金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

ヒトES細胞

2005年10月22日 20時08分39秒 | Weblog
 私の友人に医者を目指す者や薬剤師を目指す者がいる。どんなにつらい時期があろうと人生から見れば一瞬に過ぎないことを彼らは良く知っている。彼らは必ず目標を達成できる!そんな彼らにとっては興味深いテレビをやっていたので紹介する。それ以外の人にとっては地獄であることは間違いないけどね(笑)

 今の医学で、ES細胞というものを作り出すことができるという。通称万能細胞と呼ばれ、骨や筋肉、神経などなんでも作れる細胞のことである。患者本人の細胞で作れば拒否反応を起こさせずに移植手術ができるため、難病に苦しむ人たちを救うことができるといわれている。

 ただ、ES細胞を作るには受精卵や卵子を破壊してしまうため倫理的に大きな問題となっている。日本やヨーロッパでは倫理的側面から、あえて人間のES細胞研究は自粛している。(マウスなどでは活発にけんきゅうしているらしい)

 ところが韓国では国家戦略としてヒトES細胞を研究している。ES細胞を作るには受精卵がなければならないため、町には「受精卵を売ります」というチラシもあったという。さすがにヤバイだろうってことで法律で禁止したらしいが。国家戦略の効果のためか、韓国の研究者が実際に難病の患者のES細胞を作り出すことに成功し、世界中から注目されている。難病患者にとっては希望の光だといっても過言ではないだろう。しかし、同時に批判も起きている。

 ただ医学は発達すればよいという考えが変わってきていると思う。ES細胞で心臓も肝臓も作れるというが、果たして人間の体の一部をまるで機会の部品のように取り替えるものと思っていもいいのだろうか。また、命を作り出すという神の領域に人間が入り込んでいいのだろうか。非常に難しい問題である。だが、医者を目指す人にとったら面白い話だと思う。

 今日のブログはやたら堅苦しいものになってしまった。反省して明日からはもっと面白く読めるやつにしよーっと。

参考番組)クローズアップ現代