新年明けて1発目の模型ネタは、お正月に相応しい紅白のおめでたいヤツです。
といっても、昨年から製作途中を公開していたので新鮮味はないですが(汗)
前回の更新では塗装の前まで紹介しましたが、お休みの間にも暇を見つけてはチョコチョコ進めていたので、いきなりの完成状態です(笑)
この辺の段取りの悪さを直すにはガンプラ秘密工場(仮)さんを見習わなくてはイケマセンね。
とても美しい立ち姿です。
フォルムは特にどこもイジっていません。各部をシャープに成型しただけでここまで素晴らしい立体物が手に入れられる奇跡を素直に喜びたいですね。
―直線と平面からなるマス・プロダクツ的なシルエットを持ちながら、装甲全体にわたって複雑な面構成が施されており、白亜の彫像といった繊細な印象を保っている―
小説『機動戦士ガンダムUC』で語られるユニコーンガンダム(ユニコーンモードですが)の描写の一節です。
正にその通りと言いたくなる件で、特に大きな羽とかを背負っている訳でもなく、構成的にはRX-178<ガンダムMk-II>あたりと変わらないのですが、我が家の完成品の中でも異彩を放つ存在感です。
人型として完璧に均整の取れたプロポーションと劇中でも言われているユニコーンモードから、頭部の“大きさ”は変えずに四肢を伸ばしたフォルムは、見慣れるまで時間が掛かりますが、その長すぎる程長い脚部に見慣れてくるとデストロイモードのフォルムこそが均整の取れたプロポーションに見えてくるから不思議です。
リアビューです。
構成的にはフィンファンネルを装備していないνガンダムに似ていますが、情報量が圧倒的です。
ユニコーンを模ったマーキングマークや4枚の花びらのようなリフレクター?が美しい専用シールド。
キットの成型色では透けているのでビームシールドのように見えますが、ビームシールドが開発されるのはもっと後の時代ですし、白い枠が繋がらなくなってしまうので、ここもサイコフレームの発光現象と捉えるのが妥当でしょうか。
ここにサイコフレームを配する理由はよく分かりませんが……
俯瞰から。
複雑な肩部及び胸部の構成がよく分かる角度です。肩から飛び出している2対の突起は何でしょうかね?センサー?
バックパック/腰部リアバーニア/脚部リアバーニア/腰部及び膝付近
いずれもサイコフレームの露出が美しいです。
各バーニアの底は貫通していてサイコフレームが覗く形になっています。演出かもしれませんが、構造的にちょっとアレですので適当な丸型バーニアパーツで塞いでおきました。直径5ミリサイズなら可動を犠牲にせずに蓋をする事ができます。
■塗装について
工作については特に書くことがないので、塗装の話に移ります。
今回のユニコーンガンダムはVer.kaブランドでの発売ですが、キットの成型色はVer.kaと思えないような平凡なものでした。
例えるなら、ウイングガンダムVer.kaの後に発売されたウイングゼロのような成型色といった感じでしょうか。
雑誌作例も純白イメージでしたので、ここは一つカトキ度合いを増すような塗装にしたいと思い、基本色の白はアイボリーぽいウォーム系に振ってみました。
パーツ表面にはとても繊細なディテールが施されているのでサフはなしで、ガンダムカラーのグレー21を下地にしました。
この色はGP-02サイサリスの指定色で、使う前はちょっと茶色過ぎるかなと思いましたが、カトキさんがイラストに多用するアイボリーホワイトの雰囲気が簡単に出せる優れものです。
そのままでも十分なのですが、今回はサイコフレームの“赤”とのマッチングを考慮して面中心部にクレオスの1番ホワイトでハイライトを入れています。
