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アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

魅惑の音色

2008年01月24日 | 音楽
昨日降った雪の名残が、かすかに見える中、
近所の友人と銀座へ行ってきました。

11時オープンのレストランにて、まずランチ。
早く行って、大正解!
アッという間に、店内は満席状態になりました。

香草がふんだんに使われたお料理を、口に運びながら、
溢れ出す話題に、次々と花を咲かせて……。

お店を、いくつかハシゴして、
食器類や雑貨など、あれこれ見て回りました。

楽しかった~~♪
買ったのは、とっても実用的なモノでしたが。

彼女の用事が済むまで、私は山野楽器へ。

楽譜を見るつもりで入ったのですが、
クラシックCDのフロアに、足が向きました。

「ピアノ曲」のコーナーで、私の目に飛び込んできたものは、
ヴィルヘルム・ケンプ氏の「ベートーヴェン全集」でした。

オリーブさんのブログ で紹介されていた、
ケンプ氏が演奏する「テンペスト」。
これが、とても、とても素晴らしくて!!

ケンプ氏の演奏は、 コチラ から、どうぞ♪

そのようなことがあり、私は思わず、
ケンプ氏演奏のCDを、さがしてしまいました!

ベートーヴェンのピアノソナタ集を発見!
「悲愴」「月光」「ワルトシュタイン」「熱情」

しかしぃ~、わが家には、同じ曲目のCDが3枚はあります。
もう1枚、同じ曲目のCDを増やす?

ケンプ氏のベートーヴェンが、他にないか、
繰り返し、並んでいるCDを、見てみました。

残念なことに、お手頃なCDは、見つからず。

ケンプ氏のベートーヴェン。
すごく、すご~く、悩みました。
悩みながら、他のCDにも目を向けてみたところ・・・

ケンプ氏のブラームスを、発見!
「8つの小品 Op.76」「幻想曲集 Op.116」
「3つの間奏曲 Op.117」「4つの小品 Op.119」

こちらの曲目も、CD2~3枚は、持っております…。

と、さらには、ブラームスのワルツ集のCDも、発見。
こちらのピアニストは、エフゲニ・ザラフィアンツ。

他の棚も、見れば見るほど・・・・・。
すごく、すご~く、悩みます。

最終的には、ケンプ氏とザラフィアンツ氏のブラームスを
買いました。

そして、山野楽器のおとなりは、銀座木村屋總本店。

習ってみたい楽器

2007年09月26日 | 音楽
2007年9月22日付「NIKKEI プラス1」の
第1面に掲載されていた記事です。

《プラス1 暮らし委員会》なるコーナーで、
「習ってみたい楽器」というタイトル。


<ランキング トップ5>

 1位 ピアノ
 2位 ギター (エレキ、ベースは除く)
 3位 ウクレレ
 4位 サックス
 5位 バイオリン

(有効回答数、840) 


ピアノ は、ダントツ1位ですね。
有効回答の半数くらいはピアノです。

ここでも、「のだめカンタービレ」の影響が大のようです。
40代男性などは、脳の活性化やボケ防止のためとか…。

2位の ギター (エレキ、ベースは除く)は、
50代男性に人気のようです。
学生時代の経験や青春を謳歌したいとの理由で。

そして、3位の ウクレレ は、
40代女性に人気のようですね。
その理由としては、ハワイにいる気分になれるから……。

4位の サックス は、
演奏している姿が絵になり、カッコイイという理由等で、
30代女性に人気。

5位の バイオリン は、
小さい頃からただ憧れて、という理由も多いようです。

アンケートに寄せられた楽器の種類は、
50を超えたのだとか!!

ケーナや三線(さんしん)などの楽器も、
含まれているようです。

50種類の楽器って、結構凄いですよね~!
それも、これから習ってみたいと思う楽器ですから。

あなたは、楽器、50種類、
すぐに思いつきますか?

かくれんぼ

2007年08月08日 | 音楽
音符のない楽譜があったなら、
誰もが、驚くことでしょう。

それなのに、休符のない楽譜が目の前にあっても、
休符がないことには気づくことなく、
多くの人が通り過ぎているみたい。。

楽譜の中に、休符があれば、
時には、音符よりも
大きな存在感であるにもかかわらず…。

リコーダー

2007年08月06日 | 音楽
次回のピアノ練習会に向けて。

バッハのプレリュードに合わせて、
リコーダーで、グノーのアヴェマリアの旋律を・・
という話が持ち上がりました。

少々埃をかぶっていた息子のリコーダーを借りて、
早速、吹いてみました。

ソプラノのリコーダー。
音が。。。足りないかも!?

