毎日の読書 「教会の祈り」

私たちはキリストの体の一部 「聖務日課(読書)」より

聖アウグスチヌス 聖ラウレンチオ

2011-08-10 07:00:00 | 聖アウグスチヌス
聖アウグスチヌス(354-430年) 北アフリカ ヒッポの司教、教会博士
説教

ローマ教会は、今日聖ラウレンチオの勝利の日を祝うよう、私たちに勧めています。この日に、彼は怒り狂った世を踏みにじり、世の誘惑を拒み、こうして自分を小浮ま゛きした悪魔に打ち勝ったのです。皆さんがご存じの通り、ラウレンチオはローマ教会の助祭でした。その教会で、キリストの御血を人々に授けていました。またそこで、キリストの名のために自分の血を流しました。使徒ヨハネは、主の晩餐の秘義をはっきり説明して、「キリストは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。だから、わたしたちも兄弟のために命を捨てるべきです※1」と言っています。

兄弟の皆さん、聖ラウレンチオはこのことを良く理解し、また実行しました。彼は、主の食卓で受けたものと同じものをささげるように、心を整えました。生きている間にキリストを愛し、自分の死によってキリストにならいました。

兄弟の皆さん、私たちも真実にキリストを愛するならば、キリストにならいましょう。キリストの模範に倣う以上にすばらしい愛の実りはないからです。「キリストはあなたがたのために苦しみを受け、その足跡に続くようにと、模範を残されたからです。※2」
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8月10日 聖ラウレンチオ助祭殉教者

ローマ教会の助祭