with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第81話《パリから来た女性》

2023年03月10日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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そしてもう一つ気になっていたことがあります。

朝、出会った同じ色のセーターの女性「リサさん」です。



廊下でモナちゃんと寛いでると、今朝まで彼女が宿泊していた部屋に男性が入って行くのを確認。

「リサさんはもうその部屋にはいないってことだよね」

「どこに行っちゃったんだろう。今夜のホテルは見つかったかなあ」

「別のホテルに移っちゃったとしたらもう会えないのかなあ」

「よし メールしてみよう~~~~~~~~~~」


彼女が携帯しているパソコンのメールアドレスにメールをしてみます。

「今夜はどこに宿泊するの

しばらくすると彼女から返信メールが届きました。

「良かった。このホテルの別の部屋に宿泊出来たんだ~

「何号室に移動したの~」彼女から返信メールです。

「な~んだ~

彼女のこんどのお部屋は… 思わず嬉しくなっちゃいました

「何と 私の部屋のお隣

これってお隣同士のメールを、一度日本を経由して会話をしていたってことだね。

「何だか不思議」

ドアの向こうにいる人とのメールなのに、電波は一度日本に帰って戻ってくるなんて。


お互い一人旅なので、「あまり立ち入らないのがマナー」

今夜は会いに行かずにメールで明日の朝食を一緒に頂く約束をしました。

「ひと安心

モナちゃんともたっぷり寛いだし ハイネケンでちょっぴり酔ってる

ダブルの大きなベッドがある広いお部屋でオリジナルボトルのハイネケンを楽しむことにしましょ

「だって今夜はアムステルダム最後の夜


帰国する日の朝。初めて待ち合わせの朝食。

「当たり前よね。一人旅だもの。」

いつものダイニングで彼女と朝食を頂きましたよ。

このプチホテルの可愛らしいダイニング。オランダらしい甘いパンやたくさんのチーズ

そして同じ一人旅で出会った同じ色のセーターを着ていた女性。

「何だかロマンティック 映画みたい


彼女は昨日の朝食後に早速パスポートの件で警察などに連絡をしたそうです。

パスポートはそのまま使用して旅の続きが出来ることになったそうです。

クレジットカードはすぐにストップ 

その分の資金をお母様からこちらで引き出せる銀行に送金して頂くことに。

「少しはお役にたてたかな

そして元気が戻って笑顔で会話が弾んだのが何より嬉しかった。

アムステルダムの後はストックホルムに行く予定らしいですからね。

「羨ましい私もそんな旅をしてみたいなあ。」


このアムステルダムの旅を通して、「次回の旅にはモバイルパソコンを持ってこよう」と決めましたよ。

携帯電話だけより世界が広がるよね。

情報を手に入れやすいから助けられることがたくさんあるって感じました。

「彼女を見習うことにします

彼女も旅の持ち物の中で「一番持っていて良かったもの!」そう話してくださいました。

日本からの情報を受け取ることが出来たら安心の大きさはかなり違いますね。

 

 

 

 

続く

 


第80話《楽しむのに十分過ぎる場所!》

2023年03月10日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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結局ビールを2杯頂いて酔っちゃいました。

