goo blog サービス終了のお知らせ 

白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

機動戦士ガンダム00 ♯10 ガンダム鹵獲作戦 (Bパート)

2007-12-09 16:27:24 | 機動戦士ガンダムOO
それではBパート開始です。

プトレマイオス周辺ではエクシアとデュナメスが防衛戦を展開しています。これまでの撃墜数はデュナメスが7機にエクシアが9機。
これでも凄いスコアだと思うのですが、二人の口ぶりからはようやくとかやっとといった雰囲気です。
刹那は射撃は下手なようですが、ダガーを投げれば当てられるという(笑)ここまでパイロットの性質を体現できる機体というのはたいしたものです。

感心するのは、やはりここでも使いまわしの絵(バンク)の存在が感じられないこと。実際には使っているのかも知れませんが、まったく感じません。
SEEDを引き合いに出すのもあれですが、SEEDの場合は変身ヒーローのようにMSを描いていたと思われるので、キメポーズというか毎回ちゃんと同じポーズをしなきゃいけなかったんだと思います。きっとそうです…そのはずです……

SEEDシリーズでのモビルスーツの発進シーンは、「俺、参上!!」とかと同じ変身後のキメポーズですし、攻撃は必殺技なのでフリーダムやデスティニーの攻撃シーンが毎回同じでもそこは全く問題がないというか、むしろキターって感じだと思うのですが、作画の負担を軽減させる為に一度使ったシーンを背景やシチュエーションを変えての使いまわし、例えばムラサメの3機同時攻撃(あ、これは必殺技かも)とかグフの小隊が上からの射撃で撃墜されるところとかは、何度も同じシーンを見た気がして興ざめしてしまいます。

もちろんこれはSEEDに限ったことではなく、ファーストシリーズでも『黒い三連星』のジェットストリームアタックという名シーンに宇宙の背景を付けて、名も無きリックドムのパイロットがジェットストリームしてたりもしてました(笑)
ガンダムが振り返りざまに射撃するシーンも繰り返し何度も使われてましたよね。

これは日本のアニメが少ない予算と過酷なスケジュールの中で生み出してきた手法でもあるのですが、00にはこういう手法が一切感じられないんですよね~
毎回の戦闘シーンがとても新鮮で楽しみです。


話が脱線してしまいましたが(汗)
ガンダムの鹵獲作戦の失敗により撤退信号が放たれ、ティエレンが一斉に退避していきます。
「ニゲタ!ニゲタ!」
とハロ。今回出番こんだけ…

そして作戦の失敗を悔やむセルゲイたちの前にキュリオスが現れます。
「見つけたぜ!ティエレンの高機動超兵仕様。あぁ…間違いねぇ…散々っぱら、俺の脳量子波に干渉してきやがって!テメェは同類なんだろ?そうさ…俺と同じ……身体をあちこち強化され、脳をいじくりまわされて出来たバケモノなんだよ!!」

ついにアレルヤ(ハレルヤ)の口から自らが超兵と同じく身体と脳を強化された人間だと語られました。まぁ今までの布石から間違いないことでしたが、本人もそのことを知っているということが明らかになりました。
これだけの悪意をぶつけられれば、以前のソーマならパニックになってしまうところですが、遮断スーツのおかげでまったく動揺する様子もありません。

しかしながら片足を失って機体制御が低下したタオツーではキュリオスの相手ではなく、ことごとくキュリオスの放つビームを機体に受けています。
にも関わらず傷一つ付かないのは、ハレルヤが意図的にビームの出力を下げて遊んでというか弄んでいるのでしょう。

セルゲイの腹心的なポジションだったミン中尉が意を決してソーマとセルゲイを逃がす為の捨て石になります。
キュリオスに取り付くミンのティエレンですが、蹴り飛ばされて展開したGNシルードでコックピットを鷲摑みされます。
やはりハレルヤに変わって戦い方も攻撃的になっているようですね。

助けに向かおうとするソーマを制するセルゲイ。
「男の覚悟に…水を差すな」
指揮官として、ソーマの監督者として大局的な見地から撤退をするセルゲイですが、それを見たハレルヤは……

「何だ?仲間見捨てて行っちまうのか??やることが変わらねぇよな、人革さんはヨォ」
と人革の非情な部分を多く見てきたからこそのセリフですかね。


「いつか…お前たちは報いを受ける時が来る……我々が築きあげてきた国を!秩序を乱した罰を」
「そんな大層なもんじゃねぇだろ?人を改造して兵士にするような社会にどんな秩序があるってんだ?」
ここまでは、ミン中尉には申し訳ないけど一兵士としての国への妄信と実際の国、若しくは軍の思惑には大きな差があるようで、ハレルヤの言ってることもごもっともな気がします。でもここからは(汗)

「そんでもって、俺はオンナに逃げられて少々ご立腹だ…だからさ、楽には殺さなねえぞ!!」
やはり相当捻じ曲がってるというかイッてしまっているようで、ティエレンのコックピットにブレードを突きつけてなぶり殺しです……


