写真集『五線譜に舞う女たち』の対談から見る人間『八神純子』探求 今日は最終回です。
▼嫉妬
亜美ちゃん）
真知子ちゃんって、しっと深い人？
真知子ちゃん）
凄くしっと深い。
純子ちゃん）
うそ、全然そんなふうに見えない。
真知子ちゃん）
かなりしっと深いほうよ、私は。
亜美ちゃん）
純子ちゃんは？
純子ちゃん）
私？ そうでもないと思う。意外とね、寛大。
亜美ちゃん）
しっとって誰にするの？相手の女の人？
真知子ちゃん）
もちろん。それから自分に対してね、でも相手の男性よ。
亜美ちゃん）
男の人に？ 相手の女性が憎いと思うわけじゃあないの？
真知子ちゃん）
思うね、自分の気持ちの中では。
亜美ちゃん）
私、しっとしたことあるのよね。だけど時間にしっとするの。
真知子ちゃん）
時間？
亜美ちゃん）
だから、その人が、その人にほほえみかけてる時間とか・・・その分なんで私にくれないのっていう。だから相手の女性にしっとするってことないの。今はもっとないよ。
今は、時間もその人が成長するためだったら何してもいいと思ってるしね。だから恋愛もしれくれていいと思っている。ただ、帰る場所と言う意識があれば、お互いそうよ。
私も人間的に成長したいし、もし恋愛できるならしたいし、そういう感じで生きようと思っていて、しっとしていたらウソになっちゃうからね。しっとはしないね。
どちらかというと母っぽくなっちゃうね。
例えば、私はレギュラーがいるんだけれど、いるからといって恋ができないということじゃあないと思うから。相手にも自由だよって感じで接したいの。素敵な人に出会ったら素直にうれしいし。
純子ちゃん）
私いまね、二人恋人ほしいの。
真知子ちゃん）
ぇ、ぇ、二人！？ いいなあ！
純子ちゃん）
だから”ほしいの”って言っているだけよ。”いるの”とは言っていない。二人恋人はほしくてね。それでお互いに相手の存在を知っていて、でもお互いに認め合っている、そんな理想はないと思うけれど。
私が彼に、もう一人の違う彼の事を話しちゃうわけ。あんなことも言った、こんな事も言ったって。「あー、そう、すごいね」みたいな感じで話せたら楽しいだろうなあ・・・
亜美ちゃん）
女の方が独占欲、少ないよ。男ってすごく独占欲強い。だからそれを克服できる男の人って珍しいよ。
純子ちゃん）
二人はいないだろうね。
亜美ちゃん）
一人はいるかもしれない。私の場合レギュラーがいるのね。その人に言えるのよ、いろんな素敵な人に出会って、こういう人とデーとしたいとか。
例えば、素敵な人だったら動物園に行ってデートしたって、本当に私うれしそうに話すから「うん、うん」って聞いてくれるしね。
真知子ちゃん）
でも真の底からそう？
亜美ちゃん）
うん、真の底からそうだよ。
純子ちゃん）
すごくいいなと思う。
真知子ちゃん）
でも私、絶対ダメね、そういうの。。
純子ちゃん）
私、今そういう人見つけたいの。
（後略）
▼好きになる男性ってＢ型かＯ型のどちらかね
亜美ちゃん）
純子ちゃん、どういう人が好き？
純子ちゃん）
私？ そうねえ、私の好きなタイプって一定していないのね。いろんなタイプの人、好きになるの。
真知子ちゃん）
一目惚れは少ない？
純子ちゃん）
少ないね。
真知子ちゃん）
ちょっとしゃべって「あー」っていうインスピレーションってない？
純子ちゃん）
しゃべっていて、だんだん本気になっていくような・・
亜美ちゃん）
私もないね。真知子ちゃんって女っぽいよ。
真知子ちゃん）
そうかなあ。
純子ちゃん）
亜美ちゃんって血液型、何型なの？
亜美ちゃん）
Ｂ型。
純子ちゃん）
私、Ａ型なの。
亜美ちゃん）
本当？ Ｂっぽいけどね、Ｏとか。
純子ちゃん）
私ね、好きになる人、絶対Ａがいないのね。ＡＢもまずいないの。ＢかＯのどっちか。それから、かに座が絶対いないのね。
亜美ちゃん）
かに座もいないの？水の宮じゃあないんだ。私は好きになる人水の宮だよ。魚座と蠍座
純子ちゃん）
さそりは好き、さそりって魅力的よ。
真知子ちゃん）
でも怖いわ（笑）
純子ちゃん）
がんがん引っ張ってくれる人が好きなの。有無を言わせないで、自分を無くしちゃあいけないって努力するじゃない。そういうのが好きなの。
亜美ちゃん）
フーン、成長しているね、結構ね。
純子ちゃん）
フフフフ、いやですね。
亜美ちゃん）
でも、そういうふうになっちゃうの、つまんないじゃない。ウンともスンとも言わせないで、バッパバッパ連れて行かれたら、つまんないよ。
