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2016年 2/11 紅白戦

2016-02-14 03:09:00 | 今日の更新
2/11 に行われたベイスターズの紅白戦。新戦力を中心に、気になった選手を取り上げてみます。

14 石田 健大(2年目・23歳)左腕

昨年は2勝ながら、後半戦はローテーションで一番安定していた投手。オフの間にしっかりトレーニングを積んできたのか、体の厚みが増しパワーアップしてきた印象。ストライクを先行させ、低めにボールを集めるコントロールの良さが光りました。筒香にこそ高めに甘く入ったスライダーを打たれましたが、あとはほぼ完璧な内容。このまま順調に行けば、開幕先発入りの有力候補。ここまでは、申し分のない出来ではないのでしょうか。

103 田村 丈(1年目・24歳)右腕

関西学院大卒業後、1年間浪人してプロテストを受けて合格。関大北陽時代は、大阪屈指の本格派とと期待されるも、関西学院大進学後は伸び悩み4年間で0勝に終わる。久々に見ましたが、高校時代のような力で押す投球ではなく、ボールを動かしながら低めの変化球で打たせて取るタイプ。

最初の1イニング目は緊張でコントロールもままなりませんでしたが、2イニング目からはテンポもよく、低めへの変化球も落ち、持ち味を発揮。ストレートが140キロ弱といった感じで物足りなさはありましたが、思った以上にまとまっていました。イメージ的には、柿田 裕太 に似たタイプかと。あまりウチにいないタイプで、テンポの良さと低めへの投球が安定して出せるようならば面白いと思います。

00 久保 裕也(14年目・36歳)右腕

巨人の中継ぎとして実績充分な投手で、制球の良さ、変化球を振らせる技術など実績の片鱗は魅せてくれました。しかし巨人が解雇したのは、明らかに手術をしてから球威が落ちて厳しいと判断したからでしょう。これは今日も感じられたことで、現状は一軍では厳しいかというのが率直な感想。

本人も6月ぐらいにピークをと言っているようですが、彼が一軍でバリバリ投げているようだと、相当リリーフ陣はヤバイ状況なのだと感じます。現状は、役割がタブりそうな長田や須田などに比べると劣る気がします。

52 J.ロマック(1年目 31歳)三塁手

マイナー通算200本塁打を記録する、期待の長距離砲。もっと粗いタイプかと思ったのですが、非常に眼が良くボール球を振らず、また臭い球にもファールで逃げる技術があるのには驚きました。打撃フォームは、どことなくラミレス監督の現役時代に似ています。

今日行われたヤクルトとの練習試合では、2安打・初打点を記録するなど、日本の野球にも順調に慣れつつあるのかと。打球の角度がウチの他の選手と違うので、ホームランの方は結構期待できるのではないかと思います。心配されていた三塁守備も、丁寧にボールを扱おうという姿勢が見えて、上手くはありませんが無難に処理していました。今のところ、良い形で入れて来ている感じはします。やはり監督がラミレスというのは、結構大きいのではないのでしょうか。

100 網谷 圭将(1年・19歳)捕手

1打席目はしっかりとらえたレフトーライナー、ニ打席目はレフト前にポテンヒット、三打席目は三遊間へヒットと、プロの投手相手にもスピードには充分対応できています。高校時代から完全なプルヒッターですが、現時点では思っきりよく引っ張れていることを評価したい。捕手というポジションも考えれば、多くは望みません。

キャッチングも無難にこなしており、首脳陣には存在感を示せた一日となりました。思いっきりが良いという持ち味があり、打撃に関しては面白いものを持っています。

(その他)

筒香・梶谷が、今年最初の打席でホームランを放つなど、格の違いを魅せつけます。その他、倉本も昨年よりは率が期待できそうですし、柴田・戸柱もボールを捉えるタイミングは悪くありません。

相変わらず飛雄馬・渡邉雄也 が結果を残すなどアピール。三上も失点はしていましたが、特に心配はいらないように見えます。気になったのは、田中健 の球威・球速が戻っておらず、度胸だけで投げている感じで、シーズン中これで誤魔化せるかには疑問が残りました。



2016年 2/7 ベイスターズ紅白戦

2016-02-08 02:51:00 | 今日の更新
今日は、今年はじめてベイスターズの紅白戦があったので簡単な感想でも。特に目立って良かった選手を中心に、触れてみたいところ。

62 萬谷 康平(3年目・29歳)右腕

今年アピールしないと首元も涼しい立場の萬谷でしたが、今日は全体で一番の内容でした。真上から膝下に投げ込む角度のあるストレートでストライクを先行させ、追い込んでからストンと落とすフォークとのコンビネーションで完璧に抑えます。

球威・球速に驚くものはありませんでしたが、とにかくテンポとコントロールはピカイチ。縦の変化もあるので、彼あたりが安定してこういったピッチングをしてくれると、リリーフ争いも激化するかと。1年目に一軍で26試合・防御率3.58 の成績を残してますし、その時の状態を取り戻しつつある。あるいは、それ以上の数字を今年は期待できるかもしれません。今後の登板に、期待を持たせる内容でした。

