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5/6 プロアマ交流戦!

2011-05-09 16:18:00 | 今日の更新
5月6日に、社会人のTDKを招いて、ベイスターズ横須賀グランドで、プロアマ交流戦が行われました。そこで今回は、ベイスターズの2軍の現状について、気になった選手を何人か取り上げて行きたいと思います。

ベイスターズの先発は大家だったので、これに関しては、特に可も不可もなしと言う感じで、ここでは取り上げません。注目は、2番手で登板したランドルフです。昨年までいたサウスポーですが、秋にメディカルチェックに引っかかって、契約更新できませんでした。しかし代わりにとったリーチが、放射能が怖いとのことで来日してくれません。そのためテストをした結果再びランドルフを獲得したと言う流れ。元々ランドルフは、一昨年のシーズン途中に入って抜群の安定感を魅せてくれた左腕。こういった形での入団には、特に問題がないようです。ちなみにリーチですが、2年契約らしいのですがどうなるのでしょうか?

で話をランドルフに戻しまして、久々の彼の投球ですが、角度のあるボールはさすがです。しかし実際には135キロ強~MAX87マイル(139.2キロ)程度、常時5キロ以上遅いですね。球速以上に魅せる球の威力はあるのですが、1ヶ月ぐらい調整させると言う首脳陣の言っている理由も、この投球をみるとよくわかります。もう少し調子が上がってこないことには苦しいので、その前に同じ左腕のブランドンにチャンスが与えられるかもしれません。

3番手は、2年目の育成枠選手である国吉 佑樹(19歳 秀岳館出身)。195センチの長身から投げ込む、ハーフだかクオーターの血が混ざった選手。日本人の血では成し得ない、このサイズにして非常にバランスの取れたフォームをしております。昨年よりも無駄な動きがなくなり、体の回旋がコンパクトなフォームになりました。常時145キロ前後を記録し、MAX93マイル(148.8キロ)と、ボールの勢いには素晴らしいものがあります。課題は、スライダー・チェンジアップなどの変化球はあるのですが、追い込んでからの決め手に欠けること。そしてこの日見ていて思ったのが、最初のイニングは素晴らしかったのに、ちょっとリズムが崩れると、途端に失点を重ねる不安定感。2イニング目、3イニング目と、それぞれ2失点ずつしておりました。持ち得る能力は、若手投手でも上位級だけに、支配下登録への期待がもてますが、そういったチャンスを自ら潰してしまっていますね。ただ同期の小林 公太(20歳・多摩大聖ケ丘出身)と共に、ファームではチャンスを多く与えられています。結果はともかく素材はいいです。今年まだ観たことがないのは、安斉とルーキーの福山です。

4番手に投げたのが、最近全く情報が入らず心配していた 藤江 均(25歳・東邦ガス)投手。今年実戦登板したと言う話を聞いていなかったので、恐らくこの試合が今年初めての実戦登板だったのか?特に130キロ台後半~MAX89マイル(142.4キロ)のストレートの勢い・質は、いつもの藤江で、怪我等の影響と言うのは感じられません。この日は変化球を多く投げていましたが、この辺が調整不足なのか?曲がりが早く、もう一歩打者が振ってくれません。元々フォークが武器の投手だけに、もう少し調整が必要そう。彼の課題は、それほど球速がないわりに、ストレートがやや高めの打ち頃のゾーンに集まりやすいこと。ただこの日もその傾向は変わらず、課題の克服には時間がかかりそうです。ただ元気であると言うことは、確認できて良かったです。少しずつファームでの登板も増えてくるのではないのでしょうか。

特に野手に関しては、それほど目新しいところはなし。この日も1番・荒波中堅手・7番・鶴岡捕手、8番・大原二塁手、9番・松下右翼手といった布陣で、目新しいのはレフトだった松下が、ライトに回っていたこと。レフトならば比較的無難にこなしていたのですが、この日は全く目測がつかずに、フライが飛ぶだけで大騒ぎの内容。現状、ライトフライをまともに取れるレベルではありません。荒波は、ファームレベルなら活躍できるレベル。鶴岡も、活躍はともかく違和感なくプレーできるレベル。大原は、この日一番と思えるぐらいの快心の左中間ツーベースを放つなど、一時期の不調を脱しつつあるよう。松下は、まあ打撃も他の野手に比べ見劣りますが、一時よりは地に足のついたスイングができるようになってきました。ただ年間2割越えは厳しそう。

次回は、オリックスが交流戦で横須賀に5月の下旬に来るので、もしアマの試合と重ならないようならば、また足を運ぼうと思います。この日は、即一軍にあげるべきだろうと言う選手は、残念ながらおりませんでした。