ナオちゃんのお気楽生活

釣りとバイクが好きなオヤジが綴るお気楽人生

オヨウさん

2009-07-27 21:22:13 | 山菜・キノコ
下の写真のキノコを図鑑では"ショウゲンジ"或いは"コムソウ"と言うのだが、こちら長野県北信地方の一部地域では"オヨウ茸"="オヨウさん"と呼んでいる。
食用として珍重されるこのキノコは、早い物では7月中旬から下旬に一度発生してその後秋口に再度発生するという特徴を持つ。
正直な話し、オイラ夏にキノコを採ったことなどこれまで一度として無く、半信半疑のまま友人Tに連れられ山中へと分け入ったのだが、大量とは言わないものの一回食べる分量のオヨウさんが採れた。





何故こちらではこのキノコが"オヨウさん"なのか、知りたい?

では・・・むか~しむか~しのことじゃった。姥捨て山の近くの村にオヨウさんと言う婆さんが住んでおったんじゃ~
オヨウ婆さんはキノコ採りがたいそう好きでのぅ、秋になると裏山へと出かけてはそれはそれはぎょうさんキノコを採ったそうな。
あるときのことじゃった。オヨウ婆さんの家を訪ねた村人がおってのぅ、婆さんが食べているキノコを見てビックラこいたということじゃ。
そのキノコはそれまで村人達の間では毒キノコとされていてのぅ、だ~れも採らないキノコだったんじゃよ~それがこのショウゲンジというキノコだそうな。
以来、この村周辺ではこのキノコをオヨウ婆さんの名に因んで"オヨウ茸"と呼び食するようになったという話じゃ。

遥か昔の話だから、キノコ図鑑などある筈も無く情報とて皆無と言える時代、恐らくオヨウ婆さんは自らの人体実験によって毒の有無を確かめたと推察するが、世の中には随分と度胸の据わった豪傑婆さんがおったものですな。

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うす

2009-07-23 12:07:52 | 日々の出来事
先日旧車の達人M氏宅へ用事に行った折、「何処かに臼が無い?」と尋ねたところ、「うちにあるよ」と思いがけない返事が返ってきた。
案内された物置の隅には使い古しの臼がホコリにまみれて置いてあった。それも大小合わせ2個もある。
「Mさん、このうちのどれか一つオイラに譲ってくれない?」とお願いすると、「譲ってもいいけど、こんなモノが欲しいとはアンタも物好きだなぁ」と呆れ顔のM氏。
「どっちでもいいから好きな方を持って行け」と快い返事を頂いたので、二つあるうちの大きくて古い臼を譲り受けることになった。
何故大きくて古い臼を選んだかと言うとね、この臼の前の持ち主は、M氏宅近辺では有名な旧家の本家宅で使用したモノだそうで、そのご利益にあやかろうとする卑しい本音が頭をもたげたからなんですな。

          旧車の達人M氏に譲って貰った古(いにしえ)の"臼"(杵なし)


さすが旧家が所有していたこともあり、ケヤキの大木をくりぬいた外径61センチ×高さ54センチと大きな臼は物凄く重く、M氏とオイラの二人ではとてもじゃないが持ち上げることは不可能だ。
そこで、M氏所有の重機を使いオイラの軽トラックへ載せたのだが・・・自宅へ帰りどうやってコレを車から降ろすのか、そこまでは考えていなかったアホなオイラです。
軽トラックにデンと鎮座している古い臼を見て、婆さまとカミさん+息子は「又こんなモノを持って来て、何考えてんだか?」と白い眼を向けるのだが、コレで餅をつく訳じゃないよ~だ 「何に使うかって?」・・・へへへへ・・・教えない!

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ハマーだ!

2009-07-21 16:56:10 | OTHERS バイク・車
「オイ、車買ったからお前ん家の方へ遊びに行くぞ」と電話が入ったのは昨日のこと。声の主は、オイラの数十年来の友人で、中信地方に本部を置くある会社の社長Y氏。
オイラのブログを見てくれている方はお分かりになるかと思いますが、何年か前、千曲川へ鯉釣りに来た折、川の中州に渡り「我、登頂に成功せり!」と叫んだあのY氏であります。
で、彼が乗って来た車は、アッ!と驚くその名もハマー・H2!「ちょいと旦那はん、一体全体なんちゅう車に乗ってくるの!?」

