食う飲む踊る

……そして働く(笑)。

デモについて考えてみた

2007-02-19 | その他
例えばですね、こんな会話をしていたとしましょう。

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男性:実は知り合いが都内某所でで美容院やってて、髪はいつもそこでやってもらってるんですよ。家からはちょっと遠くて1時間くらいかかるんですけどね。

女性:へぇ、そうなんだ。(*)
女性:一時間はちょっと遠いかもね。

男性:引越しでもしない限り床屋や美容院ってあんまり変えないなぁ。

女性:へぇ、男性って結構そうなんだ。(*)

女性:女性は結構あそこの美容院がいい、っていう話聞くと今度試しに行ってみようかな、なんて考えるなぁ。

男性:あ、そうなんだ。(*)

男性:美容院や床屋変えると知らない人に顔や髪の毛触られるじゃない、これがちょっとアレだからなぁ。あんまり変えないのはそんな理由もあるかもしれないなぁ。
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それでですね、試しに(*)の行に細工をしてみましょう。

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男性:実は知り合いが下北沢で美容院やってて、髪はいつもそこでやってもらってるんですよ。家からはちょっと遠くて1時間くらいかかるんですけどね。

女性:デモ (*)
女性:一時間はちょっと遠いかもね。

男性:引越しでもしない限り床屋や美容院ってあんまり変えないなぁ。

女性:デモ (*)

女性:女性は結構あそこの美容院がいい、っていう話聞くと今度試しに行ってみようかな、なんて考えるなぁ。

男性:デモ (*)

男性:美容院や床屋変えると知らない人に顔や髪の毛触られるじゃない、これがちょっとアレなんだよね。変えないのはそんな理由もあるかもしれないなぁ。
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細工した後の会話って、なんかディベートっぽい印象を受けませんか?勝ち負けがあるみたいな感じ、でしょうか。まぁ、お互い気心が知れていて他愛の無い話をしているんだったら問題にはならないかもしれません。

じゃ、お互い気心が知れてなかったり、ちょっとシリアスな話をしている時に「デモ」を使ったらどうなるか?そして、どっちかが極端に気が短かいある年代の方だった場合……「延髄レベルの条件反射でNO!」って解釈されて、(*)のセリフの0.3秒後に




「デモもストもあるかぁ!」凸(--#






となる可能性は大きいと思います (^^;


で、自分の事をちょっと振り返ってみました。ちょっと意識して「デモ」の回数を数えてみたら……



結構使ってました。(^^;



で、試しに使うの止めてみたんですよ。単純に「デモ」を「へぇ、そうなんだ」に変換してから発言してみたんです。相手がどう思っているかはわかりませんが、そして、気のせいかもしれませんが、自分では「セリフの印象が少しやわらかくなった」様な気がしてます。

あ、タイミングには注意ですよ。こんなのはダメダメです。

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女性:女性は結構あそこの美容院がいい、っていう話聞くと今度試しに行ってみようかな、なんて考え(*)

男性:あ、そうなんだ。
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テクニックに溺れると、痛い目に会います。


ん?




今何か言った?




「でも、「デモ」の回数を数えるってなかなかできないん……」







「デモもストもあるかぁ!」凸(--#




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(注)
この会話はあくまでもフィクションです。もし「あ、筆者と似たような会話をした事がある」と思った人がいたら、それは気のせいです。(^^;

(注2)
「女性:デモ (*)」の回数が男性より一回多いのは、筆者の想像力が貧困な事が原因であり、決して「女性はすぐ『デモ』と言う」という事を意図したわけではありません。