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楽天4位 菊池 保則(茨城・常磐大高)投手

2008-02-03 23:34:52 | 楽天
2007年高校生ドラフト 楽天4位

菊池 保則(茨城・常磐大高)投手 180/75 右/左

<速さ> ☆☆

MAX144キロと云われる速球だが、私の観た試合では135~後半ぐらい。球速と云う観点では、まだまだプロレベルならば中の下レベルである。その他の動作の素早さなどにも、際だつものは感じなかった。ただ球速に関しては、高卒選手だけに、まだまだ今後の上積みは期待出来よう。コンスタントに、144キロぐらいの球を出せるようになって欲しい。

<強さ> ☆☆

現時点では、肉体的にも、精神的にも、好調時の能力を持続する身体の強さには欠けている印象を受ける。勿論これは、今後体力作りを行って行くことで、ある程度のレベルまでは引き上げられるだろう。

<柔らかさ> ☆☆☆

滑らかな体重移動などの身のこなしなどを見ていると、この選手は悪くない。またその投球内容を見ていると、技術さえ伴えばと云う気はしてくる。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆☆

内角を攻める厳しさ・腕の振りの鋭さなどは悪くない。また自己を厳しく管理し、向上すると云う意味でも、悪くはない選手だろう。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆

相手に嫌がられる程の技術・投球は出来ていない。また元々オーソドックスフォーム・平均的な体格の持ち主なので、相手を威圧するような迫力はない投手だ。

<上手さ> ☆☆

まだまだ攻めのバリエーション・投球フォームなどの技術には欠けている。またそういったセンスが、何処まで兼ね備えているかは微妙だろう。

(最後に)

土台の良いフォーム・体重移動見事なフォームなど、素材としては悪くない。またこれから伸びる要素も、まだまだある。ただ現時点で、何かプロで突出した特徴があるのか?と云われると疑問だし、技術もまだまだで、今本当にプロ入りへの「旬」の時期なのかどうかは、疑問ではある。プロの育成で、何処まで変わることが出来るのか、じっくり見守ってみたい1人。

蔵の評価:指名見送り



楽天3位 石田 隆司(大阪・東海大仰星)投手

2008-02-03 07:45:56 | 楽天
2007年高校生ドラフト 楽天3位

石田 隆司(大阪・東海大仰星)投手 184/74 右/右

<速さ> ☆☆☆

私の観戦した試合では、夏の連戦中で、更に相手も格下だったことから、球速は130~135キロ程度。少し力を入れると140キロ台を記録していた。球自体は、球威があり力強いが、手元までの伸びに欠け、球速・球質はプロに混ぜると、まだまだと云った印象だった。ただ素材としてはまだ伸びそうだし、将来145キロ前後を連発出来る能力はあると思われる。また投球以外の牽制やクィックなどの動作は、しっかりしている選手だった。

<強さ> ☆☆☆

身体自体の力は結構ある方だと思われる。また気持ちも、けして弱い投手ではないだろう。ただ現時点では、それを持続出来る肉体的・精神的スタミナが不足しているものと思われる。

<柔らかさ> ☆☆

上半身の身のこなしが固く、ややゴツゴツした印象を受ける。そのため球威のある球は投げられるが、しなりを活かしたような質の良い速球や変化球の修得には苦労しそうだ。投球スタイルも、それほど柔軟性に富んだ投球術の持ち主ではない。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆

現時点では、それほど攻めに厳しさは感じられないし、動作の一つ一つも淡々としていて、鋭さみたいなものも感じられない。精神的にも力加減は変えているが、並の高校生と云った印象は否めない。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆

フォームが非常にオーソドックスな上、相手を威圧するような迫力のある体格でもない。またその投球内容も極普通のタイプで、開きの早いフォームは、プロの打者ならば、むしろ組みやすしと思われるのではないのだろうか。

<上手さ> ☆☆

投球センスに優れるとか、マウンド捌き・制球力・投球フォームなどなど、技術的に高いものもなければ、そういったセンスも特に感じられない。

(最後に)

