今長野市の善光寺では、七年に一度とされるご開帳が催され、県内外からの参拝客で連日賑わっております。
オイラ自慢じゃぁないが、生まれてこの方ご開帳とは殆ど縁が無かった。それというのも、地元に住んでいると何時でも行けるという気持ちがあったからに他ならない。
だけどね、人間五十を過ぎると、この先七年後なんてどうなってるか分かったもんじゃないと、フト最近気がつき(呑気なもんですなぁ)今年こそはご開帳に行ってみるべぇと思い立ったとまぁそういうことです。
ところが、思い切ったまでは良かったのだが、今日は28日だから・・・あれま!?後2~3日で終ってしまうんでないの?こりゃいけねぇってんで本日慌てて出かけて来たものの、道路は混んでいるし駐車場は満車だしで、ご開帳が行われている時の善光寺詣では難儀なものですなぁ。
善光寺本堂へと続く参道 ―本堂東側―

善光寺に向かって西側の道路はバスや自家用車やらで一寸ずり状態で駐車場は全て満車。仕方なく東側の長野大通り方面へと回り、城山公園北側の清泉女子高校前の道路へ路上駐車。
車を降り城山公園の脇をゆるゆると下って行くと、正面に善光寺の本堂が姿を現す。こちら側は本堂に向かって右側でつまり東側の入り口となる。
本堂正面の賑わいと比べ東側は普段と同じ閑散とした雰囲気を漂わせているが、その先、本堂をグルッと取り囲むように居並ぶ参拝客がその数の多さを物語る。「平日だから、ひょっとして空いているかな?」との予想が脆くも崩れそうな予感・・・
牛に引かれて・・・で有名な小林一茶の奉納句

参道を一寸入った右側には、俳人「小林一茶」によって奉納された句碑がひっそりと立っていた。有名な「春風や 牛に引かれて 善光寺参り」と「開帳に 逢ふや雀も 親子連(ずれ)」の2句である。
牛に引かれて・・・は知っていたが、"春風や"から始まるのだと、恥ずかしながら今教わった。これも善光寺のご利益であるかいな?
オイラの記憶では、この附近に、牛に引かれて・・・の牛の銅像が在ったはずなんだが、何処を探しても見つからない。ハテ?あの牛は何処に?
参道の脇で土産物を売っている老人に尋ねてみた。「確かこの辺に牛の銅像があったハズなんですがね、知りませんか?」
如何にも好々爺といったその老人は「あぁアレね、前はここにあったんだけど、大分前に他所に引っ越したわ」と仰る。
「へ~そうですか、引っ越したんですか」と答えてはみたが、「何処へ?どうして?」とその理由を聞くのを忘れてしまったアホなオイラです。
回向柱(えこうばしら)と善光寺本堂

平日なのになぁ、なんだぁ?この参拝客の多さは!?回向柱(えこうばしら)の前には、何列にもなった人の群れが遥か向こうまで延々と続いている。
案内のスピーカーでは「回向柱(えこうばしら)の待ち時間は30分から40分です。順番を守りお並び下さい・・・」と知らせている。「こりゃダメだ、回向柱に触るのを諦めるっきゃないか・・・」
ところでと、ここに並んでいる善男善女(果たして皆そうであるか疑問だな?)は、あり難そうに回向柱に触り何かを一心に祈っているようだが、宝くじが当たりますようにとか、お金が貯まりますようになど、その内容は案外不純だったりして・・・オイラ回向柱に触れないものだから、そんな疑問を抱いちゃうよ~だ、フンッ。
回向柱に並ぶ善男善女の人、人、人・・・

山門の更にその先の先まで、何列にもなった参拝客がず~っと並んでおります。最後尾はと見ると、遥か向こうまで続いているってのに、30分から40分の待ち時間というのも当てになりませんなぁ。だってね、暫く傍でその様子を眺めていても、回向柱にしがみつく時間が結構長いので一向に前に進んで行く気配が無いもの。
こうなったら、人の良さそうなオジサン・オバサンの脇にヒョイと割り込もうかなとも考えたが、屈強なガードマンが「ズルは絶対に許さねぇ!」といった鋭い眼つきで睨みを利かせているから、小心者(正直者でもある)のオイラはそんなズルもできないのね。
本堂への参拝は余裕でできるっていうのにさ、回向柱のご利益とは凄いものですなぁ。まっ、グダグダ行ってもしょうがないから、今回は回向柱に触るのを諦め本堂へお参りでもしぃ~よ~っと。お賽銭は一万円ってね!(ウソ!)
触れた部位の病が治るとされる「おびんずる様(なで仏)」

善光寺にお約束の「おびんずる様」通称「なで仏」は、触れた部位の病を治してくれると言い伝えられている。ここを訪れる人々は己の悩める病の部位を撫で治りますようにと願いを込める。そのため、おびんずる様の体はすり減っていて、特に眼の部分は原型を留めないほどに変形している。
風聞では、おびんずる様の神通力はそれなりにあるらしいけれど、何事も「信じる者は救われる」でありますな。
不景気に揺れる今の日本、お気楽な政治家や官僚の皆様、是非一遍このおびんずる様の頭を撫でに来なさい。!
異常な熱気に近くの城山公園へと避難する住人の鳩