純子ちゃん）
でも、その彼を追い越そうといろいろ努力するじゃない。それが楽しいのよね。
亜美ちゃん）
私ね、最後まで謎っぽい人が好きだね。答えが出ない人が好き。
★ ★
（前略）
真知子ちゃん）
人間の性質には適材適所ってあるでしょ。そういう意味では、自分たちはなんでもないんだなあと思うの。そんな考えで恋愛もしたいね。肩の荷が抜けるんですよ。
怠惰な人間だから、どうやったら自分を楽な位置におけるかって考えるの。
亜美ちゃん）
でも、真知子ちゃん、一番怠惰じゃあないよ。だって一人でボーッとしているのに耐えられないって言ってたじゃあないの。
純子ちゃんってできあがってる感じがするけど、話してみるとあどけない感じもあって、ちょうどいいんだよね。結構、仕草はお姉さんぽいでしょ、しっかりしているよね。
真知子ちゃん）
義務感がすごくあるし。
純子ちゃん）
あるかなあ、私、無責任よ。
亜美ちゃん）
きょうは、みんなほめ合ったね、三人いるから。二人だとこうはいかないな（笑）
（ＥＮＤ）
yaga感想
彼女って、やっぱり淡泊なんだよね。この対談であっさりしてるってのは恋愛についてだけなんだけどど、音楽活動においても同じように感じる。
クリフォードさんが、”八神純子私的既説”の中で”スーパースター特有のアクの強さ、ずぶとさ、強烈な自己主張がかんじられない”って書かれているようにね。
三回にわたって掲載した、対談なのだけど、全てにおいて淡泊さがにじみ出ているのよね。普通の人って言うのかな？
長女だから、ある意味優等生って感じなのかな？ 恋愛で、好きになった人を追い越そうって思うこと自体が、中学生的な発想だって気もするのだけど・・。
まあ、こんな事書くと怒られそうだからこれ以上書かないけど、そういう印象は多分にありますね。
それに較べると、尾崎亜美って人は、やはり普通の人じゃあないな。芸術肌ってところかな。得体の知れない雰囲気を持ってる人だからね。
ところで、俺って純子ちゃんと合わないな！ だってＡ型なんですから！！
なんか、振られちゃったようで残念！！（アハハ）
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八神純子関連のアルバムのご紹介
▼嫉妬
亜美ちゃん）
真知子ちゃんって、しっと深い人？
真知子ちゃん）
凄くしっと深い。
純子ちゃん）
うそ、全然そんなふうに見えない。
真知子ちゃん）
かなりしっと深いほうよ、私は。
亜美ちゃん）
純子ちゃんは？
純子ちゃん）
私？ そうでもないと思う。意外とね、寛大。
亜美ちゃん）
しっとって誰にするの？相手の女の人？
真知子ちゃん）
もちろん。それから自分に対してね、でも相手の男性よ。
亜美ちゃん）
男の人に？ 相手の女性が憎いと思うわけじゃあないの？
真知子ちゃん）
思うね、自分の気持ちの中では。
亜美ちゃん）
私、しっとしたことあるのよね。だけど時間にしっとするの。
真知子ちゃん）
時間？
亜美ちゃん）
だから、その人が、その人にほほえみかけてる時間とか・・・その分なんで私にくれないのっていう。だから相手の女性にしっとするってことないの。今はもっとないよ。
今は、時間もその人が成長するためだったら何してもいいと思ってるしね。だから恋愛もしれくれていいと思っている。ただ、帰る場所と言う意識があれば、お互いそうよ。
私も人間的に成長したいし、もし恋愛できるならしたいし、そういう感じで生きようと思っていて、しっとしていたらウソになっちゃうからね。しっとはしないね。
どちらかというと母っぽくなっちゃうね。
例えば、私はレギュラーがいるんだけれど、いるからといって恋ができないということじゃあないと思うから。相手にも自由だよって感じで接したいの。素敵な人に出会ったら素直にうれしいし。
純子ちゃん）
私いまね、二人恋人ほしいの。
真知子ちゃん）
ぇ、ぇ、二人！？ いいなあ！
純子ちゃん）
だから”ほしいの”って言っているだけよ。”いるの”とは言っていない。二人恋人はほしくてね。それでお互いに相手の存在を知っていて、でもお互いに認め合っている、そんな理想はないと思うけれど。
私が彼に、もう一人の違う彼の事を話しちゃうわけ。あんなことも言った、こんな事も言ったって。「あー、そう、すごいね」みたいな感じで話せたら楽しいだろうなあ・・・
亜美ちゃん）
女の方が独占欲、少ないよ。男ってすごく独占欲強い。だからそれを克服できる男の人って珍しいよ。