34 平田 真吾(3年目・27歳)右腕

こちらは、開幕一軍リリーフ陣に入り込むかボーダーライン上にいる選手。昨年は、一軍で28試合・防御率 3.38 とソコソコ。特にプレッシャーがかからない場面での安定感は、昨年から目立っていました。今日もコントロールが安定し、勝負どころでの変化球もさすがだと思わせる内容。球速も140キロ以上は出ていそうで、順調に調整できていることが伺えます。上手く使えれば、一軍で40試合以上・防御率2点台も順分期待できる能力があるかと。今年の課題は、プレッシャーのかかる場面を任せられるかということ。この辺が一軍入りを争う、長田あたりとの場数の差ではないのでしょうか。平常時の内容ならば、長田以上ではないかと思います。

17 三嶋 一輝(4年目・26歳)右腕

こちらは、開幕ローテーション6番目あたりを争う一人。昨年は、一軍で5勝5敗ながら、防御率 4.81 と良い時と悪い時の差が激しいのが課題。特に立ち上がりを、いかに乗り越えられるかが問題。今日も、立ち上がりに啓ニ朗にレフトスタンドに運ばれるなど、甘い球は少なくありませんでした。しかし要所では、変化球・真っ直ぐとさすがなところがあり、やはりローテーションの一角を争うだけの投手の片鱗は感じられます。キャンプ6日目の初の実戦マウンドとししては、まずまずの出来ではないのでしょうか。順調に、ここまでは来ていると思います。

40 飛雄馬 (5年目・25歳)内野手

今日は、レフトスタンドに一発を放つなど3打数2安打。構えていても、ボールの呼び込み方が良くなり、目に見えて打撃が良くなっているという印象を受けました。課題だった内角の捌きにも、短いバットで取り組んできた成果を魅せてくれます。この選手、遊撃手としては心許ないものの、三塁・二塁手としては守備力がある選手。二塁あたりでチャンスを与えたら、レギュラー獲りのダークホースとして浮上して来るかもしれません。

元々チーム1のムードメーカーであり、ガッツマン。もし彼のような選手が、レギュラーに入って来るようだと、打線も面白いかもしれません。昨年、打てないなか我慢して起用し続けた成果が、身を結びつつあります。

44 渡邉 雄貴(5年・23歳)外野手

正直今年アピールできないとクビかと思わせる実績しか残せていないのですが、首脳陣の期待は高そう。俊足・強肩の身体能力があり、昨年から外野にコンバートしたのが良い方に転びました。身体能力の高さを守備に活かすことができ、守備の不安がなくなったことが大きい。今日もセンターを任されるなど、その強肩ぶりにも目を惹くものがあります。この試合では、2盗塁を決めるなど、走塁でも存在感を示します。

打撃は2安打打ったのですが、正直あまり記憶に残っていません。しかしなんとかして爪痕を残そうという意欲が感じられ、そういった部分が最も欠けていた選手だっただけに、精神的な成長が感じられます。それじゃ一軍に残れるのか?と言われると微妙ですが、このアピールを続けて行って欲しいものです。若手野手では、成長株の一人でしょう。

61 松本 啓ニ朗(8年目・30歳)外野手

三嶋からレフトスタンドに流してホームランを放つなど、さすがに一軍経験もある程度ある選手なので地力が感じられます。昨年は一軍で、51試合・打率.274厘 とそれなり。飛雄馬同様に、陰が薄くなりがちなところを、今日のニ安打で健在ぶりをアピール。

右翼が固定されていないだけに、関根・荒波 の陰に隠れがちも、レギュラー獲りのダークホース的存在か。右翼手としてならば、守備・肩ともに問題がない選手だけに、あとは打撃でどこまでアピールできるか。現状は、関根・荒波と、それほど能力自体の差は感じません。苦労してきたドラ1も、今年は飛躍の年になるかもしれませんね。見ていても貫禄というか、頼もしさすら感じられます。


(今日の感想)

今日見た感想は、良い意味でも悪い意味でもベイスターズという感じで、あまり変わったという印象はありません。相変わらず未熟な部分は随所にあるのですが、層が厚くなり投手陣も野手陣も競争が激化していることを実感。

特に野手陣は、ダークホース的な 啓ニ朗・飛雄馬・渡邉 などのアピールもあり、激しい一軍争いが期待できそう。野手陣全体の仕上がりには、それなりの手応えは感じられる試合ではありました。

残念だったのは、先発の砂田にもう少しストレートがキレて欲しかったこと。先発入りを狙う投手としては、物足りなさを感じます。福地あたりも変化球を課題に投げたのだと思いますが、ストレートでリズムを作るタイプだけに、変化球中心だとコントロールに苦しみ見苦しい内容。

それでも高卒の山本・青柳なども出場しており、戸柱・柴田もいてフレッシュさが感じられたオーダーでした。次回は11日に再び紅白戦が予定されており、また違う面子が観られることを楽しみにしております。