※この記事は、機動戦士ガンダム00 ♯16トリニティの後半レビュー記事です。前半はその1をご覧下さい。
CM明け
ニュースで合同演習部隊にソレスタルビーイングが介入した事を知り(真実とは違いますが)夜更かしした沙慈君。
ルイスはそんな事よりテストの方が大事と言っていますが、この歳の女の子の世界情勢に対する感心なんてこんなもんでしょう。
もっと言えば、世界のどこかで起こっている戦争・紛争を対岸の火事だと思っている自分を含めた日本人の大半はこんなもんでしょう。
そんな彼らが今後どのように世界と関わっていくようになるのかが、今後の見所の一つになるのでしょう。
「監視者、アレハンドロ・コーナー」
予告編で登場した建物には、やはり他の監視者が一堂に会しているようです。
それぞれ異なるオブジェに赤く光る光点があるのみで、実際には別の場所にいるのでしょうか(オブジェの種類が国籍を表していたりしたら面白いですが)。
彼らもまたソレスタルビーイングにセカンドチームが存在したこと及びスローネの存在を知らないようで、くどいようですが監視者の知り得るヴェーダの情報にもそれらの情報はないという事のようです。
「全監視者にその是非について提言したい。新たに実働した3機のガンダムを了承するか否か」
アレハンドロの提言を性急過ぎるとして、過去のソレスタルビーイングの活動内容についての考察が始まります。
ここからは総集編というか、過去のフィルムを使った回想シーンなのですが、一つ押さえておかなければならないのは、ここで語られるのはオフィシャルな内容というよりは発言者個人の見解であろうという事。
各発言者がどの位の状況認識の上での発言か見極める必要がありそうです。
そして、アレハンドロの意図的なミスリードの可能性も十分に考えられます。
■ケース1 AEUの新型モビルスーツ・イナクト発表会場への武力介入
派遣されたエクシアはイナクトを圧倒。その戦闘能力を披露しつつ、敵最新鋭機の存在を牽制。
また、AEUが条約に規定されている以上の軍事力を軌道エレベーターに駐留している事を世界に示した。
同時刻、人革連の軌道エレベーター「天柱」へのテロ活動を未然に防ぐ。
このミッションの主旨は紛争に介入するのではなく、テロを未然に防止する事で世界への理解を求めたと思われる。
※あくまで監視者たちの見解です。
■ケース2 旧スリランカ・セイロン島での民族紛争への武力介入
ガンダム4機による複数の戦場への同時介入によりミッションを完遂。
これ以降、ガンダムはチーム編成を変えつつヴェーダの推奨するプラン通りに、様々なミッションを続けていく事になる。
ここで舞台はトリニティの母艦へと移り、以降、監視者とトリニティ両方の視点から過去の物語を振り返ります。
とりあえず、トリニティ次兄ミハエルはあまり深い考え無しっと。
■ケース3 アレルヤ・ハプティズムの独断行動による人命救助
突発的なミッションによりデュナメスの持つ高高度砲撃能力が漏洩し、後日ヴェーダによる計画プランの修正が行われる。
■ケース4 モラリア共和国での大規模軍事演習への介入
ここではエクシアのパイロットである刹那・F・セイエイが敵に姿を晒すという愚行を行うもミッションは完遂。
この件についての刹那・F・セイエイからの事情説明は行われず、後日、刹那・F・セイエイのについて除名が推奨されるも意見の一致を見ず不問となる。
■ケース5 ソレスタルビーイングの活動中止を勧告する国際テロネットワークによる無差別報復
世界各国の諜報機関の協力もあり、本件は速やかに処理される。
賛否はともかく、世論はソレスタルビーイングの存在を現実の物として受けとるようになったのは間違いないと思われる。
■ケース6 人革連特務機関“頂武”によるガンダム鹵獲作戦
超人機関の元被研体であるアレルヤ・ハプティズムは脳量子波の影響を受け、キュリオスを鹵獲寸前まで追い込まれる。
また、ヴァーチェも鹵獲を逃れるため、最重要システムであるナドレを存在を敵に知られ、キュリオスもまた、時期早に装備する特殊兵器を露見してしまう。
本件において戦術予報士スメラギ・李・ノリエガの能力を疑問視する声もあったが、刹那・F・セイエイのケースと同様に意見の一致を見ず不問とされる。
