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アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ツルニチニチソウ (蔓日日草)

2007年02月24日 | 誕生花
   

<2月24日の誕生花>
  ツルニチニチソウ
   ・夾竹桃(きょうちくとう)科
   ・学名 : Vinca major
         Vinca = ツルニチニチソウ属
         major = 巨大な、より大きい
   ・原産地 : 地中海沿岸
   ・別名 : ビンカ
   ・英名 : Vinca, Periwinkle, Greater Periwinkle

<花言葉>
  幼馴染み、朋友、楽しき思い出、優しい思い出

今日の誕生花、ツルニチニチソウの
花色は、淡青、紫青、淡紫です。

開花時期は、3月頃~6月頃。

花冠は5つに裂け、プロペラのような形になるのですね。
花の中心には五角形の溝のような部分があり、
その中には細かい毛がたくさん生えています。

ツルニチニチソウ。
その名の通り、茎には光沢のある葉が密生して垂れ下がります。
花がつく茎のツルは、長くてもせいぜい50センチくらいですが、
花の咲かない茎は、長いもので1メートルほど伸びるようです。

ハンギングバスケットでも楽しめますし、
グランドカバーにも、よく使われているみたいですね。

花や葉が小さめで、萼片に毛がないものは、
ヒメツルニチニチソウ (姫蔓日日草: Vinca minor)
と呼ばれています。

植物の世界では、同じ種類の中でも
小さめの方が「ヒメ(姫)」と呼ばれることが多いですね。
素敵なネーミングだと思います。

アンズ (杏)

2007年02月23日 | 誕生花
   

<2月23日の誕生花>
  アンズ
   ・薔薇(ばら)科
   ・学名 : Prunus armeniaca
         Prunus = サクラ属
         armeniaca = 小アジアのアルメニアの
   ・原産地 : 中国
   ・別名 : 唐桃(カラモモ)
   ・英名 : Apricot

<花言葉>
  遠慮、気後れ、処女のはにかみ、乙女の恥じらい、
  誘惑、疑い、慎み深さ、独立

今日の誕生花、アンズは
10月2日の誕生花でもあります。
花色は、白、淡紅です。

桜と同じ薔薇科ということもあるのでしょうか、
アンズの花は、桜にとてもよく似ています。
また、桃か梅の花とも見まごうかもしれません。

アンズの花が咲いているなどとは思わずに、
早咲きの桜かと勘違いしている可能性もアリですね。

アンズの花は、開花時、
ガクがはっきりと反り返るのだそうです。
この点は、桜や梅などと異なるため、
アンズの花を見分ける大きなポイントになると思います。

「杏」という文字から連想できるもののひとつに、
杏仁豆腐があると思います。
文字通り、アンズ類の種、つまり杏仁(きょうにん)や、
アーモンドの粉から作る杏仁豆腐が元々だそうです。

杏仁とアーモンドは香りがよく似ているため、
既製品の杏仁豆腐には、
アーモンドエッセンスが使われていることが多いとか。
家庭で作るレシピの多くも、
アーモンドエッセンスまたはアマレット
を使用しているようですしね。


※ アマレット = アーモンドの香りがするイタリアのリキュール

ムクゲ (木槿)

2007年02月22日 | 誕生花
   

<2月22日の誕生花>
  ムクゲ
   ・葵(あおい)科
   ・学名 : Hibiscus syriacus
         Hibiscus = フヨウ(ハイビスカス)属
         syriacus = シリア(小アジア)の
   ・原産地 : 中国、インド
   ・中国名 : 木蓮(ムージン)
   ・韓国名 : 無窮花(ムグンファ / ムキュウゲ)
          (大韓民国の国花)
   ・英名 : Rose of Sharon, Althea, Althaea

<花言葉>
  デリケートな愛、デリケートな美、繊細美、
  勧誘、説得、説法、尊敬、柔和、信念

今日の誕生花、ムクゲは
10月28日の誕生花でもあります。
花色は、白、黄、紅紫、淡紅、淡紫と多彩。

5花弁の他、八重などがあります。

開花時期は、6月下旬頃から9月頃。
暑い頃に咲く花ですが、寒さにも強い植物です。
乾燥に強く、荒れ地でも美しい花を咲かせます。

花は、未明の頃に開き夕方にはしぼむ一日花ですが、
翌日には別の花がたくさん咲くのため、
ずっと咲いているかのように見えるのですね。

たった一日だけ咲く花、ムクゲ。
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」
と表現されることもあり、
うたかたの栄華や、人の世のはかなさの
例えとなっています。