ハ長調なので、おそらく、足りない…。

一番下のドの音よりも低い音になる場合、
その前後の音も考慮して、適当にオクターブ上げてみたり…。
(グノーさん、ゴメンナサイ。)

久しぶりに吹いた、リコーダー。
思っていた以上に、大きな音が出るのよね。

わが家のネコは、リコーダーの音がキライみたい…。
あまり好きではない周波数なのかも?
ピアノの音は大好きなのにね。

高いソが、まだキレイに出ないわぁ。
それに、高い音から、いきなり低い音へ移ると、
うまく音が出なかったり……。

それでも、楽しい♪

身近なリコーダーとピアノで、
合わせものを楽しめるかもしれないと思うと、
すっごく嬉しいです♪♪

楽しみが、またひとつ増えて、わくわくしています。

ベース音

2007年08月04日 | 音楽
耳慣れている音楽を、何となく聞いていて・・・
「あれれ?」

聞き慣れない旋律が、耳に響いてきます。

一番下のベースラインの旋律が、横に繋がって、
音の方から私の耳に入ってくるのです!

私は、ついつい主旋律にばかり耳がいってしまい、
他のパートの音は聞こえたにしても、
主旋律との兼ね合いで聞こえてくるような感じでした。

ベースラインの音は、もしかしたら、
主旋律の次に聞きやすい旋律かもしれません。

それでも、嬉しい!

そして、やはり、かなりの確率で、
中声部は、難しい。。?

音符と音

2007年07月24日 | 音楽
ブラームスのピアノ作品。
かなりの部分は、結構シンプルだと思います。

「え゛~~!?」という声が聞こえてきそうですが……。

私は、まだ、ほんの一部のピアノ曲しか知りませんが、
その少ない中では、そう感じました。

楽譜を見ると、確かに、音符 の数は多いと思います。
でも、 は、それほど多くはないんです。

たとえば、オクターブ。
これは、音だけで考えると「ひとつ」ですよね。
ただ、高さが違うだけ。

そのようにして、ひとつの和音において、
同じ手の中で、また、左右両方の手に共通して、
同じ音が鳴っていることが、結構あります。

だから、音符は6つあっても、音は3つだったり。

こういう構成を「シンプル」と表現するのが
正しいかどうかは、よくわかりません。

ただ、音符の多さイコール音の多さ
ではないということなのですね。

「そんなの、当然でしょ!」
などと言わないでください。

知識のないド素人の私にとっては、
ちょっとした発見でもあるのですから。

こういうことは、知識の乏しいド素人だからこそ、
無謀に言える戯言なのかもしれませんネ。。

果てしない音楽

2007年06月06日 | 音楽
短調の曲って不思議ですよね。

聴いていると、心に入ってきますし、
演奏するときは、
自分の内面から何かを表現しているように感じます。

長調の曲はというと、基本的に楽しい音楽ですよね。
リズミカルでスキップしたくなったり、
旋律に包まれるような感じで、心が安らいだり…。

モーツァルトの音楽は、
胎教に良いとか、癒しの効果があるとか言われています。

もちろん、モーツァルトの才能のなせる業ではありますが、
長調の作品が多いということも、
もしかしたら、ひとつの要因なのでは?
・・・なんて思ったりもしています。

ブラームスやシューベルトの作品には、
長調なのか短調なのか、よくわからなくなる曲が
結構たくさんあるように思います。

長調なのに、部分的に短調的な要素を含んだ曲。
短調なのに、部分的に明るさを感じさせる曲。

このような構成(?)の効果というのは、
思っている以上に大きいのかもしれませn。

ほんのちょっとした加減なのですが、
不思議だなぁ~と、いつも思っています。

そしてまた、同じ音楽であるにもかかわらず、
その時々で響いてくるものが変わったり、
年齢を重ねるにつれて、捉え方が変わってきたり、
というようなこともありますよね。

それは、音楽自体はずっと同じなのに、
聴く人の気持ちの方が変わっているから…。

音楽。
それは、とっても摩訶不思議。
そして、とっても素晴らしい!

