with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第78話《ビール作りに歴史をかんじますね~》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

パンフレットを受け取った通路には世界地図。

こんなに世界中でハイネケンは楽しまれているんだね。

改めてその人気に驚き 進んで行くと前方は暗い入口。バーカウンターのような作りの部屋で動画が流れているよ。

アムステルダムでハイネケンが生まれたお話らしい。

カウンターで真剣に動画を見てる人たち。私もちょっと見てました。

「全然どんなお話なのか分らない

こういう時はちょっと残念。でもここを体感することが喜びだもの。

「たとえ分からなくてもワクワク


それから階段を上がって進んで行くとビールの原材料のホップが飾られてます。

手に取って見せてくれて説明をしてくれてます。

「こんなにじっくり見るのは初めて 毎晩頂いているのにね」

そしてその先に進んで行くと巨大な宇宙船みたいなものが並んでいるよー

「何なの この大きなのは

ここの部屋こそがビールの醸造所。この中でビールが出来るんだね。

スタッフがいろいろとビールが出来るまでを説明してくれているよ。


「製造途中のビールかな

「『今、出来たて』みたいなのをテイスティングしちゃったよ

説明なんて分からないのにテイスティングだけはちゃんとしちゃう。私ってちゃっかりしてる。



「何だかまだビールの苦みが少なくてあんまり美味しくない」

「でもちゃんとアルコールだね

この感動を伝えたくて写メールでこの凄い醸造所の光景を送信

「すぐに返信メール」何も説明しなくてもここがどこだかすぐに分っちゃったみたい。

「やっぱり分っちゃうよね

一人旅でも今って世界がこうして繋がってるから寂しくないよね。


次の進路に沿って進んで行くと、

「どうしてこんなに人が並んでいるの」列が出来る程にみんな順番待ちしています。

「ここは遊園地のアトラクションじゃないんだけどなあ」

順路は決まっているから並んで待つしかないみたいです。

「急いでいるわけじゃないし待ってみましょ

20人位ずつまとめて案内されて中に入って行きます。 

「ますます謎だなあ

「私の番が近づいて来たよ。」

「一体この中はなんだろう・・・」ちょっぴり不安もよぎってきます。


順番がきたみたい

前の人に続いて中に入ってみると、手摺りつきの段差のある床に見学の人達が立っているよ。

みんな水槽の方を向いている。

「何が始まるの

「手摺りがあるって・・・ つまり動くんだよね」

「まさか上下するの」ちょっと不安になって来ちゃうよね。

「だってジェットコースターみたいなアトラクションはあんまり得意じゃないんだもの」

「激しいのはダメだからね

すると水槽だと思っていたスクリーンに男性が映って楽しそうに話し始めました。

「もちろん分かりません

なんか「一緒に行こう」って誘っているみたい。

さすがに動画が進んでいくうちに何となく何を意味してるのか分かって来ましたよ。

「これからみんなで醸造所のビールを体感するんだ~ 私達はビールなんだ~


「ビールの私たちはどこまで泳いで行くの

「ビールのプールなんて何か楽しい

瓶詰めにされて箱に収まっちゃった。みんなの笑い顔 喜ぶ声

言葉は分らないけれど、案内役の楽しいトークの雰囲気が伝わってきて一緒に笑っています。

彼と一緒にビールの中を泳いだ後は、ガタガタとコンベアーで運ばれちゃう。

「キャー楽しい

このあとハイネケンは世界中に飛んで行くのね。


楽しいアトラクションが終わって次の部屋へ移動。

「オー ビールが用意されてます

プロが注いでくれたビールをティスティングらしい。

「すぐに飲ませてはくれないんですよ

美味しいグラスへの注ぎ方を教えてくれているみたいです。

そして美味しい飲み方の説明をすべて聞き終わったらやっと飲める。

「まだ もう飲もうよー」だって意味が分らないから聞いたって聞かなくたって同じだもの。

「すみません。自分が分からないのに

やっとお話が終わって、グラスにビールを注いでくれて頂けることに

「わあ~ これって無料で頂ける2杯とは別

「合計3杯頂けちゃうの

この見学は午後にくることをお薦めです。

午前中だと酔っちゃって午後からのプランが大幅に狂っちゃることもあり得るからね。

「午後に来てよかったうへへ

 