アレルヤ・ハプティズムについては、超人機関技術研究所の所在及びその破壊を提案したために不問となる。但し、脳量子波の影響を受け続ける彼にガンダムマイスターを続けさせるか否かを議論する余地あり。
■ケース7 アザディスタン王国での内紛に対し、マスード・ラフマディ氏の救出及び非武装のエクシアによる護送
非武装にする事で世論を味方に付け、エクシアは無事脱出に成功するもアザディスタンでの内紛が収まった訳ではない。
※ここでミハエルが言っていた「昔、流行った無抵抗主義」というのは、ガンジーの事でしょうか?!どんだけ昔やねん…
■ケース8 タクマカラン砂漠核廃棄物埋設施設へのテロ行為の阻止
テロリストは速やかに排除するも、予期していた3国合同軍事演習部隊の攻撃により、セカンドチームが現れなければガンダムが鹵獲された可能性が高かったと思われる。
現在稼動している5機以外のセカンドチームが所有している太陽炉の詳細は不明。
その件については追ってヴェーダから確定情報が提示される予定。
とまぁ、補足も含めて振り返られた内容を報告書風にまとめてみました。
セルゲイ声の監視者が言っていた稼動している5機の太陽炉とは、トレミー所属の4機と外伝に登場するフェレシュテが所有する1機(Oガンダム及び第2世代ガンダムの改良型で共有)の事ですね。
外伝を見ていない人には???な発言だったのではないでしょうか。
そして、公式HPによると、スローネに搭載された太陽炉はT(タウ)と呼ばれるタイプで、キャラクター情報のページには擬似GNドライブとあります。
擬似という言葉から想像されるのは、誰かが太陽炉のデータからそれに準ずる物を作り上げたという事。
そして、監視者の印象は誰もが感じている通りロゴスとか、ゼーレとか、グランドロッジの猫とか、エウロペアの十賢者といった世界を影から動かす老人の集団といたイメージでしたが、一つ異なるのは彼らは世界の動向には興味が無く、持つのは総意によるソレスタルビーイングへの否決権だけという事。
彼らが何を目的に監視者をしているのかは分かりませんが、大きな疑問として何故彼らに拒否権を行使できる“力”があるのかという事です。
力、権力、強制力とは相手より立場が上回っていないとその効果を発揮しません。
ソレスタルビーイングは、国家相手にケンカしている訳ですから大国のお偉いさんが何人名を連ねたところで、ソレスタルビーイングに対して拒否権は持ち得ないでしょうし、それはアレハンドロの表の顔でもある国連もしかりです。
では、活動資金を提供しているスポンサーか?それはむしろ王留美の存在がそれにあたると思います。
肩書きはエージェントとなっていますが、彼女に対するトレミーのメンバーの対応は所謂スポンサーへの対応に近いと思います。もちろん、エージェントを取りまとめる仕事はやっているようですが。
そもそも、プトレマイオスのクルーが監視者の存在を知っているかどうかも疑問です。王留美はアレハンドロと面識があり、その対応からアレハンドロの監視者としての正体を知っていると思われますが、刹那たちが見も知らぬ監視者なる者から、貴方は満場一致でクビですと言われたところで、ハイそうですかとはならないですよね。
もしも、そのような権限を発動できる者がいるとするならば、現状では彼らを選んだヴェーダしか考えられません。
自分たちを選んだヴェーダの決定ならば、たとえクビと言われようと従わざるを得ないでしょう。彼らにとってヴェーダは絶対です。
という事は、彼ら(監視者)が持つ拒否権というのは、全員の意見が一致した時のみにヴェーダを通して拒否権を持つと考えると妥当な気がします。
まったくの推測でしかないのですが、イオリア・シュヘンベルグが自らの計画の遂行を死ぬ事の無いコンピュータであるヴェーダに託した際に、そのヴェーダを律するタガとして監視者なる存在を置いたのではないかと思います。
何であれ完璧な物は存在しないので、いざという時にヴェーダに意見ができるモノ、彼ら全員の意見の一意のみに発動できる権限を残し、彼らは代々その役目を負っていると。
その中で、どうも胡散臭いのがアレハンドロ・コーナーさん。
「意見が出揃ったところで、改めて監視者に問いたい。新たに登場した3機のガンダムの存在を、了承するか否か?」
