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白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

F1ブラジルGP 後日談

2007-10-24 02:50:52 | モータースポーツ/F-1
キミ・ライコネンのチャンピオンで幕を閉じた2007年F1GPですが、レース後に色々な情報が聞こえてきます。

まず、突然スローダウンしたハミルトンのトラブルですが、あれはギアボックスのトラブルではなく、手が滑ってスタート用のプログラムスイッチを押してしまったようです。それによりギアがニュートラルに入ってしまい、復帰するにはプログラムを再初期化しなければならなかったようです。

最近のF1マシンのステアリングには、もの凄い数のスイッチ類が付いているので、このようなことも起こり得るのかも知れませんが、それにしてもあのレースでやってしまうとは……
まぁ、自分のミスなので後腐れなく来シーズンに向けて切り替えられるかも知れませんね。


アロンソは、レースが終わったことにより心置きなく口撃が始まったようで、歯に衣を着せないコメントを連発しています(笑)
シーズンの打ち上げになる夕食会もキャンセルしたようで、契約云々はあるかも知れませんが、もうマクラーレンとアロンソが同じ目的を持って戦うことは無理でしょうね。
ロン・デニスも2週間以内に結論を出すと言っているようですが、アロンソがチームを離れるのはほぼ間違いないと思われます。


そして、レース終了後に発覚したウイリアムズとBMWの燃料の温度違反ですが、これについてはペナルティを科さない方向で決定が出てライコネンのチャンピオンが正式に決まりかけましたが、マクラーレンが意義を唱えているようでもう暫くグタグタしそうですね。
こんなことであの素晴らしいレースの結果が覆ることのないように一ファンとしては思ってしまいます。

混戦により俄然面白かった今シーズンのF1ですが、一方でカスタマーカー問題、スパイ疑惑、マクラーレンのお家騒動等、相変わらず外野で色々なことが起こったシーズンでもありました。
世界的イベントであり、ビッグビジネスの世界でもあるF1なので、この手の騒動は付き物なのですが、来年はクリーンでエキサイティングなシーズンになって欲しいですね。

キミ・ライコネンがチャンピオンに!

2007-10-22 23:24:14 | モータースポーツ/F-1
3人のチャンピオン候補を残したまま、ついに最終戦ブラジルGPを迎えたF1グランプリ。

予選では地元GPになるフェラーリのマッサがポールポジションを獲得し、ポイント上で一番有利だったマクラーレンのハミルトンが2位につけたことにより、スタート前の段階では俄然史上最年少、史上初のルーキーチャンピオンが誕生する可能性が高まりました。

しかし、いざレースがスタートすると予選では3番手に沈んでいたフェーラーリのライコネンが抜群のスタートでハミルトンをかわして2位に、予選4番手から3年連続チャンピオンを狙うマクラーレンのアロンソが、ハミルトンが見せた一瞬の隙を突き3位へと目まぐるしく状況が変化し、一気にチャンピオンの行方が分からなくなりました。これぞレース!

それぞれの候補がチャンピオンになる条件は、詳しくは省きますが、4ポイントリードのハミルトンは1位か2位なら文句なしで、更に一番有利な条件を持ち、アロンソはハミルトンに対して最低4ポイント、優勝以外なら5ポイントの差をつけなければならず、一番不利なフェラーリのライコネンは1位か2位以外は可能性が無く、更にマクラーレンの両者が下位に沈む必要があります。

そしてアロンソに抜かれて焦りがでたのか、ハミルトンがダウンフォースが必要な高速コーナー手前で不用意に前車アロンソに近づきすぎてしまい、フロントのダウンフォースを失ったような格好でコースアウト、8位付近まで順位を落とします。
これで更にチャンピオン争いは混沌としますが、早いマシンを持つハミルトンが順位を回復することは容易だと思っていた矢先に――

なんとハミルトンのマシンは力を失い失速し次々と順位を落としていきます。
トランスミッションのトラブルのようで、中々ギアが入らない様子でしたが、後に復活して3度のタイヤ交換をこなしてファーステストラップを連発していたことを考えると、トランスミッションそのもののトラブルというよりは、それを制御するプログラム系のトラブルかと思われ、多分システムをリセットすることで復活したのではないかと思われます。

ともあれ、レースの神様のちょっとした気まぐれで、俄然レースの行方は分からなくなり、最終戦にして今年一番の見ごたえのあるレースになっていきます。


1回目のタイヤ交換では、トップを行くマッサに対して1周分しか燃料のアドバンテージを持たないライコネンが十分なマージンを稼ぎ出すことができずにそのまま2位で復帰、アロンソも今ひとつペースが上がらないままタイヤ交換を実施して事実上3番手をキープ。どうもこのグランプリではマクラーレンのマシンはフェラーリに及ばないようです。下位に沈んだハミルトンは終盤にポイント圏内に復帰する為のギャンブルとしてソフトタイヤを選択、給油量も減らして3ストップ作戦に変更したようです。
これはもう普通に走っていたのではチャンスが無いので懸命な判断のように思います。

