JUNKO THE WORLD

天使と幼妻の甘さを兼ねそなえた歌声を持つ歌姫 八神純子を綴ります

『揺れる気持ち』

2006-03-25 13:04:19 | 歌の独断感想
昨日のエントリーに『時の流れに』を書いたら、純子バカ様からいろいろなヒントをいただいた。
これだから、blogの優位性は崩れないのであり、このアーティスト単独blogを維持できる秘訣なのだ。

昨日のヒントでとても重要だと感じたのは、今日の曲紹介をするにあたり純子バカ様のコメントが全く当たっているという事実に遭遇したからなのですわ。

能書きを書きすぎると本題に入れないのでここら辺で、さあ行きましょう。

今日は、私にとって最高のアルバム『素顔の私』からです。
そして、曲のレビューは『揺れる気持ち』
この曲は、アルバムの3曲目に位置しています。
2曲目は『明日に向かって行け』『揺れる気持ち』の次の4曲目は、八神純子を日本に知らしめた『みずいろの雨』この曲の流れが、
レコードアルバムではシームレスに繋がっていく。
曲順の関係からすると、アップテンポの『明日に向かって行け』、そしてしっとりとした八神バラードである『揺れる気持ち』、そしてまたアップテンポの『みずいろの雨』
この流れは、このアルバム全体に及んでいるのに気がついた。それはなんと間抜けなことに今日のことなのだが・・。
なぜ、自分にとって『素顔の私』が最高のアルバムというのかと言えば、それは昨日のエントリーに書いた『雨の日のひとりごと』と『時の流れに』のパターンが延々と繰り返されるからだ。
このパターンが八神純子という歌姫の力を思う存分その存在感をあわせて心に響かせるから最高のアルバムと感じるのだろう。

最近は、ニュー・リリースがないために、ベスト盤を編成するのが常である、一番新しいのは『八神純子2CD BEST 1978~1983』であり、このベスト集を入門者向けとして評価している人は多い。
しかし、ベスト盤なるものは、曲順などは後から任意に設定するものであり、そのアルバムとしての完成度は無視されるのは当然である。
だが本来アルバムは全体の形としての作品であり、当然オリジナルのCDというのはとても大切なはずだ。
それが、今では廃盤になっていて、入手が困難な状況となっている。これ自体はとても残念な事だがネット配信という便利で安いものが今はあるので、もしネット配信でダウンロードするのであれば、アルバムとしてダウンロードする事をお奨めする。
ああ、なんとアルバム論になってしまった。

話を元に戻そう。

『揺れる気持ち』が何故好きなのか?
ピアノからはいる前奏。『明日に向かって行け』の喧騒の世界から静寂へ。
この曲で、純子ちゃんはしっかりとそして丁寧に歌い上げる。
これを初めて聴いた高校3年の時は、情感あふれる乙女の心を歌った曲にフィーリング的に参ってしまったのだが、
今聞くと、一つ一つのセンテンスが透明な美しさを醸し出している。中低音もそして素晴らしく伸びる高音も全てだ。
そして、この透明感は終盤、バックコーラスに包まれて終わる。静かな余韻。
この余韻がいいのである。
それにしても、あまりこの曲はバラードとして評価されることは少ないがこれは八神バラードの基本を忠実に押さえている曲だと思うのだが・・。

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八神純子2CD BEST 1978~1983
八神純子, 戸塚修, 三浦徳子, 大村雅朗, 小野崎孝輔, 小野香代子, 山田秀俊
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