                      ど迫力のハマーH2


「どっか喫茶店でも行ってお茶でも飲もうや」とのY氏の提案で県道脇にある某喫茶店に入ったのだが、駐車場を目一杯陣取るハマーのど迫力に、喫茶店のマスター始め店内のお客達が眼を丸くしていた。
「こんなバカデカイ車だけでも迫力充分なのに・・・中から人相の悪いオッサンが金縁のグラサンをかけて降りてくりゃ驚くのも無理は無いわな」
還り際、車の好きそうなお客の誰かがY氏に尋ねていた。以下その遣り取りの様子。
客「コレ、ガソリン車?それともディーゼル車?」
Y氏「ガソリン、それもハイオク」
客「このデカイ車がハイオクガソリンだって!? で、リッター何キロ走るの?」
Y氏「知らない」
以上、このような車に乗る人にもっとも聞いてはいけない愚問を紹介しました。

               ハマー、喫茶店の駐車スペース2台分を占拠中


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ザリガニ、エビチリとなる

2009-07-20 11:06:20 | 日々の出来事
あれはいつの日のことだったか・・・友人Tがオイラに尋ねた。「オイ、何処かにザリガニがいないか?」とね。
「ザリガニ?その辺のドブに一杯いるじゃぁねぇか」
「水の綺麗な場所でなきゃダメだな」
「何故、水の綺麗な場所でなきゃいけないんだ?」
「ザリガニを食うためさ」
「ナニ?ザリガニを食うとな?」
聞くところによると、ザリガニを食用として珍重する国もあり、日本の一部地域でもその習慣があるそうだが、オイラの地域ではザリガニを食うといったことはあまり聞いたことがない。
そのため、オイラこれまでザリガニなど一度も食ったことは無いのだが、元中華料理(四川料理)の職人であるTが言うのには、ザリガニをエビチリにして食うとそれは誠に旨いと言うのだ。
そんな会話があって、是非ザリガニのエビチリを食ってみるべぇということになり、とあるため池にてザリガニ釣りをすることになったのである。

            真剣にザリガニ釣りをするT、童心に還った瞬間である


オイラん家から車でおよそ10~15分の場所にある貯め池は、某別荘地の中に在り近辺の田畑の灌漑用として使われている。
かつて鯉の養殖場として使われていたこの池は、近辺に住宅が無いため生活座雑排水の流入が無く比較的水が綺麗だ。
この池にザリガニが生息しているという情報を聞き、半信半疑のままTと二人してやってきたのだが、噂に違わず大小のザリガニが木杭の周りや水底の障害物の陰で蠢いている。
その様子に「お~っ、いるいる」と二人顔を見合わせニンマリ。

    釣りゲームのCMに出て来るユッキーナ風で言うと「ゲットン!ザリガニ、ゲットン!」


Tが用意した捕獲用のアイテムは玉網。そしてオイラが用意したのはワカサギ釣り用のロッドにニシンの餌。オイラが子供の頃、ザリガニ釣りの餌は煮干かスルメと決まっていたが、生憎我家の冷蔵庫にはその二つとも無く、代わりに身欠きニシンを持参したと、まぁそういうことです。
Tは「ザリガニを一網打尽だぁ!」とばかり、持参した網でザリガニを追い回すのだが、予想に反しザリガニの動きは素早く、空振り又空振りの連続。
道糸にニシンを付けたワカサギ竿で、「ホイッ一匹、オヤッ?又1匹・・・」と次々と釣り上げるオイラを見て、「ダメだこりゃ、俺も釣るから竿を貸せ」と悔しがるT。
「ヘイヘイ、竿は旦那の分も合わせ2本持ってきたから是非使っておくれでないかい」

         オイラとTのワナにハマったザリガニちゃん、その数70~80尾


童心に返り夢中でザリガニ釣りをする二人であったが、池の反対側の土手に何台かの車が止まっていて、そのうちの何人かが何をしているのかとこちらの様子を伺っていることに気づいた。
「いい歳をこいたオッサン二人がザリガニ釣りなんて、ちょっと気恥ずかしいぞ」と、オイラ。
「気にしない、気にしない、ほっとけ」とマイペースのT。
「そうは言うが、万が一こちらに来て何をしているかと聞かれたら何て答えるんだ?」
「そうだなぁ・・・自宅で飼っている動物の餌ってことにでもするか」
「で、何の動物かと聞かれたら?」
「怪獣ガメラ」
                ザリガニちゃん、エビチリにへんし~ん


