白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

機動戦士ガンダム00 ♯15 折れた翼 その2

2008-01-20 13:14:38 | 機動戦士ガンダムOO
※第15話『折れた翼』の後半パートのレビューになります。前半パートはその1をご覧下さい。一つの記事で長文になり過ぎると文字の変換等更新作業が重くなってくるので、2つに分けさせて頂きました。
2週に渡り長くなってしまって申し訳ありません。以後、明瞭簡潔にまとめられるように鋭意努力致します。


CM明け Bパート

デュナメスの近距離射撃をかわしてキュリオスへと詰め寄るタオツー。機体の黄色い丸い部分は推進器のようですね。発売されたばかりのプラモデルをまだ購入していないので、詳細は分かりませんが燃焼式のバーニアとは違うようです。

圧倒的な物量のミサイル攻撃にさらされ、防戦一方のエクシアとデュナメス。
「ティエリア、チャージまでの時間は?」
「あと170(秒)」
「長すぎる…」
これはGNバズーカ・バーストモードへのチャージ待ちなのでしょう。
その頃、キュリオスはソーマのタオツーに踏みつけられ、ゼロ距離での射撃を喰らっています。
「今度こそ、今度こそ任務を完遂させる…超兵として!」
自分の存在意義を確認するかのように、ソーマはキュリオスへの攻撃を続けます。

「オイ……名前は?」
ノイズ混じりの通信から聞こえてくる声。
「教えろよ…」
「超兵一号ソーマ・ピーリス少尉だ!」
「ソーマ・ピーリスか…いい名前だ……殺し甲斐がある!」
キュリオスの目が輝き、ハレルヤモード発動。ハレルヤ専用シールドクローで仕掛けます。間一髪でクローから出現するブレードを回避するタオツー。
到着したセルゲイが援護射撃を加えると、興が醒めたとハレルヤはあっさり引っ込み、後を任されたアレルヤは砲撃の真っ只中…これは正直堪らない(笑)


―戦闘開始から5時間経過

夕日を見つめるアレバントロとリボンズ。2人がいる場所はどこか分からないので、ここでの空は時間経過とは関係ないですね。
「どちらへ?」
「他の監視者たちの意見を聞きにいく。私の仕事もここまでかも知れんしな」

アレハンドロの他にも監視者という人間がいる事が判明しました。ここで言う他とはもちろん国連大使という意味ではないでしょう。
「そんな気なんかないくせに……大人は嫌いだね」
従者であるリボンズが初めて自らの気持ちを口にした気がします。
何かと謎の多いガンダム00ですが、やはり最大の謎はこの2人が握っていると思われます。
リボンズも古谷さんが信念を曲げてまで引き受けたという事は、ただの従者で終わる気はしません。


日が沈みすっかりと暗くなった戦場では、キュリオスがGNフィールドを展開して爆撃を防いでいます。
ヴァーチェ以外にもGNフィールドを展開できたのですね。背中にある飛行状態では機首になる部分を展開していますが、ここにはGNドライブらしき意匠があるので。恐らくこれがキュリオスのGNフィールド展開形態なのでしょう。

デュナメスはGNフィールドではなく、物理的なGNフルシールドで防御。各機の防御方法の違いも実に興味深いです。
各マイスターの疲労もピークに達しており、奇しくもビリーの示唆したガンダム鹵獲の唯一の可能性に近づいてきました。

満を持してグラハム率いるオーバーフラッグスも戦線投入。
ほぼ同時にコーラもガンダム鹵獲用の装備を携えたヘリオンを率いて出撃。
「各機に通達。俺らの目標はデカブツのガンダムだ。砲撃中止と同時に鹵獲を開始する。敵さんのビームに当たんなよ!!」


―戦闘開始から15時間経過

エクシアとヴァーチェが相々傘…じゃなくて、ヴァーチェのGNフィールドにエクシアがお邪魔しているといった感じで少し和みます。エクシアにはGNフィールドの機能は無いという事ですかね。

