旅行へ行った時の楽しみといえば、やはりディナーです。で、大阪ディナーというと
たこ焼き
お好み焼き
2度づけ禁止
あたりが東京モンの私の頭に真っ先に浮かびます。あと友人に勧められたのが
焼き肉
ホルモン
です。何でも「味付けと切り方が絶妙なのでせっかくだから食べてくるといい」、との事。
しかし、ディナーの後は踊りに行くわけで、さすがに体中からちょっとワイルドなホルモン香や、お好み焼きのちょっと甘いスモーキーフレイバーを漂わせるわけにはいきません。そこで街中をふらふらと歩いて見つけたのが
タコタコキング
たこ焼きだったら体臭対策もばっちり!ということでお邪魔する事にしました。
早速威勢のいいお兄さんにいじられました。初めてですよね、はい東京から来ました、出張ですか、いいえ踊りに来ました、なんて定番飲み屋トークを交わしました。お兄さんも結構頻繁に東京に行くとの事、どのあたりに行くんですかというと「Kってところです」……おっと、そこは千葉県だ。と軽くツッコミを入れてからゴングが鳴るのでした。
大阪アニキ vs 東京サルセーロ!
お互いがお互いの疑問をぶつけ合うような形でバトルが繰り広げられました。バトルといってもお互い「大阪人気に入らない」とか「東京モン気に入らん」という感情はないので、ちょっとしたディベートみたいでした。
東京の人は冷たい!
理由:
道聞いてもちゃんと教えてくれない、交番しか案内してくれない。
回答:
それは本当に場所を知らないから。とりあえず自分にできる事が交番までの道を教える事と推測される。下北沢で普段遊んでる人がたまたま渋谷にいた時に道を聞かれたら、きっとそうすると思う。
東京の物価は高い!
理由:
特に、都心に向かってどんどん高くなるのが理解できない。なぜ同じコーヒーなのに値段が違うのだろう。
回答:
値段に家賃が乗っているから。東京結構広いので、都心から離れると結構家賃が違ってくる。
東京の飲み屋トークはイマイチだ
理由:
たまたま行った店でお店の人が必ず「大阪っていう答えを期待して」出身地を尋ねる。で、「奈良出身」っていうと黙ってしまう。
回答:
そんなお店は例外中の例外。大阪とスタイルは違うけどちゃんと飲み屋トークできる店はいくらでもある。ちなみに私はトーク苦手。
なんだかんだで楽しいディナーでした。お兄さんも何度も東京行っているというのもあって、ある程度事情をわかってるからわざとこんな質問を投げてきているがわかりました。
そして、次の日のディナーもタコタコキング。ちゃんと私の事覚えててくれたみたいでいかにも大阪って感じのイントネーションで「まいど(い、にアクセント)!」で迎えてくれました。初めて来たにも関わらず全自動運転で毎度どうもって言うどこぞのトンカツ屋とは大違いですな。
メニューは「厨房で焼いてくれる」お好み焼きにしました。「厨房で焼いてくれる」のは結構大事、ニオイ対策ばっちり。飲み物はビール、2杯目は「ソースによく合う!シェリートニック」。シェリートニック、結構よかったです。お好み焼きと妙に合う感じでした。
大阪ディナーは大当たりでした。