その魅力はとても、とても大きくて、
果てしない宇宙より、もっと広く限りなく。。

子守唄の調 ②

2007年05月21日 | 音楽
子守唄の調 で「HELP!」と控えめに叫んでみたところ、
メールが1通届きました。
どうもありがとうございました。

とても素敵にまとめられた文章なので、
そのまま、こちらに掲載する方が良いくらいです。
しかし、敢えて、私の駄文に
変換させていただくことをお許しください。

西洋と日本とでは、
子守唄を歌う人の立場が違うのかもしれません。
西洋では、基本的に幸せな母親の歌であるのに対して、
日本では、子守役を担った姉や奉公人のことが多く、
子守唄を歌う当人には幸福感が同居しないのかもしれません。

ですから、日本の子守唄は、
労働歌の一種のような位置づけなのかもしれないのですね。



奉公人(子ども)の歌で、真っ先に思い浮かぶのは、
「五木の子守唄」です。
この歌は、労働歌そのもののように思えます。

子守唄ではなく、子どもが母を想う歌もまた、
短調が多いように感じています。

母を想う子が、どのような状況にいるのかは、
よくわかりません。

でも、もしかしたら、子守唄と対になっていて、
奉公先で母を想いながら歌っている・・・。
そんな光景が、ふと浮かんできました。

以下は、江戸時代から、ずっと歌い継がれてきた子守唄です。

  ねんねんころりよ おころりよ
  ぼうやはよい子だ ねんねしな

  ぼうやのおもりは どこへいった
  あの山越えて 里へいった

  里のみやげに なにもろた
  でんでんたいこに しょうの笛


貧しさと悲哀感が漂う日本の子守唄。

現代では、このような短調の子守唄を、
不快なものと捉えて眠れない子もいるのだとか。

つまり、子守唄にならないわけです。

明るく綺麗な音楽の中で眠る方が良いかもしれません。
しかし、短調の音楽が「不快な響き」として
捉えられてしまうことに、少しだけ、私は寂しさを感じます。

子守唄の調

2007年05月20日 | 音楽
子守唄と言われて、一番最初に思い浮かぶのは、
どんな曲でしょうか?

いわゆる子守唄かもしれませんし、
自分だけの子守唄もあると思います。

有名な子守唄を思い浮かべてみましょう。

日本の子守唄。
短調の曲が多くありませんか?

歌のサークルのとき、
何故、日本の子守唄には短調の曲が多いのか?
ということを先生に質問してみたところ、
「短調の方が心に入ってきて馴染むからかも…。
 長調だと眠れないかもしれない。。」
というような回答をいただきました。

確かに、短調の方が心に入ってくるように感じます。

それにひきかえ、世界の子守唄で、
有名な作曲家の曲になると、
ブラームスも、シューベルトも、モーツァルトも、
皆、長調ですね。

では何故、ヨーロッパの有名な子守唄には
長調が多いのでしょう?
単なる文化の違い?

私は、とても興味深く感じています。

何かご存じの方がいらっしゃいましたら、
是非ぜひ、教えていただきたく存じます。

ちょっぴりモダンなクラシック

2007年05月02日 | 音楽
ロシアのチェリストであり指揮者やピアニストでもある
ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチ氏
が亡くなったのは、つい先日の4月27日。
モスクワの病院にて、でした。

ロストロポーヴィチ氏の父親はチェリストで母親はピアニスト
という、とても恵まれた環境で音楽を学んだのですね。

親日家でもあり、指揮者の小澤征爾氏とは特に親しかったとか。
日本の皇室とも親交が深かったようです。

彼のチェロ演奏が含まれるわが家のCDの1枚に、
ブラームスのチェロソナタがあります。

収録されている作品は、2つ。
  チェロソナタ 第1番 ホ短調 op.38
  チェロソナタ 第2番 ヘ長調 op.99
です。

第2番ヘ長調の第2楽章には、
モダンな旋律がちりばめられています。
この曲の一部を、ふと小耳にはさんだら、
クラシックとは思えないかもしれません。

私の場合、聴いているだけで、
心がしっとりと弾んでくるような感じがします。

一般的なブラームスのイメージを考えると、
ちょっと意外なブラームスかも。。♪

ロストロポーヴィチ氏のチェロと
ルドルフ・ゼルキン氏のピアノ。
とても味わい深い組み合わせだと思います。

わが家にあるCDは、西ドイツ製。
時代を感じます。

多分、同じ内容のCDが、今年2月に
ユニバーサル ミュージック クラシック
から発売されたようで、価格もお手頃。

オススメです☆
(私は回し者ではありません!。。。念のため。。笑)