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オリックス4位 山崎 正貴(千葉・市立船橋)投手

2008-02-11 03:20:38 | オリックス
2007年高校生ドラフト オリックス4位

山崎 正貴(千葉・市立船橋)投手 185/76 右/右

<速さ> ☆☆

現時点では、常時135キロ前後~後半ぐらいで、その球速はプロでもかなり遅い方だろう。しかしその高い将来性を期待して、かなり球速も変わって来るのではと云う期待は持たせてくれる。

フィールディングや牽制・クィックなどの動作はまずまずで、投手としてのセンスを感じさせてくれる選手だ。

<強さ> ☆☆

しなやなか腕の振りと体重移動が売りの選手。それだけに、まだまだ肉体の強さには物足りないものを感じさせる。精神的には、岩嵜が先に頭角を現したように、高卒即プロの貪欲さがあるかは少し疑問が残る。

<柔らかさ> ☆☆☆☆

この選手の一番の良さは、しなやかな腕の振りと滑らかな体重移動にある。フォームの土台もよく、この部分に素材としての最大の魅力があると云っても過言ではない。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆☆

内外角に投げ分けれる制球力・程度な内角攻めがある投手。ただ攻めの厳しさ・動作の鋭さなどは並。現時点で、自己探求心がどの程度あるのかが、少々心配な点ではあるのだが・・・。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆

まだまだ投球にイヤらしさも感じられないし、球や体格からも、打者に威圧感を与えるような迫力には欠ける。

<上手さ> ☆☆☆

特に投球に上手さ・フォームなどにもそういったものは感じない。かといって試合をまとめるセンスなどが悪いとも思えない。投球フォームのセンスの良さ、野球センスなどは、プロ野球選手に混ぜても、けして悪い方ではないだろう。

(最後に)

素材としての良さは、ピカイチ。ただ今の時点で、プロの世界に混ぜてしまうのは、個人的に時期尚早かなと思えてしまう。

投球術・肉体の完成度・フォーム技術・精神面すべての面で、心技体現時点では、力不足は否めない。肉体面や技術面の未熟さは、プロの指導でもある程度改善出来るが、プロで飯を食うんだと云う意識を持っていない選手が、高卒でプロ入りした場合は、かなり才能云々に関係なく大成出来ずに終わることが多い。

才能の面で見れば、高校でプロに入って来る選手は群を抜いている。しかしプロでの大成が極めて低いのは、この精神面が未熟なままプロに入って来るからだろう。そういった意味では、山崎の野球への姿勢が悪いわけではないが、本当の意味でプロで飯を食って行くんだと云う緊張感は、高校のプレーを見る限り感じられなかった。

この選択がどういった結果になるのか、個人的には大変気になる選手なのだが・・・。

蔵の評価:指名見送り





オリックス3位 伊藤 光(高知・明徳義塾)捕手

2008-02-10 00:28:21 | オリックス

2007年高校生ドラフト オリックス3位

伊藤 光(高知・明徳義塾)捕手 180/75 右/右

<速さ> ☆☆☆

捕手としての動作の機敏さに関しては、基準レベルはある選手だろう。必要な時には、しっかり動くことの出来る捕手だと云えよう。スローイングの素早さなどもあり、動作に緩慢さがないのは好い。

<強さ> ☆☆☆☆

プロから指名される捕手らしく、身体もガッチリしているし肉体もパワフルだ。地肩も一級品であると云えよう。ただ相手の勢いを食い止めるような存在感・力がまだまだ物足りない。

<柔らかさ> ☆☆☆

特に身のこなしに固さは感じない。ただ打撃に関しては、柔軟性のあるタイプと云う方ではない。インサイドワークは、高校生としてはA級なので、その辺は高く評価したい。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆

もの凄くプレーに集中力や気迫みたいなものを感じさせる選手選手ではない。と云って特別怠慢なプレーヤーと云う感じはしない。まだまだ普通の高校生なのかなと云う印象は受ける。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆☆

相手に嫌がられるようなイヤらしさは、まだまだ欠ける。少なくても打撃に関しては粗く、脆い部分もあるので、相手としては組みやすいと思われるかもしれない。ただ打席での雰囲気や体格は、それなりにある選手なので、全く威圧感がないかと云われれば、そんなことはないと評価したい。

<上手さ> ☆☆☆

破綻のないディフェンス力。スローイングとリード面の確かさなどは、捕手としてのディフェンスセンスをある程度感じさせてくれる。ただ打撃に関しては、ドラフト指名選手としては、中の下レベル。まだまだ打つことは、プロで見劣る印象は受ける。

(最後に)

まだまだディフェンス面では経験不足。打撃に関しては、ドラフト候補としては中の下レベルと、脆さが目立つ。それだけに一年目は、ファームで高卒野手の目安となる打率.200をマーク出来るかが気になるところ。

ただディフェンスの潜在能力の高さから、結構積極的に育成してもらえる可能性もあるだろう。絶対的な素材だとは思わないが、将来の正捕手候補として、高卒でプロに入るべき選手の1人だろう。

蔵の評価:☆☆

オリックス1位 丹羽 将弥(岐阜・岐阜城北)中堅

2008-02-07 01:08:46 | オリックス

2007年高校生ドラフト オリックス1位

丹羽 将弥(岐阜・岐阜城北)中堅 178/84 右/右

<速さ> ☆☆☆

走力・動作の機敏さなどを見ると、特別突出しているようには思えない。それでも、けして動けない選手ではないので、プロに混ぜても平均的な能力はありそうだ。

<強さ> ☆☆☆☆

現時点では、プロに混ぜてしまうと際だつ程ではない。しかし打撃は荒削りも、パワフルで、強烈な打球を放つ。またプレーに対する貪欲さも感じられ、精神的にも意識の高さを感じさせてくれる。

<柔らかさ> ☆☆

柔らかいか固いか?と聞かれたら、やはり固いタイプの打者だろう。柔軟性よりも、完全に肉体のポテンシャルの高さで圧倒するタイプだ。

<鋭さ・厳しさ> ☆☆☆☆

一塁までの全力疾走など、プレー一つ一つに貪欲さが感じ取られる。それだけ一つ一つのプレーへの準備・意識が高く集中してプレーをしているように見受けられるし、自己に対しても厳しく追及出来るタイプなのだろう。

<イヤらしさ・怖さ> ☆☆☆

けしてイヤらしいタイプの打者ではない。またプロに混ざってしまうと、体格もそれほど大きくなく、打者を威圧するような迫力は、現時点では持ち合わせてはいないだろう。まだ粗い部分を考える、それほど組みにくい相手ではなさそうだ。

<上手さ> ☆☆

現時点で圧倒的に足りないものは、技術だろう。ただその技術を伸ばして行ける野球への貪欲さはある選手。野球センスの高い・野球の上手い子と云ったタイプではない。

(最後に)

まだまだ技術的にも粗いことからも、ファームで一年目から高卒ルーキーの一つの目安である2割を越えられるのか、あるいはある程度の試合数をこなせるのかは微妙だろう。しかしドラフト1位選手と云うことで、英才的に我慢して起用される可能性も高い。

野球への貪欲さはある選手だけに、まだまだ未熟でもそれを改善して行ける可能性も秘められている。打撃も中距離・守備・走も際だつものもなく、特徴に欠けるきらいはあるのだが、それを打破して行ける精神面の充実度に期待してみたい。時間はかかるだろうが、4,5年後は楽しみな選手の1人だと云えよう。

蔵の評価: