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2010年 センバツの注目選手2!

2010-01-30 23:41:00 | 今日の更新
センバツ出場校の逸材をご詳解するシリーズの第二弾を、今回も行って行きたいと思います。

北信越地区代表:高岡商・敦賀気比

北信越大会を制した高岡商は、小柄ながらセンスと気持ちの強さで投げ込む鍋田 浩成(2年)投手は、コンスタントに135キロ前後を記録する。この好投手を好リードするのが、松嶋 真樹(2年)捕手のインサイドワークにも期待。

もうひとつの代表校・敦賀気比には、強肩・強打の4番・吉田 正尚(1年)外野手がいる。小柄ながら、抜群の勝負強さが売り。

近畿地区代表:神戸国際大附・神港学園・大阪桐蔭・立命館宇治・天理・智弁和歌山・向陽

近畿大会を制した神戸国際大附には、投打に才能を持った岡本 健(2年)が、ドラフト候補として注目。岡本の馬力のある投球に加え、大田 大和(2年)も140キロ台を期待できる素材と言うことで、センバツでの投球が楽しみ。打っては、柔らかいバッティングが魅力の石岡 諒太(2年)一塁手の好打者ぶりにも注目したい。

神港学園には、スカウトからも注目されている伊藤 諒介(2年)外野手は、体は大きくないが、高校通算50本とも60本とも言われる長打力は、センバツを代表する強打者。前仲 正志(2年)投手も、小柄ながら140キロ台の速球が魅力。

関西の巨大戦力・大阪桐蔭には、左の大型左腕・福本 翼(2年)が健在で、力よりも技で抑える技巧派。中野 悠佑(1年)右腕も、MAX142キロの速球とスライダーを武器にする好投手。江村 直也(2年)捕手は、プロも注目する強肩捕手。

立命館宇治には、川部 開大(1年)は、180センチ台の大型左腕で、130キロ台の速球と多彩な変化球も併せ持つ。捕手の小崎 裕之(2年)捕手は、塁間1.7秒台の脅威の到達タイムが魅力の強肩・好守の注目捕手。

天理には、西浦 健太(2年)投手は、140キロ台中盤まで記録する大型右腕。左腕・沼田 優雅(2年)左腕は、130キロ台ながら、キレのある球を投げ込んでくる。打線も、内野 聡・安田 紘規など、旧チームから活躍する選手に加え、岩崎 亮太・中村 奨吾などタレント揃い。

智弁和歌山には、左腕から130キロ台の速球を投げ込む吉元 裕(2年)に加え、古田 恭平(1年)や青木 勇人(1年)の1年生の両輪に加え、天才打者の呼び声高い西川 遙輝(2年)外野手は、ドラフト候補。更に、小笠原 知弘(1年)や山本 定寛(2年)など打線も強力。

21世紀枠で選ばれた向陽には、好投手・藤田 達也(2年)投手の、投球ぶりが注目される。

中国地区代表:開星・関西・広陵

開星には、一年生ながら140キロ台後半をも記録する白根 尚貴(1年)に注目。糸原 健斗(2年)三塁手も三拍子バランスの取れた好選手。また出射 徹(2年)捕手の、その強打に加えインサイドワークにも期待。

関西は、堅田 裕太(1年)左腕が、中背から140キロ前後のストレートは見物。打っても磯本 龍志(2年)外野手が、2番打者ながら、打線のキープレーヤー。

広陵は、なんと言っても西村健太朗(巨人)の大型右腕・有原 航平(2年)が注目。まるで外国人のようなフォームから、圧倒的な存在感を示すドラフト候補。また180センチ台の大型打者・丸子 達也(1年)の強打が通用するか?

四国地区代表:今治西・高知・川島

今治西は、林 正也(1年)右腕は、センバツには140キロ台を記録出来そうな楽しみな投手。特に腕の振りの良さが、この投手の最大の魅力。打線も、濱元 大希(2年)遊撃手の、打席での集中力が光る。

高知は、左の好投手・筒井 太響(2年)左腕・速球派の谷川 匠(2年)右腕・宮本 嘉生西川 大地の左右の一年生投手も控える。その中でも西川は、将来性豊かな本格派。更に野手では、亀井 雅人(1年)遊撃手は、来年の候補と早くから評判になっている逸材。

21世紀枠で選ばれば川島は、小柄な右サイド・東谷 祐希(2年)投手のテンポの好い試合でリズムを作り、徳島県下NO.1の長距離砲・南 優希(2年)捕手が、攻守の中心で、圧倒的な勝負強さが売り。

