整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

美味しい物が溢れているご時世

2017-08-22 10:11:30 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

今のご時世って、何気に美味しい物が
揃っているのですが、その実感ありますか?

それは単に、高いお金を払えば、美味しい物が
食べられる、って意味じゃありません。

普段口にしている物が、昔に比べると
美味しくなっている、という意味です。

今や、ほとんどの人が、初めて街に出た時、
コンビニが有ってマクドナルドが有って
ミスタードーナッツが有って、という世代かと
思いますが、私が子供の時は有りませんでした。

なので、マクドナルドやミスタードーナッツを
初めて食べた時の衝撃は凄かったのです。

世の中にこんな美味しい物があるのか!
という感じでした。大袈裟ではなく。

私と同年代の人は、皆そうだったのです。

今やもう当たり前のようになっている食べ物で、
かつ皆その味を知っているわけなので、
食べても今さら感動は無いかと思いますが、
昔はそういう事が珍しくなかった時代だったのです。

今は学校給食は美味しいらしいですが、
私が子供の頃は、美味しいと感じたのは
カレーうどんくらいしか思い出せないです。

何じゃこりゃあ?みたいなメニューが多かった
記憶があります。

極め付けは脱脂粉乳ですね。牛乳の代用品です。
小学校の低学年まで、給食には牛乳ではなく、
脱脂粉乳が出て来ました。

これが実に不味く、育ち盛りで常に空腹な子供でも、
飲めない子が多かったですね。私は飲めましたが、
好き、という子は皆無でした。

私は小学校に入る前は、結構好き嫌いが
激しかったのですが、学校給食に慣れた事で、
どんな物でも食べられるようになりました。

何を食べても、学校給食よりは美味しかったからです。
それだけは良かったと思っています。

また、私が子供の頃は、駄菓子がメインでした。
楽しかったですが、味的にはイマイチの物
ばかりで、大人は逆に食べませんでした。

例えばオレンジ味の菓子が有っても、
果汁は当然のように含まれていません。
化学を駆使し、それらしい味に仕上げてある
だけです。色も同じです。合成着色料で
色を付けてあるだけです。
なので、食べると舌がその色に染まるのです。

炊飯器にしても、今のようにコンピュータ制御ではなく、
炊き上がった頃にタイマーで止まるだけです。
よく焦げていましたね。保温機能もないため、
すぐに食べないと冷めて固くなります。
電気釜と呼ばれていました。

なので、食事は家族全員揃って食べます。
お父さんが遅く帰って来る時は、冷や飯を
暖める意味も有って、お茶漬けにして食べていました。
電子レンジもまだ有りませんでしたからね。

食パンも、買ったばかりの時だけ軟らかく、
あとはすぐ固くなるため、焼いて食べるのが
普通でした。

今のように酸化防止剤とか入っていませんから、
その日の内に固くなっていました。
菓子パンもしかりです。

さて、そのような日常に、駅前にマクドナルドや
ミスタードーナッツが開店しました。

固い菓子パンしか食べた事のない食生活を
送っていた人達が、それらを食べたら
どれほどの衝撃か、少しは想像できましたか?

そもそも、私が子供の頃は、マグロや牛肉とかも
高級品で、滅多にお目に掛かる事は有りませんでした。

なので、初めて牛の角切り肉が入ったカレーを
食べた時は、本当に感動しました。

そういった意味では、今の子供は食べ物で
感動する事はないのかも知れません。

"当たり前"の水準が高いと、人は滅多な事では
感動しなくなります。

昔の日本に戻る事はできませんが、見聞を広げ、
"当たり前"の水準を何通りも経験してみる事は
必要かも知れません。


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