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藁をも掴む29! 生山 裕人(ロッテ)内野手

2012-11-21 07:04:00 | 今日の更新
生山 裕人(27歳・ロッテ)内野 (香川OG-09年ロッテ育成)

蔵の入団前評価:指名未確認

アイランドリーグの中でも不動のレギュラーではなく、そうかといって物凄く守備が上手いとか、長打力があるわけでもなかった。しいて言えば、打席数の割に、盗塁数がやや多いといったタイプで、それでも当時、何処を評価しての指名かは理解出来なかった。

入団した2009年のシーズンでは、ファームでも僅か2試合の出場。2年目もファームで、37試合 打率.225厘 と入団前から指摘していた、打撃のひ弱さを改善することは出来なかった。3年目の昨年は、54試合 .234厘 と徐々に試合数は増やしてきた。4年目の今年は、87試合 2本 13打点 11盗塁(6失敗) 打率.233厘 と試合数は増やしたが、打撃の弱さを改善できずに終わっている。

守備位置は、二塁・遊撃 よりも、今年は外野での出場が多かったので、守備でアピール出来ていたかというと疑問。一番の売りである走力も、今年こそ11個と二桁に乗ってけていたが、失敗も6つ。他の年はもっと盗塁数も少なく、失敗も同じぐらいあった。それだけに、足でアピールと言うほどでもなく。一番心配していた打撃も、最後まで改善できないで終わっている。指名時の、何を見込んでの指名かわからないという言葉の通りになってしまった。

それでも本人の野球への意欲は衰えておらず、2回のトライアウトにも参加。第一回は6打数0安打に留まったが、第二回では、4打数1安打で最終打席に見事ヒットを放って見せた。現状、NPBへの再就職は厳しい状況だが、これで現役を引退することになったとしても、踏ん切りのつく最後だったのではないのだろうか。第二の人生が、成功することを祈っている。



藁をも掴む28! 斉藤 圭祐(巨人)投手

2012-11-20 18:00:00 | 今日の更新
斉藤 圭祐(22歳・巨人)投手 (千葉経大付-09年巨人3位)

蔵の入団前評価:☆☆☆

投球フォーム嫌らしさや投げ込まれる球に凄みはなかったものの、コンスタントに140キロ台のボールを投げ込み、バランスの取れた総合力の高い投手として評価。特に選抜~夏に向けて、課題を着実に克服して行く姿勢などをみて、数年先のローテーション投手として期待させるに十分な素材であった。

ただ寸評にも記載した通り、この時点でも「開き」が早くボールが見やすいこと「体重移動」が不十分で、球速ほどボールに勢いがなかったことが課題に残っていた。

入団一年目は、イースタンで12試合 1勝0敗0S 防御率 4.05 と可も不可もなしといった内容。2年目も10試合 3勝1敗0S 防御率 3.74 と大きな上積みはなかった。3年目には、育成枠に。そのためイースタンでの登板はなく、もっぱら三軍での登板だった。丁度この頃フューチャーズなどの試合で見ることが多かったが、何の特徴もない投手になってしまっていて、正直ガックリさせられたのを覚えている。4年目の今年も、イースタンでは登板なし。同じく三軍での登板を見たものの、球速も135~140キロ出るか出ないかで、殆ど前年と変わらない内容。ドラフト3位という高い評価での入団ながら、僅か4シーズンで解雇された。

彼がプロ入り後伸びなかった原因が、何処にあるのかは正直わからない。何処かを痛めていて能力が出せなかったのか?欠点を改善しようとしてフォームを見失なったのか?それとも、最初から見込み違いだったのか? ただ内容的には、無理しなくても140キロ台を刻んでいた高校時代よりも、低下していたように思えてならない。近年若手投手の育成の成功例の多い巨人としては、かなり無残な結果となっている。

それでも本人の現役の意欲は高いようで、今日行われた第二回トライアウトにも参加。打者6人に対し、1安打・2四球・2奪三振という結果を残している。年齢的にはまだ若いが、NPBへの復帰は現状厳しいかなという内容。彼に吉報は届くだろうか?