九州地区代表:嘉手納・興南・宮崎工・自由ヶ丘

九州大会を制した嘉手納は、エース・池原 有(2年)投手が投打の中心。ただ池原は、将来性では野手での才能を買いたい素材。また外角の球を神宮大会で打ちまくっていた眞謝 博哉(2年)捕手の打撃にも注目。

興南には、なんといっても高校球界屈指の左腕・島袋 洋奨(2年)がいる。すでに大学生級の投球を披露し、更に一冬で伸びて来るようだと、高卒指名もあり得る小柄な左腕。山川 大輔(2年)捕手や慶田城 開(2年)外野手など、小柄ながら身体能力の高い野手達が試合を盛り上げる。

初出場の宮崎工には、打ち難さが自慢の大型左腕・浜田 智博(2年)の存在が光る。球速も135キロ以上を出せるようだし、センバツで140キロに迫るような球をコンスタントに投げ込んだら、非常に面白い存在になるのではないのだろうか。打っても4番の伊比井 悠輔(2年)捕手や核弾頭の佐藤 亮(2年)内野手に、3番・長嶺 修平(2年)遊撃手などタレント揃い。

同じく初出場の自由ヶ丘にも、小野 剛貴藤原昂希・行弘剛など力のある2年生トリオが揃う。打っても古賀 翔大(2年)外野手の長打力に注目。


と簡単に、各学校の注目選手をあげてみた。ドラフトと言う観点では、やや寂しいメンツとなっているが、一冬超えての成長に期待して、新たなニュースターが飛び出して来ることに期待したい。組み合わせ抽選会は、3月13日に。本戦は、3月21日から球春が到来する!


2010年 センバツの注目選手1!

2010-01-29 19:44:00 | 今日の更新
今日、1月29日は、第82回センバツ高校野球大会の出場校が発表された。

そこで今回は、二回分けて、出場校の注目選手をあげてみたいと思う。

北海道地区代表 北照

北照には、MAX141キロを誇り、投打で注目される又野 知弥(2年)投手がいる。技術的には極めて粗いが、投打に圧倒的な馬力がある選手だけに、秘めたるポテンシャルは高い。そのポテンシャルを引き出すための技術が伴なうかが、投打共に課題となっている。

また捕手としてのセンスは微妙だが、塁間1.75前後の素早いスローイングが注目される西田 明央(2年)捕手がいるのも注目。打撃も打てる球は限られていそうだが、スイングは中々シャープ。また1年生の大野 雅也遊撃手は、攻守に光る好選手。

また同じ北海道では、道内NO.1投手・上田 昌人(武修館 2年)投手が、21世紀枠での出場も期待される中、惜しくも選ばれなかった。安定した下半身から繰り出される速球は、間違いなくドラフト候補として注目されていただろう存在だけに残念。

東北地区代表 秋田商・盛岡大附・山形中央

神宮大会にも出場した秋田商で光るのは、MAX140キロを誇る片岡 元気(2年)と柴田 匡(1年)の二人の投手。特に柴田は、順調に伸びて行けば、来年のドラフト候補になり得る好素材。野手では、松橋 龍生(1年)内野手などの成長も期待されるところ。

東北二つ目の枠に入った盛岡大附には、MAX136キロの速球を持つ、白石 猛紘(2年)投手がおり、一冬超えた成長が期待される。また21世紀枠で選ばれた山形中央には、横山 雄哉(1年)がいる。180センチ台の大型左腕で、すでに秋の時点でMAX132キロまで到達。将来楽しみな左腕が、甲子園にやって来る。

関東地区代表 東海大相模・花咲徳栄・東海大望洋・前橋工

関東大会を制した東海大相模には、秋の時点では世代NO.1の評価を受けた一二三 慎太(2年)投手がいる。MAX149キロの速球に多彩な変化球・厳しい内角攻めなど実戦力も併せ持つ総合力タイプ。体つきも良く、むしろあまり伸び代を感じさせない素材が、一冬超えて更に上積みが見られるようだと、ドラフト上位指名を決定づける大会となりそうだ。野手では、田中 俊太(1年)二塁手のミートセンス溢れる打撃にも注目。来年のドラフト候補としてマークできる才能の持ち主。

花咲徳栄には、五明 大輔(2年)は、MAX137キロを誇るプロ注目の左腕。一冬超えて成長したところを魅せてくれると、ドラフト候補として継続マークできる存在。また野手では、橋本 祐樹(2年)右翼手は、大型の好打者。

