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70 ベイスターズVS東京ガス(ベイスターズ編

2013-06-28 08:53:00 | 今日の更新
4月のはじめにベイスターズのレポートを致しましたが、その後も1,2度ベイスターズの試合を観るも、あまり目新しいものがありませんでした。しかし今回は、ちょっとそういったものもあったので、ご紹介したいと思います。

47 眞下 貴之(22歳・東海大望洋出身)左腕

眞下は一ヶ月ぐらい前に観戦した際に、常時140~中盤の球を投げ込み、球威・球速は見違える程になり、その点では大きな成長を感じていました。しかしコントロールの甘さがあり、打ち込まれるという状況。その時はリリーフだったのですが、今日は先発での登板。

この日の球速は、135~MAX88マイル(140.8キロ)程度と、元の眞下に戻ってしまった感があります。それでもボール自体に球威が出てきたので、以前のような物足りなさは薄れています。独特の大きなカーブ・それに中間球のスライダーやスクリュー系の球も投げ込み、一つ一つ球はそれほど悪いようには思いません。

ただ甘い球が多いのか、思いのほか試合をまとめられません。いい球を投げていても長打で失点したりと、勝負どころでピリッとしない内容で、一軍復帰には時間がかかりそう。

100 今井 金太(19歳・広島国際学院出身)右腕

育成枠ながら、昨年唯一獲得した高校生。ガッチリした体格から135~後半ぐらいの球速だったので、前回と球速的には殆ど変わっていません。春先から積極的に実戦投入するなど、基礎体力はシッカリしているのだと思います。

この選手、細かいコントロールはないのですが、投げっぷりは好いので実戦で強いタイプ。大きなスライダーとの単調なコンビネーションと「開き」まくりのフォームが課題です。

多少場慣れしてきたのか、以前程は荒々しくはないのかなぁと。いずれにしても、ここからいかにピッチングの幅を広げて行けるか。もしくは、150キロ級のストレートを身につけ、力で圧倒して行けるかではないのでしょうか。2,3年後に大きく花開くといいですね。今のところは、順調だと言えるでしょう。

65 国吉 佑樹(22歳・秀岳館出身)右腕

チーム期待の若手投手も、キャンプで調子が上がらず、未だにファームの成績も上がってきません。現状、どんな感じか気になっていました。

明るい材料としては、常時90(144キロ)~MAX93マイル(148.8キロ)ぐらいを連発しており、スピード能力は完全に回復していると言えるでしょう。ただ球威型なので、空振りが誘えないこと。そして追い込んでから、仕留められる程の変化球が元々ないので、東京ガス打線にも粘られます。根負けしたところを、甘く入り痛打されるなど、勝負どころでの甘さを露呈。一軍復帰には、もう少し時間がかかりそう。

捕手のモスカテルとの息も合わず、再三サインの確認をするなど、何か苛立って投球に集中しきれていない気がします。早くからチヤホヤし過ぎたために、勘違いしているんじゃないかと危惧します。内面から気持ちを入れ替えない限り、ダメでしょうねぇ。入団1年目から、その成長過程を見てきているだけに残念です。

114 佐村・トラヴィス幹久(20歳・浦添商出身)右腕

昨年は、故障などもあり、一度もマウンドに立つことなく育成落ちに。ただ2年目になり、同じ境遇だった、古村 徹(20歳・茅ヶ崎西浜)左腕が登板したと訊いていたので、佐村の登板もないかと気になっていました(というより古村あたり見られるだろうと思って足を運びました)。

試合が中盤まで退屈だったので、ブルペンで面白い投手投げてなければ帰ろうと思って覗いたところ、トラヴィスが投球練習をしていたので残ることを決意。一方の古村の方は、今日は球拾い(むしろ球磨きに精を出し)、登板がないことを悟ります。

佐村は恐らくプロ入り初登板だったんじゃないのでしょうか。少し緊張している感じはしましたが、球速はすべて88マイル(140.8キロ)~MAX90マイル(144キロ)を記録。球筋にバラつきはありましたが、ボールの勢い・威力は悪くありません。

それ以上に、時々投げる変化球の変化がよく、恐らくスライダー・カットボール・チェンジアップ系などの球だと思うのですが、打者が上手く対応し切れない威力があります。独特の軌道の変化球が多く、ストレートに勢いがあるのでより効果的に使えます。

一人四球で出塁はさせましたが、変化球で2つの三振を奪うなど、上々の内容だったのではないのでしょうか。もう少し場数を踏ませたら、ファームの試合での登板も出てくるじゃないですかね。素材としては、中々興味深いものがあります。個人的には、2年前に沖縄で観戦目的にしながら、前日にまさかの敗戦で見られず。ベイ入団後も、ずっと見られないで悔しい思いをしてきた選手。この選手の登板見られただけでも、この日の収穫は十分でした。

さて野手陣には、それほど目新しいものはありません。しかし9回に代打で 細山田 が登場。東京ガス石川のストレートにお手上げしていた打線の中、唯一高めに浮いた球を見逃さずライト前にはじき返した打撃は見事でした。もう一度一つ一つ積み上げて、信頼を取り戻して欲しいと思います。

次回は、ぜひ古村君の投球を、確認できたらと思います。