~単純作業にどれだけ魂を込められるか~
この夏、ホームページ作成会社へインターンシップに行ってきた。
初日は難なく終わり、本格的な仕事は2日目から始まった。仕事の内容はYAHOO!カテゴリーの中の「法」関連で登録されているサイトに行き、サイト管理者のメールアドレスが記載されているか確認。されていればサイト名とメールアドレスをエクセルにコピペという作業であった。最初は楽しかったが、8時間も同じ作業だと苦痛に変わるものだ。それでも我慢ができる私は耐え抜いた。
翌日、張り切って出勤し社長に尋ねた。「今日の仕事はなんでしょうか?」社長は応えた。「昨日の続きをお願いね。あっ、言ってなかったかな。YAHOO!カテゴリーに法関連で登録されているサイトをすべてチェックしてね!多分時間はかなりかかると思うけど。」そりゃー、かかるだろう。なんたって、法関連で登録されているサイトは1万弱あるのだ。それをすべてチェックするのは無謀としか思えない。結局その日も9時から18時まで同じ作業をこなし、会社を後にした。
電車を待ちながらいろんなことを考えた。「俺はこんな単純作業をしに東京に来たわけじゃない。こんなことをやってて、俺は成長できるのか。時間の無駄なんじゃないのか。・・・・・もう辞めよう・・・・・こんな会社。」
そして逃げることを決意した。少しでも東京から離れたくて、山手線に乗り、逃亡を試みた。乗り換え地点の渋谷もそのままスルーした。遠くを目指して、当てもなくただ進み行く電車にわが身を任せた。そして同じところをグルグルと回っていることに気づかず、1時間が過ぎた。そして2回目の渋谷に到着。結局そこで降りて帰宅した。
きっと私は逃げられない運命にあるのだと自分に言い聞かせた。どうせなら精一杯頑張ろうと気持ちを切り替え、翌日から私は「単純作業にどれだけ魂を込められるか」を目標に、人が変わったように働いた。18時が過ぎても帰らず、自ら残業を頼み込んだ。作業を始めて5日目で1万弱、すべてのサイトのチェックを終えた。
その次の仕事は「歯科」関連のサイトをすべてチェックするということであった。単純作業に命をかけて頑張ると決めた私だから、喜んで引き受けた。
そんなある日おもしろいことに気づいたのである。大概のホームページではページの一番下のほうに、そのホームページ作成企業の名前が載っている。一日数千のサイトを見ていると大手2社があることが分かった。その2社の名前をメモして家に持ち帰った。家でその2社のサイトを熟読し、ホームページ作成業界のトレンドを見つけ出した。頼まれてもないのに、そこからインターンシップ先の成長戦略を考え、社長に提案した。
その日から、私の仕事は変わった。サイトのコンテンツを決めたり、文章を考えたりおもしろい仕事をやらせてもらうようになったのである。それまでの努力を認めてもらえたのだと思う。
単純作業の中でも楽しみを見出し、魂を込めて頑張ることの大切さを学べた。これはインターンシップで一番の収穫であったし、金持ちになる過程においても必要不可欠なことである。
この夏、ホームページ作成会社へインターンシップに行ってきた。
初日は難なく終わり、本格的な仕事は2日目から始まった。仕事の内容はYAHOO!カテゴリーの中の「法」関連で登録されているサイトに行き、サイト管理者のメールアドレスが記載されているか確認。されていればサイト名とメールアドレスをエクセルにコピペという作業であった。最初は楽しかったが、8時間も同じ作業だと苦痛に変わるものだ。それでも我慢ができる私は耐え抜いた。
翌日、張り切って出勤し社長に尋ねた。「今日の仕事はなんでしょうか?」社長は応えた。「昨日の続きをお願いね。あっ、言ってなかったかな。YAHOO!カテゴリーに法関連で登録されているサイトをすべてチェックしてね!多分時間はかなりかかると思うけど。」そりゃー、かかるだろう。なんたって、法関連で登録されているサイトは1万弱あるのだ。それをすべてチェックするのは無謀としか思えない。結局その日も9時から18時まで同じ作業をこなし、会社を後にした。
電車を待ちながらいろんなことを考えた。「俺はこんな単純作業をしに東京に来たわけじゃない。こんなことをやってて、俺は成長できるのか。時間の無駄なんじゃないのか。・・・・・もう辞めよう・・・・・こんな会社。」
そして逃げることを決意した。少しでも東京から離れたくて、山手線に乗り、逃亡を試みた。乗り換え地点の渋谷もそのままスルーした。遠くを目指して、当てもなくただ進み行く電車にわが身を任せた。そして同じところをグルグルと回っていることに気づかず、1時間が過ぎた。そして2回目の渋谷に到着。結局そこで降りて帰宅した。
きっと私は逃げられない運命にあるのだと自分に言い聞かせた。どうせなら精一杯頑張ろうと気持ちを切り替え、翌日から私は「単純作業にどれだけ魂を込められるか」を目標に、人が変わったように働いた。18時が過ぎても帰らず、自ら残業を頼み込んだ。作業を始めて5日目で1万弱、すべてのサイトのチェックを終えた。
その次の仕事は「歯科」関連のサイトをすべてチェックするということであった。単純作業に命をかけて頑張ると決めた私だから、喜んで引き受けた。
そんなある日おもしろいことに気づいたのである。大概のホームページではページの一番下のほうに、そのホームページ作成企業の名前が載っている。一日数千のサイトを見ていると大手2社があることが分かった。その2社の名前をメモして家に持ち帰った。家でその2社のサイトを熟読し、ホームページ作成業界のトレンドを見つけ出した。頼まれてもないのに、そこからインターンシップ先の成長戦略を考え、社長に提案した。
その日から、私の仕事は変わった。サイトのコンテンツを決めたり、文章を考えたりおもしろい仕事をやらせてもらうようになったのである。それまでの努力を認めてもらえたのだと思う。
単純作業の中でも楽しみを見出し、魂を込めて頑張ることの大切さを学べた。これはインターンシップで一番の収穫であったし、金持ちになる過程においても必要不可欠なことである。