初出場の東海大望洋には、小柄ながら140キロ台の速球を投げ込む、長友 昭憲(2年)投手に加え、130キロ台中盤の速球を投げ込んでいた尾沢 健人(2年)の成長ぶりにも期待。また強肩捕手・坂本 拓弥(2年)のプレーぶりにも注目が集まる。

前橋工には、MAX138キロを記録する平井 東(2年)投手がいる。伝統校だけに、センバツまでには、まだまだ他の選手達の成長も期待できそう。

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東京地区代表 帝京・日大三

例年以上に巨大戦力である帝京には、ドラフト候補の鈴木 昇太(2年)山崎 康晃(2年)にスーパー1年生だった伊藤 拓郎(1年)も健在。共に140キロ台後半を投げ込める速球派で、春先の高校生レベルでは中々攻略が困難な存在。

打っても好打者の園田 崇人(2年)・強打者の岡部 通織(2年)に、捕手の安尾 俊哉。更に来年のドラフト候補になりえる松本 剛(1年)など野手もタレント揃い。

日大三も、山崎 福也(2年)一塁手や吉沢 翔吾(2年)野手など、伝統の強力打線は健在。1年生でも、横尾 俊健(1年)内野手などもいる。

東海地区代表 大垣日大・中京大中京・三重

大垣日大には、左サイドの葛西 侑也(1年)と中学時代から大器と評判の阿知羅 拓馬(2年)右腕がいる。特に阿知羅は、均整の取れた体格から投げ込まれる速球には見るべきものがあり、一冬超えてドラフト候補に成長している可能性も充分。野手でも、上から叩ける打撃が魅力の森田 将健(2年)左翼手など、神宮大会を制した打者陣も注目。

中京大中京には、MAX145キロを誇る森本 隼平宗雲 克政などの2年生右腕達が健在。打者も攻守にパワーのある磯村 嘉孝(2年)捕手などにも期待。

三重には、小柄な実戦型左腕・増田 大樹(2年)や今や野手でも活躍する松田 渉吾(2年)など、共に投手としてのセンスに優れた左腕。

この地区でなんといっても残念だったのは、ドラフト上位をも狙える大型左腕 加藤 智弘(2年)のいた中京が代表に選ばれなかったこと。素材型だけに、一冬超えた成長がどうだったのか気になるところだったのだが・・・。

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2010年 大学投手展望(首都圏編)

2010-01-24 07:01:00 | 今日の更新
2010年度の大学投手ドラフト展望も、今回が最終回。東京六大学・東都リーグ・首都リーグの投手達について考えて行きたいと思います。

東京六大学では、なんと言っても世代を引っ張ってきた斎藤佑樹(早稲田大)の存在が光ります。早実時代から~早大で残してきた積み上げてきた実績は素晴らしく、昨年の不調があっても、なお注目され続ける存在です。140キロ台の速球に多彩な変化球、天性のマウンド捌きなどがありますが、現在はフォームを崩し、自慢の低めへの制球力を狂わしております。最終学年で有終の美を飾ることができるのか注目されます。

豊作の大学生投手の中でも、はまった時のピッチングはNO.1と言えるのが、チームメイトの大石 達也。けして無理に投げなくても、腕の振りが柔らかく、打者から面白いように空振りを取れる本物のストレートを投げ込める投手です。ただ変化球に絶対的なものがなかったり、好不調の波もある投手で、素材ではNO.1でも、実力がNO.1かは微妙で、今シーズンの内容が問われます。スカウト的には、斉藤よりもむしろ大石と言う声が圧倒的です。

その二人に隠れがちながら、着実に力を付けてきたのが、福井 優也。こちらも甲子園で大活躍した投手で、巨人の指名を断り一浪で早稲田に入学。ようやく3年生になってから、安定した投球ができるようになりました。先発時の迫力では、世代NO.1の大石を凌ぐ球を投げられるのも、この福井の魅力です。この一年の内容次第では、斉藤や大石と、その立場が入れ替わるかもしれない存在です。

この早稲田の3人と並ぶのが、加賀美希昇(法大)投手。今どき珍しいドロンとしたカーブを武器にする本格派です。課題は、左打者への投球内容。ここを改善できるようだと、一躍最上位への入団も現実味を帯びてきます。

