金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

私の履歴書 12歳

2008年02月12日 12時02分31秒 | Weblog
 金持ちは「私の履歴書」に注目する。

 日経新聞の記者がいつ取材にきても困らないように、「私の履歴書」の内容を先に考えておきたい。就職活動に役に立ちそうだし。
では、はじまり、はじまり。

12歳
 野球部キャプテンに就任。時には「愛のムチの、愛のないバージョン」でチームをまとめる。最後の大会、私のさよならホームランで地区優勝を決める。ヒーローの心地よさを初体験。

 ある日、友人とどこに旅行に行きたいかとの会話中「俺は、どちらかというと福岡よりも九州に行きたい」と意味不明な発言をし、頭の悪さを露呈する。

 私と友人の電話があまりに短すぎるということで、こっそり姉が計測。結果は6秒。瞬時に必要な情報を正確に流すというITの最先端をゆく。

 理科の時間に使用するマッチを盗み、友人と放課後に授業の復習をする。学校の机を燃やし、酸素の存在を実感する。

 卒業を間近に控えたある日、担任の先生から誰もいないところへ呼ばれる。

先生「お前は、中学校になったら不良になるのか?」

私「ならないですよ」

先生「このままでは危ないぞ。どうして髪を染めた?」

私「別に髪を染めたから不良になるとは限らないですよ」

先生「確かにサッカーの中田も金髪だしな。ただ、俺はお前が心配なんだよ。髪を染めていると先輩から呼ばれたりして徐々に不良になっていくんだ。俺の教え子にもそういうやつがいた。俺はお前にそうなって欲しくないんだ。お前にはちゃんんとした道を歩んで欲しいんだ。」

 その言葉を聞いて学校で初めて大泣き。怒鳴られたり、殴られたりはよくあることだったが、先生が私のことを心配してくれていることがうれしかった。その日、不良にならないことを決意。

 決意が弱かったのか、数ヵ月後不良のトップに就任。調子に乗って荒れた日々を過ごすが、先生のあの言葉が忘れられず、一線は超えなかった。