白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

Fate stay/night[Realta Nua] 発売~~

2007-04-22 14:13:59 | 日記
PS2版Fate stay/night[Realta Nua]がとうとう4月19日に発売されました。19日は時間が無かったので、本日20日に買いに行ったのですが、どこも売り切れで焦りました…正直、ここまで市民権を得ているとは思いませんでした
諦めかけたところに、PSPのトラぶる花札道中記の同梱された特別版が唯一残っている店があって速攻ゲトしました。う~ん…Fate恐るべし…

ということで、PCゲームをプレイしてから数年。小説Fate/Zeroも発売されて個人的にFate熱が再燃していることもあってFate stay/night[Realta Nua]発売記念として以前やったインタビュー形式でFateについて語ってしまおうと思います。



―Fate stay/nightとの出会いは?

いつ頃かは記憶していませんが、模型誌かトイサイトで見たグッドスマイルカンパニーのトレーディングフィギュアを見たのが最初ですね。セイバーの鎧姿のかっこ良さに痺れました。ですのでPCゲームが発売されてから随分たった後だと思います。


―普通には手に入れられないゲームだと思うんですが…

ハハハ
そうですねぇ…今は気になったものがあれば即座にPCで検索できるので、Fateがいわゆる18禁PCゲームだというのはすぐに知ることができたのですが、それ以上に色々なレビューサイトでの評判と公式HPでの絵と設定に惹かれるものがあって通販でこっそり購入しました(笑)


―今までは同様のジャンルのゲームの経験や知識はありました?

いえ、初めてプレイしたPCゲームです。いや初めてはファイナルファンタジー11ですね。テキスト方式で読み進めていくゲームとしては初めてです。いわゆるコンシューマ機のゲームでもその手の類のゲーム、例えば「かまいたちの夜」とかもやったことは無かったです。


―プレイされた感想は?

そうですね…18禁ゲームということで、要はそういうシチュエーションに持っていく為に気に入ったキャラクターのご機嫌を取るゲームなのかと思いきや、いきなり魔術師だのサーヴァントだのが出てきて、最初のアーチャーとランサーの戦闘シーンで速攻打ちのめされました(笑)
文章で読み進めていくゲームではあるのですが、その表現の巧みさと戦闘のエフェクト、そして一番圧倒されたのが効果音ですかね。いわゆる小説に音が加わるとこれほどまでに圧倒的な臨場感が生まれるのかと感動しました。

但し、他の同じようなジャンルのゲームをプレイしたことが無いので、それがFateだけの特徴なのか、全てにおいて内包にている特徴なのかは判断できませんが、プレビューサイト等での評判を見る限りは、Fateは特に抜きん出ている存在のようですね。

後はもう時間の許す限りPCのモニターの前に座ってマウスをカチカチやってましたね(笑)物語が進むにつれて過激さを増していくサーヴァント同士の戦闘シーンや主人公である衛宮士郎(えみやしろう)の内面の葛藤に息が詰まる思いでした。
正義の味方とか世界を救うとか物語にはよく出てくる言葉ですが、その本質と苦悩をあそこまで見せ付けられると自分の中での正義の定義も揺らいでしまいそうでした。

今まで触れたどの小説や映画、ドラマ、アニメと比べてもこれほどまでに胸に迫ってくる作品に出会ったのは初めての体験でした。そんな中で正に最強の敵と戦う寸前にいきなりああいうシーンがあって、あぁそういえば18禁だったんだ…って(笑)既にゲーム始めて十数時間(多分)経った後ですよ?!
もうすっかり忘れてましたよ(笑)


―性的描写のシーンは必要だと思いますか?

う~ん、、、物語のシチュエーション的に、未熟な魔術師である主人公の士郎が、パートナーであるセイバーに魔力を供給することができずに、もうセイバーが消え入りそうな状況で魔力供給の最終手段としてサーヴァントであるセイバーと交わるという流れはまぁそれほど違和感はなかったですが…正直、必要以上の性的描写やグラフックは見ていて恥ずかしかったです(汗)フルボイス仕様でなくて良かったなと(笑)

但し、インディースであった発売元のTYPE-MOONが商業的に成功する媒体としては、とっつきやすいジャンルだったのかも知れないので、一ユーザーである自分がとやかく言うことではないかと。
物語や世界観、キャラクターなどはエロ要素がなくても十二分に通用すると思うので、その期が熟してのアニメ化やFate stay/night[Realta Nua]なのだと思います。


―ではFate stay/night[Realta Nua]は肯定派ですか?

