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葬儀はおじさんが91歳だったこと、前日まで家族と食事をして自宅で眠るように亡くなっていたことで和やかな雰囲気でした。
「孫やひ孫が6名ずつなの」
小さなひ孫ちゃんが参列者の前でご挨拶です。
おじいちゃんの鉄道のジオラマを見せて貰うのが楽しかった思い出のお話でした
「どの子もおじいちゃんの鉄道のジオラマがとても楽しみだったんだね」
私も子供の頃、専用の部屋一杯の鉄道のジオラマを見せて頂いた記憶があります。
「部屋いっぱいの鉄道のジオラマは見ているとエキサイトしてきちゃうんです」
おじさんは定年後には、一人、ヨーロッパの鉄道の旅を楽しんでいたそうです。
「趣味が高じたらしいですよ」
帰宅してパソコンを開き再びドイツ旅行の検索をすると不思議なことが起こったんです
「えっ ドイチェバーンの日本代理店」
今まで気が付かなかったサイトが現れました。
「ヨーロッパ鉄道チケットセンター」
「ヨーロッパの鉄道チケットを買えるサイトは多くあるんですよ」
ただこのサイトが唯一、『ドイチェバーンの日本の代理店』だと言うことに注目しました。
元旅行会社でヨーロッパの鉄道チケットを輸入するお仕事をされていたそうです。
「個人旅行のチケットだけじゃなくて、旅行会社のツアー用のチケットの手配もしているの~」
鉄道雑誌への執筆とか鉄道関連のテレビ番組制作協力とか、鉄道に特化している紹介が書かれています。
「なんか亡くなったおじさんもこのサイトを知っていたような気がするわあ」
「サイトはヨーロッパの鉄道のことで情報がぎっしりだもの」
(※でも現在はリニューアルされていて、残念ながらとてもスッキリしちゃっています)
「心がザワザワして来たんです」
早速ドイツの行ってみたい都市を羅列したメールを送ってみました。
お勧めは『ジャーマンレイルパス』との返事を頂きました。
「ジャーマンレイルパスは有名だし」
「当然私だって料金を調べたんだよね」
ちょっとがっかりしかけました。
「えっ キャンペーン中」
「これってラッキーかも」
キャンペーン中に購入したら割引なんです。
「購入する期間と乗車出来る日程が私の旅に合っているなんて」
「この偶然は『利用しなさい!』ってこと」
「どう考えても、この情報はおじさんが教えてくれたよね」
「割引でドイツの旅を楽しめるなんて」
「私の力じゃずっと気が付かずに終わったよね」これはお願いする以外の選択枠はないと感じました。
ここでジャーマンレイルパスの説明です。
ドイツ鉄道(DB)が乗り放題になる鉄道パスです。
ICE(最速列車)IC(長距離列車)、EC(特急)は指定席券を買わなくても予約なしで自由に乗車できます。
予約されていない席を探して座れば大丈夫なので自由な旅が出来ます。
(ICE Sprinterは全席指定なので座席指定券が別途必要ですがDB Navigatorで確認出来ます)
RE(快速)SE(近郊通勤快速)RB(鈍行)はもちろん、S-Bahn (エスバーン/近距離鉄道)も使用出来るので都市間の移動が自由自在。
「ドイツの鉄道って覚えるには種類が有り過ぎね」
続く