インターネットの会員制交流サイト「ミクシィ」上で、「血液の難病に苦しんでいる」とうその情報を書き込んだ愛知県の女から金をだまし取られたとして、福岡市内の女性が、この女を相手に約510万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こしていたことがわかった。
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訴状などによると、女は「ミクシィ」上で2007年頃から、血液の難病で長期入院し、骨髄移植を待ち続けていると偽情報を掲載。さらに医師の夫、別の脳神経外科医など複数の人物を演じ、サイトに参加していた被害女性に難病患者と思い込ませた。
女は08年2月頃、「友人が株取引をしている。一緒に買わないか」などと被害女性に架空の投資話を持ちかけた。女性は「難病で苦しむ友人の言うことなので、何でもしてあげたい」と考え、08年2月~09年3月まで計約615万円を銀行口座などに振り込んだ。2人は会ったことはなく、電話やメールでやり取りしていたという。
27日に第1回口頭弁論が開かれ、女性側は「将来の生活費として蓄えていたお金をだまし取られ、精神的被害も受けた」と主張。被告側は請求棄却を求める答弁書を提出した。
女は今年4月、被害女性らに対する詐欺罪に問われ、名古屋地裁岡崎支部で執行猶予付きの有罪判決を受け、確定した。被害額の一部はこの女の親族が弁償しているという。
(2010年8月28日09時50分
読売新聞)
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