 

 

 

続く

 


第77話《そろそろホテルに戻って午後の予定です》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

アムステルダムアレナは充実ツアーでした 

オフィシャルショップはいつも通り隅々までチェック。

でも今日はこれで終わりではありません。まだまだこれから

それにダッチウェザーと言っても傘が必要ない程の雨が時々降るだけです。

「来た道を戻るぞー 午後からまた叶えたい予定があるもの


オフィシャルショップの後って両手にお土産。だから一旦ホテルに戻ります。

それからあらためて、かなり楽しみにしているハイネケンエクスペリエンスに向かいますよ

トラムは別の番号に乗り換えが必要だから、ホテルに戻ったとしてもあまりロスはないしね。

こんなフットワークの良さもOV-chipkaartのお蔭ですね。

手軽にトラムや地下鉄に乗車出来ちゃう


地下鉄の駅に戻ると、ここにもコロッケの自動販売機があることに気が付きました

「そろそろお昼だ。 お腹が空いてきたなあ



この自動販売機は本当に便利です。駅の構内にも街の通りにもあるんですよ

温かいところがまた嬉しいですよね。

思わずチーズコロッケを購入 ほおばりながらトラムの停留所へ。

「ちょっとお行儀が悪いかな

「でもこんな食べ方が美味しいんですよね

私もアムステルダムの交通に慣れてきたし、コロッケを食べながらなんて

「アムスっ子みたい


ホテルに戻ったらアムステルダムアレナのお土産を整理。

「さあハイネケンエクスペリエンスに向かいま~す

今回も乗車するトラムの番号が違うから初めての景色。

「と言うことは

路線図と付き合わせながら、慎重に下車する停留所をチェック。

これが英語よりちょっと苦労するところかな。

発音出来ない分、記憶し辛くて少し慎重になってしまいます。


ハイネケンエクスペリエンスも、ホテルからは路線は違うものの4つ目の停留所。

「近いですねえ」Stadhounderskadeで下車します。

「ね 読めないでしょ

トラムの停留所を数えながら「ここだ」って下車 停留所前にそれらしいビルを発見。

「あれっ 入口はどこ

「たくさんのパブが並んでる。」

「入口は違うみたいだよね


辺りを見回してこんどは運河のある側に移動。

「あったよ

あの見覚えのあるグリーンの星のシンボルがありました。

さあ、この旅で予定していた最後の目的の場所です。

「最後ですからねー ゆっくりここを楽しみましょ」

「それに日頃から大好きなハイネケンだものうぃー

「チャンピオンズリーグのスポンサーでもあるね


入口でチケットを購入。

「あら グリーンのブレスレットをくれたよ。」

入場券と一緒にブレスレットを頂きました。

そのブレスレットにはハイネケンのシンボルの星マークのボタンが2つ。

「これは何

もちろん説明しながら渡してくれたんですけど、私には聞き取れないんです。

すぐに思い出しました。

「そうだ 2つのボタンってビールを2杯頂けること

見学するとビールを2杯頂けるってガイドブックで調査済です。

ボタンは簡単に取り外せるようになってるいからビールとの引き換えに利用だよね。

「ピンときちゃいました 私の閃きも絶好調


ビールだと勝手に解釈。 

期待を一杯に入口で立っているスタッフにチケットを渡します。

スタッフの方が突然質問をしてきました。

「君は中国人

海外でアジア人顔だと「Chinese?」って聞かれることは多いですね。

中国人は世界中でお仕事してますからね。

「Japanese」

そう答えると、彼はちょっとガッカリした表情。

「何故

ガッカリな表情の意味が分からない。


「すぐに分りましたよ。」

中国語のパンフレットはあるけれど日本語のパンフレットはない。

「そうだったんですねえ」

彼は私に英語のパンフレットを渡してくれました。

中国語のパンフレットじゃ英語以上にわからないよね。

「日本語がなくてちょっと残念

でも「ダンキュウェル」ってオランダ語でお礼を言って、さあいよいよハイネケンエクスペリエンスの見学の始まりです。

 