まだプレイしていないので何とも言えませんが、Fateの魅力ってエロ描写よりも、過剰ともいえる“生”と“死”というものの描写や選択肢を間違えるサクっと○んでしまうBAD ENDへの恐怖(笑)だと思うんですが、そこら辺まで薄まっているとちょっと嫌だなぁ…
不謹慎かもしれませんが、きちんと分別が付けられる大人に限定した娯楽というものもあって良いと思うので、あまり薄まって欲しくないというのが本音です。
後は、アニメ版の声優さんによるフルボイス仕様ですが、フルボイスになることで自分の心地よいテキストが流れる速さが規制されてしまうのかなといった不安も少しあります。
セリフだけボイスが入るのか、モノローグとかナレーション的な部分までボイスが入るのかまだ分かりませんからねぇ…


―アニメ版はどうでした?

アニメになると聞いたときは、あの戦闘シーンがアニメーションで見られるのかと楽しみにしていましたし、放送中も欠かさず見ていました。
感想としては、原作のゲームがセブンスターだとすれば、アニメ版はマイルドセブン・スーパーライトかなと(笑)
どっちが良いとか悪いとかではないですが、アニメは全体的にプロモーションビデオ的というか、ダイジェスト要素が強いかなと。まぁ2クール24話のアニメでは他のルートの要素を含みつつもセイバールートである“Fate”編をなぞったに留まりましたが、ゲームは少なく見積もっても3倍のボリュームがありますからね…
単純に比べられるものではないと思います。

アニメ版のオリジナル要素として、セイバールートでは無かった凛と士郎の学校での戦闘シーン、「これじゃ何とかに刃物だ…」「言うにことかいてそれかーーーー!!」のシーンや、アーチャーバーサーカーでゲーム版の“Fate”では描かれなかったアーチャーの活躍が見られたのが良かったです。アーチャーのキャストである諏訪部さんのUnlimited Blade Worksの詠唱がカッコ良過ぎでした。

それと何と言ってもアニメ版最大の魅力はやはり中田譲治さんが言峰綺礼を演じているところですね(笑)


―声優さんの話題がでましたが、イメージ通りでした?

一番最初に聞いたときは少し違和感があったかも知れませんが、今ではすっかり馴染んでしまいました。今では川澄さん以外のセイバーは考えられないし、Fate stay/night[Realta Nua]をプレイした後は特にそうなるでしょうね。
今では小説のFate/Zeroを読んでいるときも川澄さんや中田さんの声に脳内変換されています(笑)

つい最近『空の境界』のドラマCDを手に入れて聞いたのですが、荒耶宗蓮の声も中田譲治さんだったので、これまたピッタリだと(笑)

PCゲームをやっていた時は、勝手に役ごとに声優さんのイメージを当ててプレイしていたのですが、その時から言峰綺礼のイメージは中田譲治さんだったので、考えることは一緒だと(笑)セイバーは誰だったかな…多分、横山 智佐さんだっと思います。剣を振りかざして「ハァァァーーーーー!」って叫んでいるイメージで
と言って思い出しましたが、ジャンルは少し違いますが『サクラ大戦』はプレイしてました(笑)


―TYPE-MOON作品の独自の世界観には戸惑いませんでしたか?

一見さんお断りな雰囲気はありましたが、エクスカリバーやギルガメッシュという単語はファイナルファンタジーで馴染みがありましたし、他にも女神転生シリーズやオウガバトルシリーズ等、自分が今までプレイしてきたゲーム等の剣と魔法の世界や子供の頃読んだ英雄譚がベースにあるので比較的すんなり入れたというか、もっともっと詳しく知りたいと思えました。

ここでもネットを駆使してTYPE-MOONさんの用語辞典等を入手して勉強しましたね。それによって同じ世界観である『空の境界』もすんなりと読むことができました。今は普通の書店でも奈須きのこさんの著書が平積みになっているので、TYPE-MOONの世界観が一般化しているのかも知れませんね。模型誌等読んでいても常にFate関連の新製品がリリースされてますし。


―他のTYPE-MOON作品、例えば『月姫』はプレイされましたか?