ムクゲ自体は、尊敬に値するくらい
強く生きる信念があり、
そして花は、美しく、はかない。

そんなムクゲに、つい誘われて、
しばし見入ってしまいそうです。。。

ネモフィラ

2007年02月21日 | 誕生花
   

<2月21日の誕生花>
  ネモフィラ
   ・はぜりそう科
   ・学名 : Nemophila insignis
         Nemophila = ネモフィラ属
         insignis = 際立った、目立った
   ・原産地 : 北アメリカ西部 (大正時代はじめに渡来)
   ・別名 : 瑠璃唐草(ルリカラクサ)、
        小紋唐草(コモンカラクサ)
   ・英名 : Nemophila, Baby-blue-eyes,
        California Blue-bell

<花言葉>
  どこでも成功、常なる成功、愛国心、
  可憐、荘厳、他人思い

今日の誕生花、ネモフィラの
花色は、淡青色、白、紫、白地に青の覆輪、等です。

青い花は、オオイヌノフグリを大きくしたようなカンジです。

開花時期は、3月下旬頃~6月頃。
地域によっては、もう少し早く開花する場合も。

Nemophila は、ギリシャ語で「森を愛する」という意味で、
「nemos (小さな森)」と「phileo (愛する)」が語源。
きっと、ネモフィラは森が大好きなのでしょうね。

ネモフィラは、とても丈夫です。
肥料もほとんど必要ありません。
日光と少しの水分だけで成長し、
綺麗な花を、たくさん咲かせてくれるのです。

でも、激しい雨だけは苦手のようです。
ジトジトした湿気の多い土壌も得意ではありません。

場所によっては、
まるでブルーのじゅうたんを敷き詰めたような、
そんな光景をも目にすることができます。

花言葉の「どこでも成功」や「常に成功」が示すように、
ネモフィラの花も、どのようなところでも生息可能で、
常に綺麗な花を咲かせてくれるのでしょうね。

カルミア

2007年02月20日 | 誕生花
   

<2月20日の誕生花>
  カルミア
   ・躑躅(つつじ)科
   ・学名 : Kalmia latifolia
         Kalmia = カルミア属
         latifolia = 幅広の葉をもつ
   ・原産地 : 北アメリカ
   ・別名 : 亜米利加石楠花(アメリカシャクナゲ)、
        花笠石楠花(ハナガサシャクナゲ)、
        スプーンの木
   ・英名 : Kalmia, Calico bush

<花言葉>
  大志をいだく、野心、野望、優美な女性

今日の誕生花、カルミアの
花色は、淡紅、桃、白です。

開花時期は、5月頃~6月頃。

「Kalmia(カルミア)」は、
18世紀のスウェーデンの植物学者である
ピーター・カルム(Kalm)さんの名前にちなんでいます。
このカルムさん。
植物分類学の祖といわれるリンネの高弟なのです。

アメリカの先住民族が、
この木の根からスプーンを作ることから、
「スプーンの木」とも呼ばれるのですね。

つぼみは、星形の口金で絞り出したクリームのような
形をしています。
金平糖(こんぺいとう)と形容されることも多いです。
口当たりの軽い砂糖菓子かメレンゲのイメージかも。。

花が開くと、日傘を内側から見たような感じに似ています。
盛りの頃は、たくさんの花が密集して咲くので、
とても華やかになりますね。

園芸品種のひとつオストボレッドは、
つぼみが濃紅色で、花が淡桃色という
やや存在感のある色をしていることもあり、
一番人気のようです。

初夏の候、甘美な彩りを演出してくれる花、
カルミア。

プリムラ・ポリアンサ

2007年02月19日 | 誕生花
   

<2月19日の誕生花>
  プリムラ・ポリアンサ
   ・桜草(さくらそう)科
   ・学名 : Primula polyantha
         Primula = サクラソウ属
         polyantha = 多くの花をもつ
   ・原産地 : ヨーロッパ
   ・別名 : 静養桜草(せいようさくらそう)
   ・英名 : Primula, Fairy primrose

<花言葉>
  可憐、可憐な生き方、青春の喜びと悲しみ、
  無言の愛、富貴、少年時代の希望、神秘な心、
  美の秘密、悲痛、うぬぼれ

今日の誕生花、プリムラ・ポリアンサの
花色は、赤、桃、橙、黄、紫、青、白、と多彩です。

花の大きさは径6~8センチと、わりと大きめですね。
中には、径10センチのものもあるようです。
小振りなタイプは、「プリムラ・ジュリアン」と呼ばれています。

開花時期は、12月頃~5月頃。

「Primula(プリムラ)」は、「primos(最初)」が語源です。
早春に、他の花に先駆けて咲くことから名付けられたようです。
寒い季節に色とりどりのプリムラ・ポリアンサは、
とても嬉しいですよね。