純子ちゃん）
二人はいないだろうね。
亜美ちゃん）
一人はいるかもしれない。私の場合レギュラーがいるのね。その人に言えるのよ、いろんな素敵な人に出会って、こういう人とデーとしたいとか。
例えば、素敵な人だったら動物園に行ってデートしたって、本当に私うれしそうに話すから「うん、うん」って聞いてくれるしね。
真知子ちゃん）
でも真の底からそう？
亜美ちゃん）
うん、真の底からそうだよ。
純子ちゃん）
すごくいいなと思う。
真知子ちゃん）
でも私、絶対ダメね、そういうの。。
純子ちゃん）
私、今そういう人見つけたいの。
（後略）
▼好きになる男性ってＢ型かＯ型のどちらかね
亜美ちゃん）
純子ちゃん、どういう人が好き？
純子ちゃん）
私？ そうねえ、私の好きなタイプって一定していないのね。いろんなタイプの人、好きになるの。
真知子ちゃん）
一目惚れは少ない？
純子ちゃん）
少ないね。
真知子ちゃん）
ちょっとしゃべって「あー」っていうインスピレーションってない？
純子ちゃん）
しゃべっていて、だんだん本気になっていくような・・
亜美ちゃん）
私もないね。真知子ちゃんって女っぽいよ。
真知子ちゃん）
そうかなあ。
純子ちゃん）
亜美ちゃんって血液型、何型なの？
亜美ちゃん）
Ｂ型。
純子ちゃん）
私、Ａ型なの。
亜美ちゃん）
本当？ Ｂっぽいけどね、Ｏとか。
純子ちゃん）
私ね、好きになる人、絶対Ａがいないのね。ＡＢもまずいないの。ＢかＯのどっちか。それから、かに座が絶対いないのね。
亜美ちゃん）
かに座もいないの？水の宮じゃあないんだ。私は好きになる人水の宮だよ。魚座と蠍座
純子ちゃん）
さそりは好き、さそりって魅力的よ。
真知子ちゃん）
でも怖いわ（笑）
純子ちゃん）
がんがん引っ張ってくれる人が好きなの。有無を言わせないで、自分を無くしちゃあいけないって努力するじゃない。そういうのが好きなの。
亜美ちゃん）
フーン、成長しているね、結構ね。
純子ちゃん）
フフフフ、いやですね。
亜美ちゃん）
でも、そういうふうになっちゃうの、つまんないじゃない。ウンともスンとも言わせないで、バッパバッパ連れて行かれたら、つまんないよ。
純子ちゃん）
でも、その彼を追い越そうといろいろ努力するじゃない。それが楽しいのよね。
亜美ちゃん）
私ね、最後まで謎っぽい人が好きだね。答えが出ない人が好き。
★ ★
（前略）
真知子ちゃん）
人間の性質には適材適所ってあるでしょ。そういう意味では、自分たちはなんでもないんだなあと思うの。そんな考えで恋愛もしたいね。肩の荷が抜けるんですよ。
怠惰な人間だから、どうやったら自分を楽な位置におけるかって考えるの。
亜美ちゃん）
でも、真知子ちゃん、一番怠惰じゃあないよ。だって一人でボーッとしているのに耐えられないって言ってたじゃあないの。
純子ちゃんってできあがってる感じがするけど、話してみるとあどけない感じもあって、ちょうどいいんだよね。結構、仕草はお姉さんぽいでしょ、しっかりしているよね。
真知子ちゃん）
義務感がすごくあるし。
純子ちゃん）
あるかなあ、私、無責任よ。
亜美ちゃん）
きょうは、みんなほめ合ったね、三人いるから。二人だとこうはいかないな（笑）
（ＥＮＤ）
yaga感想
彼女って、やっぱり淡泊なんだよね。この対談であっさりしてるってのは恋愛についてだけなんだけどど、音楽活動においても同じように感じる。
クリフォードさんが、”八神純子私的既説”の中で”スーパースター特有のアクの強さ、ずぶとさ、強烈な自己主張がかんじられない”って書かれているようにね。
三回にわたって掲載した、対談なのだけど、全てにおいて淡泊さがにじみ出ているのよね。普通の人って言うのかな？
長女だから、ある意味優等生って感じなのかな？ 恋愛で、好きになった人を追い越そうって思うこと自体が、中学生的な発想だって気もするのだけど・・。
まあ、こんな事書くと怒られそうだからこれ以上書かないけど、そういう印象は多分にありますね。
それに較べると、尾崎亜美って人は、やはり普通の人じゃあないな。芸術肌ってところかな。得体の知れない雰囲気を持ってる人だからね。
ところで、俺って純子ちゃんと合わないな！ だってＡ型なんですから！！
なんか、振られちゃったようで残念！！（アハハ）
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