そしてコース上ではこのレース少しキレの感じられないアロンソのマシンをBMWザウバーのクビサがパス、アロンソは4位に落ちます。
クビサは3ストップ作戦でガソリン搭載量及びタイヤの状況が異なるので一概には言えませんが、今シーズンのアロンソは下位チームのドライバーにパスされる場面が目立ったような気がします。


そしてこのレース最大の分岐点だった各車2度目のピットインに。
直前に一瞬コースアウトしたマッサの背後に迫っていたライコネンが、今回は数周分の燃料アドバンテージを確保していて、マッサのピットイン後怒涛のフライングラップを刻みます。
1周では足りず、2周、3周とフライングラップを連発してギリギリのマージンを稼ぎ出してピットへ、トラブル無くピットストップを終えたライコネンのマシンがコースに合流したときは――
ほんのわずか無さでマッサをかわしてライコネンがトップに!

チームメイト同士でライコネンにとってはチャンプの掛かった1戦だっただけに、ガチンコかどうかは分かりませんが、少なくとも誰からも文句の付けられない完璧なパッシングシーンでした。
インテルラゴスのコースはピットアウト後の合流までがとても長いので合流までとてもハラハラドキドキさせられます。


トップに立ったライコネンは自らができる最高の結果を出しミッションコンプリート。後はマクラレン勢の結果次第となります。
一方のアロンソはクビサのピットインで3位のポジションは回復していましたが、2位のマッサまでは40秒以上のギャップがあり、追いつくスピードも持っていなかったのでアロンソはこの時点でほぼ脱落。
ハミルトンは終盤怒涛の追い上げで次々と前車をパスして入賞圏内に浮上してきますが、ライコネンがトップに立ったことで求められる順位が5位以上になり苦しくなります。更には周回遅れだった彼がトップを行くフェラーリ勢の後ろに付いてしまったところでほぼゲームオーバー。
この2台をパスして更にその前を行く同一周回の車を抜いて順位を上げるには周回数が足りなさ過ぎます。


それでもまだチャンピオンの行方が分からないのは、ハミルトンの前を走る車がトラブルでリタイアする毎にハミルトンの順位が上がっていくので、最終戦の残り数周になってもチャンピオンの行方はまだ不透明なままです。
事実、ハミルトンの前を走っていたクビサとロズベルグがあわや接触かと思えるような際どいバトルを繰り返していました。

そして最終ラップ、気まぐれだったレースの神様もそれ以上のイタズラ心を見せずライコネンがトップチェッカー、アロンソが3位、ハミルトンが7位とレース前には誰もが予想し得なかった順位でフィニッシュ。
フェラーリのライコネンが自身初のワールドチャンピオンとなりました!!



速さはあっても運の無い男として、今まで数々の勝てるレースをトラブルで落とし、心機一転マクラーレンを離れた年にマクラーレンが復活を遂げて最大のライバルになるなど、この人はこういう星の元なのかなと思わせる人でしたが、最速のドライバーこそがチャンピオンに相応しいとすれば、このレースで年間6勝目を挙げたライコネンこそがもっともチャンピオンに相応しいと言えるでしょう。

ハミルトンも脅威のルーキーとして、ミハエル不在となったF1を盛り上げてくれました。みんなに平等に不運が訪れるとしたら、彼には終盤にその不運が重なってしまったのでしょう。
アロンソは、ハミルトンの出現で少しだけ自分のペースが守れなかった印象です。あまりにもハミルトンを意識するあまりに徐々に自ら不利な状況を作り出してしまったように思います。来年彼がどの選択をするのかが2008年シーズンの大きなキモとなるのでしょうね。
ランキング4位となったマッサもシーズン3勝を挙げるなど、フェラーリドライバーとして十分な活躍を見せてくれたと思います。

最後に日本人ドライバーについてですが、デビュー戦となった中嶋一貴君にとっては色々あった大変なレースになってしまいましたが、佐藤琢磨選手をパッシングした時の鋭いドライビングはキラリと光っていました。
ケガをしたメカニックは大事に至らなかったようで良かったです。それにしても、ほんの少しのオーバーランが大事故になってしまうほどギリギリの状況でメカニックも戦っているんだなと改めて思いました。


来シーズンはいったいどうなるのか、たった数ヶ月の間にチーム力の勢力図があっという間に変わるというのは、今シーズンのルノーやホンダが証明してしまったので、来シーズンも一筋縄ではいかない展開を期待したいですね。
そしてホンダには是非復活した姿を見せて欲しいと思います。

F1中国GP 決勝

2007-10-08 09:01:46 | モータースポーツ/F-1
先週の富士で行われた日本GPと同様に荒れた天候の中、決勝レースが行われた中国GPでしたが、結果はフェラーリのライコネンが荒れた展開を制しての優勝でした。