 

 

 

続く

 


第76話《アムステルダムアレナの中を次々と・・・》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

ピッチでの記念撮影が終わると、今度はメインスタジアム側のVIP席 

とてもきれいな通路から繋がってる席だから多分VIPだね。

「インタビューに答える部屋だ

希望者は選手側に座ってマイクに向かっているよ

インタビューに答えている選手気分だね。

そして他の人はその姿を写真撮影。

本当の選手じゃないけれど、ガイドさんがこの楽しい雰囲気を作り出してくれてます。

「バーもあるよ

「ここは放送席だね~」次々とガイドさんの案内で回りますよ。


スタジアム内にはとても素晴らしいレストランもあるよ

私が歩いている通路から吹き抜けの下を見るとテーブルと椅子が並んでいます。

テーブルクロスはスタジアムの柱のように赤くて綺麗。

そして高級感が溢れた雰囲気です。

その通路の先の方に何だかガラスのトンネルのようなものが見えてますよ



「ガラス張りの円形の中はエスカレーターだ

ガラス張りだから下にアヤックスの練習場も見えてきます。

「このスタジアムって楽しい

「宇宙ステーションみたいだねー

エスカレーターをどんどんどんどん上って、ずっと高い所からピッチを見下します。

こうして広いスタジアム内をただただガイドさんの後を付いて歩いていると・・・

「お~ スタートのカウンターのあった場所の反対側から出てきたよ


とても丁寧なツアーでした。

戻ってくると、最初にピッチ上で撮影した写真も出来上がっていました。

もちろん別料金ですけどね。ひとり旅って自分が映る機会が少ないから嬉しいですよね。

写真代を支払って受け取ったら、もう一つのお楽しみ、オフィシャルショップでお買い物。

「やっぱりサッカーグッズって欲しくなっちゃう

「アヤックスも好きなの

「ズラタンがいた頃のヤングアヤックスって楽しかったよね

サポーターじゃないけど、たくさんの魅力のあるヨーロッパの名門クラブ

ついつい夢中になっちゃうのは許してね

 

 

 

 

続く

 