砲撃が止んだのを機に、それぞれに戦場からの離脱を試みますが、ここからが正に3軍の描いたガンダム鹵獲へのプロセスの最終段階です。

「見つけたぜ!ガンダム!!」
コーラのイナクトがヴァーチェを捉え、仕掛けられたGNバズーカを回避します。
「うぉっと、どうした?!動きがノロいぜガンダム!!」
ティエリアが疲弊しているという事を差し引いても、コーラさんは本来実力のあるパイロットなのでしょうね。自信過剰と視野の狭さがその能力をスポイルしているようですが、現実にもいますよね、こういう人(笑)
そして、それを分かった上でうまく使ってあげられる上司を得た時に、能力が最大限に生かされるのも現実と似通っていたりします。
そういう意味で、コーラさんとマネキン大佐はいいコンビになりそうです。

人革の失敗を生かしてか、ヴァーチェを電磁フィールドのような檻に捉えてAEUによるヴァーチェの鹵獲は成功します。
ナドレへの分離?を発動する間もスペースもなくあっさりと拿捕されたヴァーチェ。前回の教訓を生かした実に見事な鹵獲作戦だ…

「よくやった!俺の…おかげだな!!」
この人は相変わらず(汗)


キュリオスは単純にタオツーに打ち負かされてあえなくダウンといった所。
この時点ではハレルヤモードも発動していません。

デュナメスを視認したグラハムは、フォーメーションEでミッションを開始。
「隊長、ジョシュアが!?」
「ジョシュア!フォーメーションを崩すな!!」
「へっ、隊長面して!!」
グラハムへの反発から、フォーメーションを無視して単機でデュナメスへと仕掛けるアラスカのジョシュアさん。
「空中変形?!」
「いつまでも、自分だけのものと思って!!」
以前、グラハムさんが人呼んでグラハム・スペシャルっ!!と言っていたのは、機体の事ではなくて、空中変形のマニューバだったと判明。あの時はちょっと微妙でしたからね。

今後、フラッグ系の機体を戦闘中に空中変形させられるのは、優れたパイロットの証明という事になりそうです。外伝でもフォン・スパークが見せた空中変形にアリー・アル・サーシェスが驚くという描写がありましたが、どうも従来のガンダムシリーズやマクロスの影響でそれが当たり前になっている感覚を改めなければいけませんね。

このジョシュアさんも自らの技に酔いしれるタイプらしく、デュナメスの死角へと滑り込んだと思いきや、密かに構えられたGNビームピストルにより敢え無く撃破…
なかなか面白いキャラだと思っていましたが、その最後はあっけないものでした。
「ええい、フォーメーションをCに変更する!」

といっても、グラハム一人が突っ込んでいるようにしか見えないですが(汗)
疲労により照準の定まらないデュナメスの射線をかわして本家本元の空中変形によりデュナメスへ突っ込むカスタムフラッグ。
「抱きしめたいな!ガンダムぅ!!」
とまたまた昇天発言しながらデュナメスを押し倒す。
「正に…眠り姫だ……」
グラハムさんの言動はともかく、黒くて悪魔っぽいフォルムのカスタムフラッグがデュナメスの頭部を鷲掴みにするのは、パトレイバーのグリフォンを彷彿とさせてカッコよかったです。


「消えていく…ガンダムマイスターの命が……」
次々とガンダムが鹵獲され、離脱の確認も取れないクルーは焦りと諦めを募らせます。

そして最後に残ったエクシアの元へは――
朝日をバックに異形の姿が浮かび上がります。
前回のレビューでは、大きな爆発をバックにしているのかと予想しましたが、朝日でした(笑)

アリーさんに関しては、その他諸々予想を大きく外していますが、こんな素人による予想の遥かナナメ上を行く展開を今後も期待します…スメラギさんの予測の域に達するには程遠いですねぇ(汗)


「モビルアーマー?!」
人革の水中用に続き、2機目となるモビルアーマーの登場です。イナクトの下半身を埋め込む形で浮遊する姿はその色もあってか、仮面ライダーアマゾンのボスキャラ(名前忘れた)のようです。
子供の頃はあれが怖くて、何度も怖い夢に出てきた覚えがあります(笑)

OPに登場する紅いイナクトは、アグリッサに合わせてお色直ししたものだった訳ですね。
「この前の借りを返してもらうぜ……えぇ?!ガンダムさんよ!!」
その質量でエクシアを地面に叩きつけ、甲殻類を思わせる脚部を展開するアグレッサ。