2位にはマクラーレンのアロンソ、そしてこのGPでチャンピオンを決める可能性が高かったスーパールーキー、マクラーレンのハミルトンがまさかのピットレーンでのコースアウト、リタイアとハミルトンにとっては信じられないような悪夢の結果になりました。

ハミルトンのタイヤはスタート時に装着していたレインタイヤで、1回目のピットストップではタイヤ交換をしていなかったので、徐々に乾いていく路面の中でトレッドが限界まで磨耗して内部のカーカスまで露出するようなF1では珍しい状態でした。

ハミルトンはインタビューであの周がルーティンのピットタイミングだったことと、ミラーが汚れていてタイヤの状況がつかめていなかったことを告げていましたが、ドライバーとしてはしかたない状況だったと思います。
それよりは、既にラップタイプに大幅な支障をきたしていた時点でチームがタイミングを早めてでも入れるべきだったんでしょうね。
確かに、雨の予報が出ていた中でドライに履き替えても直ぐにレインに戻さなければならないリスクがあり、難しい決断だったとは思いますが優勝しないまでも僅か数ポイントを獲得するだけでチャンピオン奪取の可能性が一気に高まるだけに非常にもったいない判断でした。

但し、これで特定のひいきのドライバーを持たない、いちF1ファンにとっては最終戦のブラジルGPが三つ巴の大決戦になるので、今年のF1の締めくくりとして最高の舞台設定になりました。

ハミルトンが勝てば文句なしでチャンピオン、アロンソが勝ってハミルトンが3位ならば優勝回数の差でアロンソがチャンピオン、ライコネンがチャンピオンになる可能性は極めて低いですが、何があるか分からないのがレースというのはこのレースでも証明されたので、間違いなくライコネンは勝ちを狙いにいくでしょう。

次戦ブラジルはマッサの地元ですが、マッサが勝つ=ハミルトンのチャンピオンの可能性が高くなるのでマッサは複雑でしょうね。


それにしても、ライコネンの速さというか前戦の富士でも見せた攻めの姿勢は見ていて非常に興奮します。
チーム、ドライバー共々今シーズンは好不調の波が激しく、反対に非常に高い位置で安定していたハミルトンに選手権をリードされていますが、これでライコネンの勝ち星は最多の5つ、マシンの信頼性の低ささえなければ……
というのは、チームを移籍しても付いて回るこの人の宿命みたいなものでしょうか(笑)


また、荒れたレースということもあり、富士に続き普段下位に低迷している実力派ドライバーの活躍が見れました。

何といっても、20歳の新鋭ドイツ人ドライバー、ベッテルの活躍が光ります。
富士では表彰台が見える位置に付けながらも、セーフティカー先導でのラップ中に前車に追突してしまうなど若さが見えましたが、今回はこれまた予選での進路妨害でグリッド降格のペナルティを受けながらも、マシンの性能差をものともしない走りで、自身最高位となる4位フィニッシュを見せてくれました。

チームメイトのリウッツィも6位に入っていることから、後半戦に差し掛かってマシンのポテンシャルが上がっているとも言えますが、それにしてもベテランドライバーを大胆にパスしていく姿は、近い将来のチャンピオン候補と言えるかも知れません。

それにしても、このトロロッソの好調さは何なんでしょうね?
元々、エイドリアン・ニューエイのデザインしたレッドブルレーシングのクローンのようなマシンなので、そのポテンシャルは高かったのだと思いますが、終盤にきても開発の手を緩めずに他のマシンと比べて相対的に力が上がっているのは、その豊富な資金力の賜物といったところでしょうか。

反面、序盤ではあれだけ活躍したスーパーアグリのマシンがシーズンが進むにつれてみるみる戦闘力を失っていくのは、資金難からくる開発スピードの遅れで他のマシンと比べて相対的に力が下がっている証拠でしょう。


ホンダのバトンも荒れた天候の中で光る走りを見せて5位に食い込みました。マシンの空力性能があまり重要で無いウエットレースにおいて戦闘力を発揮するのは、ドライバーの実力の証明でもありますが、逆にマシンの空力性能の低さを証明することにもなってしまいましたね。
ホンダは攻めの姿勢で今期のマシンをコンサバティブ路線から攻めたデザインに変更して(あまりそうは見えないのですが…)今期に関してはそのチャレンジは大失敗に終わってしまいましたが、バトンはマシンさえ良好ならばまだまだ戦えるドライバーだと思いますので、来シーズンは是非ともトップ2と戦えるマシンを用意して欲しいですね。


ミハエル・シューマッハが引退して大混戦となった今年のF1も残すところ後1戦、新時代のチャンピオンが誰になるとしても、ここまで終盤までもつれた展開となったシーズンは久しぶりなので、2週間後のブラジル決戦を大いに楽しみたいと思います。