種名の「polyantha(ポリアンサ)」は、
ギリシア語の「polyanthos(多花性)」が語源です。

たくさんの花をこんもりと咲かせます。
満開時には、葉が見えないくらいになりますね。

世界中に500種類ほどあるといわれるサクラソウ。
プリムラ・ポリアンサは、その仲間です。

ポリアンサは、ヨーロッパの品種を交雑させて、
イギリスで改良された品種とされています。

小さな白いポットに入ったプリムラ・ジュリアン。
私が結婚して初めて買った土植えのお花でした。
次から次へと、とてもたくさんの花を咲かせてくれたので、
毎日元気そうなお花を見るのが、とても楽しみでした。

キンギョソウ(白) (金魚草)

2007年02月18日 | 誕生花
   

<2月18日の誕生花>
  キンギョソウ
   ・胡麻葉草(ごまのはぐさ)科
   ・学名 : Antirrnum majus
         Antirrnum = キンギョソウ属
         majus = 巨大な,より大きい
   ・原産地 : 地中海沿岸 (江戸時代後半に渡来)
   ・別名 : アンテリナム、アンティリヌム、
        コモン・スナップドラゴン、
        スナップドラゴン
   ・英名 : Snapdragon

<花言葉>
 (白いキンギョソウの花言葉)
  清純な心

今日の誕生花、キンギョソウの
花色は、白限定です。
その他に、紫紅、赤、桃、黄、橙があり、とても多彩です。
どの花色もとても鮮やかですね。
鮮やかなのに、強すぎない。。

キンギョソウは、
7月2日と、1月8日の、誕生花でもあります。

開花時期は、3月頃~6月頃。
秋咲きもあります。

日本では、金魚の形に似ていることから、
「金魚草」 と名付けられました。
空中を泳ぐ金魚。。

いくつかのタイプがあります。
背丈の高いもの低いもの、
ある程度伸びて垂れ下がるもの、など。
選べば、ハンギングも可能ですね。

種子からは、オリーブと同じくらい
良質の油がとれるといわれています。

ヨーロッパでは、魔よけの草とされ
「スナップドラゴン(パクパクと噛みつくドラゴン)」
と呼ばれています。
ぶらさげておくと、魔法にかからないと信じられていたとか。

スナップドラゴンなので、
邪気などをパクパクと食べてしまうイメージなのでしょうか?

「パクパク」のイメージは、金魚と共通ですね。

白いキンギョソウ。
まるで緑の中のフリルのよう。。。

マーガレット

2007年02月17日 | 誕生花
   

<2月17日の誕生花>
  マーガレット
   ・菊(きく)科
   ・学名 : Chrysanthemum frutesceus
         Chrysanthemum = キク属
         frutesceus = 低木状の
   ・原産地 : カナリア諸島
   ・別名 : キダチカミツレ、キダチカミルレ (木立)
   ・和名 : 木春菊(もくしゅんぎく)、お玉菊(おたまぎく)
   ・英名 : Marguerite

<花言葉>
  心に秘めた愛、誠実、貞節、慈悲、予言、真実、恋占い、
  真実の愛、愛の誠実、誠実な心、嘘のない友情

今日の誕生花のマーガレットの
花色は、白、薄桃、桃、赤、黄、橙です。

開花時期は、4月頃~7月頃。

何年も越冬できて大株になってくると、
茎が木質化して、低木のようになるそうです。

わが家の植物たちの一部・・・
ゼラニウム、ローズゼラニウム、ペラルゴニウム、
アブチロン、ブーゲンビリア、紫式部
・・・が木になっているので、
木質化したマーガレットも想像してみました。。

マーガレットという名前は、
ギリシャ語の「マルガリーテ(真珠)」に由来しているそうです。

真珠が出てきたので、ちょっと脱線(?)して、
真珠の宝石言葉を調べてみました。

抵抗力、防御、免疫力、恋愛、芸術的才能

真珠は、貝に守られていることから、
抵抗力や免疫力を高めるとされているそうです。
また真珠には、愛する人の波動が入っているとされ、
恋を成就させるお守りにもなるとか。

このような意味を持つ真珠が語源のマーガレット。
その清楚な姿と花言葉が、とてもしっくりきます。



以下、余談です。

マーガレットとコスモスは、私の大好きなお花なのですが、
なんと、マーガレットコスモスという名前のお花もあるのですね!
このマーガレットコスモス。
別名を「ガモレピス」と言うそうです。

茎がひょろっとしている様は、コスモスによく似ています。
花のイメージは、どちらかというとマーガレットに似ています。
葉もマーガレットに似ています。
全体的に黄色いマーガレットというイメージなのですが、
マーガレットよりも、花びらが細めのようです。
また、ユリオプスデージーにも似ています。
と、とってもややこしいお花なのですが。。