捕獲したザリガニはコックTの手により、目出度く?エビチリとして生まれ変わったのである。
昨日の午後、たまたま帰省していた同級生Mを交え、Tの店においてこのエビチリを肴に一杯会となった。
事の次第を知らぬまま、「ハイ、エビチリ」と言って出された物を「お~っ!こりゃ旨そうだ!」と言って口に運ぶMだったが、その正体がザリガニと知って一瞬固まっていた。
で、その味はと言うと、実際の海老を使ったエビチリと殆ど変わりなく、誠に美味であったことを申し添えておきまする。

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世界最速のインディアン-Ⅱ

2009-07-17 17:03:50 | 日々の出来事
・・・前回の記事より続く。

時は1960年代、排気量1,000㏄以下のバイク部門で、時速300キロオーバーという前人未到の記録を樹立したマシンは1920年製の「インディアン・スカウト」。つまり、40年も前の古いバイクでの快挙ということになる。
1920年というと日本は大正9年、この時代に製造されたバイクが時速300キロ越えを果すなど、当時としてはとんでもない記録だったに違い無い。あれから40数年を経た現在未だに破られていないことから、如何に彼の残した記録が偉大だったかは想像に難くない。

  「ボンネビル・スピードウェイ」を疾走するインディアン


この物語はバイクを主としたテーマであるが、人間の老いと情熱そして老人の愛と性、ゲイ、ネイティヴ・アメリカン、ヴェトナム戦争、等々・・・当時の時代考証がさりげなく描かれていて、バイク好きでなくとも楽しめる作品と言えよう(まるで映画評論家のようですな)。
以下、会話の中でオイラが特に印象に残った名言とも言えるバートの台詞を紹介しましょうね。

      時速300キロ越えを目前の鬼気迫る表情


物語は主人公バート・マンローが住むニュージーランド・インバカーギルという小さな田舎町から始まる。ちょっと変わり者といった男バート・マンローは、若い頃からの憧れであったアメリカ・ユタ州「ボンネビル・スピードウェイ」を走ることを夢見ていた。
目的を果せぬまま既に初老となったバートは、年金生活で貯えた僅かばかりの所持金と銀行からの借り入れでようやくアメリカ行きを決心するのだが、そんなバートに密かに憧れを抱く隣家の少年トムは、アメリカ行きを目前の彼にこんな質問をする。
トム「事故が怖くない?」
バート「全然、こういうバイクで飛ばす時の5分間はつまらん一生に勝る。一生が凝縮された5分間だ。」
そして旅立ちを前に、家の鍵を預けたトムにこう進言する。
バート「いいか坊主、夢を追いかけない人間はただの野菜だ」
トム「どんな野菜?」
バート「何かな・・・キャベツ・・・そうだキャベツだ」

年金を扱う社会保障関係の仕事に就く初老の婦人フランは、バートからのデートの誘いを受けバートと一夜を共にする仲となるのだが、アメリカへと旅立つ当日、「結果なんかどうでもいいわ」と心配するフランに、バートはセオドア・ルーズベルトの言葉を引用してこう諭す。
「偉いのは評論家じゃない。傍観者としてああでもないこうでもないと批判する者でもない。実際に戦っている者こそ称賛に値する」と。

     完走後のバート、25年来の夢が叶った瞬間


目的地ボンネビルへと向かう途中、バイクを牽引する台車の車輪が外れ道路上で立ち往生するのだが、偶然そこへ通りかかったネイティヴ・アメリカンに助けられる。招きに応じ彼の家を訪ねたバートにそのネイティヴは不思議そうな顔で尋ねる。
ネイティヴ「何故あんなモノに乗るんだ?」
バート「ボンネビルで乗ることに意義があるのさ」

ネイティヴ・アメリカンの家を後にしたバートは、台車の修理のためある一軒の家に立ち寄る。その古い家はエイダという名の初老の女性が一人で住んでいて、十数年前に主人を亡くしたと語り独り身の侘しさを吐露する。
泊まっていけとの誘いを受け、バートはこの女性と一夜を共にすることになるのだが、ベッドでのバートの台詞がふるっている。「肝っ玉が据わっていないと歳はとれん」
翌朝、目的地へと出発するバートに、エイダは、帰りにもう一度立ち寄って抱きしめてくれと囁く。
バート「古いバンジョーもまだ鳴らせる」
エイダ「使わなきゃサビるだけ」
因みに、エイダ役は、アカデミー助演女優賞に3度ノミネートされたダイアン・ロッド。名優アンソニーと熟女ダイアンの掛け合いは、互いに老練者だからこその味が出ていて見事と言う他に言葉が見つからない。