現時時点において否定する材料の無い監視者は揃って了承の意を示し、黒い笑みを浮かべるアレハンドロ……
現時点でトリニティの存在を事前に認識していたであろう人物は彼だけに思えます。
彼が、ティエリアを始めとするトレミーのメンバーや監視者たちの知りえないヴェーダの情報を得る立場にあるのか、それとも“擬似”GNドライブを作り上げ、ヴェーダにそのトリニティの存在を“容認”させたのが彼なのか、ますますこの人からは目が離せません。
プトレマイオスとのランデブーポイントに向かうトリニティの母艦。
この母艦にもスローネ“同様”のGNドライブが“搭載”されていて直結の強力なビーム砲を持つと公式HPに書かれているので、T(タウ)タイプのGNドライブは現時点で4機が存在しそうです。
武装を持たないトレミーより母艦として強力と言えますが、万一、スローネ全機が不在の場合に“擬似”とはいえ強力なGNドライブを鹵獲される可能性はありますね。
彼らのセリフを聞いていると、ソレスタルビーイングの理念というよりはどうも戦闘自体を楽しむ戦闘狂のイメージを強く感じます。
外伝を見る限りはヴェーダの指示で行動しているようですが、彼らがヴェーダによて選ばれた者なのか、別の誰かにより集められ後でヴェーダに承認された者なのかは今後明らかになっていくでしょう。
ヴェーダの指示に従いながらも、それぞれの人間性を色濃く残すトレミーチームとの対比が楽しみです。
最後に少しトリニティの声優さんについて、小西さん、浪川さん、そして釘さまと三人それぞれキャラのイメージととてもマッチしていると思いました。
三人ともガンダムには初搭乗ですね。
浪川さんは子供の頃にはジオン兵と友達に、そして大きくなってから(笑)は、劇場版で支援戦闘機には乗っていましたが。
CMにて、動くバンダイの岸山さんを見る…
武力介入を開始したトリニティの猛攻に、世界は震撼し翻弄され続けるしかないのか――
次回『スローネ強襲』
理念に隠された野望が鎌首を擡げる
次回はどうやらトリニティとオーバーフラッグスとの戦闘が描かれるようです。
理念に隠された野望とは、ヴェーダの事なのか、それともコーナーの事なのか…
CM明け
ニュースで合同演習部隊にソレスタルビーイングが介入した事を知り(真実とは違いますが)夜更かしした沙慈君。
ルイスはそんな事よりテストの方が大事と言っていますが、この歳の女の子の世界情勢に対する感心なんてこんなもんでしょう。
もっと言えば、世界のどこかで起こっている戦争・紛争を対岸の火事だと思っている自分を含めた日本人の大半はこんなもんでしょう。
そんな彼らが今後どのように世界と関わっていくようになるのかが、今後の見所の一つになるのでしょう。
「監視者、アレハンドロ・コーナー」
予告編で登場した建物には、やはり他の監視者が一堂に会しているようです。
それぞれ異なるオブジェに赤く光る光点があるのみで、実際には別の場所にいるのでしょうか(オブジェの種類が国籍を表していたりしたら面白いですが)。
彼らもまたソレスタルビーイングにセカンドチームが存在したこと及びスローネの存在を知らないようで、くどいようですが監視者の知り得るヴェーダの情報にもそれらの情報はないという事のようです。
「全監視者にその是非について提言したい。新たに実働した3機のガンダムを了承するか否か」
アレハンドロの提言を性急過ぎるとして、過去のソレスタルビーイングの活動内容についての考察が始まります。
ここからは総集編というか、過去のフィルムを使った回想シーンなのですが、一つ押さえておかなければならないのは、ここで語られるのはオフィシャルな内容というよりは発言者個人の見解であろうという事。
各発言者がどの位の状況認識の上での発言か見極める必要がありそうです。
そして、アレハンドロの意図的なミスリードの可能性も十分に考えられます。
■ケース1 AEUの新型モビルスーツ・イナクト発表会場への武力介入
派遣されたエクシアはイナクトを圧倒。その戦闘能力を披露しつつ、敵最新鋭機の存在を牽制。
また、AEUが条約に規定されている以上の軍事力を軌道エレベーターに駐留している事を世界に示した。
同時刻、人革連の軌道エレベーター「天柱」へのテロ活動を未然に防ぐ。