「逝っちまいな」
不敵な笑みと共に、アグリッサの機体底面にプラズマ光が輝き悶絶する刹那。
「どうだ、アグリッサのプラズマフィールドの味は?!機体だけ残して消えちまいな!クルジスのガキがぁ!!」
どうやら、ヴァーチェ捕獲に使った盾と同じように、機体に損傷を与えず中のパイロットのみに影響を与える兵器のようです。
アグリッサが古い機体にも関わらずスペシャルな扱いだった理由がこのプラズマフィールドだったのですね、なるほどガンダムを鹵獲するのに適した兵器です。

アリーが外人部隊の隊長として極秘裏に受けた任務がアグリッサを使ってガンダムを鹵獲しろという命令だけだったというのは少々意外ですが、後々奪ったガンダムの配分について3軍で協議した際に、どこにも属さない部隊が1機掠め取っていったというシナリオなのでしょうか。
AEUは、ヴァーチェと合わせて2機のガンダム鹵獲に成功した事になり、技術力で劣る現状を一気に打破する算段だったと。

結果的にエクシアの鹵獲に成功したとしても、有能で従順な外人部隊の長であるゲイリー・ビアッジ少尉ではなく、アリー・アル・サーシェスとしては奪ったエクシアを素直に渡すとは思えませんが(笑)


アザディスタンの王宮では、シーリンからスレスタル・ビーイングの状況を聞いたマリナは刹那の言動に思いを馳せます。
「何故この世界は歪んでる…神のせいか、人のせいか…?」
まさか、あの時――
これに続くのは、刹那が世界に矛盾と疑問を抱えたまま死地へと向かうその前に、自分に答えを求めてやってきたのではないか?という想いでしょうか。
貴方は――


プラズマフィールドにより、死を覚悟する刹那。
脳裏に浮かぶ銃を抱えて駆けたクルジスでの日々、親しき人へと向けた自らの銃口、そして…光輝く翼を広げ現れた神―GUNDAMの姿
「ン…ダ…ム……ガ…ン……ダ……ム」

そこへ上空から赤い光が一閃、アグリッサを貫きます。
機体をパージし離脱するアリーのイナクト。

「あれは……」
虚空を見上げた刹那の目には、あの日と同じ…いや赤く輝く光の翼を広げたガンダムの姿が。

ドーム状の頭部及び両肩のシールド?の形状からガンダムスローネ・ドライと思われる機体が刹那を見下ろします。
「ガンダーーーーーーーーーーーム!!」
刹那、神の名を叫ぶ――
予告での一節がここに繋がるという訳ですね。


やや詰め込み過ぎな印象はありましたが、息もつかせぬ戦闘シーンの連続と最強を誇ったガンダムが敗れていく姿がとても印象的な回でした。


スローネ――新たに登場した3機のガンダム
彼らが放つGN粒子の光が照らし出すものとは?
次回『トリニティ』
鳴り響く鐘(ベル)の音は第二幕の始まり――

スローネ・ドライのファンネルもどきは、大気圏内でも使用可能のようです。鹵獲されたガンダムをスローネが解放していくという展開になるのでしょうか。
円形のオペラハウスのような建物には、多くの監視者が集っているのでしょうかね?

次回も見逃せません。

機動戦士ガンダム00 ♯15 折れた翼 その1

2008-01-20 01:36:53 | 機動戦士ガンダムOO
風邪をひいてダウンしていましたが、これだけは完遂なくちゃね(笑)
ドラマ『ハチミツとクローバー』が面白かったので、アニメの方も少しづつ見始めたのですが、アニメ版ハチクロの脚本も黒田洋介さんなのですね~
まぁ、00の脚本を手掛ける方が意外なのでしょうね。



アバンでは、以前人革軍が使用した双方向通信システムの散布が行われています。

「演習に参加する全部隊、通信網のリンク確認しました」
「全モビルスーツへの配信状況、良好です」

双方向通信システムを用いる目的は、当然ガンダムによる電波干渉を探知する包囲網な訳ですから、この演習に参加する兵士が、ガンダム鹵獲を目的とした演習(この時点では)に参加すると認識しているのが伺えます。
ここを理解する事で色々な疑問、例えば司令官クラスでもガンダムが実際に現れる事は想定外だったにも関わらず、何故いきなりあれだけの用意周到な鹵獲作戦が展開できたのかという説明になります。


