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「シャルケ04の練習の見学は寒かった~」
練習の見学のあと午後はトラムでゲルゼンキルヒェン中央駅に戻って、ヴッパータールに行くことにしました。
ヴッパータールはデュッセルドルフからも30分程のところにある街です
「そこに何があるか知っていますか」
“世界最古のモノレール”が現役で活躍しているんです
1901年に開通したこのモノレールは「ヴッパータール空中鉄道」と呼ばれていて、レールの下に車体が位置する懸垂式。
「日本の上野動物園が同じ懸垂式ですね」
総距離の3分の2はヴッパー川上空を走行しているそうです。
「川の上空を走行なんて興味あるわあ」
約110年の時間を経た現在も乗客を乗せてヴッパータール市街を走っているモノレールです。
「このモノレールには是非乗らなきゃ」
ゲルゼンキルヒェン中央駅からエッセン中央駅に移動して、そこからヴッパータールに移動しました。
「こんなに簡単にルートが分かるなんて凄いでしょ」
「こんなに自由に移動が出来るのは、もちろんDB navigatorアプリのおかげ」
行きたいところをインプットしたら乗り換えもすぐに表示されます。
「時刻表もプラットホームも表示されるから楽ちん」
ヴッパータールの駅に到着しました。
「駅からはモノレールが見えてない~」「どっちに行ったらいいんだろう・・・」
最初に線路の上を反対側に渡ってしまいました。
前方は上り坂です。
通りかかった方にモノレールの写真を見せると、「反対側だよ」と教えてくださいました。
「坂を登りたくなかったから早めに尋ねたのよね」反対側に戻り、ビルに沿って建物の向こう側に出ました。
「モノレールがビルから出てきた~」
前方のビルの2階部分からモノレールが出て来るのが見えました。
「駅からはちょっと離れているんですよ」
ちょうどモノレールまでのルートが工事中だったので分かりづらかったのかも
その建物の下から中に入って2階に上がって行きます。
「直接ホームだ」
「ホームに発券機があるんだ」
「ここで切符が買えるのね」
オバーバーメンからフォルヴィンケルまでの全20駅をどこでも自由に降りられて、また戻ってこれる1日券がお勧めって情報がありました
「ドイツ語でTagesTicket(1日券)を買えばいいんだって」
発券機は前後に一台ずつしか見当たらなかったので、モノレールが発車してホームが空いた所で発券機の操作を始めました。
「手こずると現地の方に迷惑だからね。」
最初はスムーズにチケットの種類を表示させて「TagesTicket」を探します
「ない」何度やり直しても「TagesTicket」が見当たりません。
「発券機の画面の写真付きブログまでチェックして来たのに何故ないの」
困っているように見えたのか高校生位の女の子4~5名のグループが見てくれました。
「TagesTicket」の印刷を見て貰っても、やっぱり地元の高校生にも分からないようです。
次のモノレールが来たのでお礼を言って乗車するように手で促しました。
「スペインだったら高校生位の4~5名の女の子のグループは要注意だよね」
バルセロナでスリの女の子のグループに囲まれたのを思い出しました。
「ドイツの女の子のグループはとても親切な子達で良かった」
「どうしよう」どうしてよいか分からなくなって茫然としていた時のことです
「これかも」
パネルにtravel用の『i』があることに気が付きました。
一か八かこのページを押してみると「TagesTicket」があるじゃないですか
「よく考えたら1日乗り放題って使うのは旅行者くらいよねえ」
「地元に暮らす人が知らないのも納得」こうしてやっと世界最古のモノレールに乗車しました。
びっくりしたのはスピードです
「キャーッ速い~」カーブなんかはスピードが出ているから迫力があります。
「しかもほとんどが川の上だなんて」
ヴッパータールの駅はちょうど中間点あたりなので片方の端のオバーバーメン駅に到着
モノレールは向きを変えるので反対車線に移動して乗り換えます。
「こんどは始発だから外が見やすい場所に座ろう」
モノレールが向きを変えるのを眺めながら何だかワクワクしてきます。
こんどは一番後ろに乗車しました。「窓が大きくて景色が良く見えるからね」
ずっと後ろの窓から川の上を走るのを見ていると、まるでアトラクションを楽しんでいるみたい
「特にカーブがたまらなく面白いのよねー」
「すれ違う車両も色々な模様で楽しめちゃいますよ」
「景色がグングン流れて、20駅もあるのにあっという間に反対側の終点になっちゃった。」
しばらく下からモノレールを眺めてヴッパータールの駅に戻ることにしました。
「このモノレールに乗ってみるのはかなりお勧めですよ」
“世界最古のモノレール”ってことに改めで驚きの乗り物でした。
続く