その他大型左腕の西嶋一記(明治大)なども、貴重な本格派左腕として期待されますが、イマイチ球が変わってこないところが残念。球速はともかく、もう少しキレや伸びが出てこないと、正直厳しいかなと言うのが現時点の印象です。それでもゆっくりした成長曲線で伸びているので、春先にはスカウトのチェックが入るはずです。

東都リーグは、質では六大学に劣りますが、候補の数では多いです。中でも最上位候補なのが、澤村 拓一(中央大)投手。アマ最速投手である156キロを神宮で記録した投手で、そのパワー溢れるピッチングは、短いイニングで光りそうです。課題も多いのですが、そのスピード能力は頭一つ抜けた存在。

むしろ投手らしいのは、同じチームメイトの山崎 飛雄。ただこちらは、上位候補と言うよりは、あくまでもドラフト候補の一人といった感じで、今年のアピール次第といったところ。ただ素材としての面白みは、澤村よりも、むしろ山崎の方にあると、今でも思っております。

もう一人東都で最上位候補なのが、南昌輝(立正大)。担ぎ投げのフォームながら、150キロ近いストレートに、フォークを武器にする実力派。リリーフタイプを連想致しますが、むしろ先発で試合を組み立てるのを得意としたタイプ。3年秋までの内容ならば、この投手が一番、プロの先発として即戦力になり得る内容を示している投手です。

面白い投手が多いのは、国学院大。村松伸哉投手は、1年時に斉藤と共に注目された150キロ右腕。その後完全に伸び悩んできましたが、最終学年で復調すれば一躍上位候補も期待できる器。チームメイトの奥村 和久は、左スリークオーターから繰り出す球が魅力のリリーフ候補として注目したい左腕。更に埜口卓哉も、右サイドから140キロ台の速球を投げ込む実力派。 

北原郷大(亜大)は、徳島の穴吹時代からプロ注目の大型サイド。横手から繰り出す140キロ台後半の剛球が魅力のパワーピッチ。野田雄大(日大)は、昨年こそ疲労で調子が下降気味だったものの、140キロ台中盤を投げ込む本格派。


実戦派では、東洋の鹿沼圭佑は、やや苦にならないフォームながら150キロ近い速球を投げ込み、使い勝手の良い左腕・乾 寛大も復調してくると、共にリリーフ候補としてマークされそうな実力。西嶋(明大)と共に横浜高校時代のチームメイトで、大型左腕の川角謙(青学大)も、これまでは際立つ内容はなかったが、春にはチェックを各球団して来る存在だろう。東都リーグの場合、一部も二部も実力伯仲で、各チーム共に140キロ台を記録できる選手がゴロゴロしている。果たしてこの中から、プロに指名される選手がどの程度出てくるのか大いに注目したいし、まだまだ名前のあがってこない選手でも、クローズアップされそうな選手が出てきそうな層の厚さがある。

その一方で、寂しいのが首都リーグ。実績的には、高山亮太(東海大)左腕が目立程度。同じくチームメイトの阪本 陽一が、もう一皮剥けて来るとどうかなといった感じで、新4年生になる人材に、目立選手が少ない。近年あまり投手の人材を輩出しなくなった同リーグだけに、今年もその傾向が続くのか気になるところ。東海大以外の学校からも、人材が出てくることを期待したい!

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S・・・ドラフト目玉候補
A・・・ドラフト上位候補
B・・・ドラフト指名有力
C・・・ドラフト追跡候補
未・・・未確認

S 斎藤 佑樹(早稲田大) 175/75 右/右
S 大石 達也(早稲田大) 182/76 右/左
A 福井 優也(早稲田大) 178/78 右/右
A 加賀美希昇(法政大)  185/78 右/右
C 西嶋 一記(明治大)  186/86 左/左

A 澤村 拓一(中央大)  184/90 右/右
B 山崎 飛雄(中央大)  180/87 右/右
A 南  昌輝(立正大)   182/77 右/右
B 村松 伸哉(国学院大) 186/82 右/右
C 奥村 和久(国学院大) 179/71 左/左
C 埜口 卓哉(国学院大) 184/83 右/右
C 北原 郷大(亜細亜大) 178/76 右/右
C 野田 雄大(日本大)  185/78 右/右
C 鹿沼 圭佑(東洋大)  178/73 右/右
C 乾  寛大(東洋大)   175/70 左/左
C 川角 謙 (青学大)   186/84 左/左 

C 高山 亮太(東海大)   173/70 左/左
C 阪本 陽一(東海大)   178/68 右/右 

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2010年 大学投手展望(西日本編)