将来的には、常時145キロ級・あるいは150キロ前後の球を投げられるまでに、成長するかもしれない。しかしながら、その球速に見合った球質・実戦的なフォーム・変化球レベルなどなど、課題が多いのも確か。

そのため、球は速いがそれ以外がと云う投手に育ちかねない。現時点では、そういった部分での課題が目立ち、それを修正して行くことが可能なのか?また可能だと考えた場合でも、かなりの時間がかかることが予想される。そう考えると、高卒即指名と云うプロ入りの「旬」の時期だったかどうかは、個人的には疑問の残る選手だった。

蔵の評価:指名見送り


楽天1位 寺田 龍平(南北海道・札幌南)投手

2008-02-01 07:25:26 | 楽天
2007年高校生ドラフト 楽天1位

寺田 龍平(南北海道・札幌南)投手 185/77 右/右

<速さ> ☆☆☆

私の観た試合では、夏の予選の疲れもあって常時135キロぐらいだった。しかしMAX145キロを投げ込むと云われる投球が自慢の投手。普段は、高卒投手としてはA級の球速はあるのだろう。牽制・フィールディング・クィックなどの動作も機敏で、スピード感は、プロの基準レベルは満たしていそうだ。

<強さ> ☆☆☆

けして野球名門校ではない、北海道屈指の超進学校の選手。しかしながら、その身体を見ると、けしてひ弱さな印象は受けない。高卒投手としては、基礎体力なども兼ね備え、比較的早い段階でファームなら実戦登板が期待出来そうだ。

<柔らかさ> ☆☆☆

素材としては、特別腕の振りや身のこなしが柔らかいとは思わない。そうかと云って、身体を持て余すような不器用さも感じられない。ただ高学歴の頭脳派のはずなのだが、その投球自体は、攻めのバリエーションなども不足して、素材型の域を脱していない。

ただ野球界において、高学歴選手ほど、肉体に頼った素材型が多いのは何故か?やはり自分の身体を自在に操る運動能力と野球頭脳は、必ずしも一致しないことが考えられる。

ただ、こういった野球頭脳が活かせるのは、もっと後のことになりそうだ。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆☆

特に内角を厳しく突くとか、野球に対してもの凄くストイックなのかと云われると疑問ではある。ただけして恵まれた野球環境とは云えない中で、自分の身体をいじめ抜いてきたところは、野球意識の高さを示しているのかもしれない。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆

相手に嫌がられるようなタイミングの取りにくいフォームや、ねちっこい攻めを魅せるわけではない。またフォーム・体格などからも、相手を威圧するほどの圧倒的なものは感じられない。

<上手さ> ☆☆

投球技術・フォーム技術などなど、技術的には課題が多い。ただフィールディング・牽制・クィックなどをしっかり身につけており、野球センス自体は悪くはないだろう。

あとは、しっかりプロで通用する技術を身につけることが求められる。

(最後に)

名門校出身と云っても、基礎体力は悪くない。またアウトコースで投球を組み立てられる、投球以外の基礎部分はしっかり出来ているなど、ファームでなら早く実戦投入出来る選手ではないのだろうか。

ただプロで通用する攻めのバリーエーションや、開きの早いフォームの修正など、求められる技術的課題も多い。本格的な指導を受けてきていないだけに、プロの指導や年齢的な若さから、肉体的な成長も大いに期待出来るところ。

あとは、技術の修正を可能にした時に、どのぐらいの球を投げ込めるのかが、大きなポイントになりそうだ。個人的には、そういったものを身につけるのに、4,5年はかかる可能性は高く。高卒でのプロ入りは時期尚早だと評価した。またプロに混ぜてしまうと、何を売りにするのかイメージが沸かないのも確か。ただ常識的に考えて、伸びる要素は沢山ある。それだけに、何処まで化けるのか期待して見守りたいと思う。

蔵の評価:指名見送り