リール続きで、釣竿のお話をちょこっと・・・
もう随分と昔の話だが、かつてオイラは野ゴイ釣りに夢中になっていた時期があり、休日の殆どを鯉釣りに費やすという日々を送っていた。
当時、オイラが所属していた釣りクラブの会長Y氏は、自他共に認める鯉釣りの第一人者として知られ、その氏が愛用していた竿が「ダイワ・PSサーフパワー420」だ。
鯉釣り竿のスーパーウェポン 「ダイワ・PSサーフパワー420」

Y氏曰く「鯉釣りの竿は竹の延べ竿が一番イイんだが、そんな長竿など持ち運べねぇだろ?その延べ竿に一番近いのがこの竿なんだ」と。
聞くところによると、Y氏は竿を購入する際、釣り道具店の竿という竿全ての調子を確かめたそうで、その都度竿が折れる限界まで曲げて調べる様子に「もうやめてくれ!」と店主が懇願したという逸話が残されている。
結果、「ウン、コレだ!」とようやく納得した竿がこのサーフパワーで、以来、長きに亘り氏の手足となり数々の鯉釣り伝説を打ち立てることとなる。
未使用のPSサーフパワー

オイラやその仲間が入会した当時、残念ながら、この竿は既に廃盤商品となっていて手に入れることは困難であった。
それでも尚、氏に学べとばかり、どうしてもサーフパワーが欲しいオイラ達は、県内・県外の釣り道具店を片っ端から尋ね歩き、サーフパワー探しに躍起になったものだ。
結果、オイラは中古品3本と新品を3本手に入れることができたのだが、新品の3本は勿体無くて使用しなかったことから今も未使用のままである。
名人の域に達したY氏は「あの竿ではダメだ、この道具でなければいけない」などとは決して言わなかったけれど、釣りに限らず物の本質・価値を熟知していた氏でもあった。
その氏も故人となって久しいが、「おまっちは、道具の云々ばかりに眼が行ってるから、肝心の鯉が釣れねぇんだ、ガハハハハ・・・」と、豪快な高笑いが今でも聞こえてくるようだ。
「エイヤッっと!」
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もう随分と昔の話だが、かつてオイラは野ゴイ釣りに夢中になっていた時期があり、休日の殆どを鯉釣りに費やすという日々を送っていた。
当時、オイラが所属していた釣りクラブの会長Y氏は、自他共に認める鯉釣りの第一人者として知られ、その氏が愛用していた竿が「ダイワ・PSサーフパワー420」だ。
鯉釣り竿のスーパーウェポン 「ダイワ・PSサーフパワー420」

Y氏曰く「鯉釣りの竿は竹の延べ竿が一番イイんだが、そんな長竿など持ち運べねぇだろ?その延べ竿に一番近いのがこの竿なんだ」と。
聞くところによると、Y氏は竿を購入する際、釣り道具店の竿という竿全ての調子を確かめたそうで、その都度竿が折れる限界まで曲げて調べる様子に「もうやめてくれ!」と店主が懇願したという逸話が残されている。
結果、「ウン、コレだ!」とようやく納得した竿がこのサーフパワーで、以来、長きに亘り氏の手足となり数々の鯉釣り伝説を打ち立てることとなる。
未使用のPSサーフパワー

オイラやその仲間が入会した当時、残念ながら、この竿は既に廃盤商品となっていて手に入れることは困難であった。
それでも尚、氏に学べとばかり、どうしてもサーフパワーが欲しいオイラ達は、県内・県外の釣り道具店を片っ端から尋ね歩き、サーフパワー探しに躍起になったものだ。
結果、オイラは中古品3本と新品を3本手に入れることができたのだが、新品の3本は勿体無くて使用しなかったことから今も未使用のままである。
名人の域に達したY氏は「あの竿ではダメだ、この道具でなければいけない」などとは決して言わなかったけれど、釣りに限らず物の本質・価値を熟知していた氏でもあった。
その氏も故人となって久しいが、「おまっちは、道具の云々ばかりに眼が行ってるから、肝心の鯉が釣れねぇんだ、ガハハハハ・・・」と、豪快な高笑いが今でも聞こえてくるようだ。
「エイヤッっと!」
