金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

社会から排除された若者

2005年11月26日 18時38分37秒 | Weblog
 ダルデンヌ兄弟と呼ばれている二人兄弟の映画監督がいる。職にもありつけず、「社会から排除された若者」を描き続けているらしい。

 この「社会から排除された若者」というのはみんなが思っている以上に重大な社会問題になっていると私は考えている。たとえば、フランスの暴動も移民の問題が根っこの部分ではあるだろうが、職にもありつけず、将来への希望を見出せない「社会から排除された若者」の問題だともいえるだろう。フランスの閣僚が彼らを「社会のクズ」と言って議論が巻き起こっているいるという。正直言えば、私も彼らを「社会のクズ」だと思う。

 2極化が進む日本もこのような問題が浮上してくるだろう。もしかしたらニートも「社会から排除された若者」なのかもしれない。社会のクズをできるだけ生み出さないように早めに手を打っておく必要があるかもしれない。

 以下、余談だが私もクズといわれたことがある。

 小学校6年生のとき、悪友と那覇に遊びに行った。帰りのバス賃が300円だった。

友達:「何円ごまかしてバスを降りるか、勝負しようぜ」

私:「いいぜ!お前いくら払うつもりだばー」

友達:「うーんと・・・・・・・100円」

私:「じゃー俺は90円」

友達:「じゃー俺は89円」

値段はどんどん下がっていった。

私:「じゃー俺は15円」

友達:「さすがにヤバイだろー。俺は30円でいいよ」

私の鮮やかなる勝利の瞬間であった。お金を払うとき緊張しまくりだったが、友達にはばれたくなかったので、平然を装ってお金を入れた。そしてバスを降りて緊張が解けようとする、その瞬間であった。運転手の物凄い怒りの声が大音量で聞こえてきた。

運転手:「お前たち、どっから乗ったんだ!!!!」

私:「・・・・・・・・那覇」

運転手「ちゃんとお金払ってないだろ~!!!ふざけるなー!!!」

私:「払った。」

運転手:「うそついてんじゃねー!!!」

私+友達:「払ったって言ってるやっし!!!!!お前が見てなかっただけだろ!!!!!」

運転手:「なんだと~!!!!お前らみたいなクズがいるからバス会社が儲からないんだ!!!このクズがー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 そんな私も今では立派な大人になった。バスに乗ると必ず運転手に「ありがとうございました」の大きな声、3秒のお辞儀、そしてさよならのキスを欠かさない。