「どうよ?一方的な暴力に成す術もなく命をすり減らしていく気分は?」
灼熱化した切っ先が眼前に迫る恐怖で先程の理想は吹っ飛び、止めてくれと懇願するミンに対して―
「そいつは命乞いってヤツだなぁ…最後は何だ?ママかぁ?恋人かぁ??今頃、走馬灯で子供の頃からやり直している最中か?!」
く、黒い……幼い頃、超人機関でよほど過酷な経験をしてきたのか恍惚の表情でこのセリフを吐くハレルヤ。

(やめろ…ハレルヤ)
頭の中でアレルヤの声がしています。
「待てよアレルヤ、今いいことろなんだから」
(やめてくれ)
「何言ってんだョ…お前ができなから俺がやってやってんだろ」
(やめるんだ)
「あ~ぁ、そうかい分かったよアレルヤ…まったく、お前には敵わねぇよ………なんてな!」
と言ってコックピットを突き刺すハレルヤ。
「ハーッハッハァ!楽しいよな!アレルヤ!アレルヤーーーーー!!」
吉野さんの芝居も気持ちいいくらいにぶっ飛んでます。


ミン機のシグナルロストを受けて動揺するソーマ。そして何も言うなと諭しながらガンダムに対して激しい怒りを覚えるセルゲイ。
ソーマはAパートでも書きましたが、超兵といえど感情に乏しいというよりは、かなり豊かで激しい感情を持ち合わせているようです。

タオツーの存在を知っていて、ソーマと同様の能力を持つと思われるアレルヤ(ハレルヤ)ですが、ソーマこそが超兵一号であることから何らかの失敗例なんでしょう。アレルヤの過去に起こったとされる遭難事故の詳細やアレルヤとハレルヤのどとらが主人格なのかもまだよく分からないので何とも言えませんが、一号であるソーマと比べて何かしらの欠陥を抱えているということになりますね。

ハレルヤの時は明らかに感情を律することに難があるようですが、そもそも他人の人格が憑依するなどのオカルト的なことがある訳もなく、どっちがオリジナルかは別にして、一方は何らかの理由で自分で作り出した人格のはずです。
幼い頃に強烈な体験をした場合、その苦しみを逃れる為にその苦しみを背負う為の別の人格が作られることがあるそうです。

人間が自我を維持するための手段とも取れますが、アレルヤの場合事故の際に生き残る為に他者を殺した過去があるとして、その苦しみから逃れる為に殺したのはハレルヤで自分ではないというロジックでハレルヤという人格が誕生したかも知れないし、逆に先天的な殺人癖がある自分の本質を覆い隠す為に、偽善者たる人格のアレルヤを作り出したのかも知れません。

多くのケースでは、一方の人格が目覚めている時はもう一方の人格は眠っていて記憶の引継ぎ等は起こらないそうで、アレルヤ(ハレルヤ)のように自身の中の他の人格と会話できるケースは稀なようです。
まぁ、物語なのであまり実際の事例に捕らわれる必要はありませんが、過去に何があって現在のアレルヤの状態が生まれ、何故ヴェーダによりガンダムマイスターに選ばれたのかは追々明らかになっていくでしょう。

「何故だ…何故なんだハレルヤ……どうしてそんなに人を殺したがる……それが僕の本質だとでもいうのか?!もしそうなら、僕は…人でなしだ!」
何か後者のような気もしてきました。


プトレマイオスはヴァーチェを発見、その様子に息を呑むクルー達ですが、スメラギさんはともかくフェルトやロックオンも<ナドレ>という名称を知っているようです。

コックピットでは放心状態のティエリア、アレルヤはコッピクットの中で泣いていて、スメラギさんはブリッジを後にして悔し涙を流す…と今回はもうみんな泣きまくりです。

王留美邸では留美が今回のミッションについてご不満の様子。
「何たる失態、イオリア・シュヘンベルグが求めた理想をガンダムは体現している。なのに…どうしてマイスターたちはこうも不完全なの」
確かに、マイスターたちは不完全というか不安定というかモビルスーツ・ガンダムのような絶対的な存在には感じませんね。

但しそれは意図的にそういう要素を持った連中が集められているような気もします。ガンダムマイスターの基準がモビルスーツの操縦に卓越した完全無欠の一分の隙もない人とは思えないんですよね。
外伝の主人公や過去の第2世代マイスターを見てもそれは明らかだと思います。逆に何か決定的に満たす要素があれば、年齢や性別、素行や人格は問いませんというように見えます。

この子はティエリアと微妙に違ってイオリアやその理想を崇拝しているように感じます。その違いは現在の立ち位置からくるものなのか、それとも生い立ちからくるものなのか……