F1日本GP 始まりましたね~

2007-09-29 16:10:23 | モータースポーツ/F-1
ついに予選が始まった富士スピードウェイでの日本GPですが、現地で観戦している方は悪天候で大変でしょうね

TVで観ている分には、久しぶりの雨の予選だったのでとても楽しく観ることができました。

ポールは久しぶりにスーパールーキーのルイス・ハミルトンが獲得し、2ポイント差で追いかけてくるチャンピオン、アロンソに対してまずは一歩リードといったところですか。


全ドライバーが初体験となる富士のコース、更にウエットということで純粋なドライバーのポテンシャルがうかがえる予選となりました。
ハミルトンはここのところ今ひとつパッとしない状況が続いていましたが、このコース及びコンディションでトップタイムを出してくるあたりは流石スーパールーキーと言われるだけありますな。

他のドライバーの中では、ホンダのバトン、ウイリアムズのロズベルグ、レッドブルのウェーバー、そして驚愕だったのがトロロッソのベッテルと、雨の中マシンのポテンシャルの差が縮まる中でドライバーとしての速さを証明してくれましたね。
F1は厳格なルールはありますが、決してイコールな条件で戦っているスポーツではないので(規格としてはイコールですが)、こういった千載一遇のチャンスでポテンシャルを示せるドライバーが本当に速いドライバーなんだと思います。


そんな中でもやはり最年少でチーム的にもドライコンディションではスーパーアグリとさほど変わらないトロロッソのマシンを上位に導いたセヴァスチャン・ベッテルは今後大注目ですね。

昨年BMWの3rdドライバーとして、金曜日のセッションで最速タイムを連発していた頃から注目していたのですが、優秀なドライバーを複数抱えたBMWは悩ましいでしょうね。
来シーズンの去就は不明ですが、BMWのシートは埋まっているのでやはり今期同様他のチーム(トロロッソ?)からでもいいので、是非レギュラードライバーとして参戦してその走りを見せて欲しいものです。

明日の決勝は天候次第では走るシケインと化してしまうでしょうが、全世界にそのポテンシャルを見せ付けたと思います。


バトンも今期はホンダのマシンの大誤算で下位に低迷していましたが、ドライバーとしてのポテンシャルはまだまだ失っていないようですね。
ホンダには何としても来シーズンはまともな車を造ってもらって、バトン対ハミルトンの新旧イギリス人ドライバー対決なんてのも見てみたいです。

逆に日本人ドライバー2人は、トラブルも色々あったみたいですが非常に残念な結果になってしまいました。こういうところで速さを示せれば、また違った将来が開けてくると思うんですねどねぇ……


明日の天候はよく分かりませんが、できればドライで富士の高速バトルが観たいですね。

最後にフジテレビの塩原アナの往年のプロレス実況を思わせる喋りは個人的に本当にウザイです……
キムタクも苦笑していましたが、オヤジギャグのような言葉遊びはもう聞くに堪えないですね。

いかに自分の考えたフレーズを入れ込むかに執着よりも、レースの状況を視聴者に的確に伝えるという実況の本分に拘って欲しいものです……

F1ヨーロッパGP 荒れましたね~

2007-07-24 23:56:23 | モータースポーツ/F-1
1日遅れちゃいましたが、ヨーロッパGPの感想です。

ドイツのニュルブルクリンクで行われたヨーロッパGPですが、去年まではシューマッハのホームグランプリとして有名でしたね。
今年は何と言っても予選でのハミルトンの大クラッシュが印象的でした。

映像を見る限り、右のフロントタイヤのエアーが一瞬にして無くなっていたので、ナットの緩みで暴れたタイヤがフロントウイングなどでサイドウォールがカットされてしまったんですかね。普段は多分ストレートとさほど変わらない位の高速コーナーだったのでかなりスピードが乗っていて、ランオフエリアも短かったので相当なスピードと角度でぶつかったみたいで一瞬ヒヤっとしました。

先日もフォーミュラーニッポンでインパルのトルルイエが鈴鹿で大クラッシュをしましたが、モノコックタブとエンジンのところでマシン真っ二つになるほどの事故で、そうとう心配しましたがドライバーは無事だったようです。
マシンの安全性が上がっている証明かもしれませんが、なるべくなら事故は見たくないですね……


そしてハミルトンも検査の結果出場を許可されたレース本番、事前からスタート後数分後に雨が降ってくることは予想されていましたが、その降り方がハンパじゃなく瞬く間にコースは川になり、そこかしこでアクアプレーニングによるコースアウトする車が続出。
少し思うんですが、現在のF1のドライタイヤにはグリップを落す理由で太い縦溝が入っているのですが、まったく溝の無いスリックタイヤと比べて少しは雨に対応できるんですかね??
とはいえ、雨の度合いはそんなレベルではなく各車緊急ピットインにてレインに交換しましたが、ハミルトンはここでもコースアウトしてしまいレースを終えたかと思いきや、エンジンはストップされておらず、マーシャルの助けを借りてコースに復帰しました。しぶといなぁ(笑)


