ見切りがつけられてもいたし方ないだろう。またトライアウトでも、貴重な左腕とはいえ、拾ってくれる球団があるのかは微妙なところ。
私の評価方法において、これまで3回の大きな変革があった。その第一は、観戦時にすべての配球を記録し、三振や打たれた球種、すべてのコースなどをメモする習慣を持ったこと。第二は、選手評価に技術的な考察するようになったこと。第三に性格的な側面も加えるようになったことである。ただこの9年目前以前の観戦では、このいずれもを採用はしておらず、あくまでも観たままの感想をメモするスタイルだった。そう考えると、まだまだ評価の仕方も未熟だったのかなあと思える部分もある。☆☆☆☆を付けて高く評価したが、その力以上に入れ込んでしまい、選手の能力を測りかねた選手であったと反省したい。