「よいのですか?ここままにしておいて」
リボンズ・アルマークが国連大使アレバンドロに問い掛けます。今回のEDテロップでリボンズの声を担当している役者さんがついに判明しました。蒼月昇さんという方だそうです……って、どう見ても、いや聞いても古谷徹さんじゃん(笑)
ちなみに蒼月昇という声優さんは、声優名鑑には載っていません。

「私は監視者であって実行者ではないよ。私に出来ることは彼らを見つめ続けるのみ…たとえそれが滅びの道だとしても」
この人の立ち位置もよく分かりません。この言葉は国連大使として見つめ続けるということなのか、それとも……

次回はタイトルからしてアレルヤ主役の回のようです。超人機関への介入ミッションですかね?先程の疑問がいきなり解消する……かも


ソーマ・ピーリスの存在がアレルヤにあるミッションを決断させた
それは過去への贖罪か
次回『アレルヤ』
血の洗礼、それは神に背きし者への祝福


最新の画像もっと見る

8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
アレルヤ (サスロ)
2007-12-09 21:11:35
アレルヤってヤヌスの鏡みたいですね(古いっ!)

ヴァーチェ=ナドレってエヴァみたいなもんなのかなぁ。力を抑える拘束具みたいな。或いはハナヨの何かを守るプロテクターなのか?





古谷さんの別名じゃなく若井君の別名だったりしてね(笑)
返信する
懐かし! (彗星)
2007-12-10 03:40:35
ヤヌス…杉浦みゆき(字あってるかな)ですね!

>ヴァーチェ=ナドレってエヴァみたいなもんなのかなぁ

そんな気がしますね。膨大なパワーを持ち、普段はそれを装甲(拘束具)で押さえ込んでいると。そしてあの髪のような物は余剰パワーを放出するアースみたいなものですかね?
そして、外伝のシャル・アクスティカは何らかの暴走事故に巻き込まれてあのように顔と心に傷を負ったと。

何か00は色々な謎が絡み合っていて、富野ガンダムとは違った面白さが爆発していますね。


あぁ…リボンズの声が若井おさむの声にに聞こえてきた……
返信する
はじめまして。 (RiN)
2007-12-10 16:33:37
はじめましてデス
とてもわかりやすく 
そして内容の濃い記事を見つけられて
興奮していますwwwwww
あのぅ・・・。
いきなりで失礼かとも思いましたが
彗星サマの記事をアタシのブログで紹介させてもらいましたァ (ぇwww
もし不都合があればお知らせ下さいッ!!!!
すぐ削除しますのでwwwww

これからもガンダム記事楽しみにしていますッ
良かったら仲良くしてくださいwwwww (照ww
返信する
追記~www (RiN)
2007-12-10 18:40:27
何度もスミマセンwwwww
ちょこっと記事を書き直しましたデスwwww
でも彗星サマのところはそのまま転載させてもらってますッ!!!!!
でゎでゎ~☆

どーでもイイけど、
↑↑上コメントの「あぁ…リボンズの声が若井おさむの声にに聞こえてきた……」
めっさ笑っちゃいましたwwwww
確かにwwwww聞こえるwwwwww 笑
返信する
ありがとうございます♪ (彗星)
2007-12-10 20:16:01
当ブログの内容を取り上げて頂いてありがとうございます。不都合は全然ありませんので問題ありませんが、あくまで素人が適当に予想したものなので真意の程は保障できませんが(笑)

RiNさんのHPも少し見させてもらいました。自分も神谷さん大好きなので『おしゃ木』とか『さよなら絶望放送』とか毎週聞いているのですが、小野Dとやっているラジオ?は知りませんでした!
これから楽しみにさせて頂きます♪
返信する
こばわァ★ (RiN)
2007-12-10 23:19:15
メルありがとうございましたッ!!!!!!
快諾くださり嬉しいデス★★
訂正の件OKでございますッwwww 

絶望放送、アタシもダイスキですよォーwwwwww
思わぬ場所で神谷ファンに出会えて嬉しーッス!!!!! 笑
ホントはブログでも紹介したいんだけど
ニコニコの絶望放送は即闇に消されるのでUP出来ませんwwww 哀
DGSもいつ消されるかとヒヤヒヤでございマスwwww

でゎでゎ。
また遊びに来まーす
返信する
二重人格ネタ (トーオリ・スガリ)
2008-01-04 21:25:48
トライガン・マキシマムというコミックに似たような二重人格キャラが出てきます。
なにげにガンダム00とは、脚本の黒田洋介つながりだったり。
(アニメ版トライガンの脚本も黒田洋介)
返信する
ありがとうございます (彗星)
2008-01-04 22:16:30
>トーオリ・スガリさん
情報ありがとうございます。
トライガンについては、タイトルだけは知っていたのですがまだ見た事がないので、これを機会に見てみたいと思います。

黒田洋介さんについては、おねがい☆シリーズしか知らなかったのですが(汗)
色々と人気作品を手掛けているようなので、そういう繋がりから過去の作品を見ても面白そうですね。
返信する