このミッションの主旨は紛争に介入するのではなく、テロを未然に防止する事で世界への理解を求めたと思われる。
※あくまで監視者たちの見解です。
■ケース2 旧スリランカ・セイロン島での民族紛争への武力介入
ガンダム4機による複数の戦場への同時介入によりミッションを完遂。
これ以降、ガンダムはチーム編成を変えつつヴェーダの推奨するプラン通りに、様々なミッションを続けていく事になる。
ここで舞台はトリニティの母艦へと移り、以降、監視者とトリニティ両方の視点から過去の物語を振り返ります。
とりあえず、トリニティ次兄ミハエルはあまり深い考え無しっと。
■ケース3 アレルヤ・ハプティズムの独断行動による人命救助
突発的なミッションによりデュナメスの持つ高高度砲撃能力が漏洩し、後日ヴェーダによる計画プランの修正が行われる。
■ケース4 モラリア共和国での大規模軍事演習への介入
ここではエクシアのパイロットである刹那・F・セイエイが敵に姿を晒すという愚行を行うもミッションは完遂。
この件についての刹那・F・セイエイからの事情説明は行われず、後日、刹那・F・セイエイのについて除名が推奨されるも意見の一致を見ず不問となる。
■ケース5 ソレスタルビーイングの活動中止を勧告する国際テロネットワークによる無差別報復
世界各国の諜報機関の協力もあり、本件は速やかに処理される。
賛否はともかく、世論はソレスタルビーイングの存在を現実の物として受けとるようになったのは間違いないと思われる。
■ケース6 人革連特務機関“頂武”によるガンダム鹵獲作戦
超人機関の元被研体であるアレルヤ・ハプティズムは脳量子波の影響を受け、キュリオスを鹵獲寸前まで追い込まれる。
また、ヴァーチェも鹵獲を逃れるため、最重要システムであるナドレを存在を敵に知られ、キュリオスもまた、時期早に装備する特殊兵器を露見してしまう。
本件において戦術予報士スメラギ・李・ノリエガの能力を疑問視する声もあったが、刹那・F・セイエイのケースと同様に意見の一致を見ず不問とされる。
アレルヤ・ハプティズムについては、超人機関技術研究所の所在及びその破壊を提案したために不問となる。但し、脳量子波の影響を受け続ける彼にガンダムマイスターを続けさせるか否かを議論する余地あり。
■ケース7 アザディスタン王国での内紛に対し、マスード・ラフマディ氏の救出及び非武装のエクシアによる護送
非武装にする事で世論を味方に付け、エクシアは無事脱出に成功するもアザディスタンでの内紛が収まった訳ではない。
※ここでミハエルが言っていた「昔、流行った無抵抗主義」というのは、ガンジーの事でしょうか?!どんだけ昔やねん…
■ケース8 タクマカラン砂漠核廃棄物埋設施設へのテロ行為の阻止
テロリストは速やかに排除するも、予期していた3国合同軍事演習部隊の攻撃により、セカンドチームが現れなければガンダムが鹵獲された可能性が高かったと思われる。
現在稼動している5機以外のセカンドチームが所有している太陽炉の詳細は不明。
その件については追ってヴェーダから確定情報が提示される予定。
とまぁ、補足も含めて振り返られた内容を報告書風にまとめてみました。
セルゲイ声の監視者が言っていた稼動している5機の太陽炉とは、トレミー所属の4機と外伝に登場するフェレシュテが所有する1機(Oガンダム及び第2世代ガンダムの改良型で共有)の事ですね。
外伝を見ていない人には???な発言だったのではないでしょうか。
そして、公式HPによると、スローネに搭載された太陽炉はT(タウ)と呼ばれるタイプで、キャラクター情報のページには擬似GNドライブとあります。
擬似という言葉から想像されるのは、誰かが太陽炉のデータからそれに準ずる物を作り上げたという事。
そして、監視者の印象は誰もが感じている通りロゴスとか、ゼーレとか、グランドロッジの猫とか、エウロペアの十賢者といった世界を影から動かす老人の集団といたイメージでしたが、一つ異なるのは彼らは世界の動向には興味が無く、持つのは総意によるソレスタルビーイングへの否決権だけという事。
彼らが何を目的に監視者をしているのかは分かりませんが、大きな疑問として何故彼らに拒否権を行使できる“力”があるのかという事です。
