白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

ガンダムエース&模型誌感想 3月号

2008-01-25 20:57:47 | ガンダム・模型情報
今月の模型誌の表紙はやっぱりというか06Rが占めていました。
特にホビージャパンの表紙は、旧キットのパッケージの再現になっていてファンは感涙ものでしょうね~


■ホビージャパン3月号
まずはそのホビージャパンより。
巻頭特集は当然その黒い三連星用ザク(MS-06R1-A)の作例です。なかなかカッコイイじゃんと思いきや、かなり手が加わっていますね。
まぁ、ストレート組みの画像を見ても、特徴的な前腕や太もものボリュームはバッチリ再現されているようです。

空間戦闘力を上げるために大型化されたランドセルと脚部そのものを推進器とする発想は後のMSへの系譜を感じますし、大型の武器を扱うために強化されたヒジ関節やより多くのプロペラントを内蔵するために太くなった太ももには機能美を感じます。

過去のキットや作例では、追加された部分の形状が単純な箱組みぽくて好きにはなれませんでしたが、Ver.2.0ではそのあたりの違和感も緩和されてザクの元デザインと馴染んでいるのではないでしょうか。
その辺の詳しい感想はキットを実際組んでからまた改めてお伝えしたいと思います。


新製品情報はすでに早売り情報が出回っているのでここでは詳しく触れませんが、MGでは3月にMGザクF型Ver.2.0とマインレイヤー、HGUCではリ・ガズィに続いて早くもνガンダムが発売、ガンダム00からはナドレへの変形?も可能な1/100ヴァーチェ、ラッセさんが呟いていたGNアームズも早くも発売決定、更にはHGではスローネアインに続きスローネツヴァイ、そしてグラハム率いるオーバーフラッグス所属のオーバーフラッグ等々がリリースされます。

GNアームズにしても新ガンダムであるスローネにしても、スポンサーであるバンダイからの要請で当初から決まっていたのでしょうが、ストーリーにうまく組み込んで見せて欲しいですね~
GNアームズについては、何機あるのか?エクシア以外のガンダムとの連携は可能なのか?プトレマイオスに搭載できそうに無いので運用面はどうするのかと興味は尽きませんが、00のスタッフなら魅力的に描いてくれることでしょう。

νガンダムについては、リ・ガズィと同じくMGと比べて小顔でスタイリッシュに造形されていて、νガンダムの立体物では決定版になりそうな予感がします。合わせ目がでないという頭部構成にも期待ですね。


外伝企画『ガンダム00V』では、ティエレンの対空戦闘型通称ツーウェイが発表。全身に追加武装を施された姿は正にハリネズミ。
発想としては単純と言えなくもないですが、ユニオン、AEUのモビルスーツが空戦兵器からの発展系という事を考えれば、実に利にかなった世界観に合ったバリエーションといえそうです。
お尻に付いている予備の砲身の根元がネジ式になっているので、砲身がいかれた時には自分でキコキコ交換するのでしょうか?!想像するとちょっとカワイイ気がします(汗)


ついにというか、以前から開発中だったR3ウォーカーギャリアが4月発売に決まりました。ちょっと高いなぁという印象はあるものの、ボリューム的にはドムクラスですからね、これは仕方がないところでしょう。
フェイズ4という製品一歩手前の試作品が掲載されています。


マクロスF(フロンティア)の情報として、VF-17の流れを汲むVF-171のデザインが発表。またゲームにしか登場しなかったケイニッヒモンスター(3段変形のモンスター)やクアドラン・ロー等マクロスファンにはお馴染みの機体も登場するようで、テンションが上がります。
赤いクアドラン・ローには誰が乗るんだろう?!