花だけをよ~く見てみると・・・
マーガレットコスモスは、
花の中心部が一番大きく盛り上がっているように見えます。

園芸店などでは、「イエローエンジェル」という名前で
取り扱われているものもあるようですね。

ゲッケイジュ (月桂樹)

2007年02月16日 | 誕生花
   

<2月16日の誕生花>
  ゲッケイジュ
   ・楠(くすのき)科
   ・学名 : Laurus nobilis
         Laurus = ゲッケイジュ属
         nobilis = 気品のある、立派な
   ・原産地 : 南ヨーロッパ、地中海沿岸
   ・別名 : ローリエ、ローレル
   ・英名 : Bay laurel

<花言葉>
  栄光、輝ける将来、勝利、名誉

今日の誕生花、ゲッケイジュの
花色は、淡黄、黄です。

開花時期は、4月頃~5月頃。
10月頃、実が暗紫色に熟します。

葉や茎には芳香があります。
葉は乾燥させて、香辛料として使われます。
香りづけや臭み抜きとして、
洋風煮込み料理などによく使われますね。

雌雄異株です。
なぜか日本には雌株が少ないそうです。

順調に育つと、5メートルにもなるそうです。
鉢植えとして栽培されているものは、
そこまで大きくならないようですが…。

葉のついた若枝で作られた冠が、いわゆる月桂冠で、
オリンピックやマラソン競技などの勝者に贈られますね。

古代ギリシャで、月桂冠を勝利と栄光のシンボルとして
勝者や優秀な者達の頭にのせたことが、
現代までずっと受け継がれているのですね。

ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語から、
ギリシャ・ローマ時代の頃より
ゲッケイジュは神聖視されてきているようです。


★アポロンとダフネの物語 (ウィキペディアより)

ダフネは、テッサリアのペネイオス河の娘である。

アポロンがエロスをからかったことから、
エロスはアポロンへの仕返しに、
黄金の矢(愛情を芽生えさせる矢)でアポロンを撃ち、
鉛の矢(愛情を拒絶させる矢)でダフネを射た。

このため、アポロンはダフネに愛情を抱いたが、
ダフネはアポロンの愛を拒絶した。エロスの悪戯によって、
アポロンは彼女を奪おうと追いかけ続け、
ダフネも必死に逃げ続けた。

しかし、ダフネの体力が限界に近づき、
ついにはペネイオス河畔に追いつめられたため、
ダフネは父・ぺネイオスに祈って助けを求めた。

追いつめたアポロンがダフネの腕に触れかけたとき、
娘の苦痛を聞き入れたぺネイオスにより、
ダフネは月桂樹に身を変じた。

失意のアポロンは「せめて私の聖樹になって欲しい」と頼むと、
ダフネは枝を揺らしてうなずき、
月桂樹の葉をアポロンの頭に落とした。

この故事により、デルポイのピュティア祭の優勝者には、
月桂冠が与えられることになった。


ミツマタ (三叉)

2007年02月15日 | 誕生花
   

<2月15日の誕生花>
  ミツマタ
   ・沈丁花(じんちょうげ)科
   ・学名 : Edgeworthia chrysantha
         Edgeworthia = ミツマタ属
         chrysantha = 黄色い花の
   ・原産地 : 中国中南部、ヒマラヤ地方
   ・別表記 : 三椏
   ・漢名 : 黄瑞香(きずいこう)
   ・英名 : Paper bush

<花言葉>
  意外なこと、意外な思い、強靭、壮健

今日の誕生花、ミツマタの
花色は、黄です。
また園芸品種には、花の先が赤い
ベニバナミツマタなどもあります。

開花時期は、3月頃~4月頃と、
桜の花と同じ頃です。

花は、蜂の巣がぶら下がったような形をしています。
筒状に発達した萼(がく)が主体で、
花弁はありません。

また、花には芳香があります。
香りで春を告げてくれる植物のひとつですね。
(沈丁花科ですものね♪)

太い枝が三本に枝分かれするところから
ミツマタと名付けられました。

製紙原料として有名。
樹皮の繊維から作った紙は、
しわになりにくく虫もつかないので、
紙幣や証紙などの高級紙の原料になっています。

枝の表皮をはいで乾燥させ、漂白したものは、
生け花の材料に使われています。

何とも不思議な形のお花です。
満開になると、まるで丸くて大きな飾りのような。。

花言葉を見ると、何やら「意外」な植物のようです。
なぜ、そう言われるようになったのでしょう。
花の形が意外だったから?
枝が、どれもきれいな三つ叉だから?
とても良い香りがするから?
それとも。。?