いいえ、月姫は未プレイです。吸血鬼物は『BLOOD』や『ヴァンパイア戦争』など好きなジャンルなので、月姫も画集とかで登場人物や大筋の世界観は知りましたが、今ではプレイしたくても簡単にソフトが手に入りませんからねぇ…

アニメ化された『真月譚 月姫』は見ましたが、それだけで月姫の魅力を堪能できるとは思っていないので、TYPE-MOONさんには是非リニューアル版の月姫をリリースして欲しいです。これはマジでお願い(笑)

『空の境界(からのきょうかい)』は映画化決定の折に増刷された講談社ノベルのものを読みました。つい最近まで『そらのきょうかい』と呼んでましたが(笑)


―原作者の奈須きのこさんについてはどのような印象ですか?

自分の中の天才クリエーター十傑には確実に入っていますねぇ…自分にとっての天才とは、ただ単に絵や文章がうまいだけではなく、世界観を構築できるというか持っている方です。本当はその世界観自体を作り出しているんだけど、まるで他次元にそういう世界があって、まるでそれを見てきたかのように書ける人です。
例えば永野護さんはジョーカー太陽星団の生みの親ですが、生み出しているというよりはジョーカー星団を見てきて描いているみたいでしょ?
同じような感覚を奈須きのこさんにも感じます。これはやはりお二人とも固有結界のスキルを有しているのでしょう(笑)


―武内崇さんについてはいかがですか?

比較的少ない線で魅力的な絵を描く人だなぁ…と。華やかなヒロイン達の絵より、言峰綺礼とか荒耶宗蓮といったちょっとクセのある男性の絵が好みです。
汗臭過ぎない筋肉の描写も好きですね。


―好きなキャラクターはいますか?

言峰綺礼とか荒耶宗蓮はもちろんですが、大勢の方と同じようにアーチャー(ギルじゃない方)も好きです。
ヒロインでは、セイバーのような清廉で凛々しいタイプが好みですが、実世界では凛のような気位が高くて奔放で実はどこか抜けているといった女性に振り回されている感があるので、実際には凛がタイプなのかも知れません(笑)たがいに頑張ろうゼ…士郎。


―最後にFate/stay nightの今後に期待する事は?

FateとしてはFate stay/night[Realta Nua]でひとまず区切りだと思うので、展開と言っても…Fate stay/night[Realta Nua]が初めてFate/stay nightをプレイしたときの衝撃を超えてくれればと。

後は現在展開中のFate/Zeroの続きを早く読みたいのと、ネットラジオFate/stay tuneが長く続いて欲しいな(笑)

その後は是非『月姫』のリニューアル版をお願いしたいですね。もちろん完全新作も楽しみにしています。

F1マレーシアGP

2007-04-10 02:38:18 | モータースポーツ/F-1
しばらくぶりの更新なので、サッカーチャンピオンスリーグや知事選やらネタが色々あるのですが、とりあえずは先週末行われたF1マレーシアGPの感想なぞ。

レースウィーク前に来シーズンから始まるという新フォーミュラの発表がありましたね。シリーズ名は『スーパーリーグ・フォーミュラ』。
サッカーチームとのコラボで有名サッカーチームのカラーに塗られたマシンが面白いです。マシンはF1と比べるととんでもないワイドトレッドで、あんなに長いサスペンションアームのマシンを見るのは久しぶりな気がします。エンジンも4.2ℓのV12というレイアウトで古きよき時代のクラッシックフォーミュラですね。


いきなり脱線しましたが、マレーシアGPはシーズン中最も過酷と言われる灼熱のサバイバルレースといった印象が強いセパンサーキットで行われました。

予選は久しぶりに手に汗握る展開で、第3セッションの終わりに次々と最速ラップが更新されて、最終的にトップタイムを叩き出したのは、初戦オーストラリアGPでは予選をトラブルで満足に戦えなかったフェラーリのマッサでした。
アロンソが2位、ライコネンが3位、そしてルーキーのハミルトンが4位とフェラーリ、マクラーレンでトップ4を独占するなど、今シーズンはハッキネンVSシューマッハ時代から久しぶりにマクラーレンVSフェラーリの2強対決になるのは間違いないですね。

