gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

日立製作所VSベイスターズレポート

2013-04-04 22:07:00 | 今日の更新
今日は、日立製作所との交流戦が長浦グランドで行われていたので、ベイスターズのレポートをこちらで行なってゆきたいと思います。今年初めて見る選手もいるので、簡単な感想を。

21 加賀美 希昇(25歳・3年目)右腕

昨年終盤に3勝をあげて、今年は先発の一角と期待された投手。しかしその期待に応えられず、開幕一軍からハズレました。しかしこの試合では、常時140キロ前後~MAX90マイル(144キロ)を記録。ストレートの勢い・カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜるピッチングで、ボールの勢い・球威は良い時に近い印象を受けました。カーブ・チェンジアップの緩い球はいいのですが、中間球のスライダーをいかに活かせるかだと言ってきましたが、今日あたりはその辺悪くなかったように思います。イースタンで2,3試合先発して結果を残せれば、一軍ローテーションに戻って来るのではないかと思っています。今日は、6回無失点だったかと(失点はないはず)。

100 今井 金太(19歳・1年目)右腕

ちょっと前あたりから、実戦で投げていると訊いて驚いおります。2年目の古村やトラヴィスが未だに実戦で投げていないなか、高卒ルーキーとしては例年になく早い実戦登板です。

とにかくこの選手の良さは、体を開きまくりながらも、ガンガン投げ込んで来る投げっぷりの良さにあります。先日投げた時は、かなり速かったと訊いておりました。しかし今日計測したところ、常時135~MAX87マイル(139.2キロ)ぐらいで、高校時代とさほど変わってはいない印象。曲がりが大きなスライダーとのコンビネーションも高校時代同様で、プロに入って何か大きく変わった感じは致しません。

ただ今日は、日立打線相手に制球が定まらず、四球やヒットを打たれるなど、社会人でも経験豊富な打者が並ぶ相手だけに、高卒ルーキーには荷が重かったかなと。予定していた1イニングを投げきれず、イニング途中での降板となりました。まだイースタンで投げさせられるレベルではないので、今年はこういった交流戦やフューチャーズ戦中心の登板で、少しずつ経験を積んで行くことになると思います。馬力はある選手なので、将来的には145~後半ぐらいまで伸びることを期待したいところ。このおもいっきりの良さは、失って欲しくないですね。

111 冨田 康祐(25歳・2年目)右腕

球威・球速という意味では、チームでも山口俊と1,2を争う存在です。今日は、急遽マウンドに上がったものの、MAX94マイル(150.4キロ)を記録するなど、その能力は抜けています。今年に入り、ストライクを先行できピッチングに余裕が生まれるようになりました。変化球も武器になるほどの絶対的なものはありませんが、スライダーやチェンジアップ含めて、コンビネーションに違和感なく投げ込めるようになってきています。

今年はイースタンで2試合(3イニング)で、防御率 0.00。このままファームで数字を残して行けば、不甲斐ないリリーフ陣を考えると、支配下登録・一軍登録される日も遠くはないのでは。三嶋あたりよりも、制球にバラつきがありませんし、現状リリーフ陣の一角に食い込める力は、すでに備わっていると思います。個人的には、いま一番一軍で起用して欲しい選手です。最大のネックは、やはり支配下登録との関係ではないかと思います。

66 王 イイゼン(4年目・28歳)左腕

WBC台湾代表から戻ってきて、調整のための登板でしょうか。正直この投手、今まで一度も良いと思ったことがありません。しかし今日は、アバウトでもストライクがポンポンと先行し、今まで見た中では一番好感が持てる内容。

球速は、常時140キロ台~MAX91マイル(145.6キロ)と、ボールの威力は中々のもの。ただいぜん、ボールが高いのは相変わらず。変化球も、これといったものがありません。それだけに現状は、リリーフで勢いにかまけてといった感じの方が良いように思います。神内・佐藤祥万も似たタイプなのですが、彼らの内容次第では昇格も考えても良いかもしれません。といっても彼の場合、外国人枠との絡みもあるんですかね。まずは、イースタンで文句なしの内容を魅せてもらいたいところ。

20 須田 幸太(27歳・3年目)右腕

すでに忘れられた感はありますが、今日最後に登場しました。球速は相変わらず、常時140キロ台前半ぐらいでしたが、ストレートの勢い・球威はそれ以上。特にこの選手は、この程度でもストレートはそれほど打たれません。

むしろプロ入り後の問題は、変化球の制球が甘く、その球で痛打を浴びるケースが圧倒的に多いということ。今日は、小さくカットボールのような球でカウントを整え、大きく曲がるスライダーで空振りをという使い分けが出来ていました。細かい変化球の精度は、僅か1イニングでの登板だけだったので、凄く良くなったかまではわかりません。ただボールの勢いはあるので、アマレベルだと少々厳しいかなという球は投げていました。

状態はいいので、ファームでの内容次第では一軍へのチャンスを与えても良いと思います。ただファームでも、まだ1試合しか登板しておらず、あまり機会が与えられていないところは気になるところ。不甲斐ないリリーフ陣を見ていると、ボールの勢いがあるだけに魅力的です。この選手も、まずはリリーフで一軍の雰囲気に馴れるところから始めたい選手。


野手陣では、ルーキーの3人について簡単に。ドラ1位の 白崎 浩之(23歳・駒大出身)遊撃手は、外野の間に落ちるポテンヒットこそ打っていましたが、まだタイミングが合っていない部分もあり、一軍へという感じは致しません。遊撃の守備に関しては、上手くはありませんが無難にこなしています。

キャンプで故障した 宮崎 敏郎(25歳・セガサミー出身)三塁だったかな? ライト前にしっかり打つなど、故障の影響が見られた前回のイースタンでの試合よりは、怪我の影響もなくなってきたのではないかと思います。今日は、レフトフライ。ショートゴロ・ライト前 だったと思います。現状打撃では、白崎よりはタイミングが合っているかなという感じですが、一軍に割り込む程のアピールはまだ出来ていません。

赤堀 大智(26歳・セガサミー出身)中堅手は、当たれば大きいのだけれどもという感じの脆さで、今日はタイミングがいまいち。それでもイースタンでは、チーム一の打率.250厘(レベルが低い争い)をマークしています。まぁ、当分ハイレベルな外野陣に入り込むのには時間がかかるかなといった印象で、今年はファーム中心の一年になりそう。

その他では、やはり2年目の桑原 将志(20歳・福知山成美出身)が、一番一軍に近いかなぁといった内容。その他、最後代打での出場でしたが、乙坂 智(19歳・横浜高出身)外野手が、キッチリ結果を残し、着実に力は付けてきています。むしろ大卒・社会人出身のルーキー野手3人よりも、内容が上回っていると言えるでしょう。

ただ野手に関しては、彼ら若手の他にも一軍実績のあるベテラン勢がずらりと揃っているので、怪我人などが出ても、ベテランが優先的にあげられるのではないかと思います。

(今日の感想)

高卒ルーキーの今井はともかく、加賀美・冨田・王・須田ともに、ボールに勢い・威力があり、一軍を視野に入れられる内容ではありました。特に加賀美は、イースタンでの内容次第で、近いうちに一軍に復帰するのではと思います。そういった意味では、一軍と違い投手陣に収穫のある試合でした。