白い彗星の艦長室のひとり言

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機動戦士ガンダム00 ♯25 刹那 その1

2008-03-30 13:48:40 | 機動戦士ガンダムOO
半年間楽しませて貰ったガンダム00も今回で第1部が終了します。
この間、多くの人にこのブログにも訪れていただき、ありがたく思っています。
それでは、最終回の感想を全力でまとめたいと思います。

アバンでは、前回の刹那、ラッセとアレハンドロの戦闘の続きから再開です。

「エクシア、刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!」

GNソードを振りかざしアルヴァトーレに切り掛かるエクシア。アルヴァトーレからは多くの砲門が開きエクシアに一斉射を仕掛けます。

「刹那、コンテナをやれ。上手くいけばあの腕くらい吹っ飛ばせる!」
「了解!」
ラッセの機転で、エクシアとGNアームズは強襲用コンテナの残骸に集中攻撃を仕掛けます。

「やったか?」
「…いや」
「チッ、無傷かよ!!」
ラッセの思惑も虚しく、アルヴァトーレの両腕はフィールドの外に出ているにも関わらず、ダメージを受けていません。この腕その物が防御用の盾として機能する位の強度があるようです。

勝ち誇るアレハンドロ。
「フフフ…ハーハハハッ…その程度でアルヴァトーレに対抗しようなど、片腹痛いわ!!」

アルヴァトーレという名称には色々と憶測がありましたが、発売された模型誌等の情報及びアレハンドロ自身のこの発言により、モビルアーマーの名称で確定のようです。


「フェルト、マイスター達の状況を教えて」
「ナドレは大破…ティエリアからの応答なし……」
「なんだと?!」
「キュリオス機体損傷大…敵モビルスーツ2機と交戦中…」
「みんな……」
スメラギさんたちは、残された強襲用コンテナで現状確認。悲観的な状況に顔を雲らせます。

ここで、フェルトの新たな情報について。
フェレシュテの管理者であり、第2世代マイスターの一人だったシャル・アクスティカ(♀)が赤ん坊のフェルトを抱いているシーンが外伝『ガンダム00F』で描かれました。
そして、それを見守るルイード・レゾナンス(♂)とマレーネ・ブラディ(♀)の様子から、父親はルイードで間違いないようですが、母親は……抱いているのはシャルですが、彼女は現在31歳、この当時16~17歳…無いとは言えませんが、ルイードとマレーネの子を抱かせて貰っているとも受け取れます。

劇中、シャルがフェルトに会うのを躊躇しているのは、両親が死亡した原因が自分にある事を気にしての態度にも思えます。
いずれにしても、現時点の連載にこの3人に関しての恋愛エピソードが無いので何とも言えません。

以前、フェルトはティエリアやガンダムマイスター874と同じ、ヴェーダの情報収集体では?と書きましたが、どうやらその線は消滅したようです。
…ごめんよ、フェルト。

そして、どうやら強襲用コンテナにいる3人は、無事にこの戦闘を生き残り次のステージに進む事が確定のようです。


セルゲイとソーマは、損傷を負ったキュリオスを捜索中。
「しくじったぜ…ったく……」
(ハレルヤ…)
「あ?引っ込んでろアレルヤ。生死の境で何も出来ないテメェには用はねぇ。オレは生きる。例え他人の生き血を啜ってでもなぁ!」
(ボクも生きる…)
「何?」
(ボクはまだ世界の答えを聞いていない。この戦いの意味すら…それを知るまで、ボクは死ねない!)
「…ハッ、ようやくその気になりやがったか。なら、あのオンナに見せ付けてやろうぜ…本物の…超兵って奴をな!!」

ここでハレルヤはヘルメットを脱ぎ捨て、常にどちらかの目を覆っていた前髪を掻き揚げます。
金と銀のオッドアイを初めて同時に晒し、それに呼応するようにキュリオスもカメラアイを輝かせて息を吹き返します。

アレルヤとハレルヤの息の合った(?)連携攻撃は、2機のGN-Xを圧倒します。
アレルヤの時にはは決して使わなかったクローで、セルゲイ機の片腕をもぎ取るキュリオス。
「動きが違う?!」
「あの機体がどうして?!」

「今までのようにはいかねぇ!そうだろ、ハレルヤ!!」
人格が融合したというよりも、一つの身体に二つの人格を同時に発現しているという雰囲気です。


一方、アルヴァトーレの強固なフィールドを未だに破れずにいる刹那とラッセ。
アルヴァトーレからは、GNファングの様な武器まで放たれます。
「あの武器はスローネと同じ?!」
「刹那、ドッキングだ」
「了解」
最終話にして初めてGNアームズとエクシアの合体シーンが描かれました。

「GNアーマーなど、フッ…ファング!!」
どうやら、GNファングは機体のシステムその物がパイロットの思考を読み取るようで、搭乗者の資質はあまり関係無いように見えます。
アレハンドロやアリーが特殊な能力を持っていないとは言い切れませんが、使い手のセンスは問われるでしょうが、特殊な能力がなくても動かす事は出来るのでしょう。

GNファングのオールレンジ攻撃を、GNフィールドを展開し防御するGNアーマー。
これを見る限り、OP映像にそれっぽい描写はありますが、エクシア単体でGNフィールドを展開する事は難しいようです。
タクマラカン砂漠での戦闘でエクシアがヴァーチェのフィールドに収まっていたのも、エクシア単体ではフィールドを形成できないからとすれば納得です。

「狙い撃つ!!」
まるでロックオンの如きセリフを吐き、射撃武器で次々とファングを堕とす刹那。
射撃はド下手だった刹那ですが、これはラッセの補正が入っているのでしょうか?