その後、雨も上がりF1マシンの発する熱でコースのレコードラインが乾いてきた時に、ハミルトンがドライにチェンジするといったギャンブルを打ちましたが、これは失敗。ただ、今回のレースは欠場していたかもしれないし、序盤のコースアウトで大きく遅れていただけに頷けるチャレンジでしたね。
ハミルトンはちょっと保守的過ぎるじゃないかと一部で言われていますが、行く時は行くぞというところが見れましたね。

レースはその後も荒れ模様で、接触する車も多く、またライコネンや琢磨もマシンドラブルでストップする中、マッサ1位アロンソ2位で決まりかと思っていた矢先にまたしても雨が降ってきて、全車レインに交換というピットマンは大忙しでご苦労様でしたね。


レインに交換してからは、みるみる内にマッサとアロンソの間隔が縮まっていき、終盤にはテール・トゥ・ノーズの接戦になりましたが、レインコンディションってマシンの限界値よりドライバーの感覚での限界値の方が低くなる傾向があり、ここが雨の得意なドライバーと苦手なドライバーの分かれ目になると思います。
マッサは会見でレインに変えたらバイブレーションが酷くなったと言っていましたが、あの場合はやはりマッサとアロンソとで雨に対しての限界値の違いが決定打になったのではと勘ぐってしまいます。

結果としては接触した後、マッサが引く形で決着し、マッサは大人の対応だったと思いますが、あの辺がチャンピオンになれる器かどうかの分かれ目のような気がしますね。ミハエルとアロンソだったとしたらまた違った対応になったかも知れません。

レース終了後のインタビューでも外見から受ける印象もあってか、マッサが拗ねた子供に見えてしまって……
アロンソはカッとなってゴメンネと言ってましたが、これはレース終了後にカッなってどなってゴメンネと言っているだけで、レース中に接触しながらパスしたことについては少しも悪いとは思ってないですからね(笑)
この位我の強い人間でないと、やはりチャンピオンにはなれないのかなと思ったヨーロッパGPでした。

ともあれ、アロンソと今回ノーポイントに終わったハミルトンに差が2ポイントになり、今後のチャンピオンシップが楽しみになりました。ハミルトンも貪欲に勝ちに行かないといけなくなりましたからね~


最後にスーパーアグリはこういう時にポイント取っておきたいレースでしたが、トラブルを出しているようではまだまだ苦しい戦いが続きそうですね……
次戦は昨年ホンダが第3期初優勝を上げたハンガリーGPなので、ホンダにも復活の兆しを見せて欲しいと思います。

夏の二連戦でライコネン復活!!

2007-07-10 00:15:04 | モータースポーツ/F-1
先週のフランスGPの感想が書けなかったので、イギリスGPと合わせて書こうと思いますが、この2連戦見事に復活を果たしたフェラーリとライコネンのGPだったと言えるでしょう。

フランス前までは、もうマクラーレンとハミルトン一色だったF1ですが、マシンの戦闘力UPに成功したフェラーリ、特にちょっと元気の無かったライコネンが乾坤一擲の活躍を見せてくれました。
やっぱり、マシンが調子良いととことん強いですね…この人は(笑)
急に良くなったフェラーリのマシンですが、外観的に大きく異なるのはフロントウイングとコクピットサイドに設けられた鋭角的なカナードパーツ位?ですが、なにか1パーツで戦闘力が急に上がるようなことは今のF1では無いと思うので、細かいところも色々改良しているんでしょうね。

フェラーリとマクラーレンには今後も鍔迫り合いを続けてもらって、シーズン終盤までタイトル争いをもつれさせてもらえると、見ている方としてはありがたいので今度はマクラーレンの奮起に期待します。
それにしても、ライコネン、マッサ、アロンソは何かしらドタバタが多いですが、ハミルトンは安定してますね…

ここのところのレースを見ていると、舗装や気温の関係もあるとは思いますが、シーズン序盤のハード→ハード→ソフトといった消極的なタイヤチョイスでは勝てなくなってきているように見えます。
勝ちに行くにはソフトタイヤを積極的に使えるようなマシン特性とセッティングが必要になってきているような気がします。この辺もフェラーリの方がマクラーレンより積極的だったように思いました。

レース以外のニュースとしては、レッドブルが早々に来期のドライバーラインナップを発表し、今期のドライバーであるクルサードとウエーバーの残留が決まりました。契約が残ってるウエーバーはともかく、クルサードとの契約を延長したのはちょっと意外でした。経験を重視したのでしょうが、今のF1は経験より若いドライバーの方が結果が出ることが多いと思うんですけどねぇ…


スーパーアグリ佐藤琢磨は、不運なところもありましたがこういった正統派コースではやはり苦しい戦いを強いられますね。
でもまだシーズン中にはいくつか好成績が狙えるコースがあると思いますので、そういったチャンスを逃さないように頑張って欲しいです。

ヨーロッパF3では小林可夢偉が初優勝、GP2では中嶋一貴も表彰台をゲットするなど若手日本人の活躍も目覚しいので嬉しい限りです。
日本からもハミルトンのようなドライバーがでてきて欲しいなぁ~


本物か??