■電撃ホビーマガジン3月号
巻頭はホビージャパンと同じく黒三ザク。
紫色の部分が違うだけで随分イメージが変わりますね~
紫という色は本当に作り手のイメージが反映される色で、自分も作る際には思い切り拘りたい部分です。

すっかり模型誌の常連になったバンダイ岸山氏のインタビューでは、F型&マインレイヤーの後もザクバリエーションはかなりの規模で展開される一大プロジェクトのようです。

模型界としては大変喜ばしいと思いますが、個人的にはMSVのザクバリエーションは???なデザインが多いんですよね(汗)
特に今回のインタビューで匂わされているザクキャノンやデザートザク等の四角太もも達は、何故あのような形でなければいけないのかという説得力に欠けている気がします。
あの時代は“生めや増やせや”で、大河原先生もチョイチョイと描いた物がここまで後世に残るとは思っていなかったのでしょうね。
何故わざわざ製造ラインの異なるであろう四角い太ももを投入しなければならなかったのか、その辺りを今風の解釈で納得させてくれるのを期待してます。

30年前の物と比べるのもいかがなものとは思いますが、ガンダム00に登場するティエレンのバリエーションの方がよほどデザインに説得力があり、非常に分かりやすいです。
MSVファンに石投げられそうだなぁ…オレ(汗)


そしてカラーページを36Pも使用しての一大特集は『本当はこわくないエアブラシ』
自分もエアブラシを初めて使った際にはホビージャパンの特集号やMAX渡辺さんとオオゴシトモエさんの『女子プラ』などが非常に良い教科書になったので、これから始めたいと思っている人には保存版となるでしょう。

読んだ感想としては、エアブラシは敷居が高い物ではないんだよって事を強調したいのでしょうが、これでもまだまだ敷居の高い物に感じてしまうように思いました。

実際には、塗料の濃度と適正なエア圧のコツさえ掴めれば、初心者でも本当に自分の腕を錯覚してしまうような(笑)美しい塗面が簡単に得られる道具なんですよ。
このブログで塗装の事を褒めていただく事が多々有り、非常に恐縮してしまうのですが、99%はエアブラシと塗料の性能のおかげです。

エアブラシを使う使わないというよりも、下地処理(これで大半決まる)や色に関する知識やセンスというのが重要で、後は筆であろうが、マーカーであろうがエアブラシであろうが関係ないというのが、色々なサイトを見てきた自分なりの答えです。自分としては色々使ってきた中でエアブラシが使いやすいから使っているだけ。そういった割り切りがエアブラシを身近に感じる近道かも知れませんね。

エアブラシを購入する際は、手ごろな入門用とエア缶から入る方が多いと思いますが(自分もそうでした)、入門用のエアブラシは実は使いにくかったり、使用感が缶スプレーとさほど変わらなかったりするので、すぐに行き詰ってしまいます。
最初からある程度の性能の物を買っておくのが失敗しないエアブラシ選びに繋がると思います。
初心者用のカップが別になったタイプは洗浄も思ったより大変ですからね(汗)

またエア缶もランニングコストとして非常に高く付くので、エアブラシを始めるのであればコンプレッサーも同時に購入する事を踏まえて予算組みした方がトータルで安上がりになると思います。
洗浄も含めて、エアブラシを使った塗装では想像以上のエアを消費します。


外伝企画『ガンダム00P』では、GN-004ガンダムナドレの元となった曰く付きの機体GNY-004プルトーネの秘密が少し明かされています。
5機しかない正規の(これ重要)GNドライブとガンダムマイスターを回収する為の分離機能(これは作例やデザイン画を見る限りコアファイターのような物と想像できます)そして第3世代ガンダムで採用されるGNフィールドのテスト機であることが判明しました。

直系のナドレにはこのコアファイターシステムは採用されていないように見えますが、ある意味ナドレそのものが「モビルスーツから分離したモノが、モビルスーツ並の戦闘能力を保持するという一見矛盾した命題が最終目標」というプルトーネの答えなのかも知れません。
ヴァーチェ&ナドレの組み合わせは、GNフィールドの生成とGNドライブとマイスターの回収という命題をクリアしていますからね。
……って、捕まっちゃったけど(汗)

更にはクルンテープのメンバーにも明かされていない機能が今後搭載される予定で、それは統括コンピュータである『ヴェーダ』だけが知っている事。
そして、その“秘匿された機能”こそが2つの外伝やナドレに共通するキモの部分という訳ですね。