2010-01-15 07:39:00 | 今日の更新
前回の2010年度のドラフト・大学投手展望(東日本編)に続き、今回は西日本編をお送りしたいと思います。

現時点で、西日本の目玉的存在なのが、大野 雄大(佛教大)投手。大型の左腕投手で、150キロ近い速球ながら、クセ球が打ち難さを誘う選手です。まだ制球やフォームに課題を残す部分はあるものの、適度に試合をまとめる能力と左腕らしい大きなカーブも併せ持つ投手です。単なる素材型と言う枠では片付けられない部分もあり、2010年度における左腕の目玉的存在です。

同じ関西でも、松永 昴大(関西国際大)投手などは大野とは対照的な素材で、小柄ながらスリークオーターから繰り出す投球のイヤらしさが自慢の実戦派。スケールはないが、短いイニングなら面白いといったタイプでしょうか。この一年間で、プロでも即戦力になり得る実力を身につけられたら、大卒指名の可能性を残す投手です。

関西学生リーグでは、実績のある藤井 貴之(同志社大)投手などは、正統派の投手。ただ大型の投手なのですが、凄みなどに欠けることからも、この一年で球速アップをもう少し望めないと、社会人タイプかなと思います。むしろ素材としての奥行きがあるのは、武内 仁志(近畿大)投手の方。こちらは、均整の取れた体格から投げ下ろす本格派で、まだまだ持ち得る能力を発揮しきれていないもどかしさは感じます。しかしこの一年で、もっと体がビシッとしてきて、投球にも大胆さが出てくると、一気に指名も現実味が帯びてきそう。

その他、私自身未確認ながら注目されているのが、小山雄輝(天理大)投手。150キロ近い速球を武器にすると言う話もあり、ぜひ春に確認しに行きたい投手。今秋のリーグ戦でも防御率1.66のリーグ5位の成績を残すなど、ある程度のまとまりもあるよう。また関西六大学リーグには、小林寛(大阪学院大)投手もおり、こちらも140キロ台の速球を武器に、リーグ3位の防御率1.41をマーク。また同リーグには、福知山成美時代から話題の駒形謙(京都産業大)投手などもいる。今年の関西の特徴としては、5リーグすべてに、ドラフト候補と呼べる人材があり、幅広く逸材を網羅したい一年となりそう。

九州に目を移すと、なんと言っても榎下 陽大(九州産業大)の存在が大きい。鹿児島商工時代から甲子園を沸かした好投手が、力強い実戦派となって成長してきている。すでにドラフト上位24名に入るぐらいの力はあり、順調に成長を続ければ充分に1位指名の候補として浮上してきそう。豪快な投げ方ながら、変化球・まとまりもある力と技を兼ね備えた逸材。

素材と言う意味では、川瀬 弘晃(日本文理大)も魅力充分。ただまだ明らかな素材型で、重要なところを任されてきていないなど実績不足。本当の勝負は、最終学年でのアピール次第。素材は一級品も、指名を見送られるのかもしれない危うさも同居し、現時点ではなんともいえない存在。

すでに九州で評判なのが、八木修平(西南学院大)。私自身、あと一歩で確認できなかった投手だが、バックネット裏の評判も上々。140キロ台中盤を記録する本格派で、ぜひ最終学年にチェックに行きたい素材。この秋もリーグ3位の防御率2.17で活躍した。また下級生の時から、その才能を示していた須永 晃大(福岡経済大)投手も成長が楽しみな投手。秋のリーグ戦でも、3勝0敗 防御率 2.14は、リーグ2位の成績。チームのエース各に成長してきた。

九州の三つのリーグにも、それぞれ人材がいて楽しみ。まだまだ隠れた逸材が潜んでいそう。想像以上にレベルの高かった中国地区のリーグなど、その他のリーグからも、新たなニュースターが出現することを期待したい。西日本にも、ドラフト候補に成り得る選手は多く、2010年度は全国的に大学生が豊富だと言える。

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S・・・ドラフト目玉候補
A・・・ドラフト上位候補
B・・・ドラフト指名有力
C・・・ドラフト追跡候補
未・・・未確認

A 大野 雄大(佛教大)    182/72 左/左
C 松永 昴大(関西国際大) 173/70 左/左
C 藤井 貴之(同志社大)   185/80 右/右
C 武内 仁志(近畿大)     185/77 右/右
未 小山 雄輝(天理大)    182/66 右/右
未 小林 寛 (大阪学院大) 180/84 右/右
C 駒谷 謙 (京都産業大)  184/81 右/右
A 榎下 雄大(九州産業大) 178/71 右/右
C 川瀬 弘晃(日本文理)   181/86 右/右
未 八木 修平(西南学大)  178/80 右/右
C 須永 晃大(福岡経済大) 180/90 右/右