人革連の砂漠駐屯基地では、セルゲイさんがユニオン、AEUとの合同演習に感慨深げの様子。
上空を通過するAEUの編隊は、イナクトを先頭にヘリオン2機で構成された小隊×3で中隊の規模になるのでしょうか。イナクトは前進翼、ヘリオンは後進翼なのがシルエットだと分かりやすいですね。
その中にはコーラサワーさんの姿も。
打倒ガンダムと意気込むコーラさんですが、「無理だ」とマネキン大佐にあっさり否定(笑)

沖縄付近では、空母の中で待機するオーバーフラッグスの面々。
「部隊総数52、参加モビルスーツ832機。卑怯者と罵られようとも軍の決定には従わせてもらうぞ、ガンダム!」
グラハムの言葉は今回の演習の本意が実際にガンダムを鹵獲する事と知っているのか、あくまでガンダム鹵獲のための演習と認識しているのか微妙な所です。
前回ビリーが持っていた資料やオーバーフラッグスの設立目的を考えれば、このチームには現地の司令官も知りえない情報が知らされていても不思議ではありませんが……


OP後は既に恒例となった沙慈とルイスのラブコメシーン。
「ママが帰って落ち込んでます。励まして下さい。物理的に!!お願いします」
またまた叩かれそうなルイス嬢のワガママっぷりですが、男子たるものこの位のワガママは余裕で対処できなければいけません。
まぁ沙慈君にはまだ早いようですが……
第2期では重要なキーパーソンとなるらしいこの2人。この穏やかな日常が後に訪れるであろう展開の対比かと思うと、彼らの今後がなんとも不穏なものに感じます。

ルイスがおねだりしたペアリングの価格は12万円。その下にEV1,200とありましたが、これはユニオン内での共通通貨ですかね?
1EV=100円のようです。

その様子を偶然通りかかった車中から見つめる姉。
「何やってんの、あの子たち…」
「呑気なもんですよね、今頃1000機近いモビルスーツが大演習やってるっていうのに」
「あっちが異常なのよ」

前回の放送では、日程及び実施場所は伏せて軍事演習のニュースが流れていましたが、この時点では日程とおおよその規模位は公表されているのでしょうか。
絹江はソレスタル・ビーイングというよりは、イオリア・シュヘンベルグという人物に傾向しているようですね。行き着くのは賛同なのかそれとも……


人革連の国家主席の元には、情報通り濃縮ウラン埋設施設へと向かうテロリストの情報が伝えられます。
前回のレビューでは、このテロリストはこの作戦のために用意されたものと予想しましたが、どうやら本当に大軍が待ち構える只中にのこのこ現れるテロリストが存在したようです。
無論彼らは自分たちが利用されている事は知らないでしょうし、恐らく大規模演習地になっていることも知らないのでしょうね。

「後は彼ら(ソレスタル・ビーイング)が網に掛かってくれれば……分かった。演習地域に配置した双方向通信システムに障害反応が出ました」
「予定通りだ。作戦の変更を司令官に伝えてくれ。我々とて世論の非難を浴びて演習の場所を提供したのだ…最低でも2機は欲しいな」

う~ん、、、世論の非難を浴びてという事は、演習場所も世間に公表されているという事ですよねぇ?
そこへ堂々と現れるテロリストたち…事前に計画していたとはいえ、何か出来過ぎのような気がします。巨費を投入する一大作戦なのですから、テロリスト役も用意していたという方がしっくりくるのですが……
例えば、国家主席にはテロリストの行動を利用して立てられた作戦としてはいるものの、実際には前回放送の冒頭に登場した3名による仕組まれた計画だったという事も考えられますね。とすれば、国家主席さえも欺く彼らの正体が気になる所です。


1000機近いモビルスーツが待ち構える中、テロリストだけを排除して速やかに離脱するためにスメラギさんが取った作戦は、キュリオスによる一撃離脱能力とデュナメスによるピンポイント狙撃を文字通り組み合わせたものでした。

この時点での3軍それぞれの司令官の言動は、テロリストの出現とそれを追ってガンダムの現れる事を予期していなかったようです。
但し、冒頭のコーラサワーやグラハムの言動からは800機に及ぶモビルスーツがガンダムに対してのものだと分かっているようですし、双方向通信システムの準備やAEUが用意していた鹵獲用の装備などを見ても、表向きは軌道エレベーターの防衛のためとしていた演習も、参加している兵にはガンダム鹵獲のための演習ということになっていたという事でしょう。
セルゲイあたりは、流石にこの出来過ぎた状況が司令部により仕組まれた事であると悟ったようです。