2007-06-19 00:11:21 | モータースポーツ/F-1
F1アメリカGPは2戦連続でハミルトンのポール・トゥ・フィニッシュでしたね。
今まで走った事の無いコースが2戦続いたわけですが、いずれもものともしない走りで2連勝…もう認めなくちゃいけないですね。

アロンソとハミルトンの最大の差は“経験”だと思うのですが、時にグランプリにはその経験というやつを凌駕する才能の持ち主が現れます。
セナ然り、シューマッハ然り、そしてアロンソ然りです。
ルイス・ハミルトンというドライバーは彼ら歴代のチャンピオンが見せた強さと輝きを既に持っていると思えました。

特に38周目のスリップストリームからの1コーナーへの攻防とか見ると、まだ早計かも知れませんが、セナがマクラーレンに移籍してきたシーズンの再現を見ているような気になってきました…

いずれにしても、自分がF1を見出した時はマクラーレンの全盛期だったので、マクラーレンが強いシーズンは見ていて楽しいです。


そして、ここへきてマクラーレンとフェラーリのマシンは完全に逆転してしまったようですね。モナコ、カナダ、そしてアメリカとまったく性格の異なるサーキットのいずれもマクラーレンのマシンのポテンシャルが勝っていたと思います。
そうなってくると必要になってくるのがチームを引っ張るドライバーによるマシンの引き上げなのですが、シューマッハが一番優れていたと個人的に思っていたのがこの力です。確かにコース上でも非常に優れたドライバーでしたが、コース外でのチーム及びマシン開発に与える影響力というのがシューマッハが他のドライバーと一線を画していた部分だったと思います。

現在のフェラーリドライバーであるライコネンとマッサにどれだけマシンを引き上げる力があるのかがこれからのポイントとなるでしょう。
ライコネンは良いマシンを与えれば非常に速いドライバーだと思いますが、開発力はあまり望めないですし、なにより既にあきらめムードが漂っているというか、何が何でもという意思のうような物はあまり感じられません。

マッサはテストドライバーの経験も豊富なので、ライコネンよりは開発に関わっていけると思いますが、チームをリードするキャプテンシーのような力はまだ無いように感じます。そろそろミハエルが痺れを切らしてステアリングを握る(テストでね)のも近いですかね(笑)


レースも毎周抜きつ抜かれつの攻防がそこかしこで行われていて、インディアナポリスのコースは本当に面白いです。
最近のF1ではコース上でのパッシングシーンが減りましたからね…

タイヤについては、ソフトタイヤを2スティント履くドライバーもいましたし、今年初めてと言っていいと思いますがドライバー毎にチョイスの差が出て面白かったです。


最後に佐藤琢磨選手とスーパーアグリについては辛いレースでしたね。ヨーロッパラウンドに向けて仕切り直しというところでしょうが、琢磨選手は黄旗無視のペナルティで次戦10グリッドの降格とか。う~ん、今の勢いを失わないで欲しいですね。

F1カナダGP

2007-06-11 23:02:53 | モータースポーツ/F-1
久しぶりにF1ネタです。

まずはR・クビカ選手が無事でなによりでした。骨折と伝えられていた報道も誤りであることが分かり、本日にも退院だそうです。

カナダGPのサーキットは、パーマネントコースと違って普段は湖の周回路として使用されていることもあり、グリップも低くランオフエリアも殆ど無いためアクシデントも多くペースカーが何度も出るという荒れたレースになりましたね。

その荒れたレースを一度もトップを譲ることと無くポール・トゥ・ウィンでF1初優勝を成し遂げたハミルトンは本当に凄いドライバーなのかも知れません。
いや、初めてのコースであそこまで完璧にレースをマネージメントをし、度重なるリスタートも危なげなく乗り切ったセンスは十二分に素晴らしいのですが、あまりにもあっさり達成してしまうのでその凄さが分かりにくいんですよね(笑)

ちょっとナナメな見方をすると、アロンソを始めとして多くのドライバーが昨年のマシンからグリップダウンした状況で戦っている中で、GP2から来たドライバーはワンメイクタイヤとなった今年のF1でも、昨年まで乗っていたGP2よりはグリップレベルが高いために自信を持って踏んでいけるんですかねぇ?
何事においてもそうですが、性能の低い物から高い物に変更するのと、逆に高い物から低い物へ変更するのでは、前者の方が馴染みやすいですからね。

それでも、それは外野が推測でとやかく言う程簡単では無いはずで、もうハミルトンをラッキーにもマクラーレンからデビューを飾ったラッキーボーイとしてでは無く、セナやアレジ、そしてシューマッハが登場してきた時と同じように、歴史的な瞬間を見ているのかも知れませんね。

残念ながら、セナがトールマン(後のベネトン)でデビューを飾った時はリアルタイムでF1を見ていなかったのですが、アレジがアメリカGPでセナとサイドバイサイドの鍔迫り合いを演じた時や、シューマッハがベネトンで初優勝を挙げた時はリアルタイムで経験しているので、今回のハミルトンの勝利も彼が今後グレートドライバーになった時には歴史的な瞬間として思い出されることでしょう。


もう一つの話題と言えば、スーパーアグリの佐藤琢磨選手が今シーズン2度目のポイント、しかも6位でフィニッシュしたことですね!