2強に続くポジションにはザウバーBMWが、そして昨年のチャンピオンチームであるルノーは完全に蚊帳の外で今シーズン中にチャンピオン争いに加わるのはまず無理でしょう。これがF1の面白いところというか怖いところですね…

スーパーアグリの順位はまぁこの辺が順当なところでしょう。ホンダはルノーと同じく状況は深刻ですね…

昨今の予選は見ている方にとっても面白くなったと思いますが、一つだけ腑に落ちないのがトップ10を決定する最終セッションで翌日の決勝用の燃料を積まなければならないというルールで、この不可解なルールによって第2セッションより遅いタイムでポールポジションが決まってしまうという何とも???な状況です。

そういう訳で、予選順位とマシンの真の速さは比例していないことも多く、今回のマレーシアでも第2セッションで最速だったアロンソにアドバンテージがあるのではないかと見ていました。


そして、注目の決勝スタートでフェラーリの2台がそれぞれにマクラーレンに先行を許すという大失態を犯してしまいました。
偶数側のグリッドの方がグリップが高かったといえますが、レースはスタートで決してしまった感があります。
更に追い討ちを掛けるように、ポールスタートのマッサが、ルーキーのハミルトンに対して無謀なアタックを仕掛けて自滅…
本当にもう何やってんだかといった感じです。フェラーリはその後のレース戦略を見てもピットアウトのタイミングが渋滞の真っ只中だったりしてチグハグさを露呈してしまいましたね。マシンは良いのだと思いますが、こんなところでロス・ブラウン休養の影響がでたのかも。

反面マクラーレンは、このレースに限ってはかつての常勝チームの片鱗が垣間見えました。ハミルトンも開幕の表彰台がフロッグでは無かったことを証明しましたね。アロンソは流石というか、これで開幕から2位―1位と並べて簡単にランキング首位を押さえました。

ライコネンはムラがあるのは分かっていたことですが、マッサまでがドタバタしているとあっという間にマクラーレンに主導権を握られてしまいそうです。


他に光ったドライバーやチームとしては、決勝では惜しくもトラブルでストップしてしまいましたが、ウイリアムズのロズベルグが予選、決勝ペース共に光っていました。最近のF1はメーカー系チームが主流で、ウイリアムズのような昔ながらのレース屋というのは希少ですが、市販車とはまったく異なるF1のカーボンコンポジットシャシーの製作において一日の長があることを証明しましたね。
エンジンはレギュレーションにより開発が凍結されているので、昔ほどワークスエンジンとカスタマーエンジンの差が出にくいと思いますので、ウイリアムズにとっては良い流れになってきたのではないでしょうか。その流れで是非、レギュラードライバーに中嶋一貴をよろしく(笑)
そいうえば、インタビューに答えていた一貴選手、瞬きの感じがお父さんそっくりでした…

ルノーは予選でトップ10に入れなかったことを利用して、満タンのガソリンでスタートして粘り強くポイントを獲得しましたが、これは中堅チームの戦い方ですよ…昨年のチャンピオンチームが形無しです。


自分にとっての重要事項の一つであるマシンのカッコ良さは、何と言ってもレッドブルがナンバー1です。カラーリングのせいで中々フォルムが分かりにくいですが、クルサードがレース中にタイヤをロックさせたりはみ出してくれたおかげで(笑)スーパースローでリプレイされる機会が多く、マシンのディテールを存分に見ることができました。ノーズのラインが特に美しいですね…さすがニューエイ。


そして最後になりますが、今回のレースの一番の功労者はブリヂストンのスタッフでしょう。何千本もあるタイヤに1本1本ラインを入れてくれたおかげで各チームの戦略がとても分かりやすかったです。
といってもほとんどのチームがソフト―ソフト―ハードといったタイヤ選択でしたが、シーズンが進むにつれて各チームに選択の違いが出てくると面白いですね。
せっかく作ったヘンテコルールなんですから、視聴者にも一目で分かるようにしないと意味ないですよね~

次戦のバーレーンは砂漠の中のF1レースというこれまた過酷な状況でのレースとなります。フェラーリ勢の巻き返しに期待したいですね。

フェイト/ゼロ

2007-04-03 00:07:42 | 日記
PCゲーム及びアニメで話題になった『Fate/stay night』の10年前を描いた小説『Fate/Zero フェイト/ゼロ』の2巻が発売されました。