キュリオス飛行状態の上に乗ったデュナメスが、旧式のモビルスーツ3機と輸送車両2機を狙撃してこれでソレスタル・ビーイングがしなければならない武力介入は終了です。
後は速やかな撤退とするためのキュリオス+デュナメスの組み合わせでしたが、そこへ無数の多弾頭ミサイルが降り注ぎます。
更にユニオンリアルドの大編隊が襲い掛かり、この時点で第1のミッションプランが崩壊します。

応戦にでる2機のガンダムですが、圧倒的な物量及びデュナメスに至っては得意な戦闘スタイルからもかけ離れているので防戦一方の展開となります。
デュナメスに組み付き、上半身をパージさせ自爆するリアルド。ユニオンフラッグのプラモデルが発売された際に、上半身と下半身が分離しそれぞれ行動可能とありましたが、リアルドにもその機能は備わっていたようです。
リアルドのモニターに表示された《DESTRUCTION》は破壊; 破棄; 滅亡; 破壊の原因といった意味ですので、自爆モード作動といった所でしょうね。
どれだけの爆薬を搭載していたかは不明ですが、至近距離からの自爆攻撃もガンダムには通用しなかったようです。

続いては、人革連の長距離砲撃用ティエレンによる一斉射が降り注ぎ、更には恐らくAEUのヘリオンからも砲撃が浴びせられます。
よく見るとヘリオンと並んでガンタンクもどきが多数配備されていますね。これはモビルスーツの始祖となった機体なのでしょうか。

またまた追い討ちを掛けるリアルドからの爆撃と、先週の放送がウソだったかのような大規模戦闘が展開されます。今までのガンダムシリーズの中でもここまでの大規模戦闘はあまりお目に掛かれません。


一方その頃、王留美邸では何もすることのないプトレマイオスのクルーが静かに状況を見つめています。この辺がいかにもソレスタル・ビーイングぽいですね。
ファーストフェイズの予定終了時刻になっても、キュリオス及びデュナメスの離脱が確認できないことから、プランはB-2へと移行。
待機していたエクシアとヴァーチェによる退避ルートの確保へと移ります。

ガンダム2機の足止めに成功した事を知り、テキパキと次の指示を下すAEUのマネキン大佐。何故自分を出さないのかと詰め寄るコーラにも「信用しろ、私がお前を男にしてやる」と不敵な笑みとセリフで手懐けます。
この2人、なかなかいいコンビになりそうですね。

外壁部迷彩被膜で息を殺して待機していたエクシアとヴァーチェが起動。
すぐさま哨戒中のリアルドに発見されますが、エクシアによりこれを迎撃、ヴァーチェはGNバズーカのバーストモードでキュリオス、デュナメスの離脱ルートを確保すべく地面に巨大な溝を掘ります。
このGNバスーカのギミックは、プラモデル等の立体物ではお馴染みでしたが、画面に登場するのは初めてですかね。連射も利かず無防備になるのでおいそれとは使えないという事でしょうか。それにしても地形を変えてしまう程の凄まじい威力です。

「この物量は!?」
「対応が早い!!」
間髪入れずにエクシアとヴァーチェに襲い掛かるミサイルの嵐。

―作戦開始から2時間経過
空は薄っすらと暗くなりかけています。ガンダム00で特徴的なのは長時間に及ぶ戦闘とそれを表す空の演出ですね。

フェルトは椅子に腰掛けたまま眠ってしまったようです。
「プランB-2ならデュナメスとキュリオスは間もなく合流ポイントに到着するはずだけど…」
「せめてGNアームズが使えれば…」
うほ?!ラッセの発したGNアームズというセリフが気になります。恐らくはGN ARMSという武装の類なのでしょうが、今まで匂わせていなかっただけに何やら秘密兵器的な響きが……

「時間からしてプランB-2からE-5に移行しているはず…だとしたら、あの機体が来る。アレルヤ……」
スメラギさんの予報通りに撤退途中のアレルヤが突然の頭痛に襲われます。
そこへ現れるティエレンタオツーを中心にした人革の先鋭部隊。
やはりというか、砂漠をホバーリングしながら進んでくるのはドム好きには堪りません。タオツー以外は脚部も専用のものになっていましたからね。


ここでCM。
すみません、今回も長くなってしまったので、続きをご覧頂く場合はその2へお進み下さい。