今レースは予選から非常に良い走りをしていただけに期待も大きかったのですが、しっかりその期待にも答えてくれました。
一時期は非常に危なっかしい走りをしていましたが、今シーズンには良いマシンにも恵まれて、BARで切れ味鋭い走りをしていた時が戻ってきたみたいです。

2度目のピットインの時に不運にもペースカーの出動と重なってしまい、給油ができずせっかくのポジションを失ったかと思いましたが、その際にソフトタイヤを履いたことにより、給油時にはハードタイヤに戻すことができたのが終盤のあのパフォーマンスを生み出すキモでしたね。

そして、ラスト8周位でバリチェロがピットインし、琢磨のマシンが8位に上がったことは多分ラジオですぐ分かったと思うのですが、それからもスロットルを緩める事無くCM中にラルフをパスし、そして前を行くチャンピオン、アロンソのマシンを正々堂々のブレーキング競争で抜き去り、6位のポジションをもぎ取りました。
もう、全身にゾクゾク感とトリハダが走りましたね。

最近のF1では中々ブレーキング競争からのパッシングシーンが見られないのに、それを演じたのが琢磨とアロンソというね…感無量です
アロンソの車はブレーキがキツそうだったのと、タイヤがソフトで既にパフォーマンスダウンしていたこともありますが、元々のマシンの競争力が違うのでおあいこです。

今シーズンのマイベストパッシングシーンは、BMWのハイドフェルドがアロンソを抜き去ったシーンでしたが、もう文句無く今回の琢磨のパッシングシーンがマイベストに躍り出ました。そういえば、両方ともアロンソがパスされたシーンなのね…別にアロンソが嫌いって訳ではないのですが(笑)


他には入賞は逃がしましたが、ウイリアムズのロズベルグは光る走りをしていましたね。3位に滑り込んだ同じくウイリアムズのブルツと比べても断然光る走りだったと思います。ペナルティがなければね…



フェラーリはもう心配になっちゃうほどグダグダでしたね…このままマクラーレンに行かれてしまいそうです。

次戦はアメリカGP。琢磨が初表彰台をゲットしたコースだけにこの勢いで行ってもらいたいです。

琢磨&亜久里さん、おめでとう!!

2007-05-14 07:48:59 | モータースポーツ/F-1
いやぁ感動しました。昨日の琢磨選手は、2戦連続で優勝したマッサよりも、4戦連続で表彰台フィニッシュしたハミルトンよりも、ましてや地元レースだったアロンソよりも輝いていました。

8位入賞であれほどまでに喜びを爆発させるのは、よほどここまでの戦いが苦しかったのでしょう。チームはルーキーチームだからで許されえる面もあるけど、ドライバーである琢磨は何とかここで輝いて…って気持ちがきっとあるでしょうからね。何はともあれ、チームに初ポイントをもたらしてホッとしていることでしょう。

チームも規模を考えれば亜久里さんじゃないけど優勝したのと同じくらいの価値あるポイントだったと思います。長いインターバルの後で、各チームが精力的にテストをやってきたにも関わらず、リトルチームであるSアグリのマシンがビッグチームのルノーやホンダを抑えて走る姿はとても印象的でした。

琢磨選手も、パドックで評価の高かったA・デヴィットソンを要所要所で確実に上回っていて、再評価に繋がるのではないでしょうか?そうあって欲しいです。

やっぱり日本のドライバーやチームが活躍すると、熱くなります。今年はホンダもトヨタもピリっとしないので、次は2台ポイントを狙いましょう。


それにしても、やっぱり浜ちゃん何か持ってるね~

F1マレーシアGP

2007-04-10 02:38:18 | モータースポーツ/F-1
しばらくぶりの更新なので、サッカーチャンピオンスリーグや知事選やらネタが色々あるのですが、とりあえずは先週末行われたF1マレーシアGPの感想なぞ。

レースウィーク前に来シーズンから始まるという新フォーミュラの発表がありましたね。シリーズ名は『スーパーリーグ・フォーミュラ』。
サッカーチームとのコラボで有名サッカーチームのカラーに塗られたマシンが面白いです。マシンはF1と比べるととんでもないワイドトレッドで、あんなに長いサスペンションアームのマシンを見るのは久しぶりな気がします。エンジンも4.2ℓのV12というレイアウトで古きよき時代のクラッシックフォーミュラですね。


