先日、夜の11時30分に電話が鳴った。受話器をとると母であった。
母「今日は何の日か覚えている?」
私「・・・・しらん」
母「あなたの妹の誕生日だよ。今、お風呂に入っているから10分後に電話してあげてね。ちなみに15歳になったから覚えといてね。」
その後電話をすると妹が受話器をとった。じっくり話すのは1年ぶりであった。中学校での出来事や勉強の話、家族の話など話題は様々であった。おしゃべりな妹だから長時間の電話になった。
私「誕生日プレゼントもらった?」
妹「うん。」
私「何もらった?」
妹「電子辞書のケース」
私「ふーん。・・・・・・・・・えっ!ケ・ケ・ケ・ケースだけ?」
あまりに憐れな妹である。ケースだけでは何もできないではないか。
私が中学生のとき、真夏だからだったのか、学校に扇風機のリモコンを家から持ってきた男がいた。持ってきた意味がさっぱり分からない。休み時間に学校の扇風機に向かって、ボタンを押している彼が惨めであった。自分で「ピッ」とか言って扇風機を作動させたつもりになっていたのだ。
妹もそうはならないか非常に心配である。英語の授業に電子辞書のケースをあけ、見えないボタンを必死に押しまくる妹の姿を想像すると、あまりの哀れみに涙が止まらない。
あ~、妹が心配である。妹のためなら、貯金を全額引き落としてでも電子辞書を買ってやる兄であるつもりだ。惨めな妹が一刻も早く電子辞書を手にすることを切に願う。
母「今日は何の日か覚えている?」
私「・・・・しらん」
母「あなたの妹の誕生日だよ。今、お風呂に入っているから10分後に電話してあげてね。ちなみに15歳になったから覚えといてね。」
その後電話をすると妹が受話器をとった。じっくり話すのは1年ぶりであった。中学校での出来事や勉強の話、家族の話など話題は様々であった。おしゃべりな妹だから長時間の電話になった。
私「誕生日プレゼントもらった?」
妹「うん。」
私「何もらった?」
妹「電子辞書のケース」
私「ふーん。・・・・・・・・・えっ!ケ・ケ・ケ・ケースだけ?」
あまりに憐れな妹である。ケースだけでは何もできないではないか。
私が中学生のとき、真夏だからだったのか、学校に扇風機のリモコンを家から持ってきた男がいた。持ってきた意味がさっぱり分からない。休み時間に学校の扇風機に向かって、ボタンを押している彼が惨めであった。自分で「ピッ」とか言って扇風機を作動させたつもりになっていたのだ。
妹もそうはならないか非常に心配である。英語の授業に電子辞書のケースをあけ、見えないボタンを必死に押しまくる妹の姿を想像すると、あまりの哀れみに涙が止まらない。
あ~、妹が心配である。妹のためなら、貯金を全額引き落としてでも電子辞書を買ってやる兄であるつもりだ。惨めな妹が一刻も早く電子辞書を手にすることを切に願う。