ガイアのEXホワイトやクレオスのクールホワイトでは隠蔽力が強すぎて真っ白になってしまうので、1番ホワイト位が丁度いい感じです。
あまりに自然すぎて、タバコのヤニで汚れた壁紙みたいな色になってしまいました(笑)
関節部のグレーは、ガンダムカラーのグレー24に茶色や紫を足して作ったウォームグレーです。ウイングガンダムVer.kaやクロスボーンガンダムVer.kaの関節色のような感じです。
ホワイトと合わせてかなりカトキ度がアップしたと思います。
写真じゃよく分からないですけどね(笑)
肝心のサイコフレームは、集光性のクリア素材で成型されていて、パーツ単体で見ている分にはとても美しいです。
この素材の特徴は、平面で集めた光を切断面から逃がす事で発光するというものですが、パーツ単体ではともかく組み込んでしまうとオイシイ部分が隠れちゃうんですよね……
またクリア素材なので、パーツ裏面の凸凹やダボ穴が見えてしまっていたり、関節のグレーが透けている部分は色味が悪くなったりと、パーツ単体での美しさが組み込む事によってスポイルされてしまっている気がします。
ここは静岡方面に向かってゴメンナサイと頭を下げ、パーツ表面をシルバーで覆ってしまいます。
これでパーツ裏が透ける事がなくなり、表に刻まれた超絶ディテールが確認できるようになります。
但しこのパーツ、クリア素材なので分かりにくいですが、相当にヒケまくっているのでそのままシルバーを塗ってしまうとヒケまで浮き立たせてしまうので、ヒケがなくなるまで表面を磨いてからシルバーを塗らないと泣きを見ます。
ヒケは相当に深く、通常のガンダムでは胸部ダクトにあたるパーツなどはヒケが無くなる頃にはパーツ表面のディテールもすっかりと消えてしまうので、溝をケガキながら根気よく進めます。
パーツの集光性を高めるためか、一つ一つの面が段々畑のようになっている部分には、当然大雑把にペーパーを当てられないので、ちまちまと一つ一つの面にペーパー当てている姿はとても人には見せられません(汗)
シルバー面ができあがったら、今度は蛍光レッドを吹いていきます。
クレオスの蛍光レッドは手に入れやすいですが、顔料系のカラーで今回のイメージとは合わないので使いません。同じくクレオスのクリアレッドについても、原液を見ると分かるように重ねれば重ねるほどに黒くなってしまうのでこれもダメ。
結局、ガイアカラーの蛍光レッドを使用しましたが、このガイアの蛍光レッドは通常色としてお店に売っていないので、クリスマス限定版として蛍光グリーンとセットで発売された物を使いました。
蛍光レッド×2、蛍光グリーン×2のこのクリスマスセット、使い切る日は来るのでしょうか……
このガイアの蛍光レッド、吹き始めはピンクぽいですが、重ねていくごとに赤味が増していき朱色に近づいていきますので、最後に軽くガイアの蛍光ピンクで調整しました。
デストロイモードの発光現象は、作品中でも“血の色”と表現されているように禍々しいイメージで描かれているので、今回はどうしても“赤”に拘ってみたかったんですよね。
以前紹介したプロモでもフレームは“赤”で描かれていたので、個人的には仕上がりにとても満足しています。
写真でどこまで伝わるかは分かりませんが、蛍光灯の灯りの下ではメタリックレッド風に、自然光の下では往年のマクラーレンのような強烈な蛍光レッドにと印象が変わるのがポイントですかね。
言葉では伝わらない部分も多いと思うので、無塗装の成型色と比べてみました。
左側が塗装後、右側が塗装前ですね。基本的な塗り分けパターンは変わりませんが、そこそこイメージが変わっているのが伝わるでしょうか?!
