白い彗星の艦長室のひとり言

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MG ユニコーンガンダムVer.ka ハジメました♪ その5

2008-01-14 18:26:14 | ガンダム・模型情報
サイコフレームの光を引き移し、赤色に転じた一対の目が嗤うように揺れる。ガンダムは敵――(本文から抜粋)


以前立ち姿で公開したMGユニコーンガンダムの一応の完結編となります。
製作は終了していたので、福井先生の小説から受けるイメージ、安彦先生の挿絵から受けるイメージ、そしてプロモーション映像から受けるイメージをミックスしてポーズ集としました。



PVのラストシーン、ビームマグナムを構えるユニコーン。
既に色々なサイトで語られていますが、このキット大変素晴らしい造形と、ユニコーンモードからデストロイモードへの“変身”という脅威のギミックを備えていますが、特に下半身の可動範囲が狭くてポーズ付けには苦労しました(汗)
一番似合うのは前回紹介した素立ちですね(笑)

ウチの子だけかも知れませんが、腰の軸がゆるいのでビニールを挟み込む等の対策をした方が安定しそうです。



画像ソフトでマグナム弾発射直前のメガ粒子の輝きを再現。
スタンドは最近発売されたクリアの物を用意した方がいいすね……




SEEDや00とは異なる宇宙世紀物ならではのポーズというのは難しいですね。




クシャトリアのオールレンジ攻撃をかわして……




ビームマグナムのパック交換。通常4発分のEパックを1射につき1個消費し強力なビームを放つという設定です。
撃ち終わったパックは上面より廃莢します。




実体弾を発射するパイパーバズーカも装備できます。
この時代においてもバズーカが用意されるのは、やはり攻撃力の高さと信頼性。そして、Iフィールドや耐ビームコーティング等のビーム兵器に対する防御が進化した事もあるのでしょうか。
カトキさんの手によるバズーカのデザインは、本来ただの筒で事足りるバズーカという兵器をガンダム世界に見事に馴染ませています。
今のところ作中には未登場。




中央にあるIフィールド発生装置により、正面からのビーム攻撃には事実上無敵を誇るシールドを掲げ、背中のビームサーベルを引き抜くユニコーン。
上半身の可動はそれなりに確保されているので、ビームサーベルを掴むことも可能です。




前腕にあるラックにもサーベルが内蔵されているので、このような使い方も可能のようです。
ガンダムエース今月号の作中ではとても印象的に描かれていました。


ここで、現時点で明らかになっているユニコーンガンダムの特徴、性能についてまとめてみたいと思います。本編未読の方は、ネタバレ要素を含んでいるので読み飛ばして下さい。


◆ロールアウトはUC0096。アナハイムエレクトロニクス・グラナダ工場にて1号機と2号機が同時にロールアウトし、1号機は袖付き(ネオジオン)に引き渡されるためにアナハイム所有の工業コロニー“インダストリアル7”に秘密裏に運び込まれる。2号機は重力下試験のために現在は地球でテスト中。

◆RX-93 νガンダムではコックピット周辺のみの装備に留まったサイコフレームをほぼ全身に渡り採用した“フルサイコフレーム”を持つ。
デストロイモードでは、露出したサイコフレームが赤色に発光する現象が見られる。サイコフレームとは、パイロットの感応波を感知して機体にダイレクトに伝達するコンピュータチップをフレームを構成する金属に鋳込んだ物。

◆ユニコーンモードとデストロイモードという2つの姿を持ち、ユニコーンモードからデストロイモードへの変形は任意ではなく、ある一定の条件を満たした時だけに発動する。

◆NT-Dというパイロットの感応波を読み取り、操縦操作を必要としない考えるだけで機体を操作するインターフェイスを持つ。
但し、パイロットへのGによる肉体的負担及びサイコミュによる精神的負担を考慮し5分程度の稼動が限界とされる。
NT-D発動時には、ヘッドレストから張り出したアームがヘルメットを固定し、専用のパイロットスーツにより耐G用薬剤投入システム(DDS)が作動する。

◆インテンション・オートマチック・システムにより、ユニコーンモードでも感応波によるダイレクト操作が可能である事から、感応波による操縦がNT-Dの本来の目的ではない。

◆NT-D本来の役目は、ニュータイプ・デストロイヤーの意で、ユニコーンモードの特徴的な“1本角”で敵パイロットの感応波を感知し、敵をニュータイプと識別すると、機体のリミッターが解除され、操縦から火器管制に至るまでがシステムの制御下に置かれ、パイロットはシステムのソフトウエアとして受信した感応波を敵意に変換する制御装置の役目を負う。