藁をも掴む27! 西川 雅人(オリックス)投手

2012-11-19 06:59:00 | 今日の更新
西川 雅人(30歳・オリックス)投手 (愛媛mp-09年オリックス5位)

蔵の入団前評価:指名見送り

大院大時代から、骨太の体格から投げ込まれる球には定評があった。たまたま当時観戦していた時に、隣りにいた某社会人チームのコーチと話になり、ハートがなぁとブルペンエースぶりを指摘していたのが印象的。その後三菱重工神戸~アイランドリーグと進み、祈願のプロ入りを成し遂げた。

そのボールの威力のせいか、入団以来一軍登板に恵まれるも、戦力と呼べるほどの成績は残せなかった。ちなみに今シーズンも、一軍では2試合 防御率 20.25 という内容。ファームでは、27試合 2勝0敗0S 防御率 1.91 と安定。もう少し詳しく見てみると、28回1/3イニングで、被安打は24。被安打率は、85.7% と的を絞られやすい傾向があるよう。四死球も10個と四死球率も41.7%とやや多めになっている。奪三振は21個と、1イニングあたり0.88個とけして少なくはない。この数字を見る限り、極端な能力低下は見られない。すなわち、ウチではもう一軍戦力としては望めないという判断だったのだろう。

先日のトライアウトでは、打者4人に対し0安打・1奪三振と結果は悪くなかった。年齢的には30代を迎え、その辺で指名は微妙なのだろう。NPBへの復帰は微妙だが、まだまだ力の衰えは感じられない。本人も、踏ん切りをつけるのは難しい結果となってしまった・・・


藁をも掴む26! 近田 怜王(ソフトバンク)投手

2012-11-18 16:36:00 | 今日の更新
近田 怜王(22歳・ソフトバンク)投手 (報徳学園-09年SB3位)

蔵の入団前評価:☆☆☆

中学時代から名の知れた投手で、高校入学後は甲子園で活躍。全国の高校野球ファンにもお馴染みの選手でした。最終学年では怪我に悩まされ、球威・球速の大きな上積みは感じられず。しかし実戦的なフォームを身につけた点と、勝負どころでの強さ、試合をまとめられるセンスなどを買い高い評価をした選手です。

プロ入り後、故障の影響があったかはよくわからない。しかし一年目は、ファームで 8試合 防御率 5.60。2年目は、14試合 5.92 。3年目は、僅か6試合 3回1/3イニング のみの 防御率 0.00 。今年も僅か 5試合 しか登板しておらず、恐らく三軍扱いだったのだろう。

今年の成績は、5試合 1勝0敗0S 防御率 1.29。もう少し詳しく見てみると、7イニングで、被安打は5と、少ない数字ながら被安打率は、71%と基準以内。ただ四死球は、被安打と同じ5つと非常に多い。これをみると、高校時代の彼からは考え難く、フォームをかなり崩していたのではないか? 奪三振は4つで、1イニングあたり0.57個と少なめ。恐らく、ボールの威力がもう一つの上に、制球力も不安定で、特徴を見出し難い状況になっているのではないのだろうか。

先日のトライアウトでも、打者4人に対し2安打・1四球・1三振。左打者の古木こそ三振に仕留めたものの、同じ左打者の中村真人選手にヒットを浴びている。この内容からも、現状NPBへの復帰は、22歳と若い左腕でも厳しいのではないのだろうか?早くから観てきた選手だけに、このような形で終わってしまうのは、個人的にも残念でならない。



藁をも掴む25! 丹羽 将弥(オリックス)外野手

2012-11-17 08:34:00 | 今日の更新
丹羽 将弥 (23歳・オリックス)外野 (岐阜城北-08年オリックス1位)

蔵の入団前評価:

かなり荒削りな素材でかつ、1位指名でゆくほどの選手かという疑問はあったものの、プレーに対する貪欲さは感じられたので、あえて  をつけた選手です。ただその粗さを解消できず、怪我などもあり5年で解雇されてしまいました。

結局入団以来、1割台~2割台前半に留まり、対応力に課題を残す結果となった。今年はウエスタンで僅か5試合・8打席で .286厘 という数字が残っているのみ。また先日のトライアウトでは、6打数1安打2四球2三振 という内容で、充分アピールできたとは言えない内容。

現在怪我の回復具合などはわからないが、現状NPBへの復帰はかなり厳しいと言わざる得ない。高校時代、よほど高く評価して入れ込んでいた球団が、再度チャンスをという可能性がないわけではないが、かなり厳しいのではないのだろうか。まだ23歳と若いが、第二の人生を模索した方が賢明かもしれない。高校時代見せたプレーへの貪欲さを持ち続ければ、別の世界で花ひらくだろう。