その他の部分は、つま先やランドセルはガンダムカラーのグレー8(ストフリやリックディアスの紺色)
ビームライフルは、本体がガンダムカラーのブルー31(ギャプランの濃い色)に白やグレーを足した青緑で、Eパックはガンダムカラーのエキストラグレーです。
角はガンダムカラーのイエロー2ですが、普通に黄燈色ってやつですね。
サイコフレーム部分との差異を出す為に、外装部分はガイアカラーのつや消しクリアーでトップコートしてあります。
■デカールについて
Ver.kaといえば、全身に施されたコーションマークが特徴です。
貼らないという選択肢もあるのですが、デザイナーご本人が設定画に書き込んでいる以上(PCでの画像処理でしょうが)、このマーキングもデザインの一部と思いチャレンジしました。
普段は手持ちの水転写デカールを使って適当にデコレートするのですが、カトキさんのセンスに太刀打ちできる訳もなく、指定どおりに1枚1枚付属のシールを貼りました(汗)
上の写真位まで寄ってしまうとシールの厚みによる段差が目に付きますが、余白部分をギリギリまで切り取ってやれば結構使えます。
水転写デカールでは、1日以上の乾燥時間を取った方がいいのですが、このシールの場合は時間を置くとシールの淵にホコリが付着して黒っぽくなるので、時間を置かずにトップコートしてしまった方がいいようです……反省。
ツインアイ等のセンサーも塗装ではなく付属のホイルシールを使用しました。この位の小ささだと塗装するよりもホイルシールの方がキラっと輝きますね。
どうせなら赤目も付けてくれれば良かったのに……
定規→デザインナイフ→ピンセット→綿棒と1枚貼るごとに道具を持ち替えての作業は、ある意味塗装よりも大変な作業でした(汗)
―闇の中にひときわ濃い闇をを作り、一本角を生やした巨人の影がバナージを見下ろす。ユニコーン、という言葉が頭の奥で弾けた瞬間、巨人の体がぐぐっと膨れ上がり、破れた表皮の下から血のような赤い光が迸った。
同時に一本角が二つに裂け、一対の目が悪鬼のごとく輝く――
本編から抜粋したユニコーンのイメージの一節です。
血のような赤い光という件を再現するために、少し画像のコントラストをいじってみました。自分の中のユニコーンのイメージはこんな感じです。
ジオンの生み出したニュータイプというまやかしを排除して、新たな100年を生み出すために生まれたハンターマシーン。
「我ヲ傷ツケルノハ誰カ」
高貴な意思を持つモンスターである<デストロイ>にはこの位の禍々しさが似合っている気がします。
ということで、MGユニコーンガンダムでした。
え?ユニコーンモードは??という声が聞こえてきそうですが(汗)
塗装による厚みのマージンを十分に稼いだつもりではあるのですが、正直変形させるのはとても勇気がいります……
ポーズ変更についても、カトキ立ちで満足してしまっている感があるので、暫くはこのまま鑑賞していたいな……と(笑)
正直言えば、変形&ポージング用にもう一体パチ組みするか、ユニコーンモード固定でもう一体作るかしたほうがいいかも知れませんね。
といっても、昨年から製作途中を公開していたので新鮮味はないですが(汗)
前回の更新では塗装の前まで紹介しましたが、お休みの間にも暇を見つけてはチョコチョコ進めていたので、いきなりの完成状態です(笑)
この辺の段取りの悪さを直すにはガンプラ秘密工場(仮)さんを見習わなくてはイケマセンね。
とても美しい立ち姿です。
フォルムは特にどこもイジっていません。各部をシャープに成型しただけでここまで素晴らしい立体物が手に入れられる奇跡を素直に喜びたいですね。
―直線と平面からなるマス・プロダクツ的なシルエットを持ちながら、装甲全体にわたって複雑な面構成が施されており、白亜の彫像といった繊細な印象を保っている―
小説『機動戦士ガンダムUC』で語られるユニコーンガンダム(ユニコーンモードですが)の描写の一節です。
正にその通りと言いたくなる件で、特に大きな羽とかを背負っている訳でもなく、構成的にはRX-178<ガンダムMk-II>あたりと変わらないのですが、我が家の完成品の中でも異彩を放つ存在感です。
人型として完璧に均整の取れたプロポーションと劇中でも言われているユニコーンモードから、頭部の“大きさ”は変えずに四肢を伸ばしたフォルムは、見慣れるまで時間が掛かりますが、その長すぎる程長い脚部に見慣れてくるとデストロイモードのフォルムこそが均整の取れたプロポーションに見えてくるから不思議です。
リアビューです。
構成的にはフィンファンネルを装備していないνガンダムに似ていますが、情報量が圧倒的です。
ユニコーンを模ったマーキングマークや4枚の花びらのようなリフレクター?が美しい専用シールド。
キットの成型色では透けているのでビームシールドのように見えますが、ビームシールドが開発されるのはもっと後の時代ですし、白い枠が繋がらなくなってしまうので、ここもサイコフレームの発光現象と捉えるのが妥当でしょうか。
ここにサイコフレームを配する理由はよく分かりませんが……
俯瞰から。
複雑な肩部及び胸部の構成がよく分かる角度です。肩から飛び出している2対の突起は何でしょうかね?センサー?