「突っ込むぞ、刹那!!」
「馬鹿の一つ覚えとは!!」
双方がクローを展開しますが、アルヴァトーレの大型アームに掴まれるGNアーマー。
しかし、それは牽制ですぐさま両腕に装備されている大型のGNソードでアルヴァトーレの腕を切り裂き、続けざま至近距離から放ったGNキャノンは、もう一方の腕をも破壊します。

その代償として、アルヴァトーレの集中砲火がラッセのいるコックピットに。
「刹那、俺たちの存在を!!」
刹那に存在し続ける事、つまりは生き残る事の重要さを気付かせるきっかけを作ったラッセは、自らの存在した意義を刹那に託して逝きました。
ラッセ・アイオン死去―

「ラッセ?!貴様ぁーーーーーー!!」
アルヴァトーレの集中砲火を避ける事もなく、GNソードを突きつけるGNアーマー。
その突進力とGNソードの切断力(その理由は後に語られます)は、強固なアルヴァトーレのフィールドをついに突破し致命的な一撃を与えます。
爆煙の中から再び現れたエクシアは、GNアーマーをパージし、エクシア自身のGNソードを天高く振りかざします。
「何ぃーーー?!」
驚愕の表情を浮かべるアレハンドロを尻目に、エクシアのGNソードはアルヴァトーレを切り刻み、ついに破壊に成功した……と思わせます。
「ガンダム1機に私のアルヴァトーレが?!」


その頃、キュリオスとGN-Xもまた死闘を繰り広げており、ビームサーベルで切り結ぶキュリオスとソーマのGN-X。
ソーマは不完全だと見下していた被研体E-57に劣る事が納得できない様子です。

「何故だ!私は完璧な超兵のはずだ!!」
「分かってねぇなぁ…オンナ…」
「なにぃ?!」
「オメェは完璧な超兵なんかじゃねぇ!脳量子波で得た超反射能力…だがテメェはその速度域に思考が追いついてねぇんだよ!!動物みてぇに本能で動いているだけだ!」
「そんな事!!」
激情したソーマが頭部のGNバルカンを放った先にはキュリオスの姿は既に無く…

「…だから動きも読まれる…反射と思考の融合…それこそが、超兵の在るべき姿だ!!」

GN-Xの背後に回っていたキュリオスのGNドライブが激しい光を放ち、トランザム発動。
破損している右半身からGN粒子がダダ漏れしているのが少し気になります。

反射と思考の融合。ハレルヤの言うこの言葉は正にトランザムには打って付けの能力とも言え、無防備に突進してくるソーマのGN-Xは成す術なく機体を切り刻まれ、止めとなる一撃が向けられたその時―

「さよならだ、オンナァ!!」
「少尉!!」
ソーマを庇うように飛び込んだセルゲイキ機にキュリオスのシールドニードルが突き刺さります。
「中佐?!」
「今だ、ピーリス!!」
動きの止まったキュリオスにソーマ機のライフル斉射が浴びせられ、キュリオスは後退。破損したコックピットの破片でハレルヤも右目に負傷を負います。
ヘルメット被ってないから……

「何をしている!私に構うな。戦え、少尉!!」
「できません!中佐がいなくなったら、私は独りになってしまう…」
「少尉……」
超兵として、任務の遂行のみを存在理由としてきたソーマと、時には厳しく時には優しく接してきたセルゲイの間には、親子の情愛とも似た絆が出来上がっていたようです。

そして、そのGN-Xのコクピットの位置は、貫かれたクローの下に位置するようで、この事実はある男の生死にも関わってきます。

流れていくキュリオスの中、その光景を見つめるアレルヤ(ここから表記が変わります)は、モニターに映るソーマを見て驚きの表情を浮かべます。
「マ、マリー?!何故?何故、君が……」

デザインベイビーであるというソーマの過去に、アレルヤとの繋がりがあったという事でしょうか。
アレルヤの言葉からはマリーという人物とはとても親しく、そして超兵とは無縁の存在だったように感じますが、一方のソーマは被研体E-57であるアレルヤを親しかった人間とは感じていないようなので、何らかの記憶操作が行われているのかも知れません。


「ラッセ、応答しろラッセ!」
GNアームズの残骸を前に呼びかけるエクシアに、破壊したはずのアルヴァトーレからビーム攻撃が向けられます。

アルヴァトーレの頂部にあった2門の砲口は、モビルスーツが両腕に保持していたライフル?で、覆われていた外装は変形してモビルスーツの羽になるようです。
金ピカのGMの様なモビルスーツは、持っていたライフルを一つ投げ捨て、ビームサーベルを引き抜くとエクシアに切り掛ります。

「流石はオリジナルの太陽炉を持つ機体だ。未熟なパイロットでここまで私を苦しめるとは」
「貴様か!イオリアの計画を歪めたのは?!」
「計画通りさ、ただ主役が私になっただけの事。そうさ、主役はこのアレハンドロ・コーナーだ!!」
「何が、望みだ?!」
「破壊と再生だ…」
「何?!」
「ソレスタル・ビーイングの武力介入により世界は滅び、統一という再生が始まった…そして私はその世界を、私色に染め上げる!!」
「支配しようと言うのか!!」
「正しく導くと言った。だが、その新しい世界に君の居場所は無い。塵芥となり果てよ!エクシア!!」

アレハンドロのモビルスーツが放った大口径のビームがエクシアを飲み込む……
って、ところでAパート終了。
後半Bパートはその2で。

う~ん、今回は感想や私的な考察など挟む余地がないなぁ…セリフだけ、もっと言えば本編を見ているだけで十分な気がします(汗)


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