  バート・マンローの偉大な功績を称え、映画は終了する


お金も名誉も無くその上前立腺肥大と狭心症の持病を抱えながらも夢を追い求めるバートの生き様は、これから迎えるであろう高齢化社会の一つの座標ともなろう。
出走を取り止めるよう説得するボンネビル・スピードウェイの係官や心無い野次馬の誹謗中傷に「外見は皺だらけでも、中身は18歳だ。走りを見れば分かるさ」と語るシーンが特に印象的だ。

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世界最速のインディアン

2009-07-16 23:49:52 | OTHERS バイク・車
いつだったか、バイク雑誌に「世界最速のインディアン」という映画のことが載っていた。
ニュージーランドとアメリカの合作で2005年に封切られたこの映画は、ニュージーランドに住むバイクに人生を捧げた初老の男が、愛機"インディアン"と共にアメリカに渡り、スピード競技の聖地ユタ州「ボンネビル・スピードウェイ」で前人未到の記録を樹立するというストーリーだ。
バイクをテーマにしていることからオイラいつかこの映画を観たいものだと思っていたところ、偶然にも昨日のNHKBS2でテレビ放映された。
バート・マンローという実在する人物を描いたこの作品は、ノンフィクションということもあり、この手の映画に有りがちなハデなアクションや過度な構成が成されていないけれど、逆にそれが真実味に溢れていて観る側に共感と感動を与えてくれる。

タイヤの山を肉きり包丁でそぎ落としスリックタイヤを作る


  早朝から、自宅作業場前でバイクの調整に励むバート


      バート役のアンソニー・ホプキンスが渋い


主人公バート・マンロー役に、「羊達の沈黙」でハンニバル・レクター役を演じアカデミー主演男優賞に輝いた名優「アンソニー・ホプキンス」
何処か世俗離れをした孤高の老人バート・マンローを演じるアンソニー・ホプキンスは、ハンニバル・レクター役で見せたゾクゾクするような恐ろしいイメージとはまるで別人のようでもある。オイラ映画評論家でも何でも無いけれど、例えどんなハマり役であっても次回の作品へ引きずらないということが名優たる条件でもあるか?
徹底したリアリティーを追及する「ロバート・デ・ニーロ」の演技とは対照的に、シナリオに忠実であることを身上とするアンソニー・ホプキンスの真骨頂といったところか。

ストーリーの内容について、あれこれと書きたいことが山ほどあるのだが、瞼の上と下が引っ付きそうなんで、又後日ということで・・・
 
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ねじ花

2009-07-13 19:25:32 | 日々の出来事
以前このブログで間違って"めじ花"として紹介した"ねじ花"だが、昨年採ってきて鉢に植えたモノがようやく咲き始めた。
鉢植えにしたねじ花は、冬期間凍み上がってしまうので管理が難しいと友人Tは言っていたが、このネジ花は無事冬を乗り切ったようである。
これも一重にオイラの管理が良かったと自分を褒めてあげたいところだが、ここだけの話し、庭先に放っておいただけなんだけど・・・ねじ花に根性があったというのが正直なところですかな。

          無事冬を乗り切ったねじ花


        近くで眺めると、何とも可憐ですなぁ


ねじ花を野山で探すとなるとこれが案外見つけにくいもので、実際眼の前に咲いていてもよ~く眼を凝らして探さないと見つけることができない。増してや、かつてオイラがそうだったように、山野草に興味が無いとなるとなお更だ。
ネジ花にも色々な種類があるようで、オイラが見つけた物の中にも真っ赤な花からピンク色の花まであり、右に捻れている物から左に捻れている物まであったような?
聞き及ぶところでは葉が斑入りの物まであるそうで、前出の友人Tは白花なんてのを探しているそうだが、仮に、オイラが一足先に白花を見つけたとしたら・・・Tは悔しさの余り怒り狂うでしょうなぁ。