バックパック/腰部リアバーニア/脚部リアバーニア/腰部及び膝付近
いずれもサイコフレームの露出が美しいです。
各バーニアの底は貫通していてサイコフレームが覗く形になっています。演出かもしれませんが、構造的にちょっとアレですので適当な丸型バーニアパーツで塞いでおきました。直径5ミリサイズなら可動を犠牲にせずに蓋をする事ができます。
■塗装について
工作については特に書くことがないので、塗装の話に移ります。
今回のユニコーンガンダムはVer.kaブランドでの発売ですが、キットの成型色はVer.kaと思えないような平凡なものでした。
例えるなら、ウイングガンダムVer.kaの後に発売されたウイングゼロのような成型色といった感じでしょうか。
雑誌作例も純白イメージでしたので、ここは一つカトキ度合いを増すような塗装にしたいと思い、基本色の白はアイボリーぽいウォーム系に振ってみました。
パーツ表面にはとても繊細なディテールが施されているのでサフはなしで、ガンダムカラーのグレー21を下地にしました。
この色はGP-02サイサリスの指定色で、使う前はちょっと茶色過ぎるかなと思いましたが、カトキさんがイラストに多用するアイボリーホワイトの雰囲気が簡単に出せる優れものです。
そのままでも十分なのですが、今回はサイコフレームの“赤”とのマッチングを考慮して面中心部にクレオスの1番ホワイトでハイライトを入れています。
ガイアのEXホワイトやクレオスのクールホワイトでは隠蔽力が強すぎて真っ白になってしまうので、1番ホワイト位が丁度いい感じです。
あまりに自然すぎて、タバコのヤニで汚れた壁紙みたいな色になってしまいました(笑)
関節部のグレーは、ガンダムカラーのグレー24に茶色や紫を足して作ったウォームグレーです。ウイングガンダムVer.kaやクロスボーンガンダムVer.kaの関節色のような感じです。
ホワイトと合わせてかなりカトキ度がアップしたと思います。
写真じゃよく分からないですけどね(笑)
肝心のサイコフレームは、集光性のクリア素材で成型されていて、パーツ単体で見ている分にはとても美しいです。
この素材の特徴は、平面で集めた光を切断面から逃がす事で発光するというものですが、パーツ単体ではともかく組み込んでしまうとオイシイ部分が隠れちゃうんですよね……
またクリア素材なので、パーツ裏面の凸凹やダボ穴が見えてしまっていたり、関節のグレーが透けている部分は色味が悪くなったりと、パーツ単体での美しさが組み込む事によってスポイルされてしまっている気がします。
ここは静岡方面に向かってゴメンナサイと頭を下げ、パーツ表面をシルバーで覆ってしまいます。
これでパーツ裏が透ける事がなくなり、表に刻まれた超絶ディテールが確認できるようになります。
但しこのパーツ、クリア素材なので分かりにくいですが、相当にヒケまくっているのでそのままシルバーを塗ってしまうとヒケまで浮き立たせてしまうので、ヒケがなくなるまで表面を磨いてからシルバーを塗らないと泣きを見ます。
ヒケは相当に深く、通常のガンダムでは胸部ダクトにあたるパーツなどはヒケが無くなる頃にはパーツ表面のディテールもすっかりと消えてしまうので、溝をケガキながら根気よく進めます。
パーツの集光性を高めるためか、一つ一つの面が段々畑のようになっている部分には、当然大雑把にペーパーを当てられないので、ちまちまと一つ一つの面にペーパー当てている姿はとても人には見せられません(汗)
シルバー面ができあがったら、今度は蛍光レッドを吹いていきます。
クレオスの蛍光レッドは手に入れやすいですが、顔料系のカラーで今回のイメージとは合わないので使いません。同じくクレオスのクリアレッドについても、原液を見ると分かるように重ねれば重ねるほどに黒くなってしまうのでこれもダメ。
結局、ガイアカラーの蛍光レッドを使用しましたが、このガイアの蛍光レッドは通常色としてお店に売っていないので、クリスマス限定版として蛍光グリーンとセットで発売された物を使いました。
蛍光レッド×2、蛍光グリーン×2のこのクリスマスセット、使い切る日は来るのでしょうか……
このガイアの蛍光レッド、吹き始めはピンクぽいですが、重ねていくごとに赤味が増していき朱色に近づいていきますので、最後に軽くガイアの蛍光ピンクで調整しました。
デストロイモードの発光現象は、作品中でも“血の色”と表現されているように禍々しいイメージで描かれているので、今回はどうしても“赤”に拘ってみたかったんですよね。
以前紹介したプロモでもフレームは“赤”で描かれていたので、個人的には仕上がりにとても満足しています。
写真でどこまで伝わるかは分かりませんが、蛍光灯の灯りの下ではメタリックレッド風に、自然光の下では往年のマクラーレンのような強烈な蛍光レッドにと印象が変わるのがポイントですかね。
言葉では伝わらない部分も多いと思うので、無塗装の成型色と比べてみました。
左側が塗装後、右側が塗装前ですね。基本的な塗り分けパターンは変わりませんが、そこそこイメージが変わっているのが伝わるでしょうか?!