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2010年 大学投手展望(東日本編)

2010-01-11 17:49:00 | 今日の更新
今回から3回に分けて、2010年度の 大学投手展望を行いたいと思います。今回は、首都圏のリーグを除く、東日本の逸材達について検証してみたいと思う。2010年度のドラフト戦線は、大学生投手が、極めて層が厚い年だと言える。東京六大学・東都リーグ・首都リーグを除く、東日本の大学生達について、触れてみたい。

 残念ながら、現時点では、この首都圏のリーグを除くと、東日本に上位指名確定と言える絶対的な素材は存在しない。しかし、今年度のアピール次第では、指名候補のみならず、上位指名も期待できそうな有望株も少なくないので、北から順に主だった選手を紹介してみたい。

ここのところ、毎年のように逸材を輩出する、北東北リーグには、注目の左腕がいる。中村 恭平(富士大)投手は、185センチの体格から繰り出すストレートが魅力で、大学選手権でもMAX149キロを記録する大器。ただ、速球以外の変化球・細かい制球力・試合をまとめるセンスなどに欠け、あくまでも素材型の域を脱しられない。

また同リーグの塩見 貴洋(八戸大)投手も、180センチ台の大型左腕。こちらは、柔らかい身のこなしが魅力なのだが、もうワンランク上の球威・球速が出てくると面白い。投手としてのスジの良さは確かだが、まだまだ絶対的な存在には成り得ていない。一冬超えて、どのぐらいビシッとするのかにかかっている。

仙台六大学には、リーグで絶対的な安定感を誇る、阿部 博文(東北学院大)がいる。洗練されたマウンド捌きを武器にする実戦派ながら、コンスタントに140キロ台~中盤の速球とスライダーを武器にする実力派。完成度の高さからも、大卒指名が有望視されている。

同リーグの雄・東北福祉大には、下級生の頃から活躍する、桑鶴 雄太・石山 泰雅・柳沢 一樹の右腕達に、森山 一茂の左腕が、最終学年を迎える。その中でも、最も楽しみなのが、神宮大会でMAX148キロを記録した柳沢 一樹(上田千曲出身)。また桑鶴 雄太も、秋のリーグ戦で、5回参考記録ながら、ノーヒットノーランを達成。この二人は、最終学年でのアピール次第では、充分プロを意識できる素材だろう。

その他だと、逸材ひしめく愛知リーグが注目。上杉 芳貴(中京大)は、手元まで力強く伸びる速球はドラフト上位級。更にスライダー・フォークなども交えて三振が奪えるようになっており、春の内容次第では充分に最上位を狙える器。

秋の神宮大会では、メンバーにも入っていなかったのが気がかりだが、小川 優(愛知学院大)投手も、下級生の時から実績充分の好投手。完全復活できれば、プロ入りも夢ではないだろう。

その他、プロからも名前があがっているのが、石川 歩(中部学院大)。更に池ノ内 亮介(中京学院大)。更に穴っぽいところだが、スリークオーターから140キロ台の速球を投げ込む 阿部 一也(三重中京大)あたりも注目してみたい。

この他にも、取り上げていないリーグからも、ニュースターが出てくる可能性は充分ある。早い時期から、リーグ戦を周り新たな逸材を見つけてみたい。

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S・・・ドラフト目玉候補
A・・・ドラフト上位候補
B・・・ドラフト指名有力
C・・・ドラフト追跡候補
未・・・未確認

C 中村 恭平(富士大)  投手  185/72 左/左
C 塩見 貴洋(八戸大)  投手  182/75 左/左
B 阿部 博文(東北学院大)投手 182/76 右/右
C 桑鶴 雄太(東北福祉大)投手 181/78 右/右
C 柳沢 一樹(東北福祉大)投手 181/78 右/右
C 森山 一茂(東北福祉大)投手 177/75 左/左
C 石山 泰雅(東北福祉大)投手 182/73 右/右
A 上杉 芳貴(中京大)  投手  179/75 右/右
C 小川 優 (愛知学院大)投手  180/76 右/右
B 石川 歩 (中部学院大)投手  185/65 右/右
未 池ノ内亮介(中京学院大)投手 175/73 右/右
C 阿部 一也(三重中京大)投手 178/73 右/右

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