アラ?ハトさん達、こんな所にいらっしゃったのね?
ご開帳で一番迷惑しているのはきっとアナタ達なんでしょうな。ヒト、ヒト、ヒト・・・で参道に舞い降りる隙も無いものねぇ。
あまりにもの人間の多さに、きっと人見知りになってしまっちゃったのね?どう見ても元気が無いもの。
それにさ、ギャージンさんもかなり一杯来ているっていうじゃない?中にはアナタが大好物ってぇ方もいらっしゃるようだから無理もないわな。
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オイラ自慢じゃぁないが、生まれてこの方ご開帳とは殆ど縁が無かった。それというのも、地元に住んでいると何時でも行けるという気持ちがあったからに他ならない。
だけどね、人間五十を過ぎると、この先七年後なんてどうなってるか分かったもんじゃないと、フト最近気がつき(呑気なもんですなぁ)今年こそはご開帳に行ってみるべぇと思い立ったとまぁそういうことです。
ところが、思い切ったまでは良かったのだが、今日は28日だから・・・あれま!?後2~3日で終ってしまうんでないの?こりゃいけねぇってんで本日慌てて出かけて来たものの、道路は混んでいるし駐車場は満車だしで、ご開帳が行われている時の善光寺詣では難儀なものですなぁ。
善光寺本堂へと続く参道 ―本堂東側―

善光寺に向かって西側の道路はバスや自家用車やらで一寸ずり状態で駐車場は全て満車。仕方なく東側の長野大通り方面へと回り、城山公園北側の清泉女子高校前の道路へ路上駐車。
車を降り城山公園の脇をゆるゆると下って行くと、正面に善光寺の本堂が姿を現す。こちら側は本堂に向かって右側でつまり東側の入り口となる。
本堂正面の賑わいと比べ東側は普段と同じ閑散とした雰囲気を漂わせているが、その先、本堂をグルッと取り囲むように居並ぶ参拝客がその数の多さを物語る。「平日だから、ひょっとして空いているかな?」との予想が脆くも崩れそうな予感・・・
牛に引かれて・・・で有名な小林一茶の奉納句

参道を一寸入った右側には、俳人「小林一茶」によって奉納された句碑がひっそりと立っていた。有名な「春風や 牛に引かれて 善光寺参り」と「開帳に 逢ふや雀も 親子連(ずれ)」の2句である。
牛に引かれて・・・は知っていたが、"春風や"から始まるのだと、恥ずかしながら今教わった。これも善光寺のご利益であるかいな?
オイラの記憶では、この附近に、牛に引かれて・・・の牛の銅像が在ったはずなんだが、何処を探しても見つからない。ハテ?あの牛は何処に?
参道の脇で土産物を売っている老人に尋ねてみた。「確かこの辺に牛の銅像があったハズなんですがね、知りませんか?」
如何にも好々爺といったその老人は「あぁアレね、前はここにあったんだけど、大分前に他所に引っ越したわ」と仰る。
「へ~そうですか、引っ越したんですか」と答えてはみたが、「何処へ?どうして?」とその理由を聞くのを忘れてしまったアホなオイラです。
回向柱(えこうばしら)と善光寺本堂

平日なのになぁ、なんだぁ?この参拝客の多さは!?回向柱(えこうばしら)の前には、何列にもなった人の群れが遥か向こうまで延々と続いている。
案内のスピーカーでは「回向柱(えこうばしら)の待ち時間は30分から40分です。順番を守りお並び下さい・・・」と知らせている。「こりゃダメだ、回向柱に触るのを諦めるっきゃないか・・・」
ところでと、ここに並んでいる善男善女(果たして皆そうであるか疑問だな?)は、あり難そうに回向柱に触り何かを一心に祈っているようだが、宝くじが当たりますようにとか、お金が貯まりますようになど、その内容は案外不純だったりして・・・オイラ回向柱に触れないものだから、そんな疑問を抱いちゃうよ~だ、フンッ。
回向柱に並ぶ善男善女の人、人、人・・・

山門の更にその先の先まで、何列にもなった参拝客がず~っと並んでおります。最後尾はと見ると、遥か向こうまで続いているってのに、30分から40分の待ち時間というのも当てになりませんなぁ。だってね、暫く傍でその様子を眺めていても、回向柱にしがみつく時間が結構長いので一向に前に進んで行く気配が無いもの。
こうなったら、人の良さそうなオジサン・オバサンの脇にヒョイと割り込もうかなとも考えたが、屈強なガードマンが「ズルは絶対に許さねぇ!」といった鋭い眼つきで睨みを利かせているから、小心者(正直者でもある)のオイラはそんなズルもできないのね。
本堂への参拝は余裕でできるっていうのにさ、回向柱のご利益とは凄いものですなぁ。まっ、グダグダ行ってもしょうがないから、今回は回向柱に触るのを諦め本堂へお参りでもしぃ~よ~っと。お賽銭は一万円ってね!(ウソ!)
触れた部位の病が治るとされる「おびんずる様(なで仏)」

善光寺にお約束の「おびんずる様」通称「なで仏」は、触れた部位の病を治してくれると言い伝えられている。ここを訪れる人々は己の悩める病の部位を撫で治りますようにと願いを込める。そのため、おびんずる様の体はすり減っていて、特に眼の部分は原型を留めないほどに変形している。
風聞では、おびんずる様の神通力はそれなりにあるらしいけれど、何事も「信じる者は救われる」でありますな。
不景気に揺れる今の日本、お気楽な政治家や官僚の皆様、是非一遍このおびんずる様の頭を撫でに来なさい。!
異常な熱気に近くの城山公園へと避難する住人の鳩

アラ?ハトさん達、こんな所にいらっしゃったのね?
ご開帳で一番迷惑しているのはきっとアナタ達なんでしょうな。ヒト、ヒト、ヒト・・・で参道に舞い降りる隙も無いものねぇ。
あまりにもの人間の多さに、きっと人見知りになってしまっちゃったのね?どう見ても元気が無いもの。
それにさ、ギャージンさんもかなり一杯来ているっていうじゃない?中にはアナタが大好物ってぇ方もいらっしゃるようだから無理もないわな。
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