その他の部分は、つま先やランドセルはガンダムカラーのグレー8(ストフリやリックディアスの紺色)
ビームライフルは、本体がガンダムカラーのブルー31(ギャプランの濃い色)に白やグレーを足した青緑で、Eパックはガンダムカラーのエキストラグレーです。
角はガンダムカラーのイエロー2ですが、普通に黄燈色ってやつですね。
サイコフレーム部分との差異を出す為に、外装部分はガイアカラーのつや消しクリアーでトップコートしてあります。
■デカールについて
Ver.kaといえば、全身に施されたコーションマークが特徴です。
貼らないという選択肢もあるのですが、デザイナーご本人が設定画に書き込んでいる以上(PCでの画像処理でしょうが)、このマーキングもデザインの一部と思いチャレンジしました。
普段は手持ちの水転写デカールを使って適当にデコレートするのですが、カトキさんのセンスに太刀打ちできる訳もなく、指定どおりに1枚1枚付属のシールを貼りました(汗)
上の写真位まで寄ってしまうとシールの厚みによる段差が目に付きますが、余白部分をギリギリまで切り取ってやれば結構使えます。
水転写デカールでは、1日以上の乾燥時間を取った方がいいのですが、このシールの場合は時間を置くとシールの淵にホコリが付着して黒っぽくなるので、時間を置かずにトップコートしてしまった方がいいようです……反省。
ツインアイ等のセンサーも塗装ではなく付属のホイルシールを使用しました。この位の小ささだと塗装するよりもホイルシールの方がキラっと輝きますね。
どうせなら赤目も付けてくれれば良かったのに……
定規→デザインナイフ→ピンセット→綿棒と1枚貼るごとに道具を持ち替えての作業は、ある意味塗装よりも大変な作業でした(汗)
―闇の中にひときわ濃い闇をを作り、一本角を生やした巨人の影がバナージを見下ろす。ユニコーン、という言葉が頭の奥で弾けた瞬間、巨人の体がぐぐっと膨れ上がり、破れた表皮の下から血のような赤い光が迸った。
同時に一本角が二つに裂け、一対の目が悪鬼のごとく輝く――
本編から抜粋したユニコーンのイメージの一節です。
血のような赤い光という件を再現するために、少し画像のコントラストをいじってみました。自分の中のユニコーンのイメージはこんな感じです。
ジオンの生み出したニュータイプというまやかしを排除して、新たな100年を生み出すために生まれたハンターマシーン。
「我ヲ傷ツケルノハ誰カ」
高貴な意思を持つモンスターである<デストロイ>にはこの位の禍々しさが似合っている気がします。
ということで、MGユニコーンガンダムでした。
え?ユニコーンモードは??という声が聞こえてきそうですが(汗)
塗装による厚みのマージンを十分に稼いだつもりではあるのですが、正直変形させるのはとても勇気がいります……
ポーズ変更についても、カトキ立ちで満足してしまっている感があるので、暫くはこのまま鑑賞していたいな……と(笑)
正直言えば、変形&ポージング用にもう一体パチ組みするか、ユニコーンモード固定でもう一体作るかしたほうがいいかも知れませんね。