手首のブレスレットにはボタンがもう一つ残っているけれど、もう一つの楽しみのハイネケンのショップに行きましょ

「グリーンのグッズが一杯

「オランダのお土産はハイネケンのグッズにしよう

これってなんか私らしいお土産って感じだよね。

「たくさんあって迷っちゃう

迷って迷ってあっちに行ったり、こちら側をうろうろと見たり。

「時間を気にしなくていいからね。」

一人旅だから「友達が待っている」とかも気にしなくていいもの。もう好きなだけ思う存分に歩きまわってるよ。

「だって決まらない


このショップだけでも「また買い物に寄りたい」って思うような楽しさ

やっと買い物も一応落ち着いてパソコンで申し込んでいた引換書を持ってカウンターへ。

「嬉しい 出来てるよー」ちゃんとシルバ君の分と2本。

本当はみんなのお土産にとってもいいって思ったんだけど、液体は重いから残念。

「このお土産はたくさん買えない

スーツケースに入れても割れないようにちゃんとビール柄の箱に納めてくれているから安心。


もう酔っちゃってるし、今日はもうホテルに帰ることにします。

「まさか こんなに楽しめる場所だったなんて

想像以上の楽しさでした。見学だけじゃなく参加してハイネケンを体感できるなんて

ビール好き、チャンピオンズリーグ好きにはたまらない場所ですよ


このオリジナルハイネケンを日本に持ち帰る方法を考えながらトラムに揺られてホテルへ。

瓶詰の液体だから思ったより重いんですよ。

「そうだ 今夜のビールはこのオリジナルボトルのハイネケンにしよう

2本も中身が入ったままスーツケースで持ち帰るのは重量オーバーとか心配。

空港でまたお買い物の可能性もあるから手荷物にはしたくないですよね。

「あっ 手荷物は液体だから無理かあ


シルバ君へのお土産だけちゃんと中身が入ってればいいよね。自分の分は今夜自分で頂いちゃうことにします。

「名前入りボトルはちゃんと残るわけだから えへっ

ホテルに戻って早速自分の分を冷蔵庫で冷やしておこう。

「これで安心」

ビールが冷えるまでホテルの猫ちゃん「モナちゃん」を撫で撫でしてゆっくり過ごそう。




「モナちゃんも記念撮影。」

カメラも用意してモナちゃんと寛ぎタイム。

モナちゃんはそんな私に付き合ってくれたんですよ

「流石 ホテルの猫ちゃんですねえ」

「接客もちゃんと心得ている猫ちゃんなのね」もうモナちゃんにメロメロ。

「次回アムステルダムに来る時はまたモナちゃんに会いにくるからねー

 

 

 

 

続く

 


第79話《ハイネケンエクスペリエンスも後半》

2023年03月10日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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待ちに待っていた、プロによって美味しく注がれたグラス一杯のビール

「グビッ

やっと頂けて大満足

次は、世界中のハイネケンを見せて頂けます。ラベルとかちょっと違うんですね。

ベルトコンベアーでビールが瓶詰めにされています。

その様子を見ながらコンベアーの中央辺りにくると、「あれっ 何 このパソコン

パソコンが2台置かれています。

「思い出しました

ここではオリジナルボトルを作って頂けるんです。

「ツアーの途中でオリジナルボトルを申し込んで、帰る時にショップで受け取る」


ガイドブックに書かれているのを思い出しました。

「自分の名前が入った世界に一つだけのハイネケングリーンボトル

「欲しいよね

「パソコンで申し込みだから緊張はしなくて済むよね」

「よし、 やってみよう

パソコンは、すでに申し込みのフォームが設定されていました。

そのフォームに従っておそるおそる前に進めてみます。

瓶のラベルに書き込んで欲しい自分の名前を入力。

そしてクレジットカードで決済。

「出来るじゃない

「ほら ちゃんと引換書が出てきたよ

「シルバ君へのお土産もこれにしよう オリジナルの瓶だものね

続けて自分の瓶の時と同じことをしてみます。

「どんなボトルのハイネケンか出来て来るのか楽しみ


2本分の申し込みも無事に終了 

次の部屋は歴史ある古くからのポスターやコマーシャルの紹介。

その部屋で歴史を見ながら奥に進むといよいよチャンピオンズリーグの紹介

「これを待っていたんだよね」

優勝したチームのユニフォームや写真が紹介されているよ。

レアルマドリー ミラン マンチェスターユナイテッド




「えっ リヴァプールは

「リヴァプール、リヴァプール

「次の年のバルセロナが優勝したときのはあるよ

「前の年のリヴァプールがない・・・」

「何度見渡してもない・・・」

「紹介されてないよー

「何故・・・」


「それってもしかしたらリヴァプールのユニフォームのスポンサー

リヴァプールはずっとカールスバーグ(今は違うけれど)。

「ビール会社だからリヴァプールのユニフォームも優勝したときの写真もないの

私が勝手に閃いた理由だけど、リヴァプールがないのはかなりがっかり・・・

「気分をここで盛り上げたかったのに


「でも心配しないで 次で盛り上がりましたよ

「次はいよいよThe World Bar

「ここですねー

ブレスレットのボタンを一つ外してバーデンダーの方に渡します。

最初の一杯が頂けちゃいました。

もう前に来たお客さんたちはビールを頂いて盛り上がっています。

カウンターでビールを頂いたら空いているテーブルでグビグビ・・・

「美味しいうぃーっ

もう一杯おかわり出来ますよ。

すでに先程の一杯を含めて2杯目。これ以上頂いたら帰りがちょっと心配です。

 

 

 

 

続く