第75話《アムステルダムアレナに来ちゃったよ!》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

駅に到着 

割と大きな駅です。もう構内からスタジアムへの方角が示されてるよ。

それを確認しながら改札を出るとスタジアムの屋根がドーンと目に飛び込みます。

迷いようがありませんね。

お天気は相変わらず曇ったり、ポツポツしてきたり晴れたり。ダッチウェザーそのものです。

スタジアムゲートまでの道には、カラフルな建物が目を楽しませてくれます。

本当にオランダらしい感じ。

オランダって、家具やキッチン用品や雑貨でも、色鮮やかで可愛らしいデザインのものが多いですよね

「あっ そういえば代表チームのユニフォームもオレンジ色だ


スタジアムに沿って歩くとメインゲートはすぐに分りました。



残念なことにもうリーグ戦は終了。だからスタジアムツアーのお客さんとオフィシャルショップのお客さんだけ。

閑散としたスタジアムです。

オープンしてるのはここだけだから目立ってたんですけどね。

「でもツアーのお客さんは結構いるなあ」

「やっぱりアヤックスって人気があるんだね」


「よし ツアーを申し込まなきゃ

またまたドキドキしながらカウンターへ向かいます。

片言英語でツアーをお願い「伝わったかな・・・」

「大丈夫

カウンターの女性が一番早いツアーの時間を書いてくださいましたよ。

そして、入口方向を指してくれます。振り返るとそこでツアー開始を待ってる方がいます。

「そこに集合ね」勝手に納得しちゃいました。

「言葉が分からないって想像力が大切だものね

集合時間までは隣接しているオフィシャルショップを覗きましょ

「さあ、そろそろ集合時間です。」


スタート時間になると担当のスタッフの方がいらっしゃいました。

最初に「英語の分る人」と「オランダ語の分る人」の確認をしているようです。

「どっちも分らないけど・・・」

「日本人は私だけなのね

「まあ控えめに付いていくことにしましょ

「アンフィールドのツアーだって何のお話をしてくれてるか分からないで付いていったもの。」


近代的な階段やエレベーターで上の方へ上がっていきます。

まだ新しそうで綺麗 赤が際立ったキュートなデザインのスタジアムですね。

「白い壁に赤い柱がとても可愛いい

あちこちに目を奪われちゃいます。

「ツアーはピッチから始まるのね。」

すでにシーズンが終わったピッチには敷物が敷かれて工事中です。

どうもシーズンオフはコンサートが予定されてるらしい。

イングランドもウェンブリースタジアムなんかはコンサート会場になってますよね。

「あっ 日本もスタジアムでコンサートってあるよね


まずピッチ上では記念撮影。

カラフルな観客席に書かれた絵をバックにピッチで写真を撮影してくれます。

5万1000人程収容できる、開閉式屋根を備えたドーム型のスタジアムです。

誰も座っていない観客席もオランダらしく明るい色彩の可愛い絵が描かれていますね。

この大きなスタジアムのピッチに立った感動を伝えたくてまた日本の友人に写メール。

ガイドの方はかなりの時間を費やして丁寧な説明をしっかりしてくれているみたい。

「まあ、何も分からないんだけどね」

「いいんですよ ここに自分がいることが大切だもん

 

 

 

 

続く

 


第74話《地下鉄でアムステルダムアレナへ》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

初めて来たこの駅は、地下鉄という感じがしないくらい大きな駅です。

行き先が違う電車が何本か出てます。

「これは間違わないようにしないと

地下鉄はトラムと同じOV-chipkaartで乗車出来るから簡単

構内に入ろうとすると改札が二種類。「何か書いてあるぞ

どうもOV-chipkaart用の改札と違うチケット用もあるみたい。

チケットによって通る改札が違うんだね。間違えないように慎重に通過。

行き先を確認してホームへ上がりましょ。

このホームに止まる電車も途中で別の目的地へ行っちゃう地下鉄が走ってるから要注意ですね


「お~ 地下鉄がホームに入って来たよ

「乗車する地下鉄は『54Gein』のはずだよね。」

「入ってきたのは53番だ

「目的地が違う。これじゃないね。」

電光掲示板で確認すると次が『54Gein』行きらしい。

「次のだ

ホームに入って来た電車の行先を確認して早速乗車です。

でも心配なことがもう一つあるんですよね。

アムステルダムアレナは2つの駅の真ん中辺り。

「最寄駅が2つって 私はどちらの駅で下車したらいいの


スタジアムツアーの申し込みはメインゲート。

メインゲートに行くにはどちらの駅が便利なのか分らないんですよ。

「どうしよう・・・」

「手前の駅 それともその次の駅

考えていたら前の方にスタジアムの屋根が見えてきちゃいました。

「ヤバい

「もう決めなきゃ

「どうしよう 最初の駅に到着しちゃうよ~




「そうだ

意を決して目の前に座る女性に声をかけることにしましょ。

だからってまともに英会話が出来る力はないことをご存じですよね。

「アムルテルダムアレナ」語尾を上げたらなんとなく

「あれがスタジアムですよね」なんてニュアンスが伝わるはず。

「イエス

前に座ってる女性はにっこり優しそうに答えてくださいました。

「やっぱりね伝わったね


「良かった ホッ

そこでアムステルダムアレナの図を見て頂きます。

メインゲートを指で示して「どちらの駅

自分の意思なんてそんな感じて聞いたら伝わるんですよね。

すぐに彼女は地図上の駅を指して「こちらの駅」って教えてくれましたよ。

「やりました

これで目的の駅も分ってひと安心。

スタジアムって大きいから、試合を観戦する時のシートの場所とかでも駅が違ったりしますよね。

間違えたらスタジアムを半周以上回らないといけないのは辛い。

最寄駅と言っても大きなスタジアムでは複数あったりします。

バルセロナへ行ったとき、カンプノウなんて地図で確認すると最寄駅が3つあったもの。

 

 

 

 

続く