『Fate/stay night』の世界観やストーリーを知っていないと楽しめない副読本のようなものなのですが、公式の通販では発売前に売り切れになっていて、改めてフェイト人気の高さを思い知りました。しかたなく数年ぶりに“とらのあな”行っちゃったよ…

『Fate/stay night』は、どんな願いでもかなえることができるという“聖杯”を得る為に7人の魔術師が7つのクラス、セイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・アサシン・バーサーカーに相応しい過去の英霊をサーヴァント(使い魔)として召還し戦う“聖杯戦争”の物語で、ゲームでは第五次聖杯戦争を舞台に主人公である衛宮士郎(えみやしろう)を中心に展開されます。

その『Fate/stay night』に中で度々語られる10年前に行われた第四次聖杯戦争を描いたのがこの小説で、『Fate/stay night』の原作者である奈須きのこ氏から依頼を受けニトロプラスの虚淵玄氏が筆を取っています。

PCゲーム『Fate/stay night』は伝奇活劇ビジュアルノベライスとカテゴリーされていて、クリックで読み進めていくタイプの小説ゲームです。
魔術や伝承について深い造詣があるTYPE-MOONの作品らしい世界観と、効果的に差し込まれるイベント絵や効果音で、この手のゲームを始めてプレイした自分でも時間を忘れて熱中してしまう傑作ゲームでした。

痛々しいまでの心理描写で気が付くと呼吸をすることも忘れてしまいそうな奈須きのこ氏の紡ぐストーリー展開と武内崇氏の描く迫力のイベント絵の双方を持たない『Fate/Zero』ですが、これが間違いなくフェイトであるというのは読み始めてすぐに感じることができるはずです。
猟奇的な描写や残酷描写などが頻繁に登場するので万人向けの良本という訳にはいかないですが、フェイトに心躍らせた方なら必ず時間を忘れてのめり込めることは間違いないでしょう………って、何かメーカー側の人間みたいだな

フェイト自体に触れたことの無い方は、4月に発売されるPS2版の『Fate stay/night[Realta Nua]』から始めるといいかもしれません。年齢制限も無い…と思いますしアニメ版の声優さんよるフルボイス仕様になっているそうですから。

また、『Fate/stay night』と同じ世界観で展開される奈須きのこ著『空の境界 上/下』も面白かったです。何やら、全7章全てを映画化して連続公開するとか…


ここからはネタバレを含みますので、『Fate/stay night』及び『Fate/Zero』未見の方は読み飛ばして下さい。


















『Fate/stay night』の中で言峰綺礼(ことみねきれい)やセイバーが語る若き日の衛宮切嗣(えみやきりつぐ)の姿に興味をそそられた方は多いと思いますし、自分もその一人です。魔術師殺しと呼ばれた切嗣の姿とは―
そんな想像が形となったのがこの『Fate/Zero』で、劇中の切嗣は最新の銃器で武装し冬木の地に降り立ちます。同伴するのは最強のサーヴァントであるセイバーではなく、久宇舞弥(ひさうまいや)という幼少の頃から自ら育て上げた女兵士を連れて。

一方のセイバーは切嗣に一言も言葉を交わしてもらえず、切嗣の妻でありイリアの母、つまりアインツベルンの作り上げた聖杯の器であるアイリスフィールと共に冬木に降り立ちます。切嗣が選んだ戦略はマスターとサーヴァントの別行動という奇策で、アイリスフィールがマスターのように振る舞いセイバーとともに敵の目を引き付け、自らは最新の戦闘機器で武装しマスターである魔術師を狩るという。なるほど、第五次聖杯戦争の中で士郎の義理ではあるとはいえ父親にあたる切嗣についてセイバーがあれ程苦々しく語ったのは、最後に令呪の力で聖杯を破壊させられただけでは無かった訳です。
ゲームの立ち絵であった斜め下を見ながら唇をかみ締めているセイバーの姿が想像されます…哀れセイバー

ゲーム中で第四次聖杯戦争に参加したマスターが分かっていたのは、先出の二人の他は遠坂凛の父親である遠坂時臣ですが、彼のサーヴァントがあのアーチャーだったのは意外でした。2巻の中では綺礼とギルガメッシュとの邂逅のシーンもあり、今後の展開が楽しみです。相変わらずギル様のセリフには我と書いてオレとルビが振られているのが可笑しかったです(笑)