■ガンダムエース3月号
巻頭特集はトリニティ&スローネ。
他紙でも掲載されていますが、スローネとトリニティの各マイスターのカラー設定画が掲載されています。
内容は特に目新しいものはないのですが、M2さんに教えて頂いたコメントによると公式HPの方に更に詳しい内容が掲載されています。

要約すると、トリニティはソレスタルビーイングのセカンドチームで、スローネが搭載するGNドライブはT(タウ)と呼ばれる擬似GNドライブである事。
OPや予告編で登場したファンネルもどきは、ツヴァイに搭載されているGNファングで、遠隔操作可能なビームライフルとしての使い方の他に、ビームサーベルを発生させ敵機を貫くことも可能との事。
ドライには、戦闘支援を目的とした機体で、広範囲にGN粒子を展開するGNステルスフィールドが搭載されている事などがアップされています。

M2さん、ありがとうございました。ファンネルもどきは、てっきりドライが使用する物と思っていましたが、ツヴァイ用の装備でしたね。
HGの試作品を見ると、腰部のスラスターユニットに片側4つづつ装備されていると思われます。


『ジ・オリジン』では、サイド6でのアムロとララアの出会いが描かれます。これはもう劇場版で掛かる『めぐりあい』じゃない方の曲(曲名なんだっけ?)をバックに読みたいところです。

『ガンダム00F』では、フォン・スパークはそんな所からエクシアとアグリッサ(と書いてありました…)の戦いを眺めていたんですね(汗)
ハナヨ=ガンダムマイスター874?!ってのは、以前に書いた記事ですが、ついにそれが証明されました。自分の洞察力もなかなかのモノだな……って、周知の事実だったのかな?!

そして遠目には“核”のマークのようなフォルムを持つ専用母艦と共にトリニティも登場。
彼らもまたヴェーダからの指示で行動していると思われ、フェレシュテに突きつけた要求はGNドライブごと“O(オー)ガンダム”を引き渡す事でした。
GNドライブの数を考察うする際に、いつもその所在が気になっていたOガンダムですが、フェレシュテにGNドライブを引っこ抜かれた状態で保管されていた事が判明しました。

これでT(タウ)を除く正規?のGNドライブは、トレミー所属の4つとOガンダム含むフェレシュテのガンダム(状況によって使いまわす)用の1つで、正真正銘5つしかないというのが明らかになったという事になります。
フォン・スパークの身に起こった衝撃の展開と共に、プルトーネの隠された能力も明かされそうな次回も期待大です。


『ガンダムUC』は新章「ラプラスの亡霊」編に突入。
クローズアップされてきたガンダムユニコーン2号機の動向が気になります。
Ver.kaとして発売されたキットは、何かしらの形で通常商品にフィードバックされているので、もしかしたら2号機も今後キットなんかされたらと期待しちゃいます。そしてサイコフレームの発光現象は乗る人間や状況によって異なるようなので、もしかしたら……なんて想像しちゃいます♪

カトキさんによるメカ解説ページでは、スターク・ジェガンが登場。
カトキさんの手によって新たに描き起こされたジェガンに、フルアーマー形式で装甲や武装が装着されてスターク・ジェガンになる様子が詳細なイラストで描かれていて、このような仕事は正にカトキさんの真骨頂ですね。

この装着イラストを見ると、ガンダムZZに登場したジムIIIの元デザがカトキさんだったのを思い出します。
早いとこ、GMFIXのようなブランドを確立して商品化して欲しいものです。

但し、00リージョンなるシリーズ用にアレンジされたエクシアはどうも個人的にはイタダケないです。
“今までと違う”事が最大のウリであるエクシアを無理矢理宇宙世紀ガンダムの枠にはめ込んでいるようで、エクシアの良さが半減している気がしますね。
SEEDにはプラモ含めてまったくノータッチだったカトキさん、何で00に介入しちゃったんだろうか……


最後に一番気になったのは池田秀一さんの最近飼い始めた愛犬(コーギー)の名前がセイラさんな事でした♪