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休日は梅酒作り

2009-07-11 23:40:09 | 日々の出来事
オイラん家には玄関前に1本、裏の畑に1本と梅ノ木が2本ある。それぞれオイラが苗木を購入して植えた物で、ここ数年ようやく実が付くようになった。
我家はどういう訳か梅漬けの類いはあまり好まないようで、婆さまは「せっかく梅漬けを作っても誰も食べないから今年は作らねぇ」と言って見向きもしない。
にしても、こんなに立派な実をみすみす朽ち果てさせるのは勿体無いということで、梅酒でも作ってみようかな?
オイラ梅酒作りなどこれまでやったことがないが、それほど難しいものではなさそうなんで、一丁梅酒作りに挑戦してみましょうかね。

   赤く熟し始めた梅は大きいモノでピンポン玉位ある


            収穫した梅は約3キロ


     ヘタを取り水洗いした後4時間ほどアク抜き


        水気を除くために1時間ほど乾燥


完成(梅1キロ:ホワイトリカー(35度)1.8L:氷砂糖800g)



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山キノコ

2009-07-10 19:17:25 | 山菜・キノコ
いや~月日の経つのは早いものですなぁ。2009年が明けたばかりだと思っていたら、あちこちからキノコの便りがチラホラと・・・
一昨年まではそれほどキノコに興味が無かったのだが、昨年自力でマツタケを採って以来ついキノコ採りにハマってしもうた。
友人Tちゃんや同級生Tが「この天候がこのまま続くと、そろそろ早松(さまつ)が出るかも知れないぞ」などと滅多やたらとオイラを煽るものだから、昨年見つけたマツタケの場所が気になって仕方がない。

             名知らずのキノコ―Ⅰ


TちゃんやTの前では「まだ梅雨も明けていないんだぜ、マツタケは逃げていかないから慌てない慌てない」と努めて平静を装ってはいるのだが、正直オイラの心中は内心穏やかではない。
小雨のそぼ降る中、無意識のうちにオイラの車は山へ山へと向かって行くのであった。「こりゃぁ、ほとんど病気だな」

             名知らずのキノコ―Ⅱ


あれは10年ほど前のことであったか?我家へ工事に来ていた電気屋がいた。色黒でずんぐりとした体型を持つその電気屋は、いつも疲れたような顔をしていて常に眼の下にクマができていた。
たまたま我家を訪れていた口の悪い友人は「オイ、あの電気屋の顔を見てみな、死相が出ているぞ」と陰口をたたくのであった。
ある時、オイラは思い切って聞いてみた「電気屋さん、眼の下にクマが出ているけど、余り働きすぎは身体に良くないよ」と。するとその電気屋は、バツの悪そうな顔で、「あぁコレね、寝不足なんだわ」と仰る。
聞けば、彼はマツタケ採りを趣味としていて、年間相当数のマツタケを採るのだそうだ。そのため、秋になるとマツタケが気になって気になって夜も寝てられないのだと言う。
「なまじマツタケなんぞ知らない方が身のためだな、ハハハハ・・・」と力なく笑うのだったが、今となれば彼のこの言葉が妙に気になる今日この頃・・・
あれから相当年月が経つけれど、あの電気屋はまだ生きているだろうか?

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ステッカー

2009-07-08 22:00:55 | 日々の出来事
ちょっとした買い物があり某ホームセンターへと立ち寄った。買い物を済ませ、ある一台の乗用車の後に続き国道へと出た。暫く走った後信号待ちをしていた時、その乗用車の後部に貼ってあるステッカーが眼に入った。ナント!紅葉マークに初心者マーク、それに身障者用のマークと、3枚も貼られているではないか。今までこんな車見たことないぞっと!

        これだけ貼ってあれば無敵だぁね

するってぇと、この方は、身障者で、高齢で免許を取得した初心者ってことになるが・・・随分とややこしい方ですなぁ」
身障者のマークと言えば、ある友人はこんなことを言っていた。「ホームセンターなどでは身障者用のステッカーが売られていて、それを車に貼った偽身障者がいる」とね。
最近は、何処へ行っても身障者用の駐車スペースが設けられている(最も有利な場所が多い)ので、健常者でありながらそのステッカーを盾に堂々と駐車する不届き者が横行しているというのだ。
全く持って油断も隙もあったもんじゃないが、実際身障者の方の迷惑になるので、偽身障者のフリをするのは止しましょうね。

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