他にも多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、先日放送された日本人が選ぶ100人の偉人(英雄編)という番組に、『Fate/stay night』及び『Fate/Zero』の英霊が一人も入っていなかったのが……
日本で行われる聖杯戦争では、アーサー王やアレクサンダー大王を召還するより、ナポレオンとかジャンヌ・ダルクとか坂本竜馬を召還したほうが有利ということか…

番組編成期ですね~

2007-04-02 16:49:08 | 日記
季節の変わり目といえば番組編成で、今まで見ていた番組が終わり新たな番組が始まる時期です。

自分は名古屋在住なので、関東及び関西地区の方より1週程度遅い放送スケジュールなので(何でだ??)、先週殆どの番組が終わりました。

■コードギアス―反逆のルルーシュ
今期の中で一番楽しみに見ていた番組ですが、何とも中途半端に終わってしまいました。まぁ続編も決定したようですし、24・25話は夏に放送されるとのことなので楽しみに待つことにしましょう。
てか、23話と決まっていたなら23話で収める努力しま……
コードギアスについては、改めて1話から見直したいですね。このブログでももっと深く取り上げたい番組でした。

■武装錬金
ジャンプ原作アニメですね。もう随分と前に終わった作品でしたが、今になってアニメ化されるということは人気あったんですかね?
自分は途中までしか原作読んでいなかったので、後半は原作付きアニメのような感じはしませんでしたが、ちょっとこの歳になって見るには主人公の真っ直ぐさが気恥ずかしい感じでした(汗)
パピオンくらいの方が感情移入できて良いです。

■デスノート
新OPになってニアやメロ、大人になった月(らいと)が確認できるので最後まで描かれるようですね。
これもジャンプアニメで何で今更?と思ったりしましたが、平野綾ちゃん演じるミサで十分満足です(笑)基本的に作画は良いほうですが、たまにとんでもなく酷い回があるのは何故でしょう?
やはり海外に発注することでクオリティを統一するのが難しいんでしょうかね。

■スーパーロボット大戦OG―ディバイン・ウォーズ
同名のPS2ゲームが発売延期になってしまったので、図らずもオリジナルアニメとして楽しめました。ロボットの描写が全てCGだったのですが、スパロボの醍醐味であるケレン味が薄かったような気がします…とんでもないパースが付いたキメポーズとか見てみたかったですね。
あと、キャラ絵が酷ど過ぎ…絵そのものというより、動きにまったく魅力を感じませんでした。普段ゲームで立絵だけでプレイしているのと変わらない感じでアニメにしたメリットがあまり感じなかったです…残念

■天保異聞―妖奇士
う~ん、結局最後まで楽しいとは思えなかったです。この放送枠のアニメが2クールで終わるというのは余程視聴率というか評判悪かったんですかね?
キャラクター商品展開もまったく望めない番組ですし…
最初からこの枠でコードギアスを1年放送していれば、バンダイも良い商売になったような気がします。コードギアス見てるのは大半がガンダムSEED見ていた人でしょうから。深夜枠ならもっと違った評価だったかも知れません。
後番組は『地球へ』か……何とも懐かしいものを持ってきたものです



アニメ番組が始まるときは、気になったタイトルは最低1話はチェックするのですが、最後まで見ていたのは(デスノは最後ではありませんが)これ位でした。
『のだめカンタービレ』と『ケロロ軍曹』は引き続き見ようと思ってます。
今回のクールではロボットアニメが2本あった訳ですが、ガンダムやマクロスそしてエヴァンゲリオンのように10年、20年経っても新作が作られるような作品はなかったですね。コードギアスは今後の展開に期待します。


気になる新番組としては複数の有名デザイナーが参加する『機神大戦 ギガンテック・フォーミュラ』と河森正治さんがメカデザインを手掛ける『キスダム』ですかね。他にも面白そうな番組があれば教えて下さい。

◆番外編
WOWWOWで放送されている『獣装機攻 ダンクーガ・ノヴァ』も見てます(現在6話)。最初はダンクーガの続編なのか、名前とメカデザインだけ引き継いだ別物か分かりませんでしたが、謎の男FSがやはりというか藤原忍だと分かり、「やってやるぜ」とか言っていたので間違いなく続編なのでしょう。
作品自体は、軽いというか何というか…打ち切りにならないことを祈ります