毎日の読書 「教会の祈り」

私たちはキリストの体の一部 「聖務日課(読書)」より

バルナバ 光の道

2011-08-04 23:00:03 | 聖バルナバ
バルナバの手紙 紀元140年以前
さて、光の道は次の通りです。もし誰かが定められた場所に行き着くまで、この道を歩み通したいなら、その道の業に励みなさい。この道を歩むために私たちに与えられた知識はこれです。

・あなたをお造りになった方を愛しなさい。
・あなたを形づくってくださった方を畏れなさい。
・あなたを死から救ってくださる方を賛美しなさい。
・心の素朴な者、霊に富む者となりなさい。
・死の道を歩いている人たちと交際してはなりません。
・神のお喜びにならない一切のことを憎みなさい。
・一切の偽善を憎みなさい。
・主の掟をなおざりにしてはなりません。
・慢心せずに、すべての点で謙虚でありなさい。※1
・栄誉をわが物顔にしてはいけません。
・隣人に対して悪い企てをしては成らず、また、向こう見ずであってはなりません。

・あなた自身よりも、あなたの隣人を愛しなさい。
・堕胎をしたり、新生児を殺してはなりません。
・あなたの息子や娘を放任せず、むしろ若い頃から主を畏れることを教えなさい。
・隣人の持ち物を欲しがってはなりません。
・貪欲にならず、高ぶる人々と親しくならず、むしろ謙虚な人々、正しい人々と交わりなさい。

・・・
・おしゃべりにならないようにしなさい。口は死の罠だからです。※3
・あなたの魂のために、できるだけ身を清く保ちなさい。
・・・

・あなたが受けた教えを大切に守りなさい。それに「何一つ加えたり、減らすことがあってはなりません※4」
・悪を徹底的に憎みなさい。
・正しく裁きなさい。※5
・分裂を引き起こさず、むしろ相争う人たちを一カ所に集めて和解させなさい。
・自分の犯した罪を告白しなさい。
・やましい良心を抱いたまま、祈りに赴いてはなりません。

以上が光の道です。
----------------------------
年間第十八水曜日
古代教会が教える光の道。

※1マタイ23:12
だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。

※2ローマ12:16
互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。

※3箴言18:21 ヤコブ3:8
死も生も舌の力に支配される。舌を愛する者はその実りを食らう。
しかし、舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています。

※4申命記13:1
あなたたちは、わたしが命じることをすべて忠実に守りなさい。これに何一つ加えたり、減らすことがあってはならない。

※5申命記1:16 箴言31:9
わたしはそのとき、あなたたちの裁判人に命じた。「同胞の間に立って言い分をよく聞き、同胞間の問題であれ、寄留者との間の問題であれ、正しく裁きなさい。
あなたの口を開いて正しく裁け、貧しく乏しい人の訴えを。