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私立小学校考・その2

2005年09月18日 | Weblog
最近埼玉圏内にも相次いで私立小学校が開校した。
いずれの学校もここ10年内に飛躍的に大学受験で目覚しい進学実績を伸ばした学校ばかりである。これまでは浦和ルーテル学院しかなかった気がする。
小学校から高校までの12年間一貫教育を目標にしているところが全てである。
さいたま市ではさかえ小、開智小、入間市では西武文理小である。
少子化が進むなか各校ともこれからも東京方面に行くことなく地元で優秀な子供を早々と青田買いしてしまおうという意図がうかがわれる、下衆のかんぐりである。
でも今現在小学校からきちんとした学校でのしつけをし将来に向けた夢と希望・意欲を持たせることが公立小学校でできるだろうか。
勿論しつけは家でしなければという論理はわかるが、現実其処が今の若い世代の親ができないところのようである。
公立小学校はその目的を持ってはいないしすること自体が公教育に反している。
昨日書いた私立の有名大学付属小学校はおのずと自校の主軸となるべき人材の育成も掲げていることを考えれば目標も違っている。
東京都内にある、私立小学校の多くは有名中学校の進学予備校的な意味合いが強く
中には幼稚園から小学校までしかない学校さえある。
今後まだまだ私立小学校は増えるであろう。
そんな中で少子化の波は学校の統廃合を進めている。
皮肉なことに公立でも地元小学校と連携して小中一貫教育を謳うところまででてきた、でもここでは子供を大切に考えてくれているようである。
大学も生き残りをかけすざましいサバイバルゲームを展開している。
推薦入試も様々な形をとって早々と学生の青田買いに走っている。
優秀な学生を少しでも早く確保しようという大学の焦りが垣間見えしている。
そんな中私立小学校の目指す最終目的地は何なのであろうか?
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