現在判明しているデストロイモード発動回数は、強化人間であるマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)が操るクシャトリアとの2度の戦闘と、『シャアの再来』と言われるフル・フロンタルが操るシナンジュとの戦闘の計3回のみ。
感応波を放出するパイロットであれば、強化人間であろうと自然覚醒のニュータイプであろうと関係なく発動する。

◆NT-D発動時のユニコーンガンダムは、サイコフレームによる超常的な高機動戦闘に加え、敵の脳波誘導兵器(ファンネル)を支配し、そのコントロールを奪い、自ら操る事さえ可能にする。

◆UC100のジオン共和国自治権放棄を機に、ジオンによるニュータイプ神話を払拭するために、洞察力に優れた新人類を純然たる科学技術の結晶で駆逐する事を目的に生み出された対ニュータイプ用モビルスーツ。

◆パイロットにニュータイプ能力は必要なく、あくまでマシーンの力でニュータイプを駆逐することを目的とする。但し、デストロイモードで発生するとてつもないGに対応するために肉体的に強化されたパイロットが望ましい。


◆連邦軍の軍備再編成計画“UC計画”の中核を担う予定だったユニコーンガンダムに、アナハイムを影で牛耳るビスト財団により“ラプラスの箱”を解き放つ鍵としての役割を持たせる“ラプラス(La+)プログラム”が追加された。
尚、この“ラプラス(La+)プログラム”を持つのは1号機のみ(のはず)。
インダストリアル7で発生した騒乱により、パイロットとしてビスト一族の血を引くバナージ・リンクスが生体登録されたため、現状ではバナージ以外の人間が搭乗する事は不可能になっている。
生体登録をやり直す場合は、ラプラス(La+)プログラムが失われる可能性が高い。

◆ラプラス(La+)プログラムにより、NT-Dが発動するごとに“ラプラスの箱”へと至る手段が開示される。一度目に発動した際には座標を示すポイントが表示されたが、二度目以降の発動時には次のステップとなる情報は開示されなかった。
これは、一度目に指定された座標でNT-Dを発動する事が必要なのではと予想されている。

◆袖付き(ネオジオン)に鹵獲された際に、サイコミュに“サイコモニター”という盗聴装置を施された。NT-D発動と同時に機能し、機体のデータを細大漏らさずに送信する。サイコミュが発信する感応波を搬送用に使用しているので、ミノフスキー粒子下でも通信を妨害される心配は無く、ある程度の距離を隔てていても受信が可能となる。
現在のユニコーンは、フル・フロンタルによりこの装置を秘密裏に取り付けられ、意図的に泳がされている状況にある。

◆専用の武装として、通常のビームライフル4発分のメガ粒子を一度に放出するビームマグナム、両肩に2本、前腕に2本装備されたビームサーベル、実体弾を発射する伸縮式のハイパーバズーカ、そして展開することでIフィールドを発生させる事が可能になるシールドを装備する。

袖付き(ネオジオン)の拠点である“パラオ”から脱出する際に、本来クシャトリア用に開発されたビームガトリングガンを奪い使用した。

今のところ、作中から読み取れる情報はこんなところですかね。今月号の「パラオ攻略作戦」③で明かされたユニコーンの本性がとても衝撃的でした。
地球に送られたという2号機の行方も気になるところです。




我を、傷つけたな――
開いた五指から見えない波動が放出され、静止していたファンネルが一斉にバーニア光を輝かせる。それは《ガンダム》の手の動きに合わせて身じろぎし、機首を転じさせると、砲口を親機たる《クシャトリア》に向けた(本文より抜粋)




その両腕が持ち上がり、ハの字に開くと、腕の側面に設置された接合ユニットからビームサーベルのグリップが展開する。それは支持アームに支えられて袖口に定位し、鋭い光の刃を《ガンダム》の腕先に顕現させた(本文より抜粋)




交差した《ガンダム》の両腕がざっと左右に開かれ、繰り出しされた隠し腕を二本同時に切断する(本文から抜粋)


NT-D発動時の赤目は、サイコフレームとの差異を出すために蛍光ピンクで塗装しましたが、面積が非常に小さいのと、カメラアイ自体が非常に奥まっているので付属のシールと比べると輝きが足りず撮影には苦労しました。
実は以前紹介したときは、この赤目の上からシールを貼っていたのです~

ビームサーベルは非常に淡いピンクで成型されていたので、蛍光ピンクでコートしました。

結局、ユニコーンモードへの変形は試しませんでした。ユニコーンモードはまた別で作製したいですね。
ただこのユニコーンガンダム、小説発信とは思えない程の人気ぶりで、生産数の少なさもあってか店頭やネットショップでも軒並み売り切れ状態です。
次回の再販の予定も立っていないようなので、暫くはお預けです。