いきなり脱線しましたが、マレーシアGPはシーズン中最も過酷と言われる灼熱のサバイバルレースといった印象が強いセパンサーキットで行われました。

予選は久しぶりに手に汗握る展開で、第3セッションの終わりに次々と最速ラップが更新されて、最終的にトップタイムを叩き出したのは、初戦オーストラリアGPでは予選をトラブルで満足に戦えなかったフェラーリのマッサでした。
アロンソが2位、ライコネンが3位、そしてルーキーのハミルトンが4位とフェラーリ、マクラーレンでトップ4を独占するなど、今シーズンはハッキネンVSシューマッハ時代から久しぶりにマクラーレンVSフェラーリの2強対決になるのは間違いないですね。

2強に続くポジションにはザウバーBMWが、そして昨年のチャンピオンチームであるルノーは完全に蚊帳の外で今シーズン中にチャンピオン争いに加わるのはまず無理でしょう。これがF1の面白いところというか怖いところですね…

スーパーアグリの順位はまぁこの辺が順当なところでしょう。ホンダはルノーと同じく状況は深刻ですね…

昨今の予選は見ている方にとっても面白くなったと思いますが、一つだけ腑に落ちないのがトップ10を決定する最終セッションで翌日の決勝用の燃料を積まなければならないというルールで、この不可解なルールによって第2セッションより遅いタイムでポールポジションが決まってしまうという何とも???な状況です。

そういう訳で、予選順位とマシンの真の速さは比例していないことも多く、今回のマレーシアでも第2セッションで最速だったアロンソにアドバンテージがあるのではないかと見ていました。


そして、注目の決勝スタートでフェラーリの2台がそれぞれにマクラーレンに先行を許すという大失態を犯してしまいました。
偶数側のグリッドの方がグリップが高かったといえますが、レースはスタートで決してしまった感があります。
更に追い討ちを掛けるように、ポールスタートのマッサが、ルーキーのハミルトンに対して無謀なアタックを仕掛けて自滅…
本当にもう何やってんだかといった感じです。フェラーリはその後のレース戦略を見てもピットアウトのタイミングが渋滞の真っ只中だったりしてチグハグさを露呈してしまいましたね。マシンは良いのだと思いますが、こんなところでロス・ブラウン休養の影響がでたのかも。

反面マクラーレンは、このレースに限ってはかつての常勝チームの片鱗が垣間見えました。ハミルトンも開幕の表彰台がフロッグでは無かったことを証明しましたね。アロンソは流石というか、これで開幕から2位―1位と並べて簡単にランキング首位を押さえました。

ライコネンはムラがあるのは分かっていたことですが、マッサまでがドタバタしているとあっという間にマクラーレンに主導権を握られてしまいそうです。


他に光ったドライバーやチームとしては、決勝では惜しくもトラブルでストップしてしまいましたが、ウイリアムズのロズベルグが予選、決勝ペース共に光っていました。最近のF1はメーカー系チームが主流で、ウイリアムズのような昔ながらのレース屋というのは希少ですが、市販車とはまったく異なるF1のカーボンコンポジットシャシーの製作において一日の長があることを証明しましたね。
エンジンはレギュレーションにより開発が凍結されているので、昔ほどワークスエンジンとカスタマーエンジンの差が出にくいと思いますので、ウイリアムズにとっては良い流れになってきたのではないでしょうか。その流れで是非、レギュラードライバーに中嶋一貴をよろしく(笑)
そいうえば、インタビューに答えていた一貴選手、瞬きの感じがお父さんそっくりでした…

ルノーは予選でトップ10に入れなかったことを利用して、満タンのガソリンでスタートして粘り強くポイントを獲得しましたが、これは中堅チームの戦い方ですよ…昨年のチャンピオンチームが形無しです。


自分にとっての重要事項の一つであるマシンのカッコ良さは、何と言ってもレッドブルがナンバー1です。カラーリングのせいで中々フォルムが分かりにくいですが、クルサードがレース中にタイヤをロックさせたりはみ出してくれたおかげで(笑)スーパースローでリプレイされる機会が多く、マシンのディテールを存分に見ることができました。ノーズのラインが特に美しいですね…さすがニューエイ。


そして最後になりますが、今回のレースの一番の功労者はブリヂストンのスタッフでしょう。何千本もあるタイヤに1本1本ラインを入れてくれたおかげで各チームの戦略がとても分かりやすかったです。
といってもほとんどのチームがソフト―ソフト―ハードといったタイヤ選択でしたが、シーズンが進むにつれて各チームに選択の違いが出てくると面白いですね。
せっかく作ったヘンテコルールなんですから、視聴者にも一目で分かるようにしないと意味ないですよね~

次戦のバーレーンは砂漠の中のF1レースというこれまた過酷な状況でのレースとなります。フェラーリ勢の巻き返しに期待したいですね。