力、権力、強制力とは相手より立場が上回っていないとその効果を発揮しません。
ソレスタルビーイングは、国家相手にケンカしている訳ですから大国のお偉いさんが何人名を連ねたところで、ソレスタルビーイングに対して拒否権は持ち得ないでしょうし、それはアレハンドロの表の顔でもある国連もしかりです。
では、活動資金を提供しているスポンサーか?それはむしろ王留美の存在がそれにあたると思います。
肩書きはエージェントとなっていますが、彼女に対するトレミーのメンバーの対応は所謂スポンサーへの対応に近いと思います。もちろん、エージェントを取りまとめる仕事はやっているようですが。
そもそも、プトレマイオスのクルーが監視者の存在を知っているかどうかも疑問です。王留美はアレハンドロと面識があり、その対応からアレハンドロの監視者としての正体を知っていると思われますが、刹那たちが見も知らぬ監視者なる者から、貴方は満場一致でクビですと言われたところで、ハイそうですかとはならないですよね。
もしも、そのような権限を発動できる者がいるとするならば、現状では彼らを選んだヴェーダしか考えられません。
自分たちを選んだヴェーダの決定ならば、たとえクビと言われようと従わざるを得ないでしょう。彼らにとってヴェーダは絶対です。
という事は、彼ら(監視者)が持つ拒否権というのは、全員の意見が一致した時のみにヴェーダを通して拒否権を持つと考えると妥当な気がします。
まったくの推測でしかないのですが、イオリア・シュヘンベルグが自らの計画の遂行を死ぬ事の無いコンピュータであるヴェーダに託した際に、そのヴェーダを律するタガとして監視者なる存在を置いたのではないかと思います。
何であれ完璧な物は存在しないので、いざという時にヴェーダに意見ができるモノ、彼ら全員の意見の一意のみに発動できる権限を残し、彼らは代々その役目を負っていると。
その中で、どうも胡散臭いのがアレハンドロ・コーナーさん。
「意見が出揃ったところで、改めて監視者に問いたい。新たに登場した3機のガンダムの存在を、了承するか否か?」
現時時点において否定する材料の無い監視者は揃って了承の意を示し、黒い笑みを浮かべるアレハンドロ……
現時点でトリニティの存在を事前に認識していたであろう人物は彼だけに思えます。
彼が、ティエリアを始めとするトレミーのメンバーや監視者たちの知りえないヴェーダの情報を得る立場にあるのか、それとも“擬似”GNドライブを作り上げ、ヴェーダにそのトリニティの存在を“容認”させたのが彼なのか、ますますこの人からは目が離せません。
プトレマイオスとのランデブーポイントに向かうトリニティの母艦。
この母艦にもスローネ“同様”のGNドライブが“搭載”されていて直結の強力なビーム砲を持つと公式HPに書かれているので、T(タウ)タイプのGNドライブは現時点で4機が存在しそうです。
武装を持たないトレミーより母艦として強力と言えますが、万一、スローネ全機が不在の場合に“擬似”とはいえ強力なGNドライブを鹵獲される可能性はありますね。
彼らのセリフを聞いていると、ソレスタルビーイングの理念というよりはどうも戦闘自体を楽しむ戦闘狂のイメージを強く感じます。
外伝を見る限りはヴェーダの指示で行動しているようですが、彼らがヴェーダによて選ばれた者なのか、別の誰かにより集められ後でヴェーダに承認された者なのかは今後明らかになっていくでしょう。
ヴェーダの指示に従いながらも、それぞれの人間性を色濃く残すトレミーチームとの対比が楽しみです。
最後に少しトリニティの声優さんについて、小西さん、浪川さん、そして釘さまと三人それぞれキャラのイメージととてもマッチしていると思いました。
三人ともガンダムには初搭乗ですね。
浪川さんは子供の頃にはジオン兵と友達に、そして大きくなってから(笑)は、劇場版で支援戦闘機には乗っていましたが。
CMにて、動くバンダイの岸山さんを見る…
武力介入を開始したトリニティの猛攻に、世界は震撼し翻弄され続けるしかないのか――
次回『スローネ強襲』
理念に隠された野望が鎌首を擡げる
次回はどうやらトリニティとオーバーフラッグスとの戦闘が描かれるようです。
理念に隠された野望とは、